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天橋立旅行記(24年3月) [国内旅行記]

今回は青春18きっぷを使い、2日間で天橋立に行ってきました。
ホテルはニコニコカプセルホテル(ニコニコ温泉付き、食事なし、3100円→じゃらんクーポン利用で2100円)を予約しました。

3/23(土)
この日の移動は下記のとおりです。
名古屋0803―0910米原0930―1017敦賀1118―1316東舞鶴1323―1329西舞鶴1337―1416天橋立1800―1805宮津1829―1911福知山
このうち青春18きっぷを使ったのは西舞鶴までで、西舞鶴―天橋立は丹鉄で650円、天橋立―福知山は丹鉄で800円です。
敦賀駅では1時間ほど乗り継ぎ時間を作り、開業から1週間が経過した北陸新幹線敦賀駅を見てきました。新幹線と特急のホームは駅の南東、在来線普通電車は北西にあるのですが、それぞれの移動距離が無駄に長く、名古屋から金沢や福井へはアクセスしにくくなったと感じます。
駅近くのショッピングセンターで福井名物ソースカツ丼の弁当を買い、それを東舞鶴へと向かう車内で食べました。
天橋立到着後、駅から徒歩5分ほどの場所にある橋立大丸という店でレンタサイクル(2時間400円)を借り、天橋立をサイクリングして、向かい岸にある籠神社(このじんじゃ)に行きました。ここは伊勢神宮より前に、その祭神である天照大神(内宮祭神)と豊受大神(外宮祭神)が祀られていた場所であり、元伊勢とも呼ばれています。その宮司である海部氏は神武天皇の曽祖父(または祖父)の兄弟であるホアカリの子孫であり、その家系図は国宝に指定されています。
物部氏が記した先代旧事本紀では、このホアカリ(天皇家の一族)と神武東征前に大和の王であったニギハヤヒ(物部家の祖先)が同一人物だと記されています。しかし天皇家と物部氏のY染色体ハプログループは少し異なっているので、両者は別人のはずです。
海部氏のY染色体ハプログループは天皇家と同じなのか、物部氏と同じなのか、それとも第3のタイプなのか、興味のあるところではあります。
籠神社の奥には眞名井神社と呼ばれる神社があり、ここの祭神は今でも豊受大神になっています。そしてその別名は天之御中主だと明記されていました。この神は天地が生まれた直後に生まれた原初の神であり、実は古事記や日本書紀に出てくる天地創造のシーンは旧約聖書とよく似ています。つまりこの神様は、一神教の唯一絶対神に近い存在とも考えられます。
さて、皆さんは神社にある2体の狛犬が犬というよりシーサー(さらに言えばライオン)に似ていると感じたことはないでしょうか?
実はライオンとユニコーンはユダヤの十二支族の象徴であり、今でもロスチャイルド家の家紋にはライオンとユニコーンが描かれています。
そして日本の古い神社では、2体の狛犬のうち1体の頭上に角が生えていることがあります。籠神社と眞名井神社の狛犬も、そのうち1体に角が生えていました。つまりライオンとユニコーンに見えなくもないのです。
昨年末に訪れた諏訪大社の宝物館にあった狛犬は、角があったと思われる頭頂部だけ欠けていました。
これ以上の説明は長くなるので省きますが、日本の神道は縄文人の自然崇拝とユダヤ教の双方を取り込んで作られた宗教だと考えています。
興味のある方は、ぜひ下記を読んで下さい。
縄文と弥生の王 ~神武天皇と日巫女の日本建国伝説~
https://ncode.syosetu.com/n1786ir/

籠神社と眞名井神社の参拝を終えた後、再びサイクリングで天橋立を通って対岸に戻り、自転車を返却しました。所要80分です。
次に天橋立ビューランド(智慧の湯とセット券1000円)に行き、リフトで山頂にのぼり、そこから天橋立を眺めました。
下山後、天橋立駅の隣にある智慧の湯に入りました。癖のない泉質ではありますが、天然温泉です。
入浴後、丹鉄で福知山駅に向かいました。この日の夕食は福知山駅の近くにある吉野家で済ませました。
この日泊まるのは田舎のカプセルホテルです。談話室が必要以上に広く、数多くの漫画があり、併設のニコニコ温泉(ここも天然温泉です)の入浴券、そしてフリードリンクがついていました。

3/24(日)
この日の移動は下記のとおりです。
福知山0853―1014園部1016―1039嵯峨嵐山1340―1351京都1500―1453米原1500―1534大垣1541―1614名古屋
ホテルチェックアウト後、前日と同じ吉野家で朝食を済ませ、福知山城を見に行きました。ここは戦後にコンクリート製で再現された城で、0900オープンだったので、中に入るのは諦めました。
嵯峨嵐山駅で下車し、さがの温泉 天山の湯(1080円→ニフティ温泉クーポンで900円)に入り、昼食もここの併設の食事処で済ませました。透明度の低い褐色の湯で、金閣の湯という名前がついています。
早めに名古屋に帰ったのは、春休み期間中で帰省している息子と一緒に夕食をとるためです。

息子は昨年3月、前期で第一志望に届かず、後期で山形大に合格しました。最初は少し迷っている様子でしたが、「現役で国立医学部に受かるだけでも十分すごいから」と背中を押して、入学させました。4月から二年になり、すぐに解剖実習が始まります。次に帰ってくるのは夏休みになりそうです。
そんな息子はいつも新幹線で名古屋、山形間を往復していますが、父親である私は青春18きっぷ愛好家です。でも私立医学部を考えて貯めていた学費が不要になったこともあり、クラウンクロスオーバーに乗り換えました。
息子は来月20歳になるので、クラウンクロスオーバーで山形までドライブして、息子と一緒に20年物のワインを飲んでくる予定です。
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東京旅行記(24年3月) [国内旅行記]

青春18きっぷで東京に行ってきました。
最近は神社系が好きなので、鹿島神宮と香取神宮に立ち寄るのが一番の目的です。
また静岡市歴史博物館、埼玉県立歴史と民族の博物館にも立ち寄ります。この両者が静岡県と埼玉県の県立博物館に一番近い位置づけだと思うので、これで全都道府県での県立博物館訪問がコンプリートします。
ホテルはじゃらんで京成リッチモンドホテル東京押上(2泊朝食付1万円→じゃらんクーポン利用で6500円)を予約しました。


3/15(金)
この日は静岡市歴史博物館と都内の温泉銭湯に立ち寄り、ホテルに向かう計画です。実際には下記の通り乗車しました。
名古屋0718―0814豊橋0819―0854浜松0909―1020静岡1255―1421熱海1433―1600川崎1606―1611蒲田1814―1823品川1828―1847錦糸町1854(東京メトロ178円)1856押上
静岡市歴史博物館(600円)はデジタルを駆使して見栄えを良くしていますが、内容は薄いというまるで韓国の博物館のような場所です。一言で言えば「家康推し」で、岡崎と浜松が家康のホームタウンを自称しあっている中に静岡も割って入った印象です。マイペースで所要50分でした。
その後、隣にある駿府城公園を散策し、公園内の売店で静岡おでん5本セット(500円)を食べました。しかしそれだけでは足りなかったので、静岡駅の餃子研究所で焼き餃子定食(6個、770円)を注文しました。
横浜から東京南部にかけて、黒湯と呼ばれる透明度5センチくらいの真っ黒な温泉銭湯がいくつもありますが、そのうちの一つ、改正湯(520円)に行くつもりで、蒲田駅で降りました。しかしこの日は定休日だったため、急遽行き先をゆ~シティ蒲田に変更しました。サウナ、タオル付きで800円です。黒湯はちょうど良い湯温で、サウナにも入りましたが、いかんせん東京の銭湯だけあって小さい割に混んでいます。
ここに1時間ほど滞在してから、近くにあった下町っぽい定食屋でレバニラ定食(850円)を食べ、ホテルに向かいました。

3/16(土)
この日は鹿島神宮と香取神宮に行く予定です。
もともとは0630からホテルで朝食をとり、0750にホテルを出発するプランでしたが、目覚ましを鳴らし忘れて0730まで寝てしまいました。
そこで急遽プランを変更し、ホテルでの朝食を済ませてから、下記の通り乗車しました。
押上0902(東京メトロ178円)0904錦糸町0920―1030成田1040―1114香取1222―1238鹿島神宮1458-1522佐原1556―1714千葉1722―1755錦糸町1801(東京メトロ178円)1803押上
香取神宮は香取駅から徒歩で28分ほど離れています。乗り継ぎ時間は66分なのでギリギリでしたが、何とか参拝できました。こちらの祭神は経津主(ふつぬし)です。
鹿島神宮駅到着後、駅前の店で日替わり弁当(600円)を食べてから、鹿島神宮に参拝しました。こちらの祭神は武甕槌(たけみかづち)です。
この二柱の神は、天皇家の祖先が暮らしていた高天原(たかまがはら)の神々の命を受けて、出雲の大国主に国譲りをさせました。そしてそれに最後まで反対し、諏訪に追放されたとされるのが、諏訪大社の祭神である建御名方(たけみなかた)です。諏訪大社には旧約聖書に出てくるイサクのエピソードそっくりの奇祭が伝わっていました。これは「みしゃくじ祭」と呼ばれていますが、ミ・イサク・ティンとは、シュメール文明などで用いられたヘルム・アラム語で「イサクに由来する」という意味であり、これが訛ったとする説があります。そして古代出雲王家の末裔である富家では、自分たちの祖先はインドのドラビダ族の王だったと語り継がれていますが、このドラビダ族はシュメール文明とも関係があります。私見ですが、古代出雲王家にはユダヤ教の影がちらつくのですよね。そして神社の構造は、古代ユダヤ教神殿の構造とそっくりです。
最近はこの辺にかなり詳しくなったので、一度参拝したかったのです。
特に鹿島神宮は神武天皇元年に創建されたと言われ、神武天皇が武甕槌の功績を高く評価していたことがうかがえます。そして鹿島神宮の東方には、今でも高天原という地名が残っています。神武天皇は宮崎県の出身とされていますが、その曽祖父である瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)は高天原の出身です。これら日本書紀や古事記の記載と科学的証拠をつき合わせていくと、日本創世の時代がかなり浮かび上がってきます。私は、神武天皇の即位が3世紀初頭の出来事であったと考えています。
この辺の話に興味がある方は、「小説家になろう」で自作小説として発表しているので、よろしければ読んでみてください。
ガチ考察の上に成り立った小説ですので、どうしても考察多めですが、その点はご容赦ください。
縄文と弥生の王 ~神武天皇と日巫女の日本建国伝説~
https://ncode.syosetu.com/n1786ir/
話が横にそれましたが、鹿島神宮参拝後、途中の佐原駅で千葉の土産物を買い、ホテルのある押上に直帰しました。夕食はホテルの目の前にある松屋で済ませました。

3/17(日)
この日は埼玉県立博物館と鉄道博物館に立ち寄ってから、名古屋に帰る予定です。鉄道博物館の前売り券(1230円)をオンラインで購入しておきました。
0630過ぎからホテルで朝食をとり、下記の通り乗車しました。
押上0739(都営浅草線286円)0742浅草0755(東京メトロ)0800上野0807―0832大宮0854(東武157円)0858大宮公園
鉄道博物館1239―1242大宮1333―1549熱海1557―1700清水1712―1842浜松1913―1946豊橋1948-2042名古屋
大宮公園から埼玉県立博物館、鉄道博物館へは徒歩圏内です。
最初に0900にオープンする埼玉県立博物館(常設展300円)へ。あまり自己主張することなく、県の歴史を分かりやすく説明した展示内容で、駆け足で所要50分でした。これで全都道府県での県立博物館訪問コンプリートです。
1000にオープンする鉄道博物館に到着したのは1025です。古今東西(ただし国内)の車両を数多く展示しており、鉄道の歴史や仕組みに関する展示もあります。私はこれまでにすべての新幹線(北海道、東北、秋田、山形、上越、北陸、東海道、山陽、九州、長崎)に乗車し、青春18きっぷで南北縦断1往復、東西横断片道、沖縄のゆいレールに全区間乗車して、沖縄以外のすべての県に青春18きっぷで乗り入れたことがありますが、あくまで移動が好きなタイプであり、車両オタクではありません。青春18きっぷでここを訪れると、鉄分摂取過剰でフェリチンが上昇してしまいそうでした。ここは駆け足で所要120分です。
途中、大宮駅近くの吉野家で昼食をとり、浜松駅近くのすき家で夕食をとってから、名古屋に帰ってきました。


普段から楽天モバイルを愛用し、楽天買い回りセール期間中の5の倍数日に、10か所ふるさと納税して楽天カードで支払うと、期間限定分を含めて17倍以上の楽天ポイントが貯まります。しかし次回のショッピングやふるさと納税でこのポイントを使うと、楽天カード支払い分のポイントが貯まらなくなるので、他で使うほうが効率的です。
吉野家とすき家では、楽天の期間限定ポイントで支払いができるので、さっさと胃袋だけ満たしたい時に重宝しています。
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ソウル旅行記(24年2月) [海外旅行記]

今回、実に4年ぶりに海外に行ってきました。これで176回目です。
ユナイテッド航空16800マイルと7060円で下記の特典航空券を発券。
DAY1 OZ121 NGO 1105 ICN 1310
DAY4 OZ124 ICN 1535 NGO 1720
OZ、NGO、ICNはそれぞれアシアナ航空、セントレア、仁川国際空港です。
ホテルはagoda でホテレッテ・ソウルステーション(3泊素泊まり、14214円)を予約しました。立地はソウル駅10番出口からすぐそばです。
前もってフライトのWEBチェックインを済ませておきました。これにより、空港でのチェックイン開始より先に出国審査を済ませて、ラウンジでゆっくりすることができます。
ちなみに私は楽天モバイルのユーザーなので、韓国でも2GBまで使用できます。


旅行初日、出国審査をしてから、プライオリティパスでプラザプレミアムラウンジへ。ここは以前、スターアライアンスの国際線ラウンジだった場所です。一時は毎月のように来ていたのですが、4年ぶりで名前が変わり、レイアウトも少し変わっていました。
仁川国際空港到着後、韓国版スイカともいうべきTマネーカード(2500W)をコンビニで買おうと思ったのですが、駅付近にあったコンビニがなくなっていました。近くのインフォメーションセンターではいい加減な情報を教えられ、余計に迷いながらも「ああ、韓国だな」という実感が沸いてきます。結局空港に戻り、そちらのコンビニで買いました。Tマネーカードと言ったのですが、外国人向けで観光施設での割引サービスがあるKoreaツアーカード(4000W)を出されたので、そちらを買いました。割引サービスは使わないかもしれませんが、あまり値段が変わらないのでまあ良しとします。
駅の券売機で3万Wを充電(チャージ)して、空港鉄道、仁川2号線、1号線を乗り継いで仁川駅へ。仁川国際空港から仁川駅までは所要70分ほどで、決して近くありません。しかし中華街や昔の日本人街があった場所なので、一度くらい行ってみようと思いました。中華街を冷やかし、ジャージャー麺の博物館(1000W)と日本人街にある2つの博物館(名称不明、500W)を見てまわってから、地下鉄1号線で市庁駅へ。
日本統治時代に建てられた旧市庁とそれを飲み込む津波のような意匠の新庁舎を見てから、明洞で1万円を88300Wに両替しました。空港よりもレートが良いので、いつも旅行終了時にある程度のウォン紙幣を残しておき、明洞に来てから両替するようにしています。
そのまま明洞で夕食をとろうと思ったのですが、これまで行きつけだった店が2つともなくなっていました。仕方がないので明洞内を適当にさまよい、ダッカルビ鉄板チャーハン(7500W)を食べました。直径40センチほどの鉄なべの中央にチャーハンを薄く延ばした状態で出てくるので、残り物のおこげを食べている感があります。またかつての韓国では当たり前だった付け合わせの副菜は出てきません。副菜の使いまわしが社会問題化したので、その影響かもしれません。ともあれ、これで850円くらいするので、韓国での食事は高くなったと感じます。
その後、徒歩でソウル駅に向かい、駅前のホテルにチェックインしました。部屋に荷物を置いてから買い出しに出かけたのですが、ダンキンドーナツ200~350円、ミネラルウォーター200円、CDディスク大のパン400円といった具合で、私が知るソウルの物価の2倍くらいになっていました。外食だと1日の食費を3000円以下に抑えるのが難しいレベルです。

2日目は世界遺産の水原城と国立中央博物館に行く予定です。
0720にホテルを出て、ソウル駅のロッテリアでプルコギバーガーとコーヒーのセット(4900W)を注文しました。プルコギバーガー単品が4700Wですが、モーニングの時間帯だけこのセットが販売されています。
地下鉄1号線で水原駅に向かい、地球の歩き方を参考にして、13-1番バスに乗ったのですが、水原華城とは別の方向に行きます。すぐに下りて、そこから徒歩で向かったのですが、正しいバスに乗るのと比べて40分くらいタイムロスをしました。バスの行き先のハングルが分からないので、この辺は中国のほうが旅行しやすいと思います。
八達門の写真を撮ってから華城行宮(1500W)へ。ここは壁で区画ごとに区切られた平屋の宮殿です。
近くにあった水原華城博物館(2000W)にも足を延ばしたのですが、1階にある華城の写真がきれいだったという印象だけで、2階の展示はあまり記憶に残っていません。
この日の昼食は、八達門の近くにあるロッテリアでチキンカツバーガー、ポテト、コーラのセット(5400W)にしました。この店舗限定、期間限定の料金だったので、普段はこの1.5倍くらいするはずです。
そこから13番バスと地下鉄1号線、4号線を乗り継いで国立中央博物館(入場無料)へ。
1階は石器時代から近代までの韓国の歴史に関する展示です。ハングルが読めないので、展示品だけを見て回りました。展示点数は多いのですが、壊れていたり何の変哲もなかったりで、B級品が多い印象です。
2階は書画と個人からの寄贈品の展示ですが、品数が少なめでした。
3階は諸外国に関する展示と韓国の仏像、陶磁器に関する展示です。これまで朝鮮半島の作りが雑な展示品を数多く見てきたので、中国コーナーにある精緻な工芸品を見るとほっとします。日本に関する展示もあり、韓国から見た日本が垣間見えます。「近くて遠い国」と形容していました。その外にもエジプト、ギリシャ、インド、クメールなどの展示があります。仏像と陶磁器のコーナーは朝鮮半島の作りが雑な品ばかりなので、中国の精緻な工芸品を見た直後だと少し残念な感じです。
所要180分で見終わり、最後のほうはかなり血糖値が下がっていたので、ここのフードコートでキムチ味の牛肉スープ(9000W、ご飯と副菜3品付き)を食べました。
その後、地下鉄4号線でソウル駅へ。駅の隣にあるロッテマートで土産物とヤムニョムチキンの小パッケージ(3980W→15%オフ)を買ってから宿泊施設に戻りました。
ロッテマートでは7000W以上の予算で弁当も売られていますが、日本と違って割り箸をもらえなさそうなので、旅先で買っても持て余しそうです。

3日目は鍾路周辺を見て回る予定です。
0710にホテルを出発し、ソウル駅のロッテリアでエビバーガーとコーヒーのセット(4900W)を注文しました。
地下鉄1号線と3号線を乗り継いで安国駅へ。ここから少し西に歩いたところに日本大使館があり、その近くに有名な慰安婦像があります。ここは反日の聖地で、数年前には慰安婦像が「NO JAPAN」の服を着ており、周りには寝泊まりする信者たちの姿や反日スローガンがありました。しかし今回は鉄の柵で取り囲まれており、信者たちの姿はどこにもありません。反日のムン大統領から用日のユン大統領に代わった影響でしょうか。あるいは慰安婦問題に取り組む建前で、実は寄付金を横領していた韓国挺身隊問題対策協議会(慰安婦と挺身隊は別物、後述)の悪事がばれたせいかもしれません。
信者たちの目の前で慰安婦像の写真を撮ると、敵国でのスパイ気分を味わえたのですが、なんだか期待外れです。アーニャ、つまんない。
ちなみにこの慰安婦像のモデルは在韓アメリカ軍のジープに惹かれた女子学生であり、慰安婦とは何の関係もありません。
次に景福宮の北にある青瓦台へ。ここは現在のユン大統領が就任するまで長らく韓国の大統領府だった場所ですが、現在は一般開放されています。外国人の場合、パスポートを持っていくと0900から先着順に500名(?)入場することができます。私は0840に到着し、外国人では一番乗りでした。
さすがに元大統領府だけあって豪奢な建物であり、ニュース写真で見た場所もあります。近くの庭園まで一通り見て回り、所要60分でした。
次に道向かいにある景福宮(3000W)に入場しました。ここは朝鮮王朝の正宮であり、ちょうど一番裏手から前方へと戻る形になります。韓国の宮殿はだいたい同じような意匠の建物が延々と続くだけなので、「大きかった」というボキャブラリーの乏しい感想に留めておきます。
次にそこから少し南下した場所にある大韓民国歴史博物館(入場無料)へ。韓国の歴史教育は日本憎しを刷り込むために20世紀がメインと言われていますが、ここでも19世紀末から展示が始まりました。中には慰安婦の展示もあり、説明員が日本の団体客相手に話していました。「20万人」という言葉が聞こえたので、また噓を刷り込んでいるのでしょう。そもそも20万人とは女子挺身隊(工場労働者)の数であり、慰安婦の数ではありません。韓国ではこの両者を混同し、20万人の慰安婦が朝から晩まで兵士の相手をさせられたことになっていますが、それだとすべての兵士が毎日数回ずつ欠かさず慰安婦のお世話になっていた計算になります。さすがにあり得ません。しかも戦後どこにも20万人の慰安婦がいなかったため、日本軍がすべて殺害したことになっていますが、韓国の人口ピラミッドを見れば、若い女性の大虐殺がなかったことは一目瞭然です。朝日新聞が嘘だったと認めた後も、反日がしたくてその嘘にすがりつくのでしょう。実際には警察官の初任給の7倍もの高給を得て、休みの日には自由に外出でき、嫌いなタイプの客を断る権利も持っていました。現在でも韓国の若い女性は売春目的でアメリカを訪れることが多く、アメリカ入国時にかなり厳重に審査されるのですが、当時の日本軍は慰安婦を強制連行する必要があったでしょうか? ちなみに慰安婦の原型は遊郭であり、初期の慰安婦は日本列島出身者が大半でしたが、時代とともに朝鮮半島出身者がほとんどになっていきます。そして日本列島では、慰安婦を強制連行したという話はどこにも残っていません。
次にそこから西に数十分歩いたところにある独立門へ。ここにはかつて朝鮮の王が頭を地面にこすりつけて中国(清)の使者を迎え入れた(三跪九叩頭の礼)という迎恩門がありました。完全に清の属国だったのですが、日清戦争で日本が清に勝利して下関条約を結び、その第一条が「清国が朝鮮を完全無欠なる独立自主の国であると認めること」となっています。つまり日本のおかげで独立できたことを祝って建てられた場所ですが、反日教育にとっては都合の悪い場所なので、大半の韓国人はこの門が建てられた由縁を知らないそうです。一応説明文には1897年に独立を祝って建てられたとだけ書かれていましたが、太平洋戦争後に独立を宣言した無関係なセリフが冒頭に大きな文字で書かれており、ミスリードを誘う内容でした。機能性文盲が大半を占める韓国人であれば、きっと誤解するでしょう。
ここを見終えて、かなり空腹になっていましたが、まわりに入りやすそうな店がなかったので、地下鉄で乙支路3街駅に向かいました。駅から少し歩くと、繁華街の明洞があります。そこで初日には見つけられなかったシンソンソルロンタンという行きつけの店を見つけました。元の場所から少し離れた場所の2階にあったので気づかなかったのですが、店の名前を入れたらグーグル先生が教えてくれました。個人的にはここでソルロンタン(10000W)を食べると、明洞に来たという実感が沸きます。20年前は700円だったソルロンタンが現在では1100円以上しますが、他に比べれば値上げ率は少ない方です。
次にロッテ百貨店に行き、免税店を見て回りました。特に欲しいものはないのですが、客層を定点観測しています。20年前は日本人でいっぱい、5年前は中国人でいっぱいでしたが、今回は人がまばらです。
その後、最寄りの乙支路入口駅から鍾路3街駅まで地下鉄で移動し、宗廟(1000W)と昌徳宮(3000W)を見て回りました。前者は朝鮮歴代王の位牌を祀る施設で、後者は景福宮の離宮ですが、どちらも世界遺産です。韓国の世界遺産は素人が一目見て分かる荘厳さに乏しく、情報を知って頭で理解するタイプがほとんどです。
そろそろ夕食時だったので、光化門駅の北東にある精進屋という行きつけの店に入ってヘジャングッ(12000W)を注文しました。これは牛の血液ゼリーと腸管が入った黒いスープで、二日酔いに効くとされていますが、いわゆる玄人向けです。
光化門駅からソウル駅までは地下鉄で2駅ですが、途中で南大門に立ち寄りながら、そのまま歩いてしまいました。

4日目は基本的に帰国のための移動です。
ある程度早めに仁川国際空港に到着してプライオリティパスでラウンジをハシゴしたかったので、10時以降にオープンする観光地には行けません。
0740に宿泊施設をチェックアウトして、ソウル駅のロッテリアでトマトと卵のバーガー、コーヒーのセット(4000W、バーガー単品だと3700W)を食べました。この日の食費はこれですべてです。
その後、地下鉄4号線と2号線を乗り継いで宣陵駅へ。途中、2号線の江南駅までは列車を2本見送るくらいの通勤ラッシュでした。宣陵駅からすぐのところに宣靖陵という朝鮮王陵(世界遺産)がありますが、この日は月曜日で休園です。それでも柵の外から内部を眺めることはできました。天気も悪いので、この日の観光はこれで終了です。
そのまま宣靖陵駅まで歩き、麻谷ナル駅で地下鉄9号線から空港鉄道へと乗り継いで、仁川国際空港へ。あらかじめWEBチェックインを済ませてあったので、そのまま出国審査を済ませ、スカイハブラウンジに入りました。仁川国際空港にある3種類のラウンジのうち、食事の種類が豊富なのはスカイハブとマティーナです。以前はスカイハブラウンジでプルコギを食べられたのですが、それがなくなり、かわりにヤムニョムチキンなどのB級グルメが並んでいました。
その後、マティーナとアシアナ航空ビジネスクラスのラウンジにも立ち寄りました。現在は楽天プレミアムカードに附帯するプライオリティパスでのラウンジ利用回数は無制限ですが、来年5月以降は年5回に制約されます。その際、一か所だけ立ち寄るとしたら私はスカイハブを選びます(あくまで個人の好みです)。
セントレア到着後にプライオリティパスでくつろぎ処に立ち寄りました。ここでは空港を展望する大浴場とサウナの他、名古屋のえびふりゃーと味噌煮込み、または韓国の冷麺とビビンバのセットメニューを注文できます。せっかくなので最後も韓国で締めようと思い、冷麺とビビンバを食べました。また韓国での食事は塩分が多めなので、サウナでしっかりと発汗してきました。
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宮崎・鹿児島旅行記(24年1月) [国内旅行記]

今回は宮崎と鹿児島を周遊してきました。
ユナイテッド航空の10500マイルと880円で下記特典航空券を発券。
DAY1 NH2509 NGO 1935 KMI 2100
DAY4 NH 352 KOJ 1630 NGO 1750
NH、NGO、KMI、KOJはそれぞれ全日空、セントレア、宮崎、鹿児島です。
ホテルは1泊目に宮崎のホテルブリスベンズ(朝食付き5700円→じゃらんクーポンで3700円)を、2泊目と3泊目にHOTEL AZ 鹿児島姶良店(朝食付き2泊で10560円→じゃらんクーポンで7060円)を予約しました。


旅行初日、仕事後にセントレアに向かい、チェックイン手続き後にプライオリティパスでくつろぎ処に入りました。この日の夕食は味噌煮込みとえびふりゃーの定食で、サウナと展望浴場もセットで無料です。
宮崎空港到着後、JRで下記の通り宮崎駅へと移動し、そこからは徒歩でホテルに向かいました。
宮崎空港2118―2129宮崎(360円)
JR九州にはユニークな列車が多く、宮崎空港と宮崎間は特急にも乗車券のみで乗れるので、ちょっとした特急列車の旅を楽しむことができました。

2日目は宮崎神宮と宮崎県立博物館に行き、宮崎県内で2か所の天然温泉に入りながら、鹿児島方面へと向かう計画です。
0700からホテルで朝食をとり、チェックアウト後に宮崎駅に向かいました。
ここでコインロッカーに荷物を預けようと思ったのですが、コイン式で500円です。両替機もなく、100円玉を5枚準備できなかったので断念しました。
次に券売機で宮崎神宮から谷山までの乗車券(2530)円を購入しました。
JRの100キロ以上の切符では途中下車が可能であり、有効期限も距離に応じて伸びていきます。そのためこれ一枚で、宮崎神宮から宮崎、青井岳、都城、西都城、重富で途中下車しながら、2日かけて谷山まで移動できる計算です。なお宮崎から宮崎神宮までは普通にIC乗車券で移動し、170円でした。
宮崎0813―0815宮崎神宮1117―1120宮崎1247-1319青井岳1630―1703都城1844―1847西都城2121―2225重富
宮崎神宮駅から、まずは宮崎神宮に向かいました。ここの祭神は神武天皇です。
次にその摂社である皇宮神社へ。ここは神武天皇が宮崎から近畿へと旅立った、いわゆる神武東征の前に宮崎で居を構えていたとされる場所であり、やはり祭神は神武天皇です。
2つの神社で参拝してから、宮崎県総合博物館(入場無料)へ。1階は宮崎の自然や地質、2階は歴史や風習に関する展示になっています。マイペースで所要100分くらいでした。
その後、宮崎駅へと戻り、チキン南蛮発祥の店とされるおぐらでチキン南蛮(ライス付き、1200円)を食べました。有名店だけあって、平日11時半の時点ですでに数人が並んでいました。
次に青井岳駅から徒歩12分の所にある青井岳温泉(500円)へ。森を眺めながら、少しぬめりのあるお湯につかる露天風呂が気持ちよく、つい長居してしまいました。
都城では駅舎の建物内のお店でチキン南蛮(800円)円を食べ、近くのイオンを散策して時間を過ごしました。
西都城では幸福温泉(450円→JAFカード提示で400円)に入りました。透明度が低く、鉄のにおいが強い天然温泉です。電車の時間の都合で、こちらも長居しました。
重富から少し歩いてホテルにチェックインしました。

3日目は鹿児島市内観光の予定です。
ホテルの朝食は0600スタートでしたが、少しゆっくり寝てから朝食をとり、0800に出発しました。
重富0813―0833鹿児島中央0838―0847宇宿
前日の切符の残り区間で宇宿駅まで向かい、そこから徒歩で天之御中主(あめのみなかぬし)神社に向かいました。この神は古事記や日本書紀で最初に登場する天地開闢時の神です。珍しい祭神だと思ったので立ち寄ったのですが、何の変哲もない神社でした。
次にスマホで購入した鹿児島市電の一日乗車券(600円)で涙橋に向かい、そこから徒歩で鹿児島県警本部へ。ここには日本警察の祖と言われる川路大警視像があります。アニメやドラマにもなったハコヅメの作者が現代連載している「だんドーン」という漫画の主人公であり、一度彼の像を見てみたかったのです。
そこから再び徒歩で涙橋に向かい、近くにある郡元温泉(460円)へ。ここはサウナ付きの天然温泉ですが、露天はありません。
ここに1時間ほど入り浸ってから、市電で鹿児島随一の繁華街である天文館へ。その時の気分で昼食の店を探したのですが、結局以前にも来たことがある豚とろラーメン(950円)に落ち着きました。
食後、徒歩で鹿児島県立博物館(無料。生物や自然に関する展示オンリーで、マイペースで所要40分)、鹿児島市立美術館(常設展300円→1日乗車券提示で240円。マイペースで所要40分)、鹿児島県歴史・美術センター黎明館(400円→1日乗車券提示で300円。鹿児島の歴史や民俗に関する幅広い展示内容で、実質こちらの方が鹿児島県立博物館の名にふさわしい。マイペースで所要80分)を見て回りました。
このうち黎明館には川路大警視の写真があったのですが、残念ながら撮影禁止でした。イメージ的にはお笑いコンビ中川家の中川礼二の額をもっと後退させて、ちょび髭をはやした感じです。「だんドーン」の主人公のような面長のイケメンではありませんが、優しそうな丸顔のおじさんでした。
ここを見終わると時刻は1500過ぎです。当初の予定では、もう一か所市内の天然温泉の銭湯に入り、鹿児島中央駅で夕食をとってからホテルに戻る計画でしたが、何となく桜島な気分でした。そこでフェリー(200円→1日乗車券提示で160円)で桜島に渡り、フェリーターミナルのそばにある月讀(つきよみ)神社、桜島マグマ温泉(390円→1日乗車券提示で300円)をまわりました。桜島マグマ温泉では、鉄分豊富な黄土色の温泉に入りながら対岸の鹿児市街北部を一望できます。サウナもついてこの値段はかなりお得ですし、道中のフェリーではちょっとした船旅気分が味わえます。
その後、フェリー(160円)と市電を乗り継いで鹿児島中央駅に向かい、ざぼんラーメン(900円)を食べてから、JRで重富駅に戻ってきました(380円)。

1/21(日)
この日は名古屋に帰る最終日です。
最寄りの重富駅から鹿児島中央駅までJRで移動し、少し観光してから空港バスに乗る手もあったのですが、特に鹿児島市内でやりたいことがなかったので、重富から直接空港に向かうことにしました。
ホテルで朝食をとり、0900にチェックアウト。ホテルから徒歩4分の所にある重富温泉(460円)にオープンとほぼ同時に入りました。ここは源泉かけ流し温泉、露天ぶろ、サウナという条件を満たす施設です。1時間半ほど入ってから、下記の通り空港に向かいました。
重富1056―1113加治木1132ー1153鹿児島空港(JR230+バス380円)
フライトまでは4時間半ほどあったので、空港内の飛行機に関する展示を見て、行きつけの青空食堂で奄美名物の鶏飯バイキング(750円)を食べ、空港入り口の足湯に浸かり、土産物を買い、カードラウンジで時間をつぶしました。
セントレア到着後、プライオリティパスでくつろぎ処に入り、冷麺とビビンバの夕食をとり、展望浴場とサウナに入りました。行きと同様に、プライオリティパスと当日の搭乗券を提示すると無料です。
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甲府旅行記(23年12月) [国内旅行記]

青春18きっぷで諏訪大社を巡り、長野県と山梨県で天然温泉に入ってきました。
ホテルは、甲府プリンスホテル朝日館(朝食付き4710円→じゃらんクーポン利用で2710円)を予約しました。

12/30
この日の移動は下記のとおりです。
名古屋0802―0922中津川1000―1151塩尻1159-1227下諏訪1605―1612茅野1645―1707小渕沢1723―1756竜王2054―2059甲府
中津川には少し早めに着き、駅周辺を散策しました。
中津川~塩尻間はいつも込み合うイメージがありますが、この時は3両編成だったこともあり、割と空いていました。塩尻を発つ電車が30分ほど遅れ、昼食は駅のホームであらかじめ買って会った総菜パンをかじって済ませました。
下諏訪では、諏訪大社下社の春宮、秋宮、宝物殿(500円)、下諏訪温泉旦過の湯(280円)、下諏訪温泉新湯(280円)を徒歩で巡りました。
諏訪大社では、上社に出雲の大国主の次男とされる建御名方、下社にその妃とされる八坂刀売神が祀られています。下社には春宮と秋宮があり、祭神の八坂刀売神は夏のあいだ春宮で、冬は秋宮で過ごすそうです。
下諏訪温泉にはいくつかの銭湯があり、旦過の湯が人気のようです。こちらにはかなり熱い内湯の他に、少しぬるめの露天風呂がありました。新湯のほうはかなり熱い内湯が一つだけなので、そんなに長居はできません。
その後、少し時間が余ったので、茅野駅周辺を散策してから、竜王駅に向かいました。
竜王では、道中で夕食のラーメンを食べてから、竜王ラドン温泉(770円→ニフティー温泉のクーポンで700円)へ。ここは正真正銘の源泉かけ流しで、かなり濃厚なラドン浴を体験できます。

12/31
この日の移動は下記のとおりです。
甲府0724―0825茅野1211―1237塩尻1308―1515中津川1519―1635名古屋
ホテルの朝食は0700からですが、実際には0650にオープンしました。
茅野では諏訪大社上社の前宮、本宮、宝物殿(500円)を見て回りました。
ここには江戸時代まで御頭祭という奇祭があり、別名ミサクチの祭りとも呼ばれていました。ミ・イサク・ティン、略してミサクチとはユダヤの言葉(へブル・アラム語)で「イサクに由来する」という意味です。
具体的には、神官が竹のむしろの上に神使(おこう)と呼ばれるいけにえ役の少年を寝かせ、小刀で刺そうとした瞬間、馬に乗った諏訪の国司の使者が登場してそれを中止させ、少年は解放されるという内容です。
この大社は守屋(もりや)山のふもとにあり、この儀式では75頭の鹿の頭が供えられ、その中には必ず耳の裂けた鹿があったそうです。宝物殿にも鹿の頭のはく製がいくつかありました。
一方、旧約聖書にはユダヤ人の祖であるアブラハムの物語が載っています。
年老いたアブラハムとその妻サライのあいだに男の子が生まれ、イサクと名付けられました。そんなある日、アブラハムは主の声を聴きます。
「アブラハムよ、あなたの息子イサクを連れてモリヤの地に行きなさい。そこで息子イサクをいけにえとして捧げなさい」
 アブラハムは葛藤しながらも主の声に従い、息子イサクの胸に剣を突き立てようとしたその時、天使が現れてアブラハムに告げました。
「その子に手を下すな。あなたが神を畏れる者であることが今わかったからだ」
こうしてアブラハムはイサクを開放し、角をやぶにひっかけていた一頭の羊をかわりに生贄として捧げました。
その後、イスラエルのモリヤの山で行なわれる過越祭では75頭の羊が生贄にされました。
諏訪大社の祭神である建御名方(出雲の大国主の次男)は、ユダヤ人だったのではないかと想像したくなるくらいの酷似っぷりです。宝物殿の説明によれば、建御名方が諏訪に来る前の土着の信仰がミシャクジ神だったとも言われており、古代の諏訪に土着のユダヤ教が根付いていたのかもしれませんが…。
これが気になっていたので、一度諏訪大社を参拝してみたかったのです。
この日の昼食は茅野駅の立ち食いそばで済ませました。ちょうど大晦日だったこともあり、かなり繁盛していました。
塩尻では30分の乗り継ぎ時間がありましたが、二両編成のワンマン列車でかなり込み合うと予想したので、すぐに電車に乗り込んで座席をキープしました。塩尻発車時の乗車率は130%といったところです。
中津川から先は車両数が多くなり、割とゆったりと座って帰ってこられました。
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福岡・山口旅行記(23年12月) [国内旅行記]

今回の旅の目的は、沖ノ島関連の世界遺産である中津宮と沖津宮遥拝所に行き、山口県と岡山県で県立博物館に行き、山口市で宿泊し、福岡県、山口県、広島県、岡山県で天然温泉に入ることです。
現在、全都道府県で県立博物館またはそれに近い博物館に行き、県庁所在地で宿泊し、2か所以上の天然温泉に入るという目標を立てており、いずれも順調に進んでいます。
具体的な旅程としては、飛行機で福岡に飛び、そこから青春18きっぷで名古屋に戻ってくるというものです。

まずはユナイテッド航空の5500マイルと550円で下記特典航空券を発券。
DAY1 NH4655 NGO 1955 FUK 2130
NH、NGO、FUKはそれぞれ全日空、セントレア、福岡空港です。
宿泊施設は、1泊目にナインアワーズ博多駅(素泊まり4050円→じゃらんクーポン利用で2550円)、2泊目にFAST HOTEL(新山口駅近く、朝食付き4980円→じゃらんクーポン利用で3480円)、3泊目にカプセル&サウナ日本(福山駅近く、素泊まり4500円→広島県の旅行支援とじゃらんクーポン利用で500円)を予約しました。


旅行初日。この日は仕事を終えてからセントレアに向かい、プライオリティパスでくつろぎ処へ。ここで夕食と入浴を済ませ、カードラウンジにも立ち寄ってから搭乗しました。
博多空港到着後、地下鉄で博多駅に向かい、駅近くのホテルにチェックイン。一言で言えば、近未来的な雰囲気のあるカプセルホテルです。周りには韓国人が多いと感じました。

2日目。この日は以前行きそびれた世界遺産の宗像大社中津宮と沖津宮遥拝所に行き、福岡県と山口県で天然温泉に入る予定です。
ホテルをチェックアウトし、博多駅バスターミナルの吉野家で朝食を済ませてから、下記の通り移動しました。
博多0745―0814東郷0818(バス370円)0838神湊0925(フェリー570円)大島0950
大島1300(フェリー570円)1325神湊1330(バス370円)1349東郷1403-1443枝光1704―1722門司1723―1730下関1808-1812幡生2138―2243新山口
前回来た時には、神湊から大島江のフェリーが強風のため運休だったので、今回はきちんと前もって確認しました。曇天でも普通に運行しているので、そんなに頻回に運休するわけでもなく、前回はたまたま運が悪かっただけのようです。
宗像大社は宗像三女神(スサノオの三人娘)をそれぞれ辺津宮、中津宮、沖津宮に祀った場所で、世界遺産に登録されています。このうち辺津宮はJR駅からバスでアクセスできますし、中津宮のある大島へはバスとフェリーでアクセスできますが、沖津宮がある沖ノ島へは観光客は行けません。
前もってこの日の昼食を博多駅のコンビニで仕入れ、神湊のコインロッカー(300円)に大きな荷物を預け、フェリーで大島へ。こちらでレンタサイクル(モーターアシスト、1日1000円)を借り、沖津宮遥拝所、風車展望所・砲台跡、神崎大島灯台、御嶽山展望台・御嶽神社、大島交流館、宗像大社中津宮の順に見て回りました。
沖津宮は沖ノ島が本殿で、大島の北にある沖津宮遥拝所が拝殿ということになります。この日は曇っており、海の向こうにある沖ノ島は見えません。
大島交流館には、沖ノ島がいかに地元の人たちにとって神聖不可侵であるかを伝える展示があります。本来なら最初にここに行くのがお勧めです。
宗像大社中津宮はこの島のメイン観光スポットです。辺野宮よりも小さな神社でした。ここで湧き出る天然水は天真名井と名付けられており、旧約聖書でモーゼたちに神が与えた食べ物であるマナをほうふつとさせる名前です。二体の狛犬のうち一体には角がありました。古代ユダヤ教寺院の入り口にはライオンとユニコーンの像が置かれていましたが、神社の狛犬でも片方だけ角が生えていることがあります。
ともあれ、前回の辺津宮に続き、今回は中津宮と沖津宮遥拝所に参拝できました。これで沖ノ島関連の世界遺産に行ったと、自信をもって言えそうです。
この日の昼食は、コンビニで仕入れた総菜パンを海辺でかじって済ませました。
その後、フェリーとバスで東郷駅に戻りました。
枝光駅でシーサイドスパ(平日700円)に立ち寄り、下関駅の吉野家で時短の夕食をとり、幡生駅で和楽の湯 下関せいりゅう(平日980円→JAFカードで880円)に立ち寄り、新山口駅そばのホテルにチェックインしました。

3日目。この日は山口県立博物館に行き、広島県で天然温泉に入り、福山まで移動する予定です。
0630過ぎからホテルで朝食をとり、下記の通り移動しました。
新山口0753―0821山口1047―1113新山口1422岩国1424―1514広島1530―1544坂1830―1836海田市1854―2003糸崎2017―2045福山
山口の玄関口は新山口駅であり、山口駅はどこにでもありそうな寂れたローカル駅です。
そこから20分ほど歩いて山口県立博物館(150円)へ。工学、地学、動植物、宇宙など広く薄い展示内容で、地本史に関する展示はわずかです。所要40分ほどでした。
時間を持て余したので、近くにある山口市歴史民俗資料館(110円)にも足を延ばしました。こちらは地元の藩主に関するこだわりの展示で、「それ、誰?」という感想で終わりました。
その後、新山口駅に戻り、駅舎内にある目利きの銀二で日替わり定食(800円)を食べてから、JR列車を乗り継いで広島県の坂へ。ここでアジアンリゾートスパ シーレ(1150円)に入りました。
夕食は近くのやよい軒で済ませ、再びJRを乗り継いでこの日の宿泊施設がある福山に向かいました。

4日目。この日は岡山で天然温泉に入り、岡山県立博物館に行き、名古屋に帰る予定です。
ホテルをチェックアウトし、駅のなか卯で朝食をとってから、下記の通り移動しました。
福山0633―0728北長瀬1005―1009岡山1412―1516相生1519―1538姫路1541―1737草津1753―1825米原1846―1957名古屋
北長瀬では、岡山みやび温泉 大家族の湯(870円)に入りました。今回4県で天然温泉に入りましたが、その中ではここが一番のお気に入りです。
岡山では、岡山市立オリエント博物館(310円)と岡山県立博物館(250円)をハシゴし、その途中でホテルエクセル岡山の地下にある中華ダイニング餃子屋台で油淋鶏定食(880円)を食べました。この日は雪が舞うほど寒く、何度も訪れたことがある後楽園と岡山城はパスです。
岡山から普通電車を乗り継ぎ、姫路から草津までの区間はAシート(600円)を利用しました。e5489からスマホで簡単に予約できます。基本的に都心部の満員電車が苦手で、青春18きっぷの旅でも首都圏はグリーンシート、京阪神ではAシートを利用しています。
草津駅で改札口を出てすぐの蕎麦屋に入り、とり天そば定食(620円)を食べてから、名古屋に帰ってきました。


来年は1月に宮崎と鹿児島、2月にソウル、3月に東京、4月に山形、5月に島根と鳥取に行く予定です。
現在、円安や戦争などの影響で燃油サーチャージ、ひいては国際線の航空券総額がとんでもないことになっており、海外からは足が遠のいています。ちなみに2月のソウルは、サーチャージのかからないユナイテッド航空の特典航空券です。
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甲信越周遊記(23年8月) [国内旅行記]

今回は秋の乗り放題パス(7850円)で長野、新潟、群馬の県立博物館を巡ってきました。
秋の乗り放題パスとは、3日間連続で使用できる青春18きっぷの秋バージョンといったところです。本家と違い、自動改札口を抜けられるので、その点では便利です。1日あたりの料金は少し割高で、3日間連続使用するという制約がありますが、普段から3日間くらいで一人旅をしている私にとっては何の問題もありません。
じゃらんでホテルニューグリーン長岡(朝食付き5500円→じゃらんクーポンで3500円)、東横INN前橋駅前(朝食付き6100円→4100円)を予約しました。


10月20日(金)
この日の乗車区間は下記のとおりです。
名古屋0613―0736中津川0740―0942塩尻1000―1017松本1130―1234篠ノ井1238(しなの鉄道230円)1242屋代高校前1452(しなの鉄道230円)1456篠ノ井1457―1509長野1523(しなの鉄道260円)1536豊野1818―1901戸狩野沢温泉1908―2118越後川口2124―長岡2147
早朝、自宅近くのすき家で朝食を積ませてから名古屋駅に向かい、秋の乗り放題パスを買いました。自動券売機では見つけられなかったので、みどりの窓口に行きました。
松本では駅近くの蕎麦屋に入り、ざるそばと山賊焼のセット(880円)を注文しました。山賊焼は松本のB級グルメです。チキンカツにタルタルソースをかけるとチキン南蛮、ニンニク醤油をかけると山賊焼といったところでしょうか。時間が早めですが、これがこの日の昼食です。
屋代高校前から20分ほど歩き、長野県立歴史館(300円)へ。各時代のシーンを実物大で再現しているので、単純に見て楽しむこともできます。
豊野では片道15分ほど歩き、豊野温泉りんごの湯(410円)に行きました。ここは公営なので格安ですが、まるでりんごジュースのような色合いの天然温泉が源泉かけ流しになっています。サウナもありますが、水風呂がないのが残念でした。夕食は併設の食堂で、わらじメンチカツ定食(720円)を注文しました。デザートのりんご系を除けば、ローカル色の強いメニューはなかったように思います。
その後、JR線を乗り継いで、長岡駅に向かいました。豊野から越後川口まではこの日の最終便なので、乗り損ねると大変です。越後川口行に無事乗車できて、ほっとしました。

10月21日(土)
この日の移動経度は下記のとおりです。
長岡駅前0810(越後交通バス360円)0831関原南/県立歴史博物館1054(460円)1132
新潟県立歴史博物館
長岡1350―1548水上1553―1657高崎1757―1817前橋大島2103―2108前橋
0630過ぎにホテルで朝食をとり、0730にチェックアウトして、荷物を預かってもらいました。
新潟県立歴史博物館(520円)は0930オープンです。適当なバスの便がなく、関原南から歩きました。ここでは新潟県の歴史、雪国での生活、稲作に関する展示のほかに、縄文文化に関する展示が充実しています。縄文人の生活の一コマを切り取った実物大のジオラマがいくつかありました。また新潟県は火焔型土器の出土地として有名であり、壁一面に火焔型土器が並べられたコーナーもありました。マイペースで所要60~70分です。
長岡駅では、新潟のB級グルメであるタレカツ丼(650円)を1階のフードコーナーで食べ、同じく1階の酒店で地酒の3種のみ比べ(500円)をしました。あまった時間は、駅周辺の散策をして過ごしました。
高崎駅では駅1階のフードコートにあるぐんま軒という店で、地元B級グルメのモツ煮定食(800円)を食べました。
前橋大島駅から12分ほど歩き、天然温泉七福の湯(880円)へ。ここは個人的に好きなモール泉かと思ったのですが、泉質についての記載を見つけることはできませんでした。
そこからJRで前橋駅に移動し、ホテルにチェックインしました。

10月22日(日)
この日の移動は下記のとおりです。
前橋0758―0813高崎
高崎駅東口0903(バス200円)0928群馬の森1119(バス200円)1142高崎駅東口
高崎1214―1516小田原1526―1549熱海1557―1726焼津1940―2041浜松2045―2120豊橋2124―2228名古屋
0630過ぎからホテルで朝食をとり、0750にチェックアウト。
JRで高崎駅に移動し、駅周囲を散策してから、バスで群馬の森に向かいました。ここに群馬県立歴史博物館(300円)があります。ここは埴輪の展示が充実しており、マイペースで所要60~70分です。もともと古墳には生きた奴隷が埋められていたのですが、三日三晩泣き叫び、死んだあとは鳥がついばみに来ました。その地獄絵図を見た第11代垂仁天皇が心を痛め、埴輪で代用するようになったのが始まりだそうです。ここには、耳の前の毛を長く伸ばしてカールさせたユダヤ人の髪型とそっくりな埴輪がありました。ちなみにこのユダヤ人そっくりの埴輪は奴隷ではなく、墓の主のようです。
高崎駅に戻ってから、1階のフードコートにある餃子の満州という店でダブル餃子定食(740円)を食べました。
高崎から熱海までは普通電車のグリーン車(800円)を利用しました。
焼津では、駅から徒歩数分のところにあるエキチカ温泉くろしお(2時間で900円)に行きました。この日の夕食は併設レストランで、くろしおラーメン(792円)です。
その後、名古屋に帰ってきました。


今回は長野、新潟、群馬で県立博物館に行き、長野、群馬、静岡で天然温泉に入りました。全都道府県で県立博物館(またはそれに最も近い位置づけの博物館)に行く目標まで、これで残り5県です。
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奈良、大阪、伊勢1万円旅行記(23年9月) [国内旅行記]

今回は表題の通り予算1万円で旅行してきました。
これは自宅を出てから帰ってくるまでに使う総額を1万円以内に抑えるという縛りルールでの旅行です。
今月だけ使える近鉄全線2日間フリーきっぷ(3000円)を前もって買っておき、宿泊はじゃらんでカプセル&スパ グランドサウナ心斎橋(室数限定のテレビなしカプセル1980円→じゃらんステージ限定クーポン利用で480円)を予約しました。フリーきっぷと宿泊費で合わせて3480円で済んだので、企画した次第です。
また自宅から名古屋までの往復に、電車と自転車置き場の利用料合わせて540円かかります。
ここまでで4020円になり、残りは近鉄以外の交通費、入場料、飲料と食費で5980円まで利用可能です。今回は神社めぐりと古墳、遺跡めぐりがメインなので、楽勝のはずです。
なお伊勢でお墓参りに行き、年間の管理委託料を支払ってきますが、これは今回の旅費とは別カウントとします。

9/23(土)
この日は奈良の大神神社、纏向遺跡、箸墓古墳を主にめぐります。下記の通り乗車しました。
近鉄名古屋0741―0904伊勢中川0906―1024桜井1030(臨時シャトル190円)大神神社
巻向1517(JR190円)1522桜井1527―1539五位堂1542―1608河内山本1611―1616信貴山口1625-1632高安山
高安山1705―1712信高山口1722―1727河内山本1731―1742鶴橋1748―1754大阪難波
桜井駅到着後、駅前から大神神社行きの臨時シャトルバスが出ていたので、乗車しました。
大神神社の祭神は大物主ですが、この神様は出雲の大国主の別名であり、幸魂奇魂であり、主王(大名持)である大国主が副王である少名彦を失って悲しんでいるときに海の向こうから渡ってきて、初代神武天皇の岳父であり、蛇の姿をしていたり、箸の姿をしていたり、美男子になったりと、キャラクターが大渋滞しています。
第11代崇神天皇の時代に疫病がはやり、それを鎮めるために大物主神をこの神社に祀りました。ここの鳥居は二本の柱の間にしめ縄を渡した形になっており、そのご神体は背後にそびえる三輪山です。日本最古の神社とも呼ばれており、鳥居の形式はイスラエルの古代ユダヤ神殿に近く、山をご神体として崇めるのは縄文系の自然崇拝と同様です。
ちなみに東山天皇の男系子孫のY染色体ハプログループはD1であり、これは典型的な縄文系です。つまり現在の天皇家の男系祖先は縄文人ということになります。
一方で、大国主の息子とされるタケミナカタは長野県の諏訪大社の祭神であり、ここには旧約聖書に出てくるイサクのいけにえのエピソードにそっくりな御頭祭(別名ミサクチ祭)が江戸時代まで伝わっていました。ミ・イサク・ティン、略してミサクチとは、古代イスラエルの方言で「イサクに由来する」という意味になるそうです。
すると日本書紀や古事記に出てくる出雲の国譲りとは、縄文人がユダヤ系渡来人に出雲の国を譲らせたエピソードになるのかな? とも考えています。
大国主の子孫である斎木雲州氏の著書「出雲と蘇我王国」によれば、古代出雲の王族は南インドのドラヴィダ人だそうで、現代ドラヴィダ人のY染色体ハプログループはH:32.9%、O:13.6%、L:11.6%、R1a:11.0%、J:10.5%です。Oは中国や朝鮮に多い型で、Jはユダヤ人にも見られます。
個人的に妄想が膨らんでいたので、ぜひとも訪れたい場所でした。
なおご神体である三輪山には、近くにある狭井神社に300円納めると入山することができます。所要2~3時間と言われており、がっつり山登りします。私は片道所要45分でしたが、行きも帰りも十人以上抜かして、逆に誰からも抜かれなかったので、ほとんどの人はこれ以上かかるはずです。
この三輪山の山頂付近に高宮神社という小さな神社があり、そこの祭神は日向御子神です。神武天皇は宮崎県日向の地を旅立ち、奈良に東征したので、この祭神の名前は神武天皇を連想させます。
疫病を鎮めるために出雲系の神を祀りながら、そのご神体である三輪山の山頂に神武天皇を祀って睨みを利かせているのだとしたら、天皇家は出雲系に最大限の配慮をしながら、最大限睨みを利かせていたことになり、さらに妄想が膨らみます。
この日の昼食は神社内で食べたきつねうどん(400円)だけだったのですが、足りない分は妄想で満たしました。
その後、桜井市立埋蔵文化財センター(200円→JAFカードで150円)、11代崇神天皇のシャーマンであったモモソ姫のものとされ、現在は宮内庁が管理している箸墓古墳、自由に古墳の上まで登れるホケノ山古墳、3世紀の宗教施設と考えられる纏向遺跡(立ち入り禁止の場所に野原が広がっているだけ)を見て回りました。
ちなみに箸墓古墳を卑弥呼の墓とする説もあるそうですが、それは間違いです。魏志倭人伝には、邪馬台国の東に海があったと記載されていますし、それと同時期(西暦250年ごろ)にこの箸墓古墳が作られました。また埋葬形態も魏志倭人伝の記述とは異なります。魏志倭人伝の記述と同じような埋葬形態は九州で広がっていました。
なお近くにある纏向遺跡は、その設計思想を見る限り渡来人が作り始めたものです。そこには出雲大社や伊勢神宮に似た構造の建物もあり、その一部が壊されて箸墓古墳が作られました。
ますます妄想が膨らみます。
妄想まみれのまま、JRと近鉄、ケーブルカーを乗り継いで高安山へ。ここからは大阪の街を一望できます。
また私はこれで近鉄の全区間に乗車したことになります。乗り鉄の中でも達成者は少ないのではないでしょうか?
その後、大阪難波に移動し、道頓堀を見に行きました。何度も行っている場所ですが、1万円の旅行で大阪観光もしたという実績を作りたかったのです。まわりにいる人の半数以上は外国人でした。
夕食はすき家の納豆たまご定食、豚汁変更で530円です。食後、宿泊施設にチェックインし、夜はサウナに入りまくりました。

9/24(日)
2日目は伊勢のお墓参りと伊勢神宮への参拝です。すべて近鉄で、下記の通り移動しました。
大阪難波0724―0727大阪上本町0731―0839名張0844―0931伊勢中川0941―1003伊勢市
宇治山田1242―1244五十鈴川
五十鈴川1514―1533松坂1539―1706近鉄名古屋
この日は0650にチェックアウトし、すき家で牛たま朝食(390円)を食べました。
伊勢市到着後、伊勢神宮外宮へ。ここの祭神は豊受大神ですが、中世の伊勢神道では、豊受大神を天御中主神と同一視し、これを始源神と位置づけていました。
ちなみに日本書紀では、最初に天地があり、次に天御中主神(始源神)が生まれ、世界を創造する7ステップの最終段階でイザナギとイザナミが生まれました。旧約聖書では、最初に唯一絶対神が存在し、天地を作り出し、世界を創造する7日間の最後の仕事がアダムとイブを作り出すことでした。両者には偶然とは思えない類似点があります。
ユダヤ教主席ラビであるシェロモ・ゴレン氏は、伊勢神宮の警備の仕方、交代の仕方、交代の儀式、人数などが、ユダヤ教のラビの口伝を集成したミシュナに書かれている古代イスラエルの第二神殿で行われていた様式とまったく同じだと指摘しています。
ユダヤ教の唯一絶対神に近いキャラクターの神様が伊勢神宮外宮に祀られているとしたら、ますます妄想が膨らみますね。

その後、伊勢にあるお墓参りをしました。私の曽祖父である濵田国松は戦前の衆議院議長であり、「腹切り問答」でググればそのエピソードが出てきます。濵田家には、濵田国松の子孫で濵田姓を名乗り、旧帝大に入った者に代々受け継いでいくという銀時計があります。私の代で「国立大学の医学部なら同等の難易度だから良いんじゃないの?」と適当なルール変更が行われ、結果的に父から私、弟、そして息子へと引き継がれています。濵田国松の四代子孫で濵田姓を継ぐのは私と弟の子供しかいないので、濵田国松のお墓もうちが引き継ぐのかなと漠然と考えていたのですが、今日お墓の管理費を払う際に別の方が濵田国松名義で支払っておられることを初めて知りました。もしこのブログを読まれていたら、今後のことをご相談したいので、hmdknsk@hotmail.com までメールを下さい。

その後、宇治山田駅の隣にある店で金沢のゴーゴーカレー(800円)を食べました。同じ店に伊勢うどん(500円)もあったのですが、カレーな気分に打ち勝てませんでした。
そこから近鉄で五十鈴川駅に移動し、猿田彦神社とサルメ神社、伊勢神宮内宮を見て回りました。
猿田彦は出雲国風土記にも登場する出雲の人間ですが、天孫ニニギの尊を九州南部に案内した後、この地で貝に手を食われて亡くなったことになっています。サルメはその妻であり、天岩戸にアマテラスが閉じこもった際に踊りを披露したアメノウズメです。猿田彦と結婚してサルメと改名しました。
伊勢神宮には三種の神器の一つである八咫鏡が祀られています。その昔、八咫鏡にはヘブライ語が書かれているという噂を耳にした明治天皇が、ヘブライ語に精通する青山学院大学の左近義弼教授に、極秘に解読の依頼をしたそうです。そしてその数十年後に、その関係者が、噂は本当でやはりヘブライ語が書かれていると発表しました。そこには「私はある。ありてある者だ」(エヘイェ・アシェル・エヘイェ)と書かれていました。それは、神がイスラエルの民に対して名乗った自身の名であり、ユダヤ教の唯一絶対神ヤァウェ(YHWH)の語源です。
こうして妄想まみれのまま参拝を終え、名古屋に帰ってきました。


ここで最後に今回の旅行の総額を出してみます。
自宅から名古屋駅まで:540円
交通費:フリーパス3000円、臨時バス190円、JR190円
宿泊費:480円
食費:きつねうどん400円、すき家夕食530円、すき家朝食390円、ゴーゴーカレー800円、ミネラルウォーター110円、ペットボトルのコーヒー150円
お賽銭:560円
入場料:三輪山300円、桜井市立埋蔵文化財センター150円
以上で総額7790円です。総額8000円未満で妄想にまみれて幸せになれました。
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東北周遊記(23年9月) [国内旅行記]

今回は7日間の日程で、北海道&東日本パス(11330円)を使って東北を周遊してきました。
これは連続する7日間、JR北海道と東日本の普通電車に乗り放題となる切符です。青春18きっぷと違って盛岡―青森間の私鉄にも乗車でき、また利用できる期間も9月末までと18きっぷより長くなっています。そこで青春18きっぷの利用期限を過ぎたオフシーズンの時期を狙って、旅行を計画しました。
とはいえ、名古屋からJR東日本の管轄までは別途移動する必要があります。
そこで行きは仙台までピーチ(チケットガード込みで5660円)、帰りは東京から新幹線(スマートEXでひかり11090円)を予約しました。
ホテルはすべてじゃらんクーポンを利用し、ホテルパールシティ盛岡(朝食付き5400円→4400円)、ホテルセレクトイン青森(朝食付き6150円→4150円)、ホテルアルファワン秋田(素泊まり6100円→4600円)、ホテルルートイン新庄駅前(朝食付き8250円→5750円)、山形国際ホテル(朝食付き5000円→3500円)、ザ・グランドスパ南大門(素泊まり5500円→3500円)を予約しました。


9/12(火)
この日は平泉に立ち寄ってから、盛岡へと向かう旅程です。
まずは下記のピーチ便(MM)でセントレア(NGO)から仙台空港(SDJ)に飛びました。
MM491 NGO 0820 SDJ 0935
仙台空港から名取までは北海道&東日本パスの区間外です(IC利用、419円)。名取駅で下車し、同パス(11330円)を購入してから下記の通り移動しました。
仙台0948―0958名取1015―1029仙台1147―1232小牛田1252―1338一ノ関1345―1352平泉1552―1714盛岡
途中、仙台のアーケード街で仙台っ子らーめん(870円)を食べました。
平泉では世界遺産の毛越寺(700円)へ。同じく世界遺産の中尊寺金色堂へは昨年も訪れたばかりであり、今回はパスしました。両者を巡るなら、駅でレンタサイクル(4時間で700円)を借りるのが良さそうです。
盛岡駅到着後、駅の建物内にあるそば処はやてで盛岡名物のじゃじゃ麺(550円)を食べてから、ホテルにチェックイン。その後、少し休憩してから盛南温泉 開運の湯(750円)に行きました。

9/13(水)
この日は恐山に行く予定です。
0630過ぎにホテルで朝食をとり、0830にチェックアウトして、下記の通り移動しました。
盛岡0914―1101八戸1104―1149野辺地1300―1356下北1405(バス810円)1448恐山1730(バス810円)1805下北1817-1914野辺地1920―2010青森
途中、野辺地の駅前にある定食屋で日替わり定食(800円)を食べました。田舎なので食事のできる店があれば御の字です。
その後、下北駅前のコンビニでこの日の夕食(総菜パンと野菜ジュース)を買い込み、それごと駅前にある無料のコインロッカー(要100円玉)に預けてから、恐山へ。
北の原生林を切り開いた道をバスで走っていくと、やがて車内に硫黄のにおいが立ちこめてきます。青く澄んだ湖と緑の原生林、白い岩肌から立ち込める硫黄臭、からからと寂しげな音を立てて回る色鮮やかな風車、そして巨大な寺院。様々な色に彩られ、厳かな雰囲気の中で、生と死、陽と陰が隣り合っている不思議な場所が、ここ恐山(500円)です。
境内には硫黄臭たっぷりの天然温泉があり、本殿へと向かう右側が男湯、左側が女湯になっています。これらは普通に目に留まるのですが、宿舎の建物の裏まで足を延ばすと混浴もあります。男湯はかなり熱いのですが、混浴はちょうどいい温度でした。普通の観光客が気付くことはない場所にあるので、混浴という名の貸し切り湯でした。
その後、バスに乗って下北駅に戻り、そこから青森駅へと向かう車内で総菜パンの夕食を済ませました。
青森駅到着後、ホテルにチェックインし、そこから斜め向かいにある青森まちなかおんせん(480円)に入りました。

9/14(木)
この日は青森と弘前の観光です。0630からホテルで朝食をとり、0820にチェックアウト。
駅のコインロッカー(600円)に大きな荷物を入れ、青森北のまほろば歴史館(310円→JAFカードで260円)、青森市立森林博物館(250円)、青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸(510円→JAFカードで460円)を順に見てまわりました。
まほろば歴史館は主に青森の昔の生活と漁業にスポットを当てた県立博物館です。現在、青森県立博物館が休館中なので、ここと三内丸山遺跡あたりがその代役になりそうです。森林博物館は林業と木製品に主眼を置いた博物館です。八甲田丸はかつての青函連絡船を博物館として再利用したもので、函館側にも同様の船があります。
これらを見て回ってから、駅前のおさない食堂でさかな定食(550円)を食べました。この日の魚はサバ、赤魚、ホッケから選べました。ここは安くて大人気の店で、平日にもかかわらず11時半には行列ができ始めていました。
この日のJRでの移動は下記のとおりです。
青森1214―1259弘前1739―1750大鰐温泉1932―2201秋田
弘前では日中10分間隔で運行している100円バスで弘前城方面に向かい、弘前市立博物館(300円→JAFカードで250円)、弘前城、弘前城植物園、藤田記念庭園(3館共通券510円)を見て回りました。
弘前市博物館では、前半で弘前市の歴史、後半で民芸品の展示がありました。
弘前城は現存天守12城の一つで、ここに来るのは3回目です。天守閣3階には日本各地の城の写真があり、私は大体6割くらい行ったことがありました。
弘前城植物園は、植生が似ていることもあって札幌の北海道大学植物園を思い出します。森田記念庭園はよく知りませんが、昔のお金持ちが作った庭園なのでしょう。
ここから再び100円バスに乗って弘前駅へと向かい、途中のヒロロというショッピングモール4階のフードコートで、八郎ラーメン(930円)を食べました。歩き回って疲れ、温泉とサウナで発汗もしていたので、体がカロリーと塩を欲していたのです。いかにも次郎系というネーミングと見た目に惹かれました。
大鰐温泉では、駅からすぐ近くの日帰り温泉大鰐の湯(500円→JALカードで450円)に行き、ここでも天然温泉とサウナに入りました。

9/15(金)
この日は鶴岡市内観光です。下記の通り移動しました。
秋田0536―0732酒田0800―0831鶴岡0853(バス760円)0934加茂水族館1226―1251到道博物館
鶴岡1532―1600余目1816―1927新庄
この日の朝食は、前日買っておいた総菜パンです。朝が早くてきつかったのですが、酒田まで寝て過ごしました。
鶴岡駅でコインロッカー(400円)に荷物を預け、バスで加茂水族館(1000円)へ。ここはクラネタリウムというクラゲの展示で有名な場所です。規模としては小さめですが、クラゲの展示だけは充実しており、私が知る限りどこにも引けを取らないと思います。10時からはクラゲの生育に関する説明があり、11時からはアシカのショーがありました。
昼食はここでクラゲラーメンみそ味(850円)を注文しました。4~5センチ大のゼラチン質のクラゲが丸ごと1匹ときくらげが入っています。
そこから再びバスに乗り、到道博物館(800円)へ。ここには藩主の別邸、明治時代の役所と警察署、古民家、蔵などを集めた場所で、内部には絵画や古い農具などの展示があります。
その後、大正天皇の即位を記念して建てられた大ほう館(無料)、庄内藩校の致道館(無料)、カトリック鶴岡教会(無料)、旧風間家の丙申堂と釈迦堂(400円)に立ち寄りながら、鶴岡駅まで歩いて戻ってきました。
そこでコインロッカーの荷物を引き払い、余目へ。駅から10分ほど歩いたところにある庄内町ギャラリー温泉町湯(530円)に入りました。ここの湯は、色と匂いが帯広のオベリベリ温泉のモール泉に似ており、個人的には満足です。露天風呂やサウナもありました。夕食は、併設のラーメン屋で背油煮干し中華(810円)を注文しました。
その後、余目から新庄までJRの代行バスで移動し、ホテルにチェックインしました。

9/16(土)
この日は銀山温泉に行った後、山形で息子と会う予定です。
0630からホテルで朝食をとり、下記の通り移動しました。
新庄0731―0825天童0904―0931大石田0950(バス1000円)1026銀山温泉1325(バス1000円)1401大石田1439―1532山形
新庄から天童まで南下し、そこから途中駅の大石田に戻ったのは、電車とバスの乗り継ぎが悪く、そうでもしなければ何もない大石田駅で2時間近くも待つことになるからです。それよりは電車に乗っていたほうが退屈せずに済みそうでした。
ここで豆知識ですが、福島~米沢~山形~新庄区間には山形新幹線が走っているので、レールの幅が標準機になっています。在来線車両もそれに合わせた特殊設計です。そのため新庄駅では北側に伸びる線路は狭軌、南側に伸びる線路は標準機になっており、両者を見比べると線路の幅が明らかに違います。そして心なしか、前日まで乗りなれた狭軌よりも揺れが少ないように感じました。
銀山温泉はレトロな街並みが印象的な温泉街です。年配の人には、おしんのお母さんが水商売の出稼ぎに来ていた場所と言ったほうが通じるかもしれません。写真を見る限り、夜のライトアップが素敵なのですが、今回は立ち寄り湯なので、日中に来ました。なお昼食の店が少なく、高くて混みあいそうだったので、あらかじめ総菜パンと野菜ジュースを買っていきました。
銀山温泉の街並みを一通り写真に収め、瀧見館の日帰り湯(1000円)で露天風呂に入り、人通りの少ない小道で総菜パンの昼食を済ませ、途中の店で立ち食い生揚げ(250円)を食べ、足湯に浸かりました。泉質はいたって普通です。その後、バスと電車で山形へ。
山形到着後、ホテルにチェックインして部屋に荷物を置いてから、駅北西の霞城公園に向かいました。
息子は山形大学医学部弓道部に入っており、この日はここの弓道場で部活をしていました。ちなみに山形大学弓道部とは別物です。そちらは大学キャンパス内に弓道場を持っていますが、医学部の弓道場は作ってもらえなかったようです。
(医学部の学生だけが参加できる東医体、西医体という大会があり、大体どこの大学でも運動系の部活は医学部とそれ以外で別々に存在しているはずです)
現役で国立大学に入ったので、授業料の面では色々と助かったのですが、往復の交通費が高いのは困りものです。私がこうしてLCCや普通電車で旅をする一方で、妻と息子は割と頻回に名古屋・山形間を新幹線で行き来しています。
前期で地元旧帝大にチャレンジする代わりに、後期ではできるだけ手堅く合格を勝ち取りに行きました。その結果なので、受け入れてはいます。
でもシンカンセン、タカイ。オカネ、ナクナル。ニホンゴ、ムズカシイ。
(ただいま故障中です。しばらくお待ちください)
部活後、息子と一緒に山形名物冷やしラーメンの元祖である栄屋本店に行き、激辛冷やしラーメン(1100円)を食べました。受験前日にも一緒に食べたのですが、今回は激辛という変わり種に挑戦する心の余裕があります。その後、駅のスタバに立ち寄ってから、解散しました。

9/17(日)
この日は米沢市内の観光をしてから、宇都宮に向かう予定です。
0630からホテルで朝食をとり、下記の通り移動しました。
山形0816―0906米沢0915(バス210円)0924上杉神社前
米沢1308―1354福島1439―1526郡山1630―1709新白川1712―1735黒磯1743―1835宇都宮
米沢駅には2か所コインロッカーがあり、片方が400円、もう片方(トイレに近いほう)が300円です。400円のほうに荷物を預けてから、それに気づきました。これは何となく凹みます。
バスで上杉神社前まで行き、そこから上杉神社へ。上杉謙信の上杉家は越後、福島、米沢と領地替えをしており、江戸時代にはずっと米沢藩主を務めていました。そのため上杉謙信の菩提寺はここにあり、明治時代に神社へと変更されました。お堀の中にあり、もともとは隣に米沢城があったようです。
そこを参拝してから、伝国の杜(米沢市上杉博物館、700円→JAFカード提示で560円)へ。上杉家が統治した米沢藩に関する展示が中心です。経済的に窮地に陥った米沢藩を立て直し、「為せば成る 為さねば成らぬ 何事も 成らぬは人の 為さぬなりけり」という句を詠んだ上杉鷹山に関する17分ほどの映画上映がありました。
次に酒造資料館 東光の酒蔵(350円)へ。ここは上杉家御用達だった酒造メーカー東光の資料館です。展示を見てから、ワンカップの酒を購入して飲みました。
そこから徒歩で米沢駅に戻り、駅舎内で天ぷらそば(580円)を食べました。初めての人であれば、「牛肉ど真ん中弁当」という1300円くらいの駅弁を食べてみることをお勧めします。東京駅の人気駅弁ランキングでも上位に食い込んでいたはずです。
その後、普通電車で宇都宮に向かい、途中の新白河駅でご当地グルメの白河ラーメン(750円)を食べました。まあ、普通の醤油ラーメンです。
宇都宮到着後、宇都宮餃子の店を見てみましたが、案の定どこも行列ができていました。私自身は、並ぶくらいなら手っ取り早く他のもので済ませてしまうタイプなので、それよりは白河でご当地グルメを食べておいて正解でした。
この日の宿泊は天然温泉付きの健康ランドです。今回の旅行で7か所目となる天然温泉に入りました。今回は7日間の旅行なので、これで1日1か所のペースで天然温泉に入った計算です。

9/18(月)
この日は日光東照宮と栃木県立博物館に行ってから、名古屋に帰る予定です。
宿泊施設をチェックアウトしてからコンビニ飯で朝食を済ませ、駅のコインロッカーに荷物を預け、下記のとおり移動しました。
宇都宮0738―0820日光/東武日光0830(バス350円)0840二荒山神社
日光1125―1152鹿沼/鹿沼駅1208(バス590円)1229睦町1359(バス250円)1415宇都宮駅西口/宇都宮1435―1541大宮1544―1617東京
東京1633(ひかり651号)1814名古屋
日光二荒山神社は8世紀にできた神社で、その祭神は出雲の大国主です。最近は神社系に興味があり、名前からしてそんな気がしました。理由は突拍子もないことですが、日本に渡来した出雲系の神の特徴を言い表したネーミングだと感じたからです。その神とはユダヤ教の唯一絶対神ですが、話すと長くなるので止めておきます。
次に0900オープンの日光東照宮(1300円)へ。あらかじめWEBでチケットを買っておくと、チケット売り場の長い行列に並ばずに済みます。ここに来るのは三度目ですが、日本の伝統美とは異なるオリエントさがある場所です。この景色だけを見せられてどこの国かと聞かれたら、一瞬迷いそうです。まあ、まわりの樹木を見れば日本だと分かるのですが……。ここでは見ざる聞かざる言わざる、眠り猫、鳴き龍、そして家康の墓所などを見てきました。
次に天台宗日光山輪王寺(400円)へ。現在、家康の座像が特別公開されており、私も写真では見たことがあったのですが、実物が15センチくらいの小さなものだったと知って意外でした。
そこから日光駅まで歩き、電車とバスを乗り継いで栃木県立国立博物館(280円)へ。見学時間を削らないために、昼食はコンビニの総菜パンを電車内でかじって済ませました。こうして考えると、私は三度の飯より博物館が好きなのだと自覚します。駆け足で70分ほどだったのですが、本来のマイペースなら2時間くらいだと思います。
その後、宇都宮駅に戻り、コインロッカーの荷物を引き払ってから、在来線のグリーン車(800円)で東京に向かい、そこからは新幹線で帰ってきました。
家に帰ると、しばらくして息子も帰ってきました。数日授業がないので山形から戻ってきたようです。
シンカンセン、タカイ。オカネ、ナクナル。ニホンゴ、ムズカシイ。
(ただいま故障中です)
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四国旅行記(23年8月) [国内旅行記]

私はこれまで「沖縄を除くすべての都道府県に青春18きっぷで乗り入れる」と「すべての都道府県で天然温泉に入る」を目指していましたが、どちらも徳島と高知が未達成でした。そこで今回はこの2つを同時達成するため、夜行バスと青春18きっぷで徳島、高知、香川を巡ってきました。
楽天トラベルで名古屋から徳島行きの夜行バス(6600円→楽天クーポンで6270円)を予約し、じゃらんで高知アネックスホテル(1泊朝食付き5500円→じゃらんクーポンで4000円)とファーストイン高松(1泊朝食付き4100円→じゃらんクーポンで2100円)を予約しました。
また今回の旅行で青春18きっぷを3日分使用しました。


8/17(木)
この日は仕事を終え、自宅で夕食と入浴を済ませてから、下記の夜行バスに乗りました。
名古屋2230(コトバスエクスプレス801便)0636+1徳島
一応3列独立シートになっており、睡眠時間もそれなりに確保できるスケジュールです。

8/18(金)
夜行バスで徳島駅に到着後、駅前の松屋で朝食をとりました。牛丼屋チェーンは朝早くからオープンしているので、こういう時にありがたい存在です。
この日は徳島県で天然温泉と県立博物館めぐりの予定です。
まずは徳島天然温泉あらたえの湯(750円)に向かいました。当初は近くの東田宮というバス停までバス(210円)を利用するつもりでしたが、便数が少なく、歩いたほうが時間を節約できることに気づき、そのまま歩いてしまいました。温泉は高張、炭酸水素塩泉でNaClが豊富な泉質でした。
行きは7時半から30分歩き、帰りは10時から30分歩きで徳島駅に戻り、下記のとおりバスで文化の森へ。
徳島駅前1050(市原線210円)1114文化の森1245(市原線210円)1308徳島駅前
この文化の森という停留所は、徳島県立博物館(400円→JAFカードで320円)などがある複合施設の目の前です。県立博物館はマイペースで所要70分でした。
再びバスで駅前に戻り、近くの麵王という店で徳島ラーメン(680円)、卵(50円)、替え玉(100円)を注文しました。これがこの日の昼食です。
その後、下記の通り青春18きっぷで移動し、同きっぷでの徳島、高知への乗り入れを達成しました。夕食はコンビニで買っておいた総菜パンを車内でかじって済ませました。
徳島1443―1642阿波池田1644-1901薊野2111―2113高知
途中、薊野駅の近くにある高知ぽかぽか温泉(750円)に入り、徳島と高知での天然温泉入浴もクリアです。
これで「沖縄を除くすべての都道府県に青春18きっぷで乗り入れる」と「すべての都道府県で天然温泉に入る」を同時達成できました。そして「すべての都道府県で県立博物館またはそれに近い博物館に行く」も着々と進行中です。
高知駅前では、坂本龍馬ら三志士の巨大立像がライトアップされていました。妻にラインで写真を送ったら、不気味というコメントが返ってきたので、まあそんな感じです。
ホテルにチェックイン後、最上階にあったサウナにも入りました。

8/19(土)
この日は午前中に高知市内観光をして、午後に高松に向かう予定です。
0700過ぎからホテルで朝食をとり、0830にチェックアウトしました。
最初に24時間観光可能なはりまや橋を見てから、0900オープンの高知城と高知県立高知城歴史博物館(共通券900円)を見て回りました。高知城は現存12天守の一つであり、ここに来るのは4~5回目です。高知城歴史博物館はその名の通り、中世以降の高知城にまつわる展示がメインです。
昼食はカツオのたたき定食にしようと思い、博物館の近くにあるひろめ市場で明神丸という一番人気の店に1100のオープン直後に行ったのですが、すでに長い行列ができていました。しかもフードコート形式なので、一人では席の確保もままなりません。あきらめて別の店でカツオのたたき(500円)を買い、市場内はずれの空いたスペースで食べました。そこら辺のスーパーで買うより火加減が上手ですが、何かが満たされません。
その後、徒歩で高知駅へと向かうと、駅舎の隣にある「庄や」という店でカツオのたたき定食(1780円)を見つけました。18きっぷ格安旅の食事予算(自己ルール1000円以内)をオーバーしますが、カツオのたたきと野口英世が脳内バトルをした結果、野口英世がもう一人応援に駆けつけ、無事和解しました。かなり肉厚で、薬味と塩をたっぷりかけて食べると、これまでスーパーで買って食べたことがあるものとは別格のうまさでした。
食後、駅のコンビニでその日の夕食を買い込み、青春18きっぷで下記の通り移動しました。
高知1244―1307土佐長岡1554―1922琴平1937―高松2033
土佐長岡では天然の湯長岡温泉(900円→前日のホテルに置いてあった割引券で800円)に入りました。高知県では2つ目の天然温泉です。今後は「全都道府県で2か所以上の天然温泉に入る」を目指そうと思っているので、この際に高知県をまとめてクリアした次第です。
途中、阿波池田駅で20分強の停車時間があったので、一度改札の外に出て、近くのドラッグストアでコーヒーを買いました。実は前日、青春18きっぷで徳島から乗車したものの、まだ徳島県内で下車した経験がなかったので、その実績を作っておきたかったという他愛もない理由です。
この日の夕食は電車内で済ませ、高松到着後ホテルにチェックインしました。


8/20(日)
この日は0700からホテルで朝食開始ですが、0810に起床しました。
朝食をとってから0850にチェックアウトし、徒歩で0900オープンの香川県立ミュージアム(410円→JAFカード提示で330円)へ。香川県の歴史に関する展示などがあり、マイペースで所要80分です。
その後、駅前の讃岐うどんの店に行こうと思ったのですが、1040の時点ですでに行列ができていました。
ここでの食事はあきらめて、下記の通り青春18きっぷで乗車。
高松1110-1202岡山1213-1318相生1321-1340姫路1441―1643野洲1644―1719米原1733―名古屋1842
途中、姫路駅のゴーゴーカレーで定番のカツカレー(900円)を食べてから、姫路―野洲間はA-SEAT に乗車しました。私はみどりの窓口券売機で買ったので840円でしたが、e5489 なら600円で買えるようです。いつも青春18きっぷの旅では、大阪付近の満員状態にうんざりしていたのですが、これだと特急のような車内構造でゆったりとくつろげます。快適な読書タイムを楽しみながら、安価、快適でそれなりに高速移動できるので助かりました。


最後になりますが、全都道府県で天然温泉に入った者として、おすすめの温泉をいくつか紹介します。
すべて日帰り入浴可能です。
・オベリベリ温泉(北海道、帯広) 独特な香りのするモール泉
・朝日湯(神奈川、生麦駅) 日本一黒いと言われるモール泉
・玉川温泉(秋田) 酸性度日本一。1/4 に薄めて飲んでもレモンジュースより酸っぱい。
・スパリゾートハワイアンズ(福島) 日本一広い露天風呂。一日遊べるリゾート施設。
・西の河原露天風呂(群馬、草津) 硫黄たっぷり。草津で一番広い露天風呂。
・末吉温泉みはらしの湯(東京、八丈島) 隔日で男女入れ替え。片方だけ海を望む絶景あり。
・太閤の湯(兵庫、有馬) 有馬温泉名物の金の湯と銀の湯、両方に入れる。
・杉乃井ホテル(大分、別府) 別府の街並みを一望する棚田のような温泉。
・別府温泉保養ランド(大分、別府) 広大な露天風呂の泥湯。
・別府海浜砂湯(大分、別府) 顔以外の全身を、暖かい砂の中に埋めてもらう。
・ラムネ温泉館(大分、長湯) 世界的にも珍しい天然炭酸温泉。湯温は低め。
・シギラ黄金温泉(沖縄、宮古島) リゾートホテルのプールのような温泉。水着着用ゾーンあり。
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奈良旅行記(23年7月) [国内旅行記]

近鉄週末フリーパス(4400円)を使って、奈良に行ってきました。最近は在来線の旅にはまり、近鉄の3日間乗り放題切符を使うのもこれで12回目になります。
ホテルは、大和西大寺駅近くのビジネスホテル新大(2泊素泊まり7000円→じゃらんクーポン利用で5000円)を予約しました。


旅行初日。この日は午前中が仕事で、午後から下記の通り移動しました。
近鉄名古屋1341―1501伊勢中川1512―1554名張1600―1632大和八木1634-1704大和西大寺1756―1808生駒1811―1822長田2038―2101学研奈良登美ヶ丘2118―2128生駒2137―2149大和西大寺
途中、大和西大寺では一度ホテルにチェックインして部屋に荷物を置き、近くのショッピングセンター地下のフードコートで夕食を済ませました。
食後、長田駅に向かい、そこから徒歩圏内にある天然温泉つくもの湯 極楽湯東大阪店(490円)に入りました。温泉は少し黄土色で、サウナや蒸し風呂も充実しており、値段の割に満足できます。
帰りは長田から生駒を通り越して終点の学研奈良登美ヶ丘まで行き、そこから折り返して大和西大寺に戻ってきました。今回は近鉄に全線乗るための下準備として、普段行くことのない盲腸線を巡る予定です。

旅行2日目。この日の乗車区間は下記のとおりです。
大和西大寺0727―0752天理0812―0818平端0821―0843畝傍御陵前1054―1056橿原神宮前1104―1153吉野1412-1500橿原神宮前1501―1523古市1525―1543河内長野1547―1608道明寺1624―1628柏原1636―1640道明寺1642―1705尺土1712―1720近鉄御所1727―1736尺度1740―1745浮孔2045―2052橿原神宮前2101―2130大和西大寺
ホテルを0700に出発し、大和西大寺駅構内の蕎麦屋で朝食をとりました。
次に天理駅へ。ここには近鉄の盲腸線に乗車するために来ましたが、宗教関連で金があるのでしょう。かなり整備された駅前でした。
次に畝傍御廟前から神武天皇陵へと向かい、参拝を済ませてから、奈良県立橿原考古学研究所附属博物館(400円→JAFカード提示で350円)を見学しました。
私は現在、全都道府県の県立博物館またはそれに一番近い博物館に行く計画を立てており、奈良県では奈良国立博物館とここがそれに該当します。他の都道府県でも同様のことをしているうちに、次第に歴史に興味を持つようになり、現在は神武天皇の生涯に関心を抱いています。その関係もあって、ぜひとも再訪したい場所でした。
その後、吉野に向かう電車の中で総菜パンをかじって昼食を済ませ、吉野では駅から徒歩で世界遺産の金峰山寺と吉水神社(600円)を見て回りました。吉野駅からは往復800円のロープウェイも出ていますが、個人的には余裕で歩ける距離です。吉水神社には歴代天皇の姿を描いた掛け軸がありました。
吉野からは、近鉄の盲腸線を巡るべく、河内長野、柏原、近鉄御所まで足を延ばし、その帰りに浮孔駅近くにある橿原ぽかぽか温泉(800円)に立ち寄りました。ここは奈良県の天然温泉施設です。夕食もそこの食堂でアジフライと唐揚げ定食(930円)を注文して済ませ、サウナや天然温泉の炭酸風呂に入ってから、ホテルのある大和西大寺に戻りました。

3日目。この日は伊勢神宮に参拝してから名古屋に帰る計画で、下記の通り乗車しました。
大和西大寺0733―0754大和八木0807―0839名張0844―0931伊勢中川0941―1002伊勢市1007―10128五十鈴川1207―1211伊勢市1502―1648近鉄名古屋
ホテルを0700にチェックアウトし、大和西大寺駅の蕎麦屋で朝食をとってから、伊勢に向かいました。
途中、伊勢市で電車を降り、駅のホームにあるコインロッカーに荷物を預けてから五十鈴川へ。そこから徒歩でおかげ横丁を通り、伊勢神宮内宮を参拝しました。境内はかなり暑く、かなり混んでいます。帰りにおかげ横丁で伊勢うどん(550円)を食べました。
伊勢市ではまず伊勢神宮外宮に参拝してから、汐湯・おかげ風呂間旭湯へ。入場だけなら470円ですが、私はサウナも利用したので600円でした。ここには二見浦の海水を温めた湯舟があり、お伊勢参りの伝統行事である潮浴びをプチ体験できます。本来は潮浴びをしてから、外宮、内宮の順に参拝するのですが、今回は営業時間や電車の都合で逆になりました。なおここにはミストサウナもあり、潮浴びをしてからそちらに入ると塩サウナに近い効果が得られそうです。
最後にしっかりと冷水につかって体全体をクールダウンしてから、猛暑の中を伊勢市駅まで歩き、近鉄急行で名古屋に帰ってきました。
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松山旅行記(23年7月) [国内旅行記]

今回は松山に行ってきました。
ユナイテッド航空の10500マイルと880円で下記特典航空券を発券。
DAY1 NH1821 NGO 0805 MYJ 0910
DAY3 NH1828 MYJ 2010 NGO 2115
NH、NGO、MYJ はそれぞれ全日空、セントレア、松山です。
ホテルはビジネスホテル泰平(天然温泉、2泊朝食付きで11300円→じゃらんクーポン利用で8300円)を予約しました。
ちなみに私のメインカードはセゾンマイレージプラス(年会費1650+5000円)であり、1000円のショッピングごとに15マイル獲得できます。特典航空券に必要なマイルはこちらで稼いでいます。
また空港ラウンジとプライオリティパス用に楽天プレミアムカード(年会費11000円)も持っており、こちらは楽天買い回りセール中の5の倍数デーにふるさと納税めぐりをすれば、それなりに年会費を回収できます。


旅行初日、自宅近くのすき家で朝食をとってからセントレアに向かい、カードラウンジに立ち寄ってから搭乗しました。松山空港でも到着時にカードラウンジに立ち寄り、ここのメインドリンクであるポンジュースを飲みました。
ここからJR松山駅までリムジンバスだと700円、所要15分ですが、松山空港2番乗り場から出ている伊予鉄バス松山空港線(52 or 53番)だと370円、所要19分です。後者は本来ローカル向けでしょう。
私は途中にある道後さや温泉ゆらら本館(650円)に立ち寄り、下記の通り松山市へ向かいました。
松山空港1005(伊予鉄バス53番、190円)1011富久口
西側1305(伊予鉄バス56番、260円)1319松山市
富久口と西側はどちらもゆらら本館から徒歩数分のバス停です。昼食はゆらら本館内の食堂で松山名物の鍋焼きうどん(800円)を食べました。ここの泉質は海水によく似たナトリウム塩化物温泉です。
松山市駅に到着後、スマホで伊予鉄市内電車3Dayチケット(1400円)を購入しました。これで旅行中は市内の路面電車に乗り放題です。まずは大街道に向かい、そこから徒歩とロープウェイ(往復540円)で松山城(540円)に向かいました。ここは現存天守12城の一つです。
この日は大雨のため、松山城裏から二の丸史跡庭園へと抜ける山道が通行禁止になっていたこともあり、ロープウェイで下山後、路面電車で南堀畑に向かいました。ここから県立美術館(常設展330円)と二の丸史跡庭園(200円)に立ち寄り、坂の上の雲ミュージアムに向かったのですが、こちらも雨で臨時休業になっていました。
やむをえず、いったん鉄砲町近くにあるホテルにチェックインして荷物を置き、少し休んでから再び大街道に向かいました。この日は夏祭りのようで、あたりにはさっきまでなかった屋台が立ち並んでいます。浴衣姿の人も見かけました。夕食を何にしようか迷ったのですが、結局ロープウェイへと向かう道沿いにあった次郎系のラーメン屋でもやしラーメン(900円)を食べて、ホテルに帰ってきました。
今回のホテルには奥道後温泉の引き湯とサウナがついています。ラーメンの汁を飲み干した分以上に発汗して塩分を排出しました。

2日目、0630からホテルで朝食をとり、屋上階の温泉とサウナに入ってから、0900に出発しました。
まずは路面電車で大街道に向かい、前日行きそびれた坂の上の雲ミュージアム(400円→JAFカード提示で320円)へ。ここは司馬遼太郎の小説、坂の上の雲を題材にした博物館です。前回来た時には未読だったのですが、今回は読了したので再訪しました。
この小説の主人公は松岡出身の正岡子規、秋山古好、秋山真之の3人ですが、子規と真之は同級生で、古好は真之の兄です。この兄弟の日露戦争での活躍が紙面の大半を占め、全編を振り返ると子規は準主役の位置づけです。兄の古好は日本陸軍騎馬隊の生みの親とも言える存在であり、弟の真之はバルティック艦隊を撃破した海軍の作戦に寄与しました。この兄弟がいなければ、日露戦争の行方はまた別のものだったかもしれません。
「この文章に見覚えがあるな」と思いながら、1時間ほどで見て回りました。
その後、路面電車でJR松山駅に向かい、駅の券売機で下記の乗車券と特急券を購入しました。時短のため、この日の昼食は駅のセブンイレブンで購入した総菜パンと野菜ジュースです。
松山1141―1229下灘(630円)
下灘1301―1321伊予市1332―1427卯之町(宇和島15号利用、2840円)
卯之町1730―1834松山(宇和島24号、2840円)
下灘に向かう車内で、空いた頃合いを見計らって昼食を済ませ、写真の名所として有名な下灘駅へ。ここからは瀬戸内海を一望でき、海に一番近い駅と呼ばれることもあったそうですが、島原鉄道の大三東駅のほうが絶対に近いです。というかあちらは片方のホームが海の真上にあり、下灘駅では国道を挟んだ先に海が広がっています。しかし大三東駅の下は遠浅の海で、干潮時には岩肌が露出するので、写真映えするのは下灘駅でしょう。
ここで写真を撮ってから卯之町に向かい、駅から徒歩で愛媛県歴史文化博物館(540円)へ。私は全都道府県の県立博物館を巡る計画を立てており、ここが愛媛県立博物館と呼ぶのに最もふさわしい施設です。読んで字の通りの博物館で、愛媛県について詳しく知ることができました。私のペースで所要90分という見ごたえのある施設ですが、あまりに辺鄙な場所にあるのでガラガラでした。
帰りの電車まで中途半端に時間があったので、駅に向かう途中のジョイフルで早めの夕食をとり、特急と路面電車を乗り継いでホテルに帰ってきました。

3日目、0630からホテルで朝食をとり、0900にチェックアウトしました。今回の旅の目的は前日までにほぼ果たしたので、この日は松山市内で温泉巡りをする予定です。
最初にJR松山駅に向かい、駅のコインロッカーに荷物を預けてから、松山市駅へ。今回購入した伊予鉄市内電車3Dayチケットには、ぐるりんという観覧車の無料利用券がついており、せっかくなので乗りました。一番上まで行くと、松山城をわずかに見上げるくらいの高さになります。
次に子規堂(50円)という正岡子規の生家へ。ここは江戸~明治時代の下級武士の小さな家です。
そこからアーケード街を歩きながら大街道へと向かい、途中アーケードから少しそれた場所にあるアサヒという店で松山のB級グルメである鍋焼きうどん(800円)を食べました。薄い出汁のうどんに甘く調理した肉が入っています。
その後、大街道から路面電車に乗って道後温泉へ。駅から観光客向けの商店街を歩いていくと、本館、椿の湯(450円)、飛鳥の湯(610円)という3つの公衆温泉がありますが、一番歴史のある本館は2024年まで改修中です。代わりに飛鳥の湯に入りました。こちらのほうが少し高級で、内湯のほかに露天風呂もあります。
この近くには子規記念博物館もあるのですが、今回はパスして道後公園を散策し、路面電車でJR松山駅に戻ってきました。
駅の正面に伊予の湯治湯喜助の湯(700円)という源泉かけ流し温泉付きのスーパー銭湯があり、こちらでサウナや炭酸泉、寝転び湯、110度の高熱サウナなどを巡って時間をつぶし、コインロッカーの荷物を引き払ってから、下記のバスで空港に向かいました。
JR松山駅前1652(伊予鉄バス52番、370円)1714松山空港
空港ビル1階のうどん屋でじゃこ天うどん(650円)を食べ、カードラウンジに立ち寄ってから、セントレア行の飛行機に搭乗しました。
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秋田・岩手旅行記(23年6月) [国内旅行記]

今回は秋田と岩手に行ってきました。
ユナイテッド航空の10500マイルと880円で下記特典航空券を発券。
DAY1 NH4687 NGO 0805 AXT 0925
DAY3 NH1840 AXT 1730 NGO 1855 (NH、NGO、AXTは全日空、セントレア、秋田)
楽天トラベルでR&Bホテル盛岡駅前(2泊朝食付きで13200円→全国旅行支援で10560円)を予約しました。
当初は盛岡と大曲で1泊ずつする計画でしたが、旅行2日目の15時から脳梗塞関係のWEB講演会のコメンテーターを依頼されました。そこで急遽2泊とも同じホテルに泊まり、ホテルの部屋から参加することにしました。クロックスにTシャツというラフな格好で旅行し、会議の時に上半身だけワイシャツとネクタイ姿になる予定です。14時過ぎから部屋で準備をしたいので、清掃を依頼する時間がなく、少しだけ割安なエコ連泊清掃なしプランにしました。
ちなみに私は今年の8月、下記の2つを同時達成する予定です。
・青春18きっぷで沖縄以外の全都道府県に乗り入れる(沖縄のゆいレールには全区間乗車済み)。
・全都道府県で天然温泉に入る
そこで次の計画として、下記の3つを目指すことにしました。
・全都道府県の県庁所在地で宿泊する。
・全都道府県の県立博物館(またはそれに一番近い博物館)に行く。
・全都道府県で2か所以上の天然温泉に入る
今回は岩手の県庁所在地である盛岡に宿泊し、秋田と岩手の県立博物館に行き、岩手で2か所目の天然温泉に入る予定です。


6/16(金)
この日は自宅近くのすき家で朝食をとってからセントレアに向かい、チェックインしました。
カードラウンジに立ち寄り、出発の40分前に保安検査場に向かうと、かつて経験のないレベルで長蛇の列になっています。結局、時間ギリギリの人専用レーンに案内されて、何とか無事に搭乗できました。
この日の陸路移動は下記のとおりです。
秋田空港0940(空港バス950円)1020秋田駅西口
秋田1038―1053追分1254―1310秋田1345―1434大曲1455―1514角館1728―盛岡1858
秋田駅で大きな荷物をコインロッカーに預け、秋田から仙北町までの往復乗車券(4620円、有効期限4日)を購入してから、交通系ICカードで追分駅に向かいました(242円)。
駅から15分ほど歩いたところに秋田県立博物館(入場無料)があり、そこで郷土の自然と歴史に関する展示をメインに見学しました。駆け足で1時間ほどですが、本来のマイペースだと90分くらいかかりそうです。この日は昼食の時間をとれないので、帰りの追分駅に向かう道中で、あらかじめ買っておいた総菜パンをかじって空腹を満たしました。田舎では1~2時間に1本しか電車がないことも多く、それにあわせて最適化したプランを立てるしかありません。
秋田駅に戻ってコインロッカーの荷物を引き上げ、次は角館へ。ここは佐竹北家(秋田藩佐竹氏の分家?)が城主を務めた地方の城下町です。黒で統一された家々の壁が連なり、その庭には多くの木々が見えます。私が知る限り、これほどまで武家屋敷が延々と並ぶ場所は他にありません。私はここで焼ききりたんぽ(一串300円)を食べ、200石の武家である青柳家(500円)を見学しました。後者は単なる武家屋敷に留まらず、江戸~明治のレトロな品を集めた博物館でもあります。所要30分くらいでした。
ここから角館駅に戻り、JR在来線で盛岡駅へ。途中、秋田新幹線と何度もすれ違い、そのたびに待たされました。しかし大自然の中を走る単線であり、新幹線よりも窓が広くて乗客が少ないので、こちらのほうが旅情は上だと思います。ちなみに通常の在来線は狭軌ですが、ここでは新幹線に合わせて標準軌になっています。
盛岡駅到着後、駅の1階にある大同苑で盛岡冷麺(1100円)を食べました。韓国の冷麺をベースに、日本人の好みにあわせて味をマイルドにした感じですが、量はやや物足りません。
食後、ホテルにチェックインし、翌日の準備としてZOOM接続の確認をしました。

6/17(土)
この日は0630過ぎからホテルで朝食をとり、0730に出発しました。
R&Bホテルでは、ルームカードを部屋の中に挿入していないと主電源が落ちてしまい、コンセントすら使えなくなります。しかし午後の講演会に備えてパソコンを満充電のままにしておきたかったので、翌日の朝食カードをルームカードの代わりに挿入しておきました。
まずは盛岡駅周辺を散策してから、下記の通りバスで西松園二丁目へ。
盛岡駅前0845(岩手県交通、440円)0913西松園二丁目1139(岩手県交通、440円)1213盛岡駅前
ここから少し歩いた先に、岩手県立博物館(330円)があります。岩手県の地学、自然、歴史、風俗に関する展示があり所要100分、屋外の古民家や植物園も見て回ると2時間といったところです。
ここを見終えてから盛岡駅に戻り、地下のめんこい横丁にある銀河辣麺堂でジャージャー麺のランチセット(940円)を食べました。これは冷麺と並んで、盛岡のB級グルメとして代表的な料理です。食後、再び駅周辺を散策してからホテルに戻り、上半身だけワイシャツとネクタイ姿でWEB講演会に参加しました。
会終了後、今度はめんこい横丁の柳谷でニンニクキムチ納豆というラーメン(980円)を食べてから、前日購入した秋田発・盛岡経由・仙北町行の乗車券を使って仙北町駅へ。
仙台1749―1752仙北町2040―2045盛岡
駅から15分ほど歩くと、喜盛の湯(630円)というお値段安めのスーパー銭湯があります。ここには天然温泉が湧出しており、岩手で2か所目の天然温泉に入りました。
帰りは仙北町発・盛岡経由・秋田行の乗車券を使い、盛岡で途中下車しました。
JRの乗車券は営業キロが100キロを超えると途中下車できるようになり、有効期限が片道当たり2日に伸びます。今回は往復で購入したので、4日間有効です。秋田発・盛岡行と秋田発・盛岡経由・仙北町行が同じ値段だったので、どうせなら仙北町の温泉まで足を延ばせるようにした次第です。

6/18(日)
この日は0630からホテルで朝食をとり、0800前にチェックアウトして、ホテルで大きな荷物を預かってもらいました。3時間ほどで駅東側に点在するいくつかの観光地を巡る予定です。
最初に盛岡城跡公園、盛岡信用金庫本店、ござ九・もり九商店、岩手県公会堂、新渡戸稲造像を見て回り、0900オープンの盛岡歴史文化館(300円)に入場しました。ここは盛岡藩主である南部家推しの博物館です。南部鉄器、南部せんべいなどの名前にも残っている通り、南部家は地元の人から敬愛されているようです。
次に岩手銀行赤レンガ館(300円)へ。東京駅の建造で有名な辰野金吾氏の作品で、私も各地で同様の建物を見たことがあります。しかし300円の有料区域に値段相応の価値はないのかなと感じました。
ここからすぐ近くにあるもりおか啄木、賢治青春館にも行けば良かったのですが、地図上で見落としてしまい、啄木新婚の家(入場無料)に行きました。ここは江戸時代の普通の武家屋敷で、啄木が3週間ほど過ごしただけの場所です。
ここを見終えると、時刻は1100過ぎです。盛岡駅めんこい横丁の小すう店でじゃじゃ麺(650円)を食べ、ホテルに預けてあった荷物を引き払ってから、新幹線で秋田に向かいました。
盛岡1235―1408秋田1435(空港バス950円)1515秋田空港
秋田空港ではカードラウンジに立ち寄り、セントレアではプライオリティパスでくつろぎ処に立ち寄り・・・と思っていたのですが、自分のミスでプライオリティパスの有効期限が切れていました。結局この日の夕食は自宅近くのすき家になり、帰宅後すぐに新しいプライオリティパスを申し込みました。
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博多~長崎旅行記(22年5月) [国内旅行記]

今回は福岡、佐賀、長崎を周遊してきました。
ユナイテッド航空の10500マイルと1100円で下記特典航空券を発券し、じゃらんで下記ホテルを予約。
DAY1 NH449 NGO 2010 FUK 2140
DAY4 NH374 NGS 2005 NGO 2120 (NH、NGO、FUK、NGSはそれぞれ全日空、名古屋、福岡、長崎)
1泊目 R&Bホテル博多駅前第1(朝食付き)4800円→じゃらんクーポンで2800円
2泊目 サガシティホテル(2食付き)5900円→じゃらんクーポンと全国旅行支援で3920円
3泊目 ドーミーイン長崎新地中華街(素泊まり)4500円→じゃらんクーポンで2500円
今回獲得できる地域クーポンは、佐賀県の2000円のみです。


旅行初日、仕事を終えてからセントレアに向かいました。
チェックインを済ませ、プライオリティパスで利用できる「くつろぎ処」へと直行。味噌煮込みうどんとエビフライの定食と生中を注文し、滑走路が見える大浴場とサウナを利用して無料です。
福岡空港到着後、地下鉄で博多駅に向かい、ホテルにチェックインしました。

2日目、0630過ぎからホテルで朝食をとり、0740にチェックアウトしました。
今回は博多から二日市、鳥栖、佐賀、武雄温泉、諫早で途中下車しながら、長崎まで行く予定です。
武雄温泉と諫早間のみ長崎新幹線の自由席に乗車することにして、乗車券(2860円)と新幹線特急券(1260円)をみどりの窓口で購入しました。
この日の乗車区間は下記のとおりです。
博多0809―0836二日市
西鉄二日市0856―0901大宰府1139―1145西鉄二日市(片道170円×2)
二日市1229―1243鳥栖1309―1339佐賀
佐賀駅バスセンター1425-1434博物館前1635―1648佐賀駅バスセンター(片道160円×2)
太宰府ではまず天満宮に参拝しました。周囲からは、かなりの頻度で韓国語とタイ語が聞こえてきます。
その後、太宰府天満宮宝物館、菅公歴史館、九州国立博物館の三館共通券(1000円)で三館を巡りました。と言っても前二者はただのおまけで、メインは九州国立博物館です。東京、京都、奈良、九州にある国立博物館の中でも、個人的には収蔵品圧倒的ナンバー1の東京に次いで好きな場所です。広い空間を利用した和モダンな雰囲気も素敵ですし、海洋国家日本の歴史を俯瞰できる展示内容も気に入っています。ただしこれで4~5回目なので、さすがに満腹感が出てきました。
その後、太宰府駅前の一蘭に入ろうと思っていたのですが、1130の時点ですでに行列ができていたので、そのまま二日市に向かい、駅の建物内にある食堂でチキン南蛮定食(900円)を注文しました。基本的に美食への執着は少ないので、道中の店で1000円以下の地元B級グルメを注文するのが私のスタイルです。チキン南蛮は宮崎発祥なので、ぎりぎり地元九州のB級グルメということにしておきます。
鳥栖では乗り継ぎ時間で駅近くのサンメッセ鳥栖に向かい、映画「月光の夏」のモデルになったピアノを見てきました。戦時中、グランドピアノがある小学校に特攻兵がやってきて、音楽教師の女性に「ピアノを弾かせてください」とお願いし、ベートーベンの月光を弾いていったという逸話で有名になりました。映画では多少設定を盛っていますが、かつてピアノに恋い焦がれながら戦場に赴いた若者がいたのは事実のようです。
佐賀駅到着後、少し駅周辺を散策してからバスで佐賀城跡地に向かい、佐賀城本丸歴史館、佐賀県立博物館、佐賀県立美術館をハシゴしました。すべて入場料無料です。
佐賀藩は長崎の出島の警備を担当していたため、海外の情報に詳しく、アヘン戦争後の西洋諸国が今度は日本にやってくることを見越して、1850年に日本初の大砲を製造する技術を完成させていました。そのためペリーの黒船来航後、江戸幕府から単独指名で大砲製造を仰せつかりました。そして時は流れ、勤皇討幕派と幕府が内戦を始めた時、大砲や海軍を持つ強者佐賀藩がどちらにつくのか日本中が注目しました。結局、佐賀藩は討幕派につき、上野の戦いではアームストロング砲を用いて幕府軍をたったの1日で蹴散らします。この佐賀藩無双状態が、佐賀県の語る歴史です。
本丸の大半は新しく建造されていましたが、一部は江戸時代の建物が残っています。
博物館では、佐賀県の自然と動植物、歴史に関する展示があり、刀剣の特別展も開かれていました。
美術館は一部屋のみですが、現代アートがメインで展示されていました。
その後、バスで佐賀駅に戻り、ホテルにチェックインしました。地域クーポン2000円は使い道に困ったので、駅のドラッグストアでいつも使っている歯磨き粉を買いだめすることにしました。クーポンをもらって、普段なら見向きもしないものを無理やり買わされるのはどうも苦手なのです。
その後、ホテル隣の飲食店で夕食をとり、ホテルの大浴場とサウナを利用しました。

3日目、0630からホテルで朝食をとり、0720にチェックアウトして、下記の通り乗車しました。
佐賀0747―0804江北0816―0832武雄温泉1000―1022諫早
諫早1050―1200島原1610―1620大三東(おおみさき)1659―1800諫早(しまてつフリーパス3000円)
諫早1846―1927長崎
武雄温泉では武雄温泉元湯(500円)に入った後、大正時代に建てられて今はもう使われなくなった古い「新館」や登楼を見学しました。
武雄温泉から諫早までは長崎新幹線です。これで私は北海道、東北、秋田、山形、上越、北陸、東海道、山陽、九州、長崎のすべての新幹線に乗車したことになります。
諫早到着後、駅のコンビニで総菜パンを買い、それを車内で食べて昼食としました。この日は見るべきものが多いので、時短のための措置です。
島原駅に到着し、まずは島原城へ。ここは現存天守12城ではなく、後世の再建で、天守閣内部は博物館になっています。島原藩が1838年に作ったという大砲が展示されていました。昨日の話では、1850年に日本初の大砲を作ったのは佐賀藩のはずでしたが、よく分かりません。天守閣最上階からの眺めは、海あり山ありで素晴らしく、おまけで民具資料館と西望記念館にも入場できました。
その後、四明荘(330円)へ。島原には豊富な湧水があり、道の側溝を流れる澄み切った水の中を鯉が泳いでいます。あまりに澄んでいるので、写真の撮り方によっては鯉が宙を浮いているように見えることもあります。その湧水を用いた池を持つ家屋が四明荘です。
次に島原温泉ゆとろぎの湯(530円)へ向かいました。ここは鉄分の豊富な炭酸泉とのことですが、加温して炭酸が抜けているせいか、体に泡がつくことはありません。炭酸泉として有名な大分県の長湯温泉ではかなりお湯がぬるく、湯船に入っていても寒くなってくるのですが、その代わりしっかりと体に泡がつきます。個人的にはこちらもあまり加温せずに使用してもらいたかったものです。
その後、島原鉄道で大三東駅に向かいました。ここの駅ホームは海の上にせり出しており、日本一海に近い駅と呼ばれています。しかし私が訪れたのは干潮時だったので、海面がやや向こうのほうに後退していました。
そこから諫早駅に向かい、駅舎建物内の定食屋でちゃんぽん(750円)を食べました。長崎の地元B級グルメとしてはド定番です。ここ数日サウナに入りまくって塩分喪失気味だったので、スープまで飲み干しました。
今回の長崎での宿はドーミーインです。大浴場とサウナに入ってから、夜泣きそばを食べました。

4日目、0720にチェックアウトして、ホテルに荷物を預けました。ホテルでも朝食バイキングがあったのですが、2500円で宿泊して1800円の朝食を頼むのは、何かアンバランスな気がして見合わせました。そして結局、朝食を近くのすき家で済ませました。
この日は長崎市内観光ですが、出島、大浦天主堂、グラバー園、新地中華街、原爆資料館、軍艦島、稲佐山山頂からの夜景など主だったところには行ったことがあります。そのため、基本的にはマイナーな観光地を回ることにしました。
近くのホテルで路面電車の1日乗車券(600円)を購入し、まずは平和公園へ。ここにも何度か来ていますが、この日は広島でG7が開かれていたため、それに合わせて原爆関連施設を再訪してみました。この公園の一番奥にある巨大な男性像は西望という人の作品であり、前日その試作品を島原城にある西望記念館で見たばかりです。
次に爆心地公園を見てから、長崎原爆資料館(200円)へ。何度も見てきた展示ですが、初めて見る人へのメッセージ力はかなりのものがあると思います。
そこを見終えてから、路面電車で長崎歴史文化博物館(JAFカード提示で500円)へ。ここにはかつて奉行所があり、地元の老人による再現演劇を見ました。クオリティーはお遊戯会レベルです。他には隠れキリシタン、江戸時代の中国や西欧との通商の窓口であった歴史に関する展示がメインであり、解体新書の現物を見て、複製品を手に取ることもできました。
その後、諏訪神社に参拝してから、浜町アーケードに向かい、ツル茶ん本店という店で、昔懐かしのトルコライスと長崎風ミルクセーキ(計2000円)を食べました。この時は有名店でのトルコライスな気分だったので、つい普段の予算を上回ってしまいました。
食後、長崎孔子廟中国歴史博物館(660円)へ向かいました。孔子廟は、中国に31ある省、自治区、直轄市のうち29か所に訪れたことがある私が見ても、中国として違和感がありません。附帯の博物館では故宮博物院所蔵の(?)作品群が展示されていました。
次に長崎駅に向かい、日本二十六聖人殉教地(高台の公園。入場無料)と副済寺(参拝無料)を見て回りました。後者は華僑によって建てられた寺院で、本殿が巨大な亀の甲羅のようになっており、そこから巨大な亀の頭が生え、甲羅の上にはこれまた巨大な観音像が乗っています。たしかに日本人の感性ではありえない寺院でした。
ここまでで暑さにやられて体力が尽きてきたこともあり、ホテルに戻って荷物を引き払ってから、空港バス(1200円)で長崎空港に向かいました。夕食はセブンイレブンのちゃんぽん(572円)で済ませ、カードラウンジに立ち寄ってから飛行機に搭乗しました。
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福岡旅行記(23年4月) [国内旅行記]

この春、息子が高校を卒業して山形大学医学部に進学しました。国立なので学費面では助かったのですが、それでも山形への往復や新生活準備、自動車学校、クルマ購入(納車半年待ち)などでかなりの出費になりました。
そんな懐事情もあって、当面は割高な国際線航空券を買う気分ではありません。航空会社がコロナ禍での赤字を回収し、国際線チケットの価格がこなれてくるまでは、国内旅行を続けようと思います。

今回は先月から通い詰めた東北ではなく、西に行きたい気分だったこともあり、福岡に行ってきました。
ユナイテッド航空の10500マイルと1100円で下記特典航空券を発券し、じゃらんで下記ホテルを予約しました。
DAY1 NH449 NGO 2010 FUK 2140
DAY4 NH3860 FUK 1140 NGO 1300 (NH、NGO、FUKはそれぞれ全日空、名古屋、福岡)
1日目 ウェルビー福岡(朝食付き)4290円→じゃらんクーポンと全国旅行支援で2632円
2&3日目 ホテルキャビナス福岡(素泊まり)10560円→じゃらんクーポンと全国旅行支援で5648円
なお日程は木金土日なので、合計5000円分の地域クーポンがもらえます。


20日(木)
この日は仕事を終えてから、セントレアに向かいました。
息子の大学受験が後期までもつれこんだ影響で、飛行機に乗るのは今年始めてです。久しぶりにプライオリティパスのホームページを見ると、ターミナル1の4階にあるくつろぎ処を利用できるようになっていました。大浴場とサウナの利用(タオルレンタル付き)1500円、石焼ビビンバと韓国冷麺のセット1390円、生中680円のセットが無料でした。
湯上がり、ほろよい加減で飛行機に搭乗し、福岡空港からは地下鉄(260円)に乗り継いで宿泊施設に向かいました。
この日泊まったのは、ウェルビーというサウナ付きカプセルホテルの福岡店です。私はこれでウェルビー系列の4店舗を制覇しましたが、一番内容が充実していておすすめなのは名古屋の今池店です。

21日(金)
この日はホテルで朝食をとり、福岡市地下鉄の1日乗車券(640円)を買ってから、唐津に向かいました。姪浜までは地下鉄、その先はJRで片道860円です
祇園0904―0921姪浜0929ー1026唐津
唐津では下記の5箇所をめぐりました。
・唐津曳山展示場(310円)。唐津くんちの曳山の現物と祭りの動画を見ることができます。
・旧唐津銀行(無料)。日本全国やソウルにある明治〜大正時代の銀行の意匠とよく似ています。
・唐津神社(無料)。
・旧大島邸(100円)。唐津銀行創業者の邸宅で、和風の大きな家です。
・唐津城(500円)。海沿いに立ち、内部は博物館になっています。天守閣からの眺めは、私がこれまで訪れた城の中でもトップクラスです。
唐津1347ー1427筑前前原1429ー1451姪浜1500ー1517祇園
その後、祇園に戻ってから下記の3箇所をめぐりました。
・博多町家ふるさと館(200円→1日乗車券提示で150円)。博多祇園山笠に関する動画と古い家財道具などに関する展示がメインです。
・博多歴史館(300円→同200円)。櫛田神社の境内にあり、昭和時代の野球チーム、刀剣、祭りの山車などに関する展示物があります。
・キャナルシティ博多。川沿いのショッピングモールです。博多でラーメンを食べたいなら、ここのラーメンスタジアムか、博多駅の博多麺街道か、福岡空港のラーメン滑走路に行けば良いでしょう。私はラーメンスタジアム内の久留米 本田商店で、1号(純味、950円)を食べました。今回の旅行は3泊ともサウナ付きのカプセルホテルで、しっかりと発汗する予定なので、ラーメンの汁も憂いなく飲み干すことができました。
・福岡アジア美術館(アジアギャラリー200円→同150円)。ここではアジアの近代美術を見ることができます。エジプトの特別展(1600円)もありましたが、私はカイロ国立博物館や大英博物館、ルーブル美術館、日本国内各所で十分すぎるほど見てきたので、今回はパスしました。
この後、地下鉄で中洲川端駅から博多駅まで移動し、博多駅で地域クーポン2000円分の土産物を買い込んでから、ホテルにチェックインしました。ここでも3000円分の地域クーポンをもらいましたが、こちらは最終日が使用期限です。

22日(土)
この日は、世界遺産の宗像大社に行く予定です。ここは日本書紀に登場する日本最古の神社の一つであり、本土の辺津宮、沖合の中津宮、さらに沖合で普段は一般人が立ち入ることのできない沖津宮に分かれています。
中津宮、辺津宮の順にいくことにして、下記のスケジュールを立てました。
博多0745―0814東郷0834―0900神湊波止場0925―0950大島
大島1300―1325神湊波止場1400-1407宗像大社前1526―1538東郷1554―1623博多
東郷まではJR、そこから波止場まではバスで、その先はフェリーです。

なお辺津宮、中津宮の順に行く下記のスケジュールも可能です。
博多0745―0814東郷0834―0844宗像大社前1042―1058神湊波止場1115―1130大島
大島1440―1455神湊波止場1519―1538東郷1554 ―1623博多

ホテルを出発し、博多駅隣のバスターミナル1階にある吉野家で朝食をとり、JRとバスを乗り継いで神湊波止場にたどり着きました。
しかしこの日は波が高いので、フェリーが全便運休になったとのこと。言われてみれば海辺の風は強く、波も高いのですが、空は快晴です。波止場にたどり着くまでまったくの想定外でした。
(ちなみに翌日は全便通常運行でした)
仕方なく0920発のバスで辺津宮まで戻り、神社への参拝と神宝館(800円→JAFカード提示で600円)の見学をしました。
後者には沖津宮での昭和時代の学術調査で発掘された4〜8世紀の刀剣、鏡などが展示されていますが、ほぼすべて国宝です。沖津宮で発掘されたという付加価値だけで、錆びた鉄の塊ですら国宝になるようです。
ここから1055発のバスで東郷駅に戻り、JRを乗り継いで博多に戻ってきました。時刻は正午です。地域クーポンを使える店を駅地下で探し、百菜という店で若鶏の黒酢炒め定食(968円)を食べてから、福岡市地下鉄の1日乗車券(640円)で下記をめぐりました。
・サザエさんロード(無料)。地下鉄西新駅から福岡市博物館までの道がそう名付けられています。途中、磯野広場にはサザエさんたちの像がありました。
・福岡市博物館(200円→1日乗車券提示で150円)。ここの常設展の最初の展示物が、あの有名な漢倭奴国王の金印(もちろん国宝)です。実物は2センチ弱しかなく、思ったより小ぶりでした。その後も福岡の歴史に関する展示がこれでもかと言わんばかりに陳列されており、見ごたえなら九州国立博物館に引けを取りません。
・福岡タワー(800円→同720円)。海のそばに経っており、福岡市近郊ではおそらく一番高い建物です。土曜の午後とあって、数十分並びましたが、ここからの景色は一見の価値ありです。
その後、再び西新駅に戻り、少し時間が余っていたので福岡市の地下鉄を全制覇することにしました。
まずは貝塚駅に向かい、地域クーポンを使える駅近くのバーミヤンで四川麻婆豆腐定食(989円)を食べました。わりと頑張っていますが、四川省成都や国内の陳麻婆豆腐での味を知る身としては、山椒の効きが少し物足りません。
ここから2回乗り継いで橋本駅まで行き、折り返して博多駅に戻ってきました。前日には姪浜まで乗車したので、これで現在の福岡市地下鉄の全区間を制覇したことになります。

23日(日)
前日夜に続き、この日の朝もサウナに入ってから、チェックアウトしました。
博多駅から地下鉄(260円)で空港に向かい、残りの地域クーポンでお土産を買ってから、保安検査手前のノースと検査後のサウス、2箇所のカードラウンジをハシゴしました。
どちらも缶ビールかフリードリンクの2択を選べます。ノースにはトマトジュース、青汁、マンゴジュースがあり、サウスにはトマト、デコポン、ピンクグレープフルーツの各ジュースがありました。サウスは滑走路に面した明るいラウンジで、コーヒーもコスタコーヒーの各種メニューを選べるようになっています。私がどちらか一つだけ立ち寄るなら、サウスを選びます。
セントレア到着後、プライオリティパスでくつろぎ処に立ち寄りました。午後の日差しが差し込む大浴場から滑走路を眺め、風呂上がりに生中とビビンバ、冷麺を楽しんで、すべて無料です。なお、ビビンバと冷麺の代わりに味噌煮込みとエビフライのセットも選択可能です。私は県民割とシャチ泊、全国旅行支援で名古屋市内のホテルを101か所泊まり歩き、名古屋メシを十分堪能していたので、今回は韓国系に走りました。
その後、カードラウンジにも立ち寄ってから、帰宅しました。
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福山・岡山旅行記(23年1月) [国内旅行記]

今回はもともと青春18きっぷの残り2日分と他の交通手段を組み合わせ、3日間で岡山、広島、徳島、高知県に踏み入れ、その4県で天然温泉に入る計画でした。下記がそのプランです。

1月7日(土)
名古屋0644―0719大垣0725―0800米原0818―1049姫路1106―1125相生1127―1238岡山1256―1353福山
福山1400―1420コロナワールド1630―1650福山
天然温泉コロナの湯福山店(土日850円)
福山1736―1817新倉敷2021―2038岡山2042―2123坂出2130―2138丸亀
満天の湯倉敷店(土日1080円)

1月8日(日)
丸亀0723―0729多度津0733―0751琴平0806(しまんと3号3030円)0926土佐山田0933―0955薊野
高知ぽかぽか温泉(720円)
薊野1247―1547阿波池田1609―1827徳島
徳島1905(徳島バス210円)1914中吉野町四丁目2131(徳島バス210円)2143徳島駅前
徳島天然温泉 あらたえの湯(休日900円)

1月9日(月)
徳島1015(バス210円)1037徳島港1055―1305和歌山港1314―1319和歌山市1330―1429南海難波
大阪難波1444―1449鶴橋1453―1603名張1610―1657伊勢中川1701―1823近鉄名古屋
(徳島港から、好きっぷ2200円+近鉄株主優待券1900円を利用)

これを実行できれば、沖縄を除く全都道府県に青春18きっぷで足を踏み入れ、全都道府県で天然温泉に入る計画をコンプリートできたのですが、諸事情により2日間の日程に短縮しました。
そこで徳島と高知を諦め、今後の宿題として残すことにしました。
下記が実際の旅程です。


1月8日(日)
この日は18きっぷと無料シャトルバスで下記の通り移動しました。
名古屋0702―0809米原0818―1049姫路1106―1125相生1127―1238岡山1256―1353福山
福山1600―1620コロナワールド1830―1850福山(無料シャトルバス利用)
福山1848―1921新倉敷2021―2038岡山

朝食は自宅近くの牛丼屋で、昼食は車内でコンビニの惣菜パンをかじって済ませました。
福山では、まず福山城博物館(500円。JAFカード提示で400円)へ。太平洋戦争で消失し、その後コンクリートで再現された城です。内部は歴代藩主に関する展示がメインでした。
次に広島県立歴史博物館(290円。福山城でもらった割引券を提示で220円)へ。現在、全都道府県で県立博物館またはそれに最も近い位置づけの博物館に行くという目標を立てており、広島県で回収した次第です。
その後、無料シャトルバスでコロナワールドに向かい、広島県の天然温泉である天然温泉コロナの湯福山店(土日祝850円)に入りました。夕食はこちらで唐揚げ定食(850円)を注文しました。
帰りのシャトルバスが思ったよりも早かったので、1848の電車に間に合い、新倉敷駅から徒歩で行ける満天の湯倉敷店(土日祝1080円)に立ち寄りました。こちらは岡山県の天然温泉です。
その後、岡山駅前のホテルにチェックインしました。今回の部屋は質素な簡易宿泊所タイプですが、一般の個室も備えたホテルなので、朝食はそれなりに豪華な岡山の地元料理が並びます。

1月9日(月)
この日は18きっぷで下記の通り移動しました。
岡山1112―1218相生1221―1240姫路1257―1523米原1530―1605大垣1626―1659名古屋

0630からホテルで朝食をとり、ホテル附帯の人工温泉にも少しだけ入ってから、0750にチェックアウト。
そこから徒歩で、後楽園(410円)と岡山県立博物館(120円。後楽園の入場チケット提示で100円)を巡りました。後者はオープン50周年の改装を終えてリニューアルオープンしたばかりですが、明治維新を支えた人物たちの直書を見ることができました。
その後、駅へと向かう道すがら、コンビニで昼食用の総菜パンを調達してから、18きっぷで名古屋に帰ってきました。諸外国での列車やバスからの車窓の景色を思い出し、それと比較しながら窓の外を見ていると、意外と飽きないものです。また外国でトイレのないバスに何時間も乗車する時のノウハウも持っているので、こちらも特に問題ありません。車内で「アマテラスの暗号」という歴史ミステリー小説を読み始め、現在ハマっているところです。

なお今のところ、2月はどこにも旅行しない予定です。3月も未定で、4月は福岡、5月は福岡~長崎への旅行を予定しています。
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18きっぷで日本縦断その6(22年12月) [国内旅行記]

↓ 18きっぷで日本縦断その1(21年8月) 稚内~函館
https://ryokodo.blog.ss-blog.jp/2021-08-22
↓ 18きっぷで日本縦断その2(21年12月) 函館~名古屋
https://ryokodo.blog.ss-blog.jp/2021-12-26
↓ 18きっぷで日本縦断その3(22年3月) 名古屋~枕崎~鹿児島中央(小倉~博多は未回収)
https://ryokodo.blog.ss-blog.jp/2022-03-23
↓ 18きっぷで日本縦断その4(22年8月) 鹿児島中央~佐世保~名古屋(小倉~博多を回収)
https://ryokodo.blog.ss-blog.jp/2022-08-23
↓ 18きっぷで日本縦断その5(22年9月) 名古屋~新千歳空港
https://ryokodo.blog.ss-blog.jp/2022-09-05

今回は18きっぷで日本縦断その6で、新千歳空港から日本最東端の駅・根室と最北端の駅・稚内を目指します。
厳密には日本最東端の駅は東根室ですが、終点の根室に行く手前で通過するので、根室まで乗車すれば最東端へ到達したことになります。
これでようやく、18きっぷで日本縦断1往復と日本横断片道を達成できました。

往路はピーチ(MM)でセントレア(NGO)から新千歳へ(CTS)、総額7220円です。
12/17(土) MM461 NGO 0705 CTS 0850
復路は全日空(NH)で稚内(WKJ)から新千歳経由でセントレアまで、ユナイテッド航空の5500マイルと980円で発券しました。
12/19(月) NH4844 WKJ 1705 CTS 1805
12/19(月) NH714 CTS 1920 NGO 1915
ホテルは下記の通り予約しました。
12/17(土)スーパーホテル釧路駅前 天然温泉白鳥の湯(朝食付き5700円→じゃらんクーポン、全国旅行支援併用で3120円)
12/18(日)天然温泉プレミアホテルCABIN旭川(素泊まり6500円→同上3000円)


12月17日(土)
この日の旅程は下記の通りです。
MM461 NGO 0705 CTS 0850
新千歳空港1018―1025千歳1111―1210新夕張1530―1633新得1641―2043釧路
セントレアには自宅から始発電車で向かい、空港到着後に軽く惣菜パンを食べました。
新千歳空港到着後にカードラウンジに立ち寄り、コーヒーなどを飲んでから、千歳駅へ。駅近くのセイコーマートで、チキンたっぷりペペロンチーノ、野菜とキャベツの塩焼きそば(いずれも118円+税)、野菜ジュース、ミネラルウォーターを買い込み、新夕張へと向かう車内での昼食にしました。
新夕張でも駅近くのセイコーマーに向かい、クリーミーカルボナーラ(118円+税)、サバ竜田揚げ(148円+税)、ひじき五目煮(118円+税)を買いました。18きっぷの旅ではなかなか食事時間を取れず、コンビニ飯で済ませることも多いのですが、セイコーマートの118円麺シリーズはそんな18キッパーの強い味方です。
新得までの区間は特例で特急おおぞらの自由席に乗車でき、そこから釧路までの普通電車の車内でセイコーマート飯の夕食をとりました。

12月18日(日)
この日の旅程は下記の通りです。
釧路0818―1049根室1103―1318釧路1420―1641帯広1705―1753新得1837(代替バス)1946東鹿超1956―2035富良野2044―2143旭川

0630からホテルで朝食をとり、地域クーポン1000円分をかさばらない土産物に変えてから、花咲線に乗車しました。
根室へと向かう車窓からは、快晴の空の下で延々と連なる樹氷、そして時おり鹿やワシのカムイが戯れる姿を見かけます。素晴らしい観光資源だと思うのですが、車内では空席が目立ちました。
根室駅でさんま丼の駅弁(900円)を買い、日本最東端の有人駅構内の写真を取ってから、折り返し運転になる行きと同じ車両に乗りました。1両編成のワンマンディーゼル車なので、列車でもなければ、電車でもありません。
釧路駅到着後、駅から徒歩数分のところにある和商市場へ。そこを散策してから、併設のセイコーマートで、この日の夕食となるチキンたっぷりペペロンチーノ(118円+税)、サバ竜田揚げ(148円+税)などを買い込みました。
ここから先は鉄道と代行バスに揺られるだけです。途中、東鹿越から富良野へと向かう便が20分近く遅れたので、少し心配しましたが、乗継便が待っていてくれました。
旭川駅到着後、セイコーマートに立ち寄って、翌朝の朝食を調達してからホテルにチェックインしました。


12月19日(月)
この日の旅程は下記の通りです。
旭川0603―1207稚内/稚内駅前ターミナル1545(稚内空港線700円)1615稚内空港
NH4844 WKJ 1705 CTS 1805
NH714 CTS 1920 NGO 1915

前日に買っておいたセイコーマートの惣菜を車内で食べ、途中の音威子府に0900過ぎに到着しました。そこまでは良かったのですが、大雪のためその先が運休になってしまいました。
振替輸送のジャンボタクシーが1050に到着し、そこから稚内駅まではタクシーでの移動になりました。正直なところ、青春18きっぷユーザーのためにそこまですると、JR北海道はかなりの赤字でしょう。なお音威子府の出発は1050で、ジャンボタクシーが快調に飛ばしてくれたため、稚内駅には1305に着きました。
青春18きっぷでの日本縦断往復旅行の終着となる稚内駅の写真を撮ってから、徒歩で稚内副港市場へと向かいました。そこに入っているてっぺん食堂でホッケ定食(1000円、地域クーポン使用)を食べ、ヤムワッカナイ温泉港のゆ(680円)へ。氷点下の雪景色を見ながら、真新しいヒノキの香りに包まれ、やや琥珀色をした天然温泉に入りました。本来ならここでゆっくりする予定でしたが、稚内への到着が1時間ほど遅れたので、少し慌ただしく出てきました。
再び徒歩で稚内駅へと向かい、駅の売店で残り2000円分の地域クーポンをお土産品に変えてから、空港バスのチケットを買おうとしたところ、新千歳行きのフライトが欠航になった旨を告げられました。
それまでにも欠航メールが届いていないか何度も確認し、ジョルダンや新千歳空港のホームページでも状況を確認していたのですが、分かりませんでした。2時半前の同じ新千歳行きフライトは運行し、私が乗るフライトのみ欠航になったようです。
――さあ、ここからすべての旅程を組み直しです。
欠航の理由は不明ですが、大雪によるものだとすれば、翌日も運行するかわかりません。ここは陸路で札幌まで行ったほうが無難でしょう。
職場に電話して、明日休むことを伝えた上で、
稚内1645ー2230札幌バスセンター前
のバスチケット(6200円)を購入しました。
またじゃらんでネストホテル札幌駅前(素泊まり5000円→全国旅行支援で3000円)を予約し、ピーチアビエーション(MM)で翌日のフライトを予約しました。
MM462 CTS 0950 NGO 1145
総額10440円です。ANAのようなフルキャリアで直近のチケットを買うとバカ高いので、ここはLCCA一択です。
一応翌日の天気は晴れで、それが運休になったとしても特急と新幹線で何とか翌日中に名古屋まで帰ることが可能です。ただし運賃は3万円超えになるので、ピーチには頑張って欲しいところです。
こういう不測の事態にも備え、モバイルバッテリーを持っていたので助かりました。というか、ここでバッテリーが切れていたら色々と詰んでいたと思います。
札幌へと向かうバスは途中2回休憩し、5分遅れで札幌バスセンター前に到着しました。ここと札幌駅の中間地点にあり、どちらからも徒歩圏内で、素泊まりで全国旅行支援を使える5000円きっかりのホテルということで、この日のホテルを選びました。また翌朝早くから行動できるように、あえて朝食なしのプランにしました。
急な旅程変更は、色々と考慮すべき点が多くて大変です。

12月20日(火)
この日は0655にホテルをチェックアウトし、JRで新千歳空港へと向かいました(1150円)。
札幌0709ー0748新千歳空港
前日もらった地域クーポンが3000円分あるので、道産牛の焼肉とサーモンハラス弁当(1150円)とおみやげを買って、これを使い切りました。
出発の90分前となる0820にチェックインが始まり、搭乗券を手に入れてひとまず安心です。
MM462 CTS 0950 NGO 1145
新千歳空港でカードラウンジに立ち寄り、セントレア到着後にプライオリティパスでイーサン・ストーンウェル ピザ&パスタのピザセットを食べ、カードラウンジにも立ち寄ってから帰宅しました。
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金沢出張記(22年11月) [国内旅行記]

日本神経学会 東海北陸地方会に参加するため、金沢に行ってきました。
移動は北陸観光フリーきっぷ(16230円)を利用しました。これは往路と復路どちらかで高山・富山経由、もう片方で米原経由とすることで、北陸フリー区間内が乗り放題となる切符です。
宿泊はR&Bホテル金沢駅西口(2泊朝食付き、全国旅行支援を利用して7560円+宿泊税400円)です。


11月11日(金)
この日は午前中に仕事を終え、下記の通り移動しました。
名古屋1448(ひだ13号)1845速星2132―2144富山2155―2218金沢
夕食は特急ひだの車内で簡単に済ませ、速星駅から徒歩圏内にあるファボーレの湯(880円→ニフティークーポンで780円)を利用しました。ここは富山県にある天然温泉です。
その後、在来線と北陸新幹線を乗り継いで金沢駅近くのホテルにチェックインし、2泊で合計4000円分の地域クーポンをもらいました。有効期限は12月21日までと長く、地元民なら貯めておいてゆっくりと使うこともできそうです。

11月12日(土)
この日は0630からホテルで朝食をとり、地方会に参加しました。そして終了後、一旦ホテルの部屋に戻って着替えてから、隣の福井県まで足を伸ばしました。フリー乗車券で特急にも乗れるので、かなりフットワークが軽くなります。
金沢1600(サンダーバード34号)1643福井1755(越前鉄道160円)1801越前開発
越前開発2037(えちぜん鉄道160円)2042福井2100(しらさぎ61号)2148金沢
この日の夕食は、福井県のソースカツ丼の元祖、ヨーロッパ軒でカツ丼セット(1200円)です。1週間前には福島県のソースカツ丼の元祖、若松食堂に行ったばかりなので、割と鮮明な記憶で比較できました。ヨーロッパ軒のほうが胃もたれせず、あっさりと入る気がします。
食後、えちぜん鉄道に乗って、極楽湯福井店(870円→ニフティークーポンで780円)に行きました。ここは福井県の天然温泉です。
そして入浴後、再び特急に乗って金沢のホテルに戻ってきました。

11月13日(日)
この日は能登半島の和倉温泉総湯に行く計画です。
0630からホテルで朝食をとり、0800にチェックアウト。4000円分の地域クーポンを使って土産物を買い、大きな荷物と共に駅のコインロッカー(400円)に預けてから、下記の通り乗車しました。
金沢0856(かがり火1号)0954和倉温泉1013(北陸能登バス170円)1019和倉温泉バスターミナル1218(北陸能登バス170円)1224和倉温泉1301(かがり火6号)1407金沢1448(しらさぎ12号)1644米原1657(ひかり658号)1725名古屋
和倉温泉総湯(460円)は和倉温泉バスターミナルの隣にあり、温泉の内湯と外湯の他にサウナと水風呂もありました。近隣にはほとんど飲食店がなく、昼食はコンビニの総菜パンで済ませました。
その後、金沢駅のコインロッカーで荷物を引き取ってから、米原経由で名古屋に帰ってきました。


今回、富山、石川、福井の北陸3県で天然温泉に入りました。
これで「全都道府県で天然温泉に入る計画」まで残すところ広島、岡山、徳島、高知の4県です。
そして「沖縄以外の全都道府県に青春18きっぷで乗り入れる計画」も残すところ広島、徳島、高知の3県になりました。
これらは来年の1月にまとめて達成する予定です。
今後は「全都道府県の県庁所在地で宿泊する計画」と「全都道府県の県立博物館またはそれに準ずる施設に行く計画」を考えています。
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郡山出張記(22年11月) [国内旅行記]

今回は神経治療学会総会に参加するため、郡山に行ってきました。交通費、郡山での宿泊費、学会参加費は病院持ちです。
JR運賃に関してですが、名古屋から東京経由で郡山に行くと、営業キロは592.7で運賃は9470円です。一方、名古屋から東京、郡山経由で会津若松まで行くと、営業キロは657.3で運賃は10010円です。
そしてJRでは片道601キロ以上で往復割引が適用され、行きと帰りの運賃がそれぞれ1割引きになります。10010円の1割引きだと9009円、そこから端数を切り捨てて9000円です。
つまり郡山までの往復は9470円×2=18940円ですが、会津若松までの往復は9000円×2=18000円で、むしろ安くなります。
そこで経費節約のため、学会帰りに会津若松まで足を伸ばすことにしましたーーと総合旅行業務取扱管理者、内科統括部長、医局長が出張旅費請求書に書けば、事務も認めてくれると思います。
決して会津若松に行きたかったわけではありません(棒読み)。
ホテルはじゃらんで、ホテルクラウンヒルズ郡山(朝食付き、全国旅行支援を適用して3泊で10680円)とザ・グランドスパ南大門(宇都宮市、素泊まり、全国旅行支援を適用して3234円)を予約しました。


11/2(水)
午前中に仕事を済ませ、下記の通り新幹線で郡山に向かいました。乗車券は会津若松まで有効なので、郡山で途中下車する形です。
名古屋1349―1524東京1536―1656郡山
ホテルにチェックインして3泊分のクーポン9000円分(500円×18枚)を受け取り、部屋に荷物をおいてから夕食に出かけました。
愛知県の全国旅行支援サイトではクーポン利用店舗が地図の上に表示されますが、福島県では住所付きの一覧でしか出てきません。知らない土地で住所だけ書かれてもよく分からないので、とりあえず駅に向かい、そこでポスターを目印に店舗を利用しました。もりっしゅという店で只見ジンギスカン定食と大吟醸のグラスを注文し、2000円ちょうどです。帰りにクーポンを使えるコンビニに立ち寄り、半額になっていたUSB充電器とミネラルウィーターを買いました。こちらは合計で1505円です。旅行先でクーポンを使い切れない時は、かさばらず腐らない生活必需品を買うに限ります。

11/3(木)
この日は0630からホテルで朝食をとり、学会に参加しました。
ランチョンセミナーとイブニングセミナーに参加して弁当を食べ、休憩コーナーや製薬会社のブースで飲み物をもらえば、学会期間中の飲食代をゼロにすることも可能です。なので今回は全国旅行支援のクーポンを使いきれずに持て余す状態ですが、さらに会場で郡山全市元気応援商品券2000円分をもらってしまいました。合計で11000円分を福島県滞在中に使わなければなりません。

余談ですが、私が研修医だった頃には、学会に参加しても小難しい話ばかりで、半日も聞いていれば疲労したものです。しかし専門医を取った頃から普通に楽しいと思えるようになり、今では旅先で博物館めぐりをするのと同じくらいには幸せになれます(特にパーキンソン病関連)。基本的に美食よりも知識欲を優先するタイプです。
とは言え、優等生とは程遠く、興味がないとまったく勉強しなかったので、大学受験は英単語模試の偏差値40台前半、センター試験の地理は全国平均マイナス14点という成績で乗り切りました。東海高校時代、1分間で何桁の数字を覚えられるかという実験があり、中1のときの学年主席を差し置いてクラスで1番だったので、決して記憶力が悪いわけではありません(ちなみに1分間で31桁覚えました)。彼とは小6の頃、東海中学受験の最大勢力だった河合塾の特別選抜クラスで算数の1位争いをした仲です。その延長で数学は問題の解き方をその場で思いつけば点が取れるタイプだったこともあり、受験勉強をしないで医学部に受かろうと考え、自分なりの美学を貫きました。しかしこの歳になって、人並みに勉強しておけばよかったと後悔することもあります。
ーーと、ここまで書いたところで、相対性理論や超ひも理論に関する私見を再掲します。光速を超えると時間と空間が入れ替わり、時間は5次元であるという内容です。自分では超ひも理論の根幹を書き換えるブレイクスルーだと思っており、タイムパラドックス、シュレーディンガーの猫、重力が弱い理由、時間の矢をまとめて説明できます。特殊相対性理論の速度を合算する公式でも、光速のA倍とB倍を足すと、光速の1/A倍と1/B倍を足したものと同じ速度になるので、それなりに整合性があるーーというか、そうでなければ説明困難だと思っています。なかなか専門家には取り合ってもらえませんが、興味があれば、ぜひ一読を。
タイムパラドックスが生じない理由
https://ryokodo.blog.ss-blog.jp/2021-03-27

話を戻しますが、ランチョンセミナーでは牛たん弁当を食べ、イブニングセミナーではドーナツを食べました。その後、お土産品の抽選会があり、会場で福島の地酒が飲み放題だったので、大吟醸で酔っ払いました。昔からくじ運は悪いので、抽選会では当然のごとく何も当たりません。
まだ小腹がすいていたので、郡山駅で前日と同じ店に立ち寄り、会津馬刺しと福島郷土料理のこづゆを注文しました。合計で1580円になり、1500円分のクーポンを使用しました。これまでに5000分のクーポンを使用した計算ですが、まだ6000円分余っています。帰りは栃木、埼玉、茨城に立ち寄って温泉に入る計画なので、ここでお土産を大量に買い込んで持ち歩くわけにも行かず、悩ましいところです。

11/4(金)
この日も0630からホテルで朝食をとり、学会に参加しました。
この日のランチョンセミナーは福島牛の弁当です。最終日なので15時に学会が終わり、一度宿泊しているホテルに戻って普段着に替えてから、徒歩圏内にある郡山療養温泉あさかの湯(500円)に行きました。ここは源泉かけ流しの天然温泉で、サウナもあります。
夕食は、郡山駅2階にある湖穂里という店で秋旅御膳(3000円)を注文しました。帰りのコンビニで500円強の買い物をし、この日は3500円分のクーポンを使用しました。残り2500円です。

11/5(土)
0630からホテルで朝食をとり、途中下車していた乗車券で会津若松に向かいました。この日の乗車区間は下記のとおりです。
郡山0829―0941会津若松1420―1536郡山1606―1634宇都宮
駅のコインロッカーに荷物を預け、そこから徒歩で会津若松城へ。先日、司馬遼太郎の「燃えよ剣」を読んだばかりなので、新選組当時の情勢に多少詳しくなり、明治維新後に反朝廷派として会津藩が冷遇された状況もおおよそ分かります。会津若松城に来るのは二度目ですが、ちょうど紅葉が見どころの良い季節でした。ただし天守閣博物館は改装工事中であり、中に入れません。かわりに渡り廊下の部分でプロジェクションマッピングをしていました。千利休の子が作ったとされる茶室とセットで入場料は520円です。
次に隣にある福島県立博物館(280円)に行きました。福島県の歴史、自然史に関する展示があり、所要1時間といったところです。ここを見終えると、時刻は1230でした。
この日の昼はソースカツ丼にしようと思い、駅に戻りながら地域クーポンの使える店を探していましたが、なかな見つかりません。次善の策で、会津ソースカツ丼の元祖である若松食堂に入り、ソースカツ丼(1000円)を注文しました。福井県のソースカツ丼とよく似ており、両県から数店舗ずつブラインドで出されたら、私は間違えそうな気がします。
結局あまった地域クーポン2500円分は、軽くてかさばらない馬肉サラミに化けました。
その後、郡山経由で宇都宮に向かい、この日泊まるザ・グランドスパ南大門にチェックイン。この日は土曜日なので地域クーポンを1000円分もらい、大きな荷物をおいてから夕食に出かけました。店は未定ですが、1000円ちょっとで宇都宮餃子を食べるという大枠は決めています。結局、駅前にある宇都宮餃子館という店で、梅チャーハンと餃子のセット(1070円)を注文しました。
食後、ホテルに戻り、天然温泉やサウナ、炭酸泉、薬膳風呂などに入りました。これで栃木県での天然温泉入湯はクリアです。

11/6(日)
朝早くにホテルをチェックアウトし、コンビニ飯で簡単に朝食を済ませました。
この日の移動経路は下記のとおりです。
宇都宮0700―0752東鷲宮1000―1011古河1047-1111境町(河岸の駅さかい)1535―1607古河1613―1730東京1639―1816名古屋
営業時間の関係で先に東鷲宮まで行き、百観音温泉(土日850円)に入りました。ここは埼玉県の天然温泉です。
その後、JRで古河駅まで戻り(240円)、朝日バス(630円)を乗り継いで境町へ。ここから少し歩いたところにご老公の湯堺店(土日1600円)があります。道中にあった道の駅で、ソーキそば定食(950円)を食べてから、茨城県の天然温泉に入りました。
再び朝日バス(630円)とJR(240円の乗車券を購入)を乗り継ぎ、途中下車している東鷲宮を経由して東京駅へ。この区間は普通電車のグリーン券(800円)を使用しました。まわりの人は皆スイカチャージですが、マナカユーザーの私にはそれができず、紙のグリーン券です。
なお乗車券には東鷲宮で途中下車したことが記録されており、新幹線の自動改札機で弾かれました。しかし古賀から東鷲宮までの乗車券を持っていたので、有人で改札機を通りました。
夕食は新幹線車内に持ち込んだコンビニ飯で済ませ、名古屋に帰ってきました。
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仙台旅行記(22年10月) [国内旅行記]

今回は宮城県、岩手県、山形県で天然温泉に入り、それに合わせて3県の観光地を巡ってきました。
仙台までの往復はピーチアビエーションです。
DAY1 MM491 NGO 0800 SDJ 0915
DAY3 MM494 SDJ 1750 NGO 1900
総額11160円で、MM、NGO、SDJはそれぞれピーチ、セントレア、仙台空港です。
また宿泊施設として、じゃらんで駅前人工温泉とぽす仙台駅西口(2泊素泊まり6000円→じゃらんクーポン利用で3000円)を予約しました。その後、全国旅行支援も始まりましたが、その対象外になるくらい安く予約していたので、今回は利用を見合わせました。

ちなみに私は全国旅行支援が始まるまでに、県民割を62泊、シャチ泊を10泊利用しました。そして今のところ、10月に9泊、11月に15泊、12月に12泊の全国旅行支援とシャチ泊を併用した予約を入れています。最近はもっぱら市内のホテル巡りに精を出している状態です。
全国旅行支援とシャチ泊を併用し、そこにじゃらんクーポン、上級会員特典を組み合わせると、とてつもなく安いプランが出来上がります。一番の会心作は、12月の名古屋東急ホテル、エグゼクティブフロアの予約です。じゃらんの上級会員限定価格で元値がシングル1泊18000円。そこからゴールド会員限定クーポン3500円、シャチ泊5000円、全国旅行支援3800円の割引をして5700円。またこのプランではゴールド会員の割り増し分も含めて元値の16%(2880円)のポイントが付くので、それを見越して最初から2800ポイントを投入ました。これで1泊朝食付き、クラブラウンジでのワインとチーズ、プール、サウナ、駐車場無料利用で2900円のプランが出来上がります。ここから更に残り80ポイントとカード利用10%バックで290ポイントの付与があり、全国旅行支援のクーポン3000円分がもらえます。
この他にも同様の手法で、東急ホテル(朝食付き、1240円)、ニッコースタイル名古屋(朝食付き、1200円)、名古屋プリンスホテルスカイタワー(朝食付き、4068円)、アパホテル名古屋新幹線口(朝夕食付き、2160円)、三井ガーデンホテル名古屋プレミア(朝食付き、1932円)などを予約済みで、それぞれ全国旅行支援のクーポン3000円分をもらう予定です。全国旅行支援の開始前に、開始されればすぐに値段が高騰すること、すぐに予算がなくなりそうなこと、シャチ泊と併用可であること、あとから全国旅行支援を適用できることを限られた情報とこれまでの経験から予測して予約しました。
岸田首相の性格やワクチンの接種状況などを加味すると、今後強毒性の変異株が出てこない限り、感染拡大を理由に全国旅行支援が中断される可能性は低いと予想しています。


10月21日(金)
この日は早朝セントレアに向かい、チェックイン後にカードラウンジに立ち寄りました。保安検査場は数年ぶりに見るくらいの大盛況です。
DAY1 MM491 NGO 0800 SDJ 0915
仙台空港到着後、仙台まるごとパス(2日間有効、2720円)を購入し、下記の通り乗車しました。
仙台空港0948―1013仙台1018国府多賀城1200―1215仙台
仙台1308―1322荒井1328―1342震災遺構仙台市立荒浜小学校前1453―1507荒井1515―1517六丁の目1850-1901仙台
国府多賀城では東北歴史博物館(460円)へ。ここは宮城県立ですが、東北全般に渡る歴史的展示がありました。その後、仙台に戻り、駅ビル3階の牛タン通りに足を運びました。案の定、どの店にも入店待ちの行列ができています。すぐに駅正面のアーケード街に向かい、こちらマル特漁業部という居酒屋で牛タンさがり定食(880円)を食べました。観光客が群がるストライクゾーンを外せば、案外空いていて安く食べられるものです。
次に地下鉄とバスを乗り継いで向かった先は、震災遺構の荒浜小学校(入場無料)です。海のそばにあり、東日本大震災では校舎の2階部分までが津波で飲み込まれました。しかし児童や地域住民を4階の教室や屋上に避難させることで、多くの人命を救助することができました。震災直後の生々しい写真や避難時の様子、今も残る朽ち果てた1階部分、校長先生たちの証言映像、元児童たちが黒板に書き残したメッセージなどを見ることができました。
その後、仙台に戻る途中でサンピアの湯(990円)に立ち寄り、宮城県での天然温泉入湯を達成しました。夕食は最寄り駅の近くにあるやよい軒で済ませました。実はやよい軒に行くのは初めてだったのですが、定食のごはんをお茶漬けにできたり、ご飯のお替りマシーンがあったり、配膳ロボがあったりと、結構楽しめました。
この日の宿泊は人工温泉やサウナのあるカプセルホテルです。しかし人工温泉では「全都道府県で天然温泉に入る計画」的にノーカウントなので、サンピアの湯に立ち寄った次第です。

10月22日(土)
この日は下記の通り乗車しました。
仙台0817―0913山寺1110―1121羽前千歳1136―1150天童1512―1532山形1759(山寺経由)1914仙台
山寺から先は仙台まるごとパスの範囲外なので、330+240+240円が別途必要になります。
朝食を駅前の吉野家で済ませ、まずは山寺へ。正式名称は立石寺で、入山料300円を払って1200メートルほど山道を登っていくと展望台のようなお堂に着きます。過去2回は冬に来たので、ここから雪景色ではない緑の山を見るのは初めてでした。
次に天童に向かい、駅ナカで唐揚げ定食(680円)を食べてから、湯めぐりチケット(1000円)でほほえみの宿滝の湯と天童ホテルの温泉を日帰りで利用しました。これで山形県での天然温泉入湯もクリアです。
山形では山形県立博物館(300円)に行き、ここの目玉展示である国宝・縄文の女神を見ました。ちょうど特別展が開催されており、国宝に指定されている埴輪 全5体がレプリカで展示されていました。
その後、山形名物 冷やしラーメンの元祖である栄屋本店に行き、看板メニューの冷やしラーメン(935円)を食べました。要は冷たい醤油ラーメンです。前回に来たときは真冬だったのですが、今回はまだ温暖な気候なので、冷たいラーメンが美味しく感じられました。外気の暖かさは、冷やしラーメンにとって重要なスパイスです。
その後、JRで仙台駅に戻り、前日と同じカプセルホテルに泊まりました。

10月23日(日)
この日は小さな旅ホリデーパス(2720円)を購入し、下記の通り乗車しました。仙台空港へと向かう一部区間はこのパスの範囲外なので420円が別途必要です。
仙台0644―0729小牛田0740―0827一ノ関0856―0903平泉1321―1329一ノ関1350―1437小牛田1445―1531仙台1550―1617仙台空港
ホテルをチェックアウト後、前日と同じ吉野家で朝食を済ませ、一路平泉へ。そこから徒歩で中尊寺金色堂とその宝物館(800円)、平泉文化遺産センター(入場無料)、悠久の湯平泉温泉(500円)を巡りました。バスやレンタサイクルには長い行列ができていたので、このくらいの移動なら徒歩が一番早いかもしれません。中尊寺金色堂に来るのはこれで4回目なので、さすがに勝手知ったるものです。
昼食は悠久の湯平泉温泉内の食堂でチャーシュー丼(650円)を注文しました。これで岩手県での天然温泉入湯もクリアです。
そこから電車を乗り継いで、仙台空港へ。カードラウンジに立ち寄ってから、コンビニ飯を買い、保安検査後に食べました。全国旅行支援が始まり、どこも大盛況だったので、保安検査の所要時間が見通せず、安全策を取った次第です。
DAY3 MM494 SDJ 1750 NGO 1900
なおセントレアには20分遅れで到着しました。LCCなので想定の範囲内です。
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近鉄・南海温泉巡り旅行記(22年9月) [国内旅行記]

今回はもともと近鉄週末フリーパス(4200円)と往路は南海好きっぷ(2200円)、復路は好きっぷ(2200円)を組み合わせて大阪、和歌山市経由で徳島に行く予定でした。
しかし台風14号が接近し、旅行初日になって翌日の和歌山、徳島間のフェリーの運休が決まったので、急遽表題の通り旅の目的地とテーマを変更しました。要は近鉄と南海電鉄が走っている和歌山、大阪、京都、奈良、三重の2府3県でそれぞれ天然温泉に入ろうというプランです。本来このテーマであれば、愛知でも入ってこそコンプリートのはずですが、台風が迫っていたのでそちらは断念しました。もし愛知でも入るなら、名古屋駅から無料シャトルバスが出ている太閤天然温泉 藤吉郎が良いかもしれません。私はここの回数券を持っているくらいには通っています。

近鉄週末フリーパスは近鉄全線が3日間乗り放題になるパスで、南海好きっぷは南海電鉄の各駅から南海電鉄とフェリーを乗り継いで徳島港に行けるきっぷ、好きっぷはフェリーと南海電鉄を乗り継いでその逆方向の移動ができる切符です。往路と復路で商品名が異なるので注意が必要ですが、この組み合わせでかなり安く徳島まで行くことができます。
ホテルはじゃらんで、はらビジネス旅館(素泊まり4300円→和歌山市宿泊とくとくプラン割引 & じゃらんクーポン利用で2000円)と、東横INN近鉄奈良駅前(朝食付き6300円→奈良県いまなら。キャンペーン2022プラス利用で3800円)を予約しました。後者には奈良県内の指定店で使える2000円分のクーポンがついてきます。
ちなみに近鉄週末フリーパスは利用開始当日に購入できないので、あらかじめ購入しておく必要があります。私はあいち旅eマネーとシャチ割で今月末までに延べ60か所のホテルに泊まる予定であり、直近で名古屋駅近くのホテルに泊まった際に購入しておきました。うまく予約するとタダ同然で泊まれて食費や生活費が浮くこともあり、ついついこんなことになってしまいました。名古屋に出張する際のお勧めビジネスホテルであれば、私以上に詳しい経験者は滅多にいないと思います。せっかくなのでお勧めのホテルについては後述します。


9月17日(土)
この日は下記の通り乗車しました。
近鉄名古屋0731―0912宇治山田1010―1109賢島1115―1209宇治山田1316―1339伊勢中川1348―1547鶴橋1549―1555大阪難波/南海難波1620―和歌山市1719
宇治山田では2回下車し、1回目に曽祖父である濵田国松元衆議院議長や祖父母のお墓参りをし、2回目に駅近くのまんぷく食堂で名物の唐揚げ丼(650円)を食べました。威勢のよい店主がノーマスクで飛沫を飛ばしまくっていたので、今後はもう遠慮しておきます。
途中、賢島まで行ったのは、単にこれまで普通列車では乗ったことがない区間だったからです。賢島やパルケエスパーニャへの旅行であれば「まわりゃんせ」がお勧めで、その場合には特急も乗り放題になります。
大阪難波駅到着後、近くのチケットショップで南海電鉄の株主優待券(700円)を往復分2枚買いました。ここから和歌山市までは、これを買うと安上がりです。
和歌山市駅到着後、この日の宿にチェックインして部屋に荷物を置き、夕食は麺やひしおという和歌山ラーメンの店でベーシックな醤油ラーメンの大盛り(858円)を食べました。この後、ふくろうの湯(1000円)に行く予定だったので、スープまで全部飲み干して塩分摂取しておきました。
ふくろうの湯には源泉かけ流しの白濁した炭酸泉がありますが、いかんせんその湯船が小さくて常に密集していました。
入浴後、コンビニで翌朝の朝食を仕込んでから旅館に戻りました。


なお18日と19日は、実際の旅程の前に幻となった旅程を上げておきます。
9月18日(日)
和歌山市00810―0814和歌山港0830(フェリー)1035徳島港1045(バス210円)1106徳島
徳島駅前1300(徳島バス川内循環線290円)1335十郎兵衛屋敷1505(同)1521徳島駅前
徳島1545―1607徳島港1630―1835和歌山港1845―1850和歌山市1900―1959南海難波/大阪難波2034―2110近鉄奈良
天然温泉びざんの湯(正午まで530円、正午から730円)と徳島県立阿波十郎兵衛屋敷(410円)に立ち寄り。

9月19日(月)
近鉄奈良0749―0754大和西大寺0825―0845大久保1134―1156大和西大寺1326―1348大和八木1408―1527伊勢中川1549―1706近鉄名古屋
宇治天然温泉 源氏の湯(1000円)に立ち寄り。


そして下記が実際の旅程です。
9月18日(日)
和歌山市0730ー0832南海難波/大阪難波0845ー0850鶴橋1130ー1153大和西大寺1237ー1259大久保1534ー1556大和西大寺1604ー1610近鉄奈良1843ー1845新大宮2059ー2102近鉄奈良
和歌山市駅周辺では朝早くから空いている店が少ないので、この日の朝食は前日に買っておいたコンビニ飯で済ませました。
鶴橋では天然温泉延羽の湯 鶴橋店(960円)に入りました。ここでは源泉かけ流しの立ち湯の他、高濃度炭酸泉やサウナ、変わり湯などがあります。
大和西大寺では安倍さんが撃たれた現場周辺を駅の2階から見渡し、故人の冥福を祈りました。その後、奈良ファミリー地下にあるフードコートのリンガーハットでちゃんぽんを注文しました。この後も温泉とサウナを巡る予定なので、スープまで全部飲み干して塩分摂取は抜かりありません。
大久保では源氏の湯(1000円)に入りました。ここの天然温泉はかなり広い露天です。その他にもミストサウナ、高温サウナ、変わり湯、高濃度炭酸泉などがあります。
そこから近鉄奈良に向かい、駅前のホテルに早めにチェックインしました。かなり予定が変わったので、翌日の計画をゆっくり練る時間が欲しかったのです。
夕食時、奈良県いまならキャンペーンでもらったクーポン2000円を使い、近鉄奈良改札口そばにある柿の葉寿司の「ゐざさ」で柿の葉4種8個(1188円)と柿の葉6個さば・さけ(842円)を買い、ホテルの部屋で食べました。1枚1000円のクーポンを使いやすい1000円ちょうどの寿司は売り切れていたので、それ以外で2000円をわずかに超える組み合わせを選びました。
食後、近鉄で隣の新大宮駅へと向かい、そこから10分ほど歩いて奈良グランドホテルの地下にある温泉施設(980円→じゃらん遊び体験で予約すると850円)へ。1階フロントは昭和時代のゴージャスな作りですが、地下1階の温泉施設は昭和時代のタイル張りという味気ない作りです。サウナ部分だけはリフォームされていますが、いかんせん全体の設計思想が古く、私は1回で満足しました。
帰りも徒歩と近鉄でホテルに帰ってきました。乗り放題で自由に電車に乗れるので、沿線の施設を巡るにはとても助かります。

9月19日(月)
この日は0630からホテルで朝食を取り、下記の通り乗車しました。
近鉄奈良0717ー0723大和西大寺0733ー0754大和八木0807ー0839名張0843ー0922伊勢中川0923ー0955伊勢若松1017ー1028平田町1034(三重交通01白子駅前行き、180円)1038イオンモール鈴鹿
平田町1503ー1513伊勢若松1516ー1604近鉄名古屋
イオンモール鈴鹿では、鈴鹿天然温泉 花しょうぶ(休日820円)に入り、附帯のレストランで豚骨ラーメンを注文しました。お店の人が、この日は豚骨ラーメンの注文が多いと言っていたので、やはりみな考えることは一緒で、塩分接種しているのかもしれません。
豊富な湯量を誇る原潜かけ流しの外湯、内湯、つぼ湯の他に、高濃度炭酸泉の内湯と外湯、高温サウナ、ミストサウナ、薬膳足湯サウナなどがあり、広い水風呂の温度もちょうど良く、今回の旅行中でここが一番気に入りました。
なおここに入っているうちから雨と風が強くなり始めましたが、帰りはたまたま雨がやんでいたこともあり、平田駅まで歩いてしまいました。バスに乗るにしても、駅から最寄りバス停まではあっという間で、逆に最寄りバス停から施設までが遠いので、微妙な感じです。
帰りの電車は強風の影響で速度を落としたたため、近鉄名古屋への到着が5分ほど遅れました。


さて、ここで独断と偏見による名古屋市内のお勧めビジネスホテルを紹介します。
都心部で天然温泉に入りたいならクラウンホテルかアパヴィラホテル名古屋丸の内駅前。距離が近いこともあり、両者の泉質はよく似ています。ウェルカムドリンクで1杯飲みたいなら、くれたけイン3店舗かハミルトン3店舗。このうちハミルトンブルー、くれたけイン久屋大通、くれたけインプレミアム名駅南にはサウナがあり、ハミルトンブルーの浴場は炭酸泉です。サウナと岩盤浴なら名古屋ビーズホテル。サウナ―御用達のウェルビー市内3店舗にも行きましたが、個人的なお勧めは今池、栄、名駅の順です。沖縄の雰囲気を楽しみたいならアクセス・バイ・ロワジール。上質なカジュアルモダンならイビススタイルズ名古屋。朝食の充実度ならベッセルイン栄駅前、ホテルビスタ名古屋錦、三交インプレミアム名古屋などが印象に残っています。その他、コンフォートホテル、スーパーホテル、アパホテルは系列ごとのサービスが安定しており、外れはありません。


そしてこちらが独断と偏見による全国のお勧め日帰り天然温泉です。
北海道:オベリベリ温泉(帯広) 琥珀色で植物由来のモール泉。
    夢元さぎり湯(登別) 草津温泉に似た硫黄泉。
青森:恐山温泉 物寂しい雰囲気。山小屋風の建物内に熱い湯が沸いている。この先の大間のマグロが激ウマ。
秋田:玉川温泉 酸性度日本一。1/4に薄めて試飲してもレモンジュース並みに酸っぱい。
福島:スパリゾートハワイアンズ(湯本) 広大な露天風呂あり。ハワイアンダンスを見て1日楽しめる。
群馬:西の河原露天風呂(草津) 広大な露天風呂、草津の硫黄泉。
東京:末吉温泉みはらしの湯(八丈島) 眺望の良い方の風呂は日替わりで男女入れ替え。
神奈川:朝日湯(生麦駅) 日本一黒色で透明度の低いモール泉。
静岡:時の栖(御殿場) 死海と同濃度の食塩風呂はプカプカ浮くが、傷に染みる。富士山を一望できる。
愛知:竜泉時の湯(守山) 高台からの眺望は昼夜共に一見の価値あり。
三重:片岡温泉アクアイグニス(湯の山温泉) 竹林を望む露天風呂が気持ちいい。
   鈴鹿天然温泉 花しょうぶ 源泉かけ流しの豊富な湯量を誇る。高濃度炭酸泉2つ、サウナ3種あり。
大阪:スパワールド世界の大温泉(通天閣南) 洋風とアジア風の様々な湯船あり。月ごとに男女入れ替え。
奈良:音の花温泉(東山) 広大な露天風呂。
兵庫:神戸クアハウス(三宮) 六甲の天然水を使った水風呂あり。なぜかここのサウナはよく整う。
太閤の湯(有馬温泉) 金の湯と銀の湯の両方を一度に楽しめる。
島根:出雲駅前温泉らんぷの湯 ランプだけの照明で雰囲気良し。ただし水風呂が小さいので整えない。
香川:仏生山温泉(高松の南方) ジャパニーズモダンな雰囲気で、とあるアンケートでは人気日本一。
愛媛:道後温泉本館 いわゆる坊ちゃんの湯。明治・大正のレトロな雰囲気たっぷり。
大分:別府温泉保養ランド泥湯 いわゆる砂湯。顔以外全部砂に埋まってじっとりを汗をかく。
   塚原温泉火口乃泉 酸性度日本2位、鉄イオンの多さ日本1位。
   杉乃井ホテル 別府の街を一望できる展望サウナ、棚田風の露天ぶろなど盛りだくさん。 
   ラムネ温泉館(長湯温泉) 世界的にも珍しい天然の炭酸泉。
鹿児島:桜島マグマ温泉(桜島) 桜島由来の温泉。鹿児島からフェリーに乗り、降りてすぐ。
砂むし会館砂楽(指宿) 有名な砂湯。
ヘルシーランド露天風呂たまて箱温泉 眺望の良さは八丈島のみはらしの湯と双璧をなす?
沖縄:浦添の湯 太古の海水由来の温泉。ゆいレールの駅から徒歩圏内。
シギラ黄金温泉(宮古島) 南国リゾートプール風の温泉。水着を着て男女一緒に泳げる。
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18きっぷで日本縦断その5(22年9月) [国内旅行記]

↓ 18きっぷで日本縦断その1(21年8月) 稚内~函館
https://ryokodo.blog.ss-blog.jp/2021-08-22
↓ 18きっぷで日本縦断その2(21年12月) 函館~名古屋
https://ryokodo.blog.ss-blog.jp/2021-12-26
↓ 18きっぷで日本縦断その3(22年3月) 名古屋~枕崎~鹿児島中央(小倉~博多は未回収)
https://ryokodo.blog.ss-blog.jp/2022-03-23
↓ 18きっぷで日本縦断その4(22年8月) 鹿児島中央~佐世保~名古屋(小倉~博多を回収)
https://ryokodo.blog.ss-blog.jp/2022-08-23

今回は18きっぷで日本縦断その5で、名古屋~新千歳空港を乗車します。
ちなみに8月上旬の豪雨で奥羽本線の東能代~大舘間と津軽線の蟹田~津軽二股間が寸断され、現在は代行バスでの運航になっています。このことをあらかじめ知っていないと当日中に乗り継げなくなる区間もあったので、直前の下調べは大事です。

ホテルは下記の通り予約しました。
9/2(金)ホテルニューグリーン長岡(朝食付き4800円→じゃらんクーポンで3300円)
9/3(土)アパホテル青森駅東(素泊まり4410円→じゃらんクーポンで3310円)
帰路として、下記航空券を6000円で購入しました。
MM146 CTS 2045 NGO 2235(MM、CTS、NGOはそれぞれピーチ、新千歳空港、セントレア)


9月2日(金)
自宅近くの牛丼屋で朝食をとってから、下記の通り乗車しました。
名古屋0628―0737豊橋0748―0826浜松0837―1046沼津1103―1123熱海1134―1155小田原1303―1603高崎1634―1739水上1750―1823越後湯沢2031―2147長岡
途中、小田原では駅ビル内のかつ一という店で、この店舗限定メニューのロースかつアジフライ定食(840円)を食べました。これまで青春18きっぷで神奈川県を素通りしたことはありますが、下車したことはありません。神奈川県で下車したという実績作りを兼ねて立ち寄った次第です。
ここから高崎まではグリーン車(1000円)を利用しました。これで首都圏を抜ける3時間の乗車がかなり快適になります。今回は3日間ほぼ電車に乗り続けるという過酷なスケジュールなので、楽をできるところは楽をしました。なお多くの人はグリーン券をスイカにチャージしていましたが、私の持っているマナカにはチャージできなかったので、紙のグリーン券をみどりの窓口で購入しました。
高崎ではコンビニで惣菜パンと野菜ジュースを買い込み、それを水上から越後湯沢へと向かうガラガラの車内で食べました。
越後湯沢では江上温泉共同浴場(400円)に入りました。これまで新潟県の佐渡ヶ島では温泉に入ったことがありますが、本土でも入っておきたくて立ち寄りました。しかし熱い湯船と洗い場しかないところなので、長居はできません。余った時間、コンビニで買った越の寒中梅のワンカップを飲みながら、駅のベンチで涼んでいました。
なお青春18きっぷで新潟県に乗り入れるのは今回が初めてです。これで、青春18きっぷで素通りしかしたことがない県は広島、乗り入れたことがない県は徳島と高知の2県になりました。


9月3日(土)
この日は0630からホテルで朝食をとり、下記の通り乗車しました。
長岡0727―1002村上1024―1224酒田1530―1726秋田1730―1830東能代1840(代行バス)2008大館2103―2218青森
1日中ほとんど電車とバスに乗っている生活で、唯一の観光場所が酒田です。
酒田ではまず酒田駅前交流拠点施設ミライニに立ち寄り、そこの観光案内所で地図をもらいました。それから道向かいにある定食屋で庄内豚の餃子定食(800円)を注文。メニュー名に地元らしさがあるという理由で選びましたが、普通の餃子定食です。
食後、かつての米の集散地であった山居倉庫へと向かいました。ここには庄内米歴史資料館(300円)があり、観光案内所の人のおすすめの場所です。かつて山居倉庫の従業員は地元農家の反感を買いながらも、米を神聖な商品として扱い、その厳正な等級付けを徹底したことで、やがて全国からの信頼を集めるようになったとのことです。またここで「つや姫」が「コシヒカリ」を上回る高級米として開発されたことを知りました。今度、「つや姫」目当てでふるさと納税してみることにします。
併設の売店に立ち寄り、ラ・フランスの缶ジュース(154円)を飲んでから、酒田市立資料館(200円)へ。ここでは昭和30〜40年代の農村の原風景を写真で見ることができました。
その後、本間美術館前のコンビニで惣菜パンと野菜ジュースを買い込み、慌ただしく電車と代行バスを乗り継いで大館駅へ。夕食はその道中で済ませました。
大館駅には2ヶ月前に来たばかりなので知っていたのですが、夜になると本当に何もありません。代行バスとその先の電車の乗り継ぎの悪さのせいで、秋田で夕食を取るはずだった計画が崩れ、裏寂れた夜の待合室で小一時間待たされる羽目になりました。
青森到着後、駅前のコンビニで翌朝の朝食を買い込みました。

9月4日(日)
この日は前日買い込んだ朝食をホテルの部屋でとり、下記の通り乗車しました。
青森0616―0658蟹田0707(代行バス)0737津軽二股/奥津軽いまべつ0812―0845木古内0913―1013函館
函館1235―1458長万部1534―1658東室蘭1702―1828苫小牧1842―1902南千歳1911―1914新千歳空港
青森駅前にある複合ビル「アウガ」の地下にあるすし処三國は0530にオープンするで、そこで本マグロの中落丼(1,000円)を食べることも考えたのですが、寝不足気味のハードスケジュールがさらに苛酷になるので断念しました。ちなみに私がこれまでで一番うまいと感じたマグロは、青森県の最北端にある大間岬のものです。
青森駅では青春18きっぷ北海道新幹線オプション券2490円を購入し、在来線と代行バスを乗り継いで奥津軽いまべつ駅へ。ここから木古内までは新幹線はやぶさに乗りました。全席指定ですが、車掌さんに聞いたところ、最寄りのシートに座ってもいいとのことでした。ちなみにこの日の2号車は私一人の貸切状態でした。青函トンネルを走行していた時間は正味21分半といったところです。
函館では、乗り継ぎの2時間ほどの間にどこか1箇所だけでも観光しておきたかったので、駅から700メートルほど歩いた先にある土方歳三最期の地を訪れました。その後、北海道ローカルのコンビニ、セイコーマートでチキンたっぷりペペロンチーノを買い、近くのラーメン屋で昼食をとり、函館朝市を散策して時間を潰してから、長万部行きの電車に乗車しました。
函館から長万部、長万部から東室蘭まではそれぞれ1両編成で、乗車率は100%前後といったところです。この調子では夕方に車内で食べるのは難しいと考え、チキンたっぷりペペロンチーノを長万部駅で食べ、夕方にはカバンに忍ばせてあったカロリーメイトを車内でかじって、空港までたどり着きました。青春18きっぷの旅では、状況に合わせて食事のタイミングを逃すことも多いので、カロリーメイトがカバンに入っていると便利です。
新千歳空港に到着後、チェックインを済ませてカードラウンジに立ち寄り、ほぼ定刻通り名古屋に帰ってきました。
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18きっぷで日本縦断その4(22年8月) [国内旅行記]

今回は18きっぷで日本縦断その4です。

↓ 18きっぷで日本縦断その1(21年8月) 稚内~函館
https://ryokodo.blog.ss-blog.jp/2021-08-22
↓ 18きっぷで日本縦断その2(21年12月) 函館~名古屋
https://ryokodo.blog.ss-blog.jp/2021-12-26
↓ 18きっぷで日本縦断その3(22年3月) 名古屋~枕崎~鹿児島中央(小倉~博多未達成)
https://ryokodo.blog.ss-blog.jp/2022-03-23

鹿児島中央から名古屋まで18きっぷで移動すると共に、前回未達成だった小倉~博多間を回収しました。
主な経由地は鹿児島中央、宮崎、大分、小倉、博多、吉野ヶ里公園、佐世保、博多、下関、東萩、出雲市、米子、鳥取、豊岡、京都、奈良、名古屋です。つまり九州東側を北上してから佐世保に立ち寄り、山陰本線と関西本線を経由して名古屋まで帰ってきます。
片道だけ日本縦断した18きっぱーは大勢いると思うので、私は一往復することにしました。ついでに復路は日本東西横断の旅も同時達成する予定です。
2019年夏に18きっぱーとしてデビューし、今年度中に日本縦断1往復、日本横断片道、沖縄を除く全都道府県に18きっぷで乗り入れを達成する計画なので、4年足らずでかなりのガチ勢になれそうです。
数日で旅行して、その翌日からは普通に勤務する私にとって、まだまだ海外旅行を再開できる目途は立ちません。最近はグーグルマップで日本地図を見ていても、行ってみたい場所が少なくなってきたので、こういう縛りプレイやスタンプラリーのような旅行をしています。なおもう一つのスタンプラリーとして、全都道府県で天然温泉に入るという計画も同時進行中です。

今回、行きはユナイテッド航空の5500マイルで下記特典航空券を発券しました。
NH351 NGO 0800 KOJ 0915
NH、NGO、KOJはそれぞれ全日空、セントレア、鹿児島空港です。
また、じゃらんで下記ホテルを予約しました。
グリーンリッチホテル大分駅前(大分駅。1泊4900円→じゃらんクーポン利用で3900円)
コンフォートホテル博多(博多駅。2泊10800円→じゃらんクーポン利用で7800円)
萩ロイヤルインテリジェントホテル(東萩駅。1泊6500円→じゃらんクーポン利用で4500円)
ホテル真田(米子駅。1泊2980円→じゃらんクーポン利用で1980円)
Oホテル豊岡(豊岡駅。1泊5300円→じゃらんクーポン利用で4300円)
すべて朝食付きのプランで、最寄り駅からすぐそばのホテルです。


8月17日(水)
我が家では朝6時半以降であれば妻が朝食を用意してくれますが、それ以前なら外で食べる決まりになっています。しかしこの日はあいにくの大雨だったので、自宅でカップラーメンを食べ、妻に最寄り駅まで送迎してもらいました。そしてセントレアでカードラウンジに立ち寄ってから、鹿児島空港へと飛びました。
NH351 NGO 0800 KOJ 0915
鹿児島空港でもカードラウンジに立ち寄って時間をつぶし、この日10時からばらまかれるじゃらんクーポンを取得して今後のホテルを予約しました。それから大空食堂に行き、鶏飯バイキング(650円)を注文。これは奄美大島の郷土料理ですが、現地で食べても1杯800円くらいする料理が食べ放題なので、私は鹿児島空港に来るといつもこれを注文しています。その後、空港バスで鹿児島中央駅へ。
鹿児島空港1130(空港バス、1300円)1208鹿児島中央
前回の旅行では枕崎から鹿児島中央まで18きっぷで移動したので、今回はここからスタートです。
鹿児島中央1310―1444都城1508―1606南宮崎1640―1815延岡2007―2111佐伯2114―2246大分
都城への道中でゲリラ豪雨に襲われ、35分遅れで都城に到着しました。しかし接続する列車が待っていてくれたので無事に乗り継ぐことができました。
夕方、延岡で「元祖チキン南蛮直ちゃん」という店に入り、チキン南蛮定食(1000円)を食べました。私が知る限り、宮崎駅近くにある「味のおぐら」という店もチキン南蛮の発祥を謳っています。おぐらがタルタルソースたっぷりなのに対し、直ちゃんはチキンカツの片面だけにザクザクとした衣をつけ、出し汁をかけた料理です。両者はかなり異なるので、元祖と発祥は別物ということにしておきましょう。
余談ですが、延岡―佐伯間は青春18きっぷで日本縦断をする上で一番の難所です。南下は1日1便、北上は1日2便しかなく、その途中で経由する峠の名前をとって宗太郎越えと呼ばれています。私は南下する際にはここを避け、肥薩おれんじ鉄道を使いました。その点が心残りだったのですが、やはり宗太郎を超えてこそ真の青春18きっぷ南北縦断です(ドヤ顔)。
なおこの区間は特急列車の車両を普通電車として使用していました。普段は特急に乗っても何とも思わないのですが、18きっぷで特急列車に乗るとなぜか幸せな気分になれます。

8月18日(木)
この日は別府の杉乃井ホテルに立ち寄り、中津市内観光をして、小倉で夕食をとり、水巻で水巻天然温泉いちょうの湯(平日880円)に入る計画です。
0645からホテルで朝食をとり、下記の通り乗車しました。
大分0748―0759別府0840(無料シャトルバス)0900杉乃井ホテル1140(無料シャトルバス)1200別府
別府1228―1352中津1616―1721小倉1757―11830水巻2032―2039海老津2044ー2122博多
この時期、杉乃井ホテルでは大展望露天風呂・棚湯と水着着用のアクアガーデン(料金変動制。この日は2200円)に入ることができます。展望サウナ、壺湯、棚湯、アクアガーデンからは別府の街並みを一望でき、アクアガーデンでは泳ぐこともできました。全体的に高級感があり、人も少ないので、サウナや温泉好きにとっては割と天国のような場所です。夜になるとアクアガーデンで噴水と光のショーがあるのですが、こちらは時間の関係で断念しました。
昼食は別府駅の豊後茶屋で鶏天弁当(640円)を買い、駅ホームのベンチで食べました。
中津では徒歩で、福沢諭吉急遽・記念館、中津城、中津市歴史博物館(共通入場券700円)を見て回りました。
諭吉はもともと裕福な家の生まれではなかったため、その旧居は単なる江戸時代の民家です。
記念館では諭吉の生涯と家族構成について詳しく知ることができました。晩年には脳溢血(CTがなかった時代の脳出血と脳梗塞を一緒にしたもの)で失書になったそうですが、歩行の際には右手に杖を持っていました。失書なら左MCA領域の病変で右麻痺があるはずで、麻痺側では杖を持てないのが一般的です。歩容は右足を引きずる右麻痺のように見えましたが、顔面の麻痺はよく分かりません。こんなところに注目してしまうのは、単なる職業病です。
次に向かったのは中津城です。私は現存天守12城を制覇しているので、今回初めて訪れるこの城が後世の復元であることはすぐに分かります。内部は博物館になっていました。
夕食は小倉駅近くの吉野家で手短に済ませました。この辺でローカルB級グルメの店に心当たりがなかったからです。
水巻天然温泉いちょうの湯(平日880円)は全体的に湯温が低めで、泥水のような色合いの単純泉でした。

8月19日(金)
この日は吉野ケ里歴史公園に立ち寄ってから、JR最西端の佐世保駅を目指し、帰路はハウステンボス駅の近くにある天然温泉ばってんの湯(700円)に立ち寄る計画です。
(ちなみに日本最西端の駅はゆいれーる那覇空港駅です)
0630からホテルで朝食をとり、下記の通り乗車しました。
博多0750―0827鳥栖0848―0904吉野ヶ里公園1218―1251肥前山口1254―1343早岐1353―1405佐世保1510―1529ハウステンボス1807―1813早岐1821―2005鳥栖2009―2042博多
吉野ヶ里歴史公園(460円)は弥生時代の遺跡であり、新潟、西日本各地、奄美大島、沖縄、中国など各地の品が発掘されています。青森県にある縄文時代の三内丸山遺跡では北海道の品が発掘されていますし、日本では有史以前から海洋交易をしていたことが伺えます。一方で私はソウル、釜山、済州島の博物館にも行ったことがありますが、あちらでは紀元前の文明らしき萌芽が感じられません。
弥生・古墳時代に日本が朝鮮半島から攻め込まれたという話は聞いたことがありませんし、一方で白村江の戦いには足を伸ばしていました。朝鮮半島で見つかる古墳は日本より年代が後ですし、そこの埋葬者は日本風の装飾を身に着けていました。古代天皇家の女系尊属に朝鮮半島出身者がいるという話も、格下国が格上国に后を差し出すのはごく一般的なことであり、その子供が天皇になったとしても不思議ではありません。。逆に格上国が人質となる姫を格下国に出す事例は思い当たりませんが……。
総合的に見て、弥生・古墳時代には日本のほうが先進国で朝鮮半島に影響を及ぼす側だっと考えられます。そしてこの場合、日本のほうが早くから稲作を始め、集団での定住生活が根付き、集落や国家が発生していたと考えるのが自然です。
吉野ヶ里遺跡では(20世紀になって寒冷に適した品種が作られるまで稲作が行われていなかった)中国東北地方と朝鮮半島を経由して、日本に稲作が伝わったという説が紹介されていました。しかし中国と日本でしか見られない古代稲の品種があり、朝鮮半島から日本に伝わったとすれば、こんなことは起こり得ないはずです。
中国南方から海洋交易を経て九州に稲作が伝わったと考えるのが自然ですが、いかがでしょう?
仏教や漢字なら、先進国の中国から後進国の朝鮮を経由して日本に伝播しても不思議ではありませんが、こと稲作に関しては、朝鮮半島経由説には色々と無理があります。
なおこの遺跡にはかつて王がいて、それなりの権力を持っていたようです。
……閑話休題。
この日の昼は、ここの併設レストランで佐賀県産和牛コロッケ定食(1020円)を食べました。一応、佐賀県っぽいものを食べたつもりですが、解説がないとただのコロッケです。
日本最西端のJR駅である佐世保には、単に18きっぷで足跡だけ残せればよかったので、近くの湾岸やショッピングセンターを見て回って時間を潰しました。
ハウステンボス駅の近くにあるばってんの湯(700円)は、無色透明で白湯と言われても分からない温泉でした。ここはホテルローレライの併設施設であり、夕食はレストランローレライで長崎ちゃんぽんセット(930円)を注文しました。夏の暑い最中に歩きまわり、温泉とサウナにも入り、体が塩分を欲していたので、ちゃんぽんの汁を残さず飲み干しました。

8月20日(土)
この日は太宰府天満宮と九州国立博物館に行った後、博多を経由して下関へと向かい、日乃出温泉(450円)に入ってから東萩を目指します。
0630からホテルで朝食をとり、下記の通り乗車しました。なおJR二日市駅と西鉄紫駅間は400メートルほど離れていますが、徒歩で移動可能です。
博多0733―0747二日市
紫0800―0802西鉄二日市0819―0824大宰府1156―紫1205(西鉄210円×2)
二日市1231―1355小倉1427―1441下関1726―1809小串1819―1933長門市1939―2016東萩
太宰府天満宮では参拝を済ませた後、菅公歴史館、宝物殿、九州国立博物館の共通入場券(1000円)を購入し、この順に見学しました。
菅公歴史館は菅原道真の一生について展示したものです。宝物殿では菅原道真の書を見ることができました。美しい楷書体で、高野山で見た空海の字と似ている気がしました。
九州国立博物館に来るのはこれで3回目ですが、西日本の歴史に沿った展示内容になっています。国立博物館機構の傘下にある4館を私のおすすめ順に並べると、東京、九州、奈良、京都となります。
昼食は太宰府駅前の一蘭に行きました。この店舗ではラーメンの器が五角形になっており、合格ラーメン(980円)という名前になっています。店員が「合格です」と言ってラーメンを配膳してくれ、スープを飲み干すと丼の底に「決定」と書かれていました。五角・決定で、合格決定ということでしょう。
その後、関門トンネルを抜けて山口県に入り、下関駅から南西に700メートルほどのところにある日之出温泉(450円)に行きました。無色透明な天然温泉100%の銭湯で、ミストサウナと水風呂もあります。
夕食は山口県っぽいものということで、下関駅1階のそば屋で、ふく天そば(660円)を注文しました。その名の通り、ふぐの天ぷらが乗ったそばですが、山口ではふぐのことをふくと呼ぶようです。
東萩駅に着き、すぐ隣りにあるホテルにチェックインすると、萩にゃんお得にゃ観光クーポン1000円×2枚をもらえました。下関駅でとらふくのひれ酒(570円)を買ってあったので、ホテルのレンジで温めてから飲みました。

8月21日(日)
この日はレンタサイクルで萩市内観光をして、出雲市で出雲駅前温泉らんぷの湯(休日770円)に入り、米子へと向かいます。
07000からホテルで朝食をとり、0750にチェックアウトしてホテルのコインロッカー(100円返却式)に荷物を預け、前日もらった観光クーポン1000円券を使って、東萩駅前でレンタサイクルを借りました。本来はホテルの割引クーポンを使って800円だったのですが、観光クーポンを他で使う予定がなかったので、ここで投入しました。
最初に郊外にある世界遺産3箇所を、萩反射炉、恵美須ガ鼻乗船所跡、松陰神社(いずれも入場無料)の順に回りました。萩反射炉は同じく世界遺産の韮山より小さく感じ、恵美須ガ鼻乗船所跡は空き地にロープで元々の建物の位置関係を表しただけです。
松陰神社はその名の通り吉田松陰を祀った神社であり、敷地内に松下村塾があります。松陰の生涯を見ると、現代ならギフテッドと呼ばれるレベルの天才であったことが伺えます。そしてさらに言えば人格者でした。今回の旅行で一番楽しみにしていた場所だったので、ごくありふれた日本家屋の写真を何枚も撮ってしまいました。
その後、近くにある伊藤博文旧居の外観を見てから、萩・明倫学舎(入場無料)に行きました。ここはかつての藩校、そして平成の時代には小学校があった場所です。内部は萩に関する博物館のような展示になっており、売店やレストランもありました。
次に萩城跡指月公園と旧厚挟毛利家萩屋敷長屋(共通入場券220円)へ。この城の天守閣は通常なら物見櫓がありそうな堀の縁にあり、今では堀を望む高台に石が並ぶだけの場所になっています。萩屋敷長屋のほうは文字通り、長屋のような屋敷が建っている場所でした。
そこから萩博物館(520円)へ。ちょうど世界中の貝殻に関する特別展が開催されており、それを見てから萩の歴史に関する常設展を見ました。ここを見終わると時刻は正午です。併設のレストランで萩の魚フライ定食(800円)と夏みかんソフトクリーム・ミニ(250円)を注文し、手持ちの観光クーポン1000円+現金50円で支払いました。
食後、木戸孝允旧宅(100円)や業務用スーパーに立ち寄って時間を調整し、セブンイレブンでこの日の夕食となる惣菜パンや野菜ジュース、ミネラルウォーターを買ってから、東萩駅へ。ここでレンタサイクルを返却し、ホテルのコインロッカーから大きな荷物を回収しました。
この日のJRでの移動は下記の通りです。
東萩1400―1512益田1522―1613浜田1629―1843出雲市2006―2118米子
夕食は車内で惣菜パンをかじって済ませ、出雲駅前温泉ランプの湯(休日770円)に立ち寄りました。駅前にも関わらず、ランプのみの照明と竹林によっていい雰囲気を出しています。土色で透明度の低い温泉で、サウナと小さな水風呂もあり、もともとはゆっくりと堪能してから2102の電車で米子駅へと向かうつもりでした。しかし何となく体がこれ以上の暑さというか塩分喪失を拒んでいたので、仕方なく早めに切り上げて、2006の電車に乗りました。
ここのところ連日のように炎天下を観光し、温泉やサウナにも入っているので、この日は昼食か夕食でもっと塩分を摂取しておくべきでした。そう思ったので、米子駅に到着後、セブンイレブンで種抜きカリカリ梅(1袋17Kcal、食塩2.8g)を購入し、ホテルで食べました。

8月22日(月)
この日は鳥取砂丘と砂の美術館に行き、鳥取駅近くの元湯温泉(450円)と城崎温泉の外湯めぐり(ゆめぱ1300円)をしてから豊岡へと向かう計画です。
0630からホテルの軽朝食サービスが始まり、それを部屋で食べてから下記の通り乗車しました。
米子0840―1021鳥取1050(バス380円)―1110砂丘センター展望台
砂丘会館1300(バス380円)-1322鳥取1520―1604浜坂1606―1701豊岡1942ー1953豊岡
鳥取駅で大きな荷物をコインロッカーに預け、バスで砂丘センターへ。ここで蟹クリームコロッケ定食(900円)を食べ、高台から砂丘を一望してから、砂の美術館(800円)に行きました。ここでは砂を固めて作った巨大な芸術作品が年代わりで展示されており、今年はエジプト展です。20以上の巨大な作品があり、圧巻されました。アメリカや北欧をモチーフにした作品が砂で作られても何か違うのですが、今年のエジプトと砂のマッチングは最高です。
そこから鳥取砂丘に行き、小高い丘の上から海岸線を望んでから、バスで鳥取駅に戻り、駅からは徒歩で元湯温泉(450円)へ。ここは何の変哲もない温泉銭湯ですが、鳥取県で温泉に入るためにあえて訪れました。
その後、鳥取ローカルのコーヒーチェーンである「すなば珈琲」の駅前店に行き、コーヒー(440円)を注文しました。豆をよく炒ってあり、ガツンとしたコーヒー感があります。
それからコインロッカーに預けてあった荷物を引き払い、JRで城崎温泉へ。
ここには奥から順に、鴻の湯、まんだら湯、御所の湯、一の湯、柳湯、地獄湯、さとの湯という7つの日帰り温泉があり、ゆめぱ(1300円)というチケットでそのすべてに入れますが、この日、地獄湯とさとの湯は休みでした。
コインロッカーに荷物を預け、時短のため途中のスーパーで買った惣菜パンをかじりながら、一番奥の鴻の湯に向かい、そこでゆめぱを買ってから駅に戻る形で五箇所を湯巡りしました。とは言え、外気温も湯の温度も高いので、そんなに長湯はできません。一箇所で湯船に使っていたのは正味数分間といったところです。御所の湯には滝のような壮大な仕掛けがありましたが、他は昔ながらの銭湯のようなところがほとんどでした。やや駆け足ですが、夕食と5箇所の湯巡りを2時間40分の滞在時間内にこなしました。私はこれで満足で、もう2時間遅い次の電車だと時間を持て余したと思います。

8月23日(火)
この日は福知山、京都、奈良を経由して、関西本線で名古屋へと帰る予定です。
0600からホテルで朝食をとり、下記の通り乗車しました。
豊岡0701―0810福知山0853―1015園部1017―1052京都1133―1218奈良1320―1334加茂1340―1505亀山1526―1633名古屋
途中、京都では駅ビル10階にある京都拉麺小路に行き、博多一幸舎でラーメン(780円)を食べてから、お土産を買いました。
奈良には近鉄で何度も来ていますが、青春18きっぷですべての都道府県を訪れるためにあえて立ち寄りました。JR奈良駅の隣にあり、歴史的建造物としての価値が高い旧駅舎(現在は観光案内所)に立ち寄り、内部のスターバックスでアイスコーヒーのトール(390円)を注文。これで、18きっぷで奈良を訪れたと言って良いでしょう。
一方、やはり近鉄で来ることが多い三重にも18きっぷでの足跡を残したかったので、亀山駅前にあるバスターミナルの自販機で缶コーヒーを買って飲みました。
名古屋には定刻通り到着し、最寄り駅まで妻に迎えに来てもらいました。


私が全都道府県で天然温泉に入ろうと思い立ったのは今年5月のことです。その時点で、25の道府県で天然温泉に入っており、7月には東京での学会参加の際に東京、神奈川、千葉で新たに天然温泉に入りました。
そして今回、福岡、山口、島根、鳥取で新たに天然温泉に入りました。(大分、長崎、兵庫は達成済み)
これで47都道府県のうち32都道府県で天然温泉に入った計算です。これを年内に40都道府県、正月明けに43都道府県まで伸ばし、残りは長野、山梨、茨城、埼玉の4県になる予定です。
なお温泉と名乗っていても、実は人工温泉だったり、他の場所からタンクローリーで運んできたりするケースがありますが、それらはすべてノーカウントです。あくまでその場所で地中深くから沸く天然温泉のみという縛りプレイです。
このスタンプラリーをしていて思ったのですが、青春18きっぷと温泉巡りとの相性は抜群です。
現在の普通列車は100年前の特急よりも速く、汽車の煤にまみれることもありません。さらには下道を並走する自家用車よりも速く、運転手付きの快適な乗り物です。
青春18きっぷは偉大な切符だと、秘かに思っています。
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大館能代旅行記(22年7月) [国内旅行記]

今回は大館能代空港から秋田県北部を巡ってきました。
まずユナイテッド航空10500マイルと2040円で下記特典航空券を取得。
DAY1 NH86 NGO 0730 HND 0835
DAY1 NH721 HND 1305 ONJ 1415
DAY3 NH722 ONJ 1455 HND 1610
DAY3 NH85 HND 1805 NGO 1905
NH、NGO、HND、ONJはそれぞれ全日空、セントレア、羽田、大館能代です。
そして別途、大館ぽかぽか温泉ホテル(2泊朝食付き10560円→じゃらんクーポンで8060円)とタイムズカーレンタル(48時間8360円→じゃらんクーポンで7060円)を予約しました。


旅行初日、セントレアに着いてから惣菜パンで軽く朝食をとり、羽田空港へ。羽田空港では乗り継ぎ時間が長いので、保安検査の前後で2つのカードラウンジに立ち寄り、昼食は空港地下で530円の天丼を頼みました。
大館能代空港に到着後、レンタカーを借りようと思ったのですが、そこで初めて今回の営業所が大館駅前店であることに気づきました。なんとバスで約1時間、940円の大移動です。
大館駅到着後にレンタカーを借りましたが、周辺には秋田犬の里(入場無料)以外にこれと言った観光地はありません。私は「犬は苦手派」ですが、動物園のつもりでガラス越しに秋田犬を見てきました。実は生で見るのはこれが初めてです。勝手に柴犬サイズを想像していたのですが、かなり大きいのですね。これは襲われたらアカンやつです。もちろん人懐っこい性格だと、頭では理解していますが……。
その後、ホテルに一旦チェックインしてから夕食に出かけ、近くの店で豚そば(中)950円を注文しました。モヤシ、背脂、ニンニクがたっぷりで、チャーシューや太麺のボリュームもあり、いわゆる二郎系です。(小)で十分だったと後悔しました。
夕食後はホテル付帯の温泉とサウナに入り、スープで摂取した塩分を汗として排出してきました。

2日目、0630からホテルで朝食をとり、0740に出発。
まずは鹿角市の大湯環状列石へと向かいました。ここは昨年、世界遺産に登録された北海道、東北の縄文遺跡の一つです。今からおよそ4000円前、2〜4キロ先の川から運ばれてきた石で、直径50ネートルほどの環状列石が作られました。居住する世帯数の割には大掛かりな遺跡であり、マツリや祈りに関する遺跡だと考えられています。まずはここを一通り見学したあと、0900に開館する大湯ストーンサークル館(320円)にも立ち寄りました。
次に向かったのは日本一の強酸性湯を誇る玉川温泉です。200円の駐車場に車を停め、硫黄臭の煙が立ち込める川を川上の方に歩いていくと、pH1.2、温度98度という源泉が湧くスポットに到着します。そのさらに上流からも温泉の湧出があるらしく、硫黄臭の煙がところどころにあります。岩肌はほんのりと暖かく、そこで岩盤浴をするために寝転んでいる人たちの姿がありました。
川下の方に戻り、玉川温泉(立ち寄り湯800円、JAFカード提示でタオルサービス)に入ると、源泉100%の湯船の他に、源泉50%の湯船が複数ありました。源泉100%の湯船に入ると、引っかき傷の跡や粘膜などがヒリヒリしてきます。飲用の蛇口もあるのですが、5倍ほどに希釈してもなおレモンジュース並みの酸味がありました。あとから水を飲んでおかないと、歯が溶けたり、逆流性食道炎のような症状を引き起こしたりしかねません。その他、蒸し湯もあり、個人的には気に入ったのですが、アクセスの悪さが問題です。
入浴後、売店できりたんぽ(200円)と温泉卵(100円)を食べました。
次に向かったのは、そこから遠く離れた男鹿半島にあるなまはげ館(共通入場券880円、JAFカード提示で825円)です。ほぼノンストップで所要2時間40分でした。ここではこの地方に伝わる様々ななまはげが展示されており、民家になまはげがやってくる場面を再現したショーが30分ごとに行われています。私は1500からのショーを見ました。
その後、大潟にあるポルダー潟の湯(400円)に向かいました。ここは私の好きなモール泉ですが、太古の海水に植物成分が染み込んだものです。かぶり湯を少しだけ舐めてみたら、海水に近いくらいの塩味を感じました。それでいて、モール泉特有の琥珀色をしています。
そこからホテル周辺まで戻り、前日と同じ店で豚そば(小)850円を頼みました。前日は(中)を頼んで量が多すぎ、スープにニンニクを溶かし過ぎ、色々と反省点があったのでそのリベンジです。おかげで二郎系ラーメンは十分満喫できました。
夜はホテル付帯の温泉に入りました。

3日目、0630から朝食をとり、ホテル附帯の温泉に入って時間を調整してから、0820にチェックアウトしました。
この日はかつて足尾、別子と並んで日本三大銅山の一つに数えられ、秋田に次ぐ県下第二の都市として栄えた小坂町に行く予定です。計算通り0900少し前に到着し、康楽館、小坂鉱山事務所、小坂鉄道レールパークの3舘入場券(1350円)を買いました。
このうち康楽館は当時の社長がポケットマネー(現在の金額で約7億円)を出して建てたという明治時代の芝居小屋です。全体の構造は熊本県山鹿市の八千代座に似ていますが、こちらは天井が洋風です。0900から私一人のためにガイドツアーを開催してくれ、20分で一通り見て回りました。
次に小坂鉱山事務所へ。こちらは明治時代の立派な洋館で、内部は小坂のかつての繁栄ぶりを伝える博物館になっていました。
小坂レールパークは平成初期まで使われていた小坂駅を鉄道博物館にした場所です。元々が小さな駅なので、それほど展示が充実しているわけではありません。
その後、小坂町の郷土館(入場無料)を見てから大館に戻り、大館郷土博物館(330円)に立ち寄りました。元々は小学校だったと思われる建物で、体育館の部分が博物館になっており、校舎の部分に美術工芸展示室、こども科学室、曲げわっぱ展示室がありました。
ここまでで時刻は正午です。近くの店で定食を食べ、レンタカーに給油してから返却しました。デミオのスカイアクティブで371キロ走行し、22.37リットルで3713円でした。
大館駅を1303に出るエアポートリムジンバス(940円)に乗り、1400前に大館能代空港に到着。途中、羽田ではカードラウンジに立ち寄り、総菜パンをかじって夕食のかわりにして、定刻より15分遅れでセントレアに到着しました。


なお8月は青春18きっぷで鹿児島中央から名古屋、9月は青春18きっぷで名古屋から新千歳空港までの旅を予定しています。しかしこれまでのところ、全国に拡大される県民割の情報があまり出てこないため、ホテルの予約やそれ以降の旅行の予定が立てにくくて閉口しています。
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洞爺湖・室蘭旅行記(22年6月) [国内旅行記]

今回は有効期限の切れそうなJALとキャセイパシフィックのマイルを使って、新千歳から洞爺湖方面に足を伸ばしました。
DAY1 JL3101 NGO 0835 CTS 1015
DAY3 JL3114 CTS 1425 NGO 1610
JL、NGO、CTSはそれぞれJAL、セントレア、新千歳です。
ホテルは1泊目に洞爺湖万世閣ホテルレイクサイドテラス(1泊2食付き、8556円→じゃらんクーポン利用で6556円)を、2泊目にTabistベイサイド室蘭(素泊まり4410円→じゃらんクーポン利用で3410円)を予約し、ワンズレンタカーで初日1100から3日目1300までレンタカー(5000円→じゃらんクーポン利用で4100円)を予約しました。今回のレンタカーは50時間を超えると一気に料金が跳ね上がるため、このような形での予約になりました。
また民族共生象徴空間ウポポイと併設博物館の入場券(1200円)を予めネットで購入しておきました。


旅行初日、新千歳に到着してからカードラウンジに立ち寄って時間を調整し、1100過ぎにレンタカーを借りました。
今回の旅のテーマはアイヌ文化と温泉です。
まずは空港から南西方面に向かう途中、道の駅ウトナイ湖に立ち寄り、苫小牧名別のほっきカレー(910円)を食べました。読んで字の通りの料理ですが、以前苫小牧駅で食べ損ねたことがあったので、今回はそのリベンジです。
その後、登別市郷土資料館(190円)と室蘭市民俗資料館(無料)をハシゴしました。どちらも明治〜昭和時代の地元の人々の暮らしぶりとアイヌ文化に関する展示がほんの少しといったところです。
そこから洞爺湖に向かい、まずはウィンザーホテルに立ち寄ってみました。かつてサミットの会場になったこともあり、洞爺湖を望む山の上に建っています。道民割で安く泊まれるせいか、通常ならこのクラスのホテルでは見かけない客層の団体客が来ていました。
山を降り、湖畔にあるこの日の宿泊ホテルでチェックインしようとしたところ、こちらでも道民割の宿泊客で行列ができています。客が多いこともあり、夕食は1930開始、朝食は0845開始で指定されてしまいました。
夕食までの時間、黄土色で透明度の低い温泉、庭園が見えるサウナ、屋外の冷水風呂を行き来し、しっかり整いました。夕食ブッフェはかなり品数が多く、目移りしてしまいます。
この時期は毎日2045から2105まで花火があるとのことで、食後に湖畔まで行って眺めました。2艘のモーターボートが洞爺湖を縦横無尽に走り回り、置き土産のように湖面に仕掛けを設置すると、数秒のタイムラグを置いてそこから花火が打ち上がります。
2030出発のフェリー(1600円)に乗ると、それを湖上から間近で眺められるのですが、色とりどりのカラフルな電飾がどうにも東南アジアっぽくて、北海道の肌寒い風と暑くねっとりした南国を思わせるイルミネーションの対比が、私の脳内で不協和音を奏でていました。
花火終了後、再び温泉に入りました。

2日目、この日の朝食は遅いので、まずは温泉に行きました。洞爺湖万世閣ホテルレイクサイドテラスでは、男性が夕方から夜に1階、朝に8階の展望温泉(女性はその逆)という割り振りになっています。洞爺湖を望みながら温泉に入ると、ちょうど温泉の水面が湖面と重なり合い、温泉が彼方まで広がっているような景色を楽しめました。
朝食もかなりバラエティー豊かであり、ついつい食べすぎてしまいました。この日は昼食を抜くことにします。
ホテルチェックアウト後、最初に向かったのは室蘭市立水族館(400円)です。特にここに来たかったわけではないのですが、室蘭の白鳥大橋(通行無料)を渡りたくて、そのついでに立ち寄っただけです。水族館で400円という料金で分かる通り、イルカのショーや巨大水槽のようなめぼしい展示はありませんが、それでもこの近隣の魚介類を色々と見ることが出来ました。私がマイペースで所要30分といったところです。このあたりで本格的な水族館に行きたいのであれば、登別マリンパークニクスが良いでしょう。
次に民族共生象徴空間ウポポイに向かいました。ここには国立アイヌ民族博物館があり、その名前のほうが初見の人に施設の内容が伝わりやすいと思います。
ここではタイムテーブルに沿ってさまざまな上演やショーがあります。私は1240カムイアイズ、1300丸木舟実演・解説、1330伝統芸能上演シノッ、1430短編上映像上演カムイユカラ、1500国立アイヌ民族博物館、1515シアタープログラム、その後国立アイヌ民族博物館に再入場、1630伝統芸能上演シノッ、その後施設内レストランで行者ニンニクザンギ定食(880円)を食べ、1730文化解説プログラムとかなり目まぐるしくスケジュールをこなしました。
私の知る限り、観光客が毎日のようにアイヌの伝統舞踊を見ることができる場所は、ここと阿寒湖のアイヌコタンの2箇所しかありません。この日は1330と1630の2回見たのですが、少しだけ演目が変わっていました。
なおこの施設のカフェにはオハウ(アイヌのスープ料理)の定食もあり、ゴールデンカムイのファンとしては、かつて網走監獄博物館の土産物屋で見つけた「食べられるオソマ」という味噌をこのオハウに入れて食べてみたいところです。しかし残念ながら、売店でオソマを見つけることは出来ませんでした。
なおこの日、ゴールデンカムイの設定で間違っている点を2箇所見つけました。アイヌの毒矢を使った狩猟は明治初期に禁止されたため、明治後半にヒロインのアシリパが毒矢を使うことはできなかったはずです。またアシリパが釧路で舞った鶴の踊りは釧路アイヌに伝わるもので、帯広や日高地方には別の鶴の踊りが伝わっています。小樽に近い村出身のアシリパが釧路の踊りを踊ったのは不自然です。
しかし物語的、ビジュアル的にはそちらのほうが盛り上がるので、作者も些細な設定の違いには目をつぶったのでしょう。
ウポポイから直接ホテルに向かい、1900頃チェックインしました。当初の予定ではそこからむろらん温泉ゆららに行く予定だったのですが、前日に洞爺湖で温泉に入りすぎて、何となく体が温泉を拒んでいたので諦めました。
その代わりに室蘭駅周辺を散策し、近くのスーパーでサッポロクラシックを買って飲み、ついでに翌朝の朝食も仕入れました。

3日目、前日に買ったバーガーと野菜ジュースで朝食を済ませ、0700にチェックアウト。
まずは室蘭の南にある地球峠に向かいました。天気が良ければここから大海原を一望できるのですが、生憎の霧で視界ゼロでした。。
次に登別にある温泉銭湯夢元さぎり湯(420円)へ。ここでは硫黄たっぷりの登別温泉に浸かり、サウナと水風呂にも入りました。かなり白濁した湯で、浴槽の下には指でつまめるくらい緑色の砂が沈殿しています。普段なら長湯をするところですが、まだ何となく湯疲れが残っていたので、40分ほどで切り上げました。
そのため当初の予定より時間があまったので、道中の苫小牧市美術博物館(300円)に立ち寄りました。ちょうどアイヌ刀の企画展が開催中で、郷土作家の絵画、地元の自然史や人文史に関する常設展とともに見て回りました。ゆっくり見て回って所要70分です。
その後、給油してからレンタカーを返却し、空港まで送迎してもらいました。ヴィッツで386キロ走行し、21.12リットルで3565円でした。
空港のフードコートで個人的に定番となっているジンギスカン卵とじ丼(980円)を食べ、カードラウンジに立ち寄り、定刻通りセントレアに帰ってきました。
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釧路旅行記(22年5月) [国内旅行記]

今回は釧路に行ってきました。
まずはユナイテッド航空の10500マイルと1960円で下記の特典航空券を発券。
DAY1 NH703 NGO 0935 CTS 1120
DAY1 NH4873 CTS 1320 KUH 1405
DAY3 NH4874 KUH 1435 CTS 1520
DAY3 NH712 CTS 1740 NGO 1925
NH、NGO、CTS、KUHはそれぞれ全日空、セントレア、新千歳空港、たんちょう釧路空港です。
また現地では日産レンタカー(7700円→じゃらんクーポンで6200円)とホテルエリアワン釧路(2泊朝食付き、駐車場無料で10600円→じゃらんクーポン8100円)を予約しました。
これで来月から、じゃらんの会員ステータスが最上級のゴールドになります。あいち旅eマネーでこれまでに33泊し、昨年3月に年間利用分と同額のポイント付与があったのが主な要因です。なおこの33泊はすべて異なるホテルであり、私はちょっとした名古屋市内のビジネスホテル博士(自称)になってしまいました。


旅行初日、セントレアでチェックインを済ませ、ラウンジに立ち寄ってから搭乗しました。なおこの日の釧路周辺は天候が悪く、1230頃に天候チェックがあるとのことです。その結果次第では、新千歳・釧路間が欠航になるかもしれません。
新千歳空港に到着後、フードコートの松尾ジンギスカンでジンギスカン卵とじ丼(980円)を食べてから、ラウンジに立ち寄り、そこで予定通り運行になったことを知りました。一応、電車でもその日のうちに釧路まではたどり着けますが、空港そばでレンタカーを借りることは難しそうだったので一安心です。
でもやはりと言うべきか、釧路周辺は霧で視界が悪く、一度着陸しかけてから再離陸しました。これまで500回以上は飛行機に乗っていますが、初めての体験です。当初より40分くらい遅れて、2度めのトライで無事に着陸できました。
レンタカーを借りて、まずは釧路市立博物館(480円)へ。1階では地学と自然史、2階では人文史、4階ではアイヌ文化と丹頂鶴に関する展示があり、マイペースで所要1時間ほどでした。実は数年前にここに来た際、ゴールデンカムイに関する応援展示があり、そこで初めてこの漫画のことを知りました。そして今年4月末に連載が終了し、アイヌ文化にかなり詳しくなった上で改めて再訪したかったのです。
漫画で出てくるイオマンテは、ここの展示を参考にしたのでしょうか? クマの頭蓋骨が2つ、わずかに高さが違って並んでいるところなど、記憶の中の描写とかなり似ているように思いました。
次に幣舞橋の横にある釧路フィッシャーマンズワーフMoo(30分以内は駐車場無料)に立ち寄ってから、一度ホテルにチェックインしました。部屋に荷物を置き、そこから徒歩で釧路駅周辺を散策しました。今年冬に青春18切符での再訪を予定しているので、その予習といったところです。駅周辺で空腹を満たすなら、セブンイレブンか横のパン屋くらいしかなさそうでした。
そこから再び車に乗って、今度は天然温泉ふみぞの湯(450円)へ。まずはここの食堂で、ぱいこう飯(800円)を食べました。これは鶏肉ベースの形成肉(?)と白菜がたっぷり入った、少しカレー味のする中華飯のような食べ物で、釧路のソウルフードとのことです。昔、インドで食べた八宝菜が少しカレー味だったのを思い出しました。
ここの温泉は100%源泉(かけ流しとは言っていない)とのことで、5月末とはいえ肌寒い夜空の下で露天風呂に浸かり、サウナと水風呂にも入りました。ただ、残念なことに少し水風呂の温度が高めで、あまり整いはしませんでした。
ちなみに今年度中に青春18切符で沖縄を除くすべての都道府県に足を踏み入れたあと、次の目標は全都道府県で温泉に入ることです。中でも北海道は様々な地域で温泉に入りました。若い頃はリゾートホテルのプールが好きで、温泉には興味がなかったのですが、歳とともに嗜好が変わりました。

2日目、0700からホテルで朝食を摂り、0740にレンタカーで出発しました。
最初に向かったのは野付半島です。ここは砂洲で出来た半島で、国後島の延長線上16キロ離れた場所にあります。まずは一番奥にある950号線の起点と野付崎灯台の写真を取ってから、少し戻って野付半島ネイチャーセンター(入場無料)へ。ここから遊歩道を1.5キロほど歩いていくと、トドワラと呼ばれる景勝地に着きます。
トドワラでは、海水に侵食されて立ち枯れた白いトドマツが湿地帯に散乱し、あたかも白骨が散らばっているかのような物寂しい風景が広がっています。1970年頃の写真では、この世とあの世の境目のような幻想的で非現実的な光景だったのですが、残念ながら近年は地盤沈下が進み、多くのトドマツが海に流されてしまいました。それでもうら寂しい雰囲気と、遥か彼方に望む雪を戴いた山岳とのコントラストが印象に残りました。
もう少し戻るとナラワラと呼ばれるスポットもありますが、こちらは風化した白いミズナラの木々を駐車場から遠巻きに眺めるだけです。
これらを見終えてから根室半島へ。こちらは題して、最東端を攻めるシリーズです。
まずは日本最東端の道の駅 スワン44ねむろで、根室のご当地グルメ エスカロップ(950円)を食べました。これはバターライスの上にポークカツを載せ、デミグラスソースをかけた料理です。たまたま根室の料理人が作ったので、ここのご当地グルメになりましたが、横浜や長崎で大正時代のハイカラさんが食べていたと言われても違和感のない料理です。ガラス張りのレストランで、眼前にはラムサール条約登録湿地である風蓮湖の景色が広がっていました。
次に日本最東端の駅、東根室駅へ。こちらは根室郊外にひっそりと佇む無人駅でした。
そこから少し北東に行くと、花咲線の終着駅である根室駅に到着します。こちらも駅前での飲食にすら困りそうな最果ての駅で、駅前通りのモニュメントには「返せ! 北方領土」と書かれています。領土問題の最前線であることを否応なしに感じさせられました。
駅の隣りにある根室市観光インフォメーションでは、日本本土最東端出発・訪問・到着証明書と最東端駅 東根室 到着証明書を無料で配布していました。
次に向かったのは本土最東端の納沙布岬です。根室市北方領土資料館と北方館・望郷の家(いずれも入場無料)に立ち寄ってから、ブラウンの巨大なモニュメントを見てきました。ここからは海の向こうに歯舞諸島を望むことが出来ます。
今度はそこから20キロほど西に戻り、みなとの湯(450円)と呼ばれる準天然温泉に入りました。地下水と温泉鉱石を用いて人為的にお湯を作っているので、準天然温泉と呼んでいるみたいですが、それでも温泉と呼ばれる日本最東端の場所です。設備的には銭湯以上、スーパー銭湯未満と言ったところで、個人的にはここのお湯の香りは少し苦手でした。
ここまでで日本最東端、本土最東端を十分に満喫し、1800頃釧路のホテルに戻ってきました。この日は350キロ以上運転して疲れていたので、夕食にエネルギーを費やす元気がなく、道中のセイコーマートでチキンたっぷりペペロンチーノと香ばしエシャロットのトマトパスタ(いずれも118円外税)を買って、ホテルの部屋で食べました。
セイコーマートは北海道ローカルのコンビニチェーンであり、私はここの麺シリーズを食べるだけで北海道に来た気分になれます。昨年までは108円だったので、少し値上げしたのでしょう。それでも種類も豊富でコストパフォーマンスも抜群なので、お手軽・時短の北海道メシとして今後も愛用するつもりです。

3日目、0700からホテルで朝食をとり、0800にチェックアウト。
まずは釧路市湿原展望台へと向かいました。ここは読んで字の通りの場所ですが、入場料のかかる本館に入ってもそこからの眺望はいまいちです。無料の遊歩道を歩いた先にあるサテライト展望台からの眺めこそがここのメインだと思いますが、途中でクマと出くわす可能性がゼロではありません。その場合、食べやすい腸だけ食われて残りは土饅頭として埋められるかもしれません。こちらが音を立てていると、クマのほうが避けてくれることもあるそうなので、私は「森のくまさん」を歌いながら遊歩道を歩きました。
「ある日、森の中、熊さんに出会った。腹裂く森の道、熊さんに出会った」
「熊さんの、言うことにゃ、人間よ、お逃げなさい。スタコラサッサッサのサ、スタコラサッサッサーのサ」
「ところが、あとから、熊さんがついて来る。トコトコトッコトッコト、トコトコトッコトッコト」
ちなみに人間が逃げ出すとクマは追いかけてくるそうで、その最高速度は時速50〜60キロです。
そんな危険を冒してたどり着いたサテライト展望台からは釧路湿原を一望できますが、一言で言えば平らな大地に森が広がっているだけです。
次に釧路市動物園(580円)へと向かいました。しかしここでは動物たちとの距離が遠く、旭山動物園の行動展示とは比べるべくもありません。それでも湿原内の遊歩道や丹頂鶴など、釧路らしい展示もいくつかありました。ゆっくりと見て回って所要110分でした。
その後、ガソリンを給油してからレンタカーを返し、空港へと送迎してもらいました。日産ノートで511キロ走り、28.41リットルで4517円でした。
昼食は空港内のレストランで醤油ラーメン(858円)を食べ、新千歳空港でカードラウンジとフードコートに立ち寄り、定刻より少し早くセントレアに到着しました。
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三重・奈良旅行記(22年4月) [国内旅行記]

今回は近鉄の3日間全線フリーパス(4200円)を使って、青春18きっぷの旅に似た在来線での旅行をしてきました。私がこの手の切符を使うのはこれで9回目であり、2回の「まわりゃんせ」旅行も含めると、近鉄沿線の目ぼしいところにはだいたい行っています。そこで今回は割とマイナーなところにも行きました。
ホテルはビジネスホテル新大(大和西大寺駅の近く。2泊素泊まりで7000円→じゃらんクーポン利用で4500円)を予約しました。

4月29日(金)
近鉄名古屋0741―0849津1026―1102松阪1108―1124鳥羽1558―1610五十鈴川1614―1808大和八木1815ー1838大和西大寺
この日は上記の通り乗車しました。津では津偕楽園という何の変哲もない公園に立ち寄ってから、三重県立博物館へ。現在の特別展にはあまり関心がなかったので、310円の常設展のみ観覧しました。
鳥羽では駅の道向かいにある一番街でエビフライ定食(990円)を食べてから、ニフティー温泉のクーポンを使って戸田家の温泉巡りをしました。タオル付きで定価1800円が1000円になります。3箇所に露天風呂があり、そのうち2箇所にはサウナもありました。しかし温泉の湯は塩素入りの循環ですし、サウナの隣に水風呂はなく、やや不完全燃焼のまま終わってしまいました。
夕食は大和西大寺駅近くのデパート地下にあるフードコートで済ませました。

4月30日(土)
大和西大寺0738―0809近鉄丹波橋/桃山御陵前0939―0954京都1027―1113近鉄奈良
近鉄奈良1306―1321生駒/鳥居前1340―1345宝山寺1349―1356生駒山上1359―1406宝山寺1440―1445鳥居前/生駒1449―1459東山1712―1722生駒1726―1734大和西大寺
この日は大和西大寺駅の構内にある蕎麦屋で朝食をとってから、丹波橋駅へと向かいました。ここから1キロほど歩いたところに伏見城があります。入場はできませんが、外観の写真だけ撮りました。
そこからさらに1キロほど歩くと、明治天皇陵があります。小高い丘の中腹にあり、マラソンで通りかかる人と参拝の人が半々でした。
京都では駅と伊勢丹の屋上を散策しました。私は何となく京都駅が好きで、近くまで来たら立ち寄りたくなるのです。
近鉄奈良では駅近くのうどん店で日替わりランチ(800円)を食べてから、奈良国立博物館の常設展(700円)に行きました。ここでは仏像まみれになることができます。私は最初に仏像を見てから、飛鳥、奈良、平安、鎌倉のどの時代の物か当てるクイズをして、一人で楽しんでいました。仏像の国当てクイズよりも難易度は高めで、私の正答率は5割前後でした。
その後、生駒では日本初のケーブル電車に乗って、宝山寺、生駒山上へと向かいました。生駒山上には遊園地があり、そこから近隣の景色を一望できると思うのですが、あいにくこの日は入場制限がかかっていました。近鉄のフリーパスで山上駅までは来たものの入場できず、とんぼ返りで中腹の宝山寺駅へと向かいました。ここから300メートルほど坂を登ったところに宝山寺があります。鳥居のある修験寺という少し不思議な場所でした。
この後、生駒駅経由で東山駅へと向かい、そこから7〜8分ほど歩いたところにある音の花温泉(800円)に行きました。以前来た時には県下最大級という広大な露天風呂に感激したのですが、スパリゾートハワイアンズや草津の西の河原露天風呂を経験してしまうと、小さく思えてしまいます。それでも温泉、サウナ、水風呂を巡回し、きっちりと3回整いました。
ここで、私なりのサウナで整う方法を紹介します。まずは2Lのペットボトルを持ち込み、しっかりと水を摂ります。次に温泉に入り、頸部以下の温度を上げてから、サウナに10〜12分ほど入ります。次に水風呂に入り、体が凍えるまで3〜4分ほど待ちます。その後、少し暖かい場所に腰掛け、目を閉じて体表の感覚に集中すると、体の奥底にこもった熱と室温によって冷たくなった体表が温められ、全身がジーンと痺れてきます。サウナで整うには、この長い水風呂時間と暖かい場所での瞑想時間が必要なのですが、この両者をキチンと行っている人はほとんどいません。きっと多くの人は暑いだけで整っていないのでしょう。サウナは暑さで整うのではなく、水風呂の寒冷刺激からの解放で整うのだと思います。その前段階として体を温めるために、サウナが必要になるだけです。
なおこの日の夕食は、大和西大寺駅まで戻ってきてから前日と同じフードコかートで済ませました

5月1日(日)
大和西大寺0733―0739近鉄郡山0844―0913畝傍御陵前
畝傍御陵前1145―1151大和八木1208―1327伊勢中川1341―1506近鉄名古屋
この日は前日と同様に大和西大寺駅の構内にある蕎麦屋で朝食をとってから、近鉄郡山に向かいました。
源九郎稲荷神社と郡山城跡(いずれも入場無料)を散策してから、畝傍御陵前へ。
ここで奈良県立橿原考古学研究所附属博物館に入場しました。普段の入場料は400円ですが、現在は鳥取県立古代出雲歴史博物館とコラボした特別展を開催しているので800円です。常設展の巨大埴輪群が印象に残りました。しかし古代出雲歴史博物館にも行ったことがある身としては、当然ながら特別展の印象が本家本元に勝ることはありません。
その後、神武天皇陵と橿原神宮を参拝してから橿原神宮まで歩き、電車に乗って大和八木駅へ。
この先の電車は1時間に1本しかなく、次の電車まで店に入って昼食をとるほどの時間もなかったので、コンビニの総菜パンをかじり、そのまま名古屋まで帰ってきました。


最後に余談ですが、長らくお預けを食らっていた愛知旅eマネーが5月2日から予約再開になります。
私はこの機会に県内のホテルで2泊ほどすれば、来月からじゃらん最上級のゴールド会員になれるので、当然ながら狙っています。
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大分旅行記(22年4月) [国内旅行記]

今回は大分旅行です。
ユナイテッド航空の10500マイルを使って下記特典航空券を発券しました。
DAY1 NH3165 NGO 0720 OIT 0835
DAY3 NH3166 OIT 0905 NGO 1010
(NH、NGO、OIT はそれぞれ全日空、セントレア、大分空港)
そして天然温泉かけ流しの宿 鶴崎ホテル(朝夕2食付き×2泊で7550円→じゃらんクーポン利用で5550円)と、くにさきレンタカー(48時間5600円→じゃらんクーポン利用で4600円)を予約しました。ホテルは料金設定ミスだったかもしれません。私が予約した翌日には倍の値段に跳ね上がっていました。


旅行初日、朝食はセントレアに着いてから惣菜パンで済ませ、大分へと飛びました。
到着後、レンタカーで大分県立歴史博物館(310円)へ。実は大分県は石窟のメッカであり、ここにも熊野磨崖仏や臼杵磨崖仏のレプリカ、創建当時の富貴寺大堂の再現レプリカがあります。そのうち熊野磨崖仏と富貴寺大堂では説明を兼ねたプロジェクションマッピングがあり、大人も子供も楽しめる内容になっています。この日は平日ということもあって貸切状態でしたが、ここはもっと評価されても良い場所だと思いました。
次に東光寺五百羅漢(お賽銭100円)へ。ここでは座高50センチ位の小さな羅漢が小高い丘の一面に並べられていました。京都にある三十三間堂の石像版下位互換、もしくは豊川稲荷の下位互換といったところです。
そこから宇佐神宮に向かう途中、たまたま見つけた定食屋に入り、大分名物のとり天定食(900円)を食べました。鶏肉の天ぷらなので、どう考えても外れようのない一品です。
次に向かった宇佐神宮(駐車場300円)は、全国にある八幡社総本宮です。上宮と下宮にそれぞれ3柱の神が祀られており、私は今回もまた途中でお賽銭のコインが足りなくなりました。ここでは二礼四拍手一礼という独特の所作で参拝します。
その後、別府へと向かう途中、交通事故に遭いました。私は直進で、相手は中央分離帯から私の車にぶつかるように飛び出してきたのです。相手は高齢の男性で、Uターンしようとしていたところ、後続車にぶつけられそうになったので、慌ててアクセスを踏んで反対車線に飛び出したとのことでした。幸い双方ともに怪我はなく、物損事故で済んだのですが、事故処理をして、レッカー車で空港そばのレンタカー営業所まで送り返してもらい、そこで別の車を借りて、をしているうちの午後の予定が潰れてしまいました。
仕方なくホテルに直行し、夕食をとってから、ホテル附帯の温泉に入りました。

2日目、0600からホテルで朝食を取り、0630にレンタカーのナビを空港に設定したところ、高速を使わないと0800に間に合わないことが判明しました。これで翌朝の予定が立ったので、一旦部屋に戻って仕切り直し、0740にホテルを出発しました。
この日は県中南部を周る予定です。まず臼井市に向かい、臼杵城址と久家の大蔵(どちらも無料)を見ました。臼杵城址は門があるだけですし、久家の大蔵は街中にある蔵の白壁に青い単色の絵を書いた場所です。全長は30メートルありますが、どちらもオススメ度は高くありません。
次に国宝・臼杵石仏(550円)へ。ここは山の斜面にある岩肌に石窟を作った場所です。平安から鎌倉時代に作られ、平成初期まで野ざらしだったので、それなりに損壊していました。規模においても中国三大石窟+1(敦煌、雲崗、龍門+大足。いずれも世界遺産)とは比べるべくもありませんが、私がこれまで日本国内で見た石窟としては、千葉の日本寺についで二番手です。
次に原尻の滝へと向かいました。すぐ隣に道の駅があり、そこの駐車場から1〜2分歩くと、ナイアガラのミニチュアのような滝が見えてきます。この日は晴れていましたが、それでもかなりの水量がありました。
その後、道の駅でとり天定食(880円)を食べてから、長尾温泉へ。ここには世界的も珍しい天然の高濃度炭酸泉があります。私はラムネ温泉館(500円)に入ったのですが、1300ppmで32度の高濃度炭酸泉の露天風呂があり、10分ほど入っていると手がジーンとしびれてきます。「あ、血行が良くなったな」と感じるしびれですが、そのままでは寒いので、屋内にある40度くらいの白いにごり湯(こちらも天然温泉)やサウナ室と行ったり来たりすることになります。
次におさるの湯(露天風呂400円)へ。こちらは植物由来のモール泉で、琥珀色のお湯からは腐葉土のような匂いがしてきます。これまで帯広、秋田の大潟村、石川県の美川、そしてここでモール泉に入りましたが、私が個人的に一番(匂いが)好きなのは、帯広のオベリベリ温泉です。
午後は2つの珍しい温泉をハシゴし、夕方、ホテルに帰ってきました。
この日もホテルで夕食をとり、ホテル附帯の温泉に入りました。

3日目、予めレンタカーに荷物を積み込み、チェックアウトを済ませてから、0600からホテルで朝食を摂りました。0620過ぎにホテルを出発し、高速道路を走って0730に空港そばの指定給油所に到着。0800のオープンと同時に給油してからレンタカーを返し、空港まで送ってもらいました。
そして大分空港とセントレア、両者でカードラウンジに立ち寄ってから、家に帰ってきました。
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18きっぷで日本縦断その3(22年3月) [国内旅行記]

今回は稚内から枕崎まで青春18きっぷで3回に分けて移動する旅行の第3回ですが、結論から言うと一部区間が未達になってしまいました。

第1回(21年8月)
1日目 特典航空券で名古屋から稚内へ。18きっぷで稚内から旭川へ。
2日目 18きっぷで旭川から函館へ。
3日目 特典航空券で函館から名古屋へ
https://ryokodo.blog.ss-blog.jp/2021-08-22

第2回(21年12月)
1日目 特典航空券で名古屋から函館へ。18きっぷで函館から秋田へ。
2日目 18きっぷで秋田から水戸へ。
3日目 18きっぷで水戸から名古屋へ。
https://ryokodo.blog.ss-blog.jp/2021-12-26

第3回(22年3月)
1日目 18きっぷで名古屋から岡山へ。
2日目 18きっぷで岡山から博多へ。
3日目 18きっぷで博多から枕崎へ。そのまま折り返して鹿児島中央へ。
4日目 特典航空券で鹿児島から名古屋へ。

以上、延べ10日間、3回の旅行で全行程を踏破し、特典航空券4区間と青春18きっぷ8日分を使用。
なお18きっぷガチ勢は5日間連続乗車でこの区間を移動することを「18きっぷ日本縦断」と呼ぶようですが、私は「もう少しゆったり3回に分けて8日間でいいや」というノリでやっています。
・・・と、そこまでは良いのですが、実は残念なことがありました。
現在、九州を南下する在来線には、大分や宮崎を経由する東回りと、熊本や肥薩おれんじ鉄道(旧鹿児島本線)を経由する西回りの2種類があります。そのうち東回りは絶望的なまでに接続が悪いため、私は西回りで計画していました。西回りの肥薩おれんじ鉄道には、18きっぷ所有者のみが購入できるおれんじ18フリーきっぷ(2100円)があるので、これを使うことで曲がりなりにも「18きっぷ日本縦断」を達成するつもりだったのです。
しかし事もあろうに3月末までの期間限定で、誰でも購入できる期間限定 1day のれる切符(1500円)が発売されてしまいました。普通に考えれば600円安くなってハッピーなのですが、これを使うとその区間は18きっぷとまったく無縁の切符で乗車することになり、せっかくの「18きっぷ日本縦断」にケチをつけられた気分になってしまいます。
なおホテルは1泊目にホテルアベストグランデ岡山(1泊朝食付き5400円→じゃらんクーポン利用で4400円)、2泊目にR&Bホテル博多駅前第1(1泊朝食付き4500円→同3500円)、3泊目にB&B パークホテル鹿児島(1泊朝食付き4500円→同3000円)を予約しました。
帰りの便は NH2516 KOJ 1805 NGO 1920(それぞれ全日空、鹿児島、セントレア)です。ユナイテッド航空の5500マイルを利用して発券しました。


3月19日(土)
名古屋1300―1332大垣1342―1417米原1450―1719姫路1806―1931岡山
この日は午前中に仕事を終えて、青春18きっぷで上記の通り乗車しました。先日金沢に立ち寄った際に、金沢カレーな気分になっていたので、この日の夕食は姫路駅のゴーゴーカレーです。なぜか金沢駅周辺には金沢カレーの店がなく、姫路駅にはあります。

3月20日(日)
岡山0820―0913備中高梁
備中松山城 観光乗合タクシー 往路0950発 復路1140発(所要10分、片道800円、要予約)
https://www.city.takahashi.lg.jp/site/bichu-matsuyama/matsuyamajou-noriaitaxi.html
備中高梁1230―1304倉敷1313―1422糸崎1454―1712岩国1742―2055下関2058―2111小倉2124―2244博多
この日の旅程は上記の通りです。
0630からホテルで朝食をとりました。ここのメニューには、ままかりやきび団子など岡山名物がたくさんあります。
ホテルチェックアウト後、岡山駅から備中高梁駅まで移動し、そこから乗り合いタクシーでふいご峠に向かいました。ここから20分ほど歩くと備中松山城(500円)に到着します。
私はこれで現存天守12城(弘前城、松本城、丸岡城、犬山城、彦根城、姫路城、松江城、備中松山城、丸亀城、伊予・松山城、宇和島城、高知城)をすべて制覇したことになります。
帰りも乗り合いタクシーで備中高梁駅まで送ってもらい、駅前のローソンに店内キッチンがあったのでそちらのメニューで昼食を済まし、倉敷行きの電車に乗りました。
が、しかし……駅のベンチにスマホを忘れてきてしまったことに気づき、再び備中高梁駅まで往復する羽目になりました。結局、現地でスマホは見つからず、スマホでジョルダンに接続して時刻表を見ていた身としては何も分からないまま岩国まで向かいました。
倉敷1340ー1416備中高梁1425ー1500倉敷1505ー1547福山1552ー1622糸山1643ー1805広島1812ー1854岩国1916ー2225下関2228ー2242小倉
岩国駅での接続時間に切符売り場にあった時刻表で調べたところ、この日のうちに在来線で行くことができる限界は小倉までです。つまりここから先は博多のホテルを放棄して小倉のホテルを新たに探すか、新幹線を利用するかの2択です。しかしスマホが手元になく、夜11時に飛び込みでホテルを探すのも一苦労なので、新幹線(2160円)でその日のうちに博多まで行くことにしました。
小倉2259ー2314博多
この区間は次回以降の宿題として取っておきます。
なおホテルに着いてから手持ちのクロムブックをWIFIに繋いでスマホの位置情報を調べたところ、高梁駅前交番付近にあることが分かりました。私自身は電話をかけられないのですが、翌日妻に依頼して電話してもらい、無事交番に届けられていることが確認できました。今後、書類のやり取りの後に料金着払いで送ってもらえることになり、まずは一安心です。
ちなみに妻はこれまでに32カ国、長男は9歳までに27カ国に連れていきました。しかし世界遺産の町並みを前に当時小学校低学年だった長男から「パパと旅行しても白い家ばかりでつまらない」と言われ、妻からも「しんどいから今後は勝手に一人で行ってきて」と言われ、こうして一人気ままに旅する権利を手に入れた次第です。幸い経済力は私のほうがずっと上なので、こんな状況でも離婚されずになんとか夫婦を続けています。
ちなみに独身男性は既婚男性より5歳平均寿命が短い反面、女性は独身でも既婚でも平均寿命は変わらないというデータがあります。そのため私は妻のことを、自分の寿命を5歳伸ばしてくれる女神様だと思うことにしています。

3月21日(月)
博多0812―0923銀水0933―1106八代1157―1316出水1318―1419川内1422―1512鹿児島中央1602―1835
枕崎1840―1953山川1956―2110鹿児島中央
この日は0630からホテルで朝食を取り、チェックアウト後、上記の通り乗車しました。ちょうど読みたい本があったので、読書したり、車窓からの景色を楽しんだり、時々昼寝したりで、1日中電車に乗っていても退屈しません。鹿児島中央駅では一旦ホテルにチェックインし、荷物を軽くしてから枕崎駅に向かいました。
昼食は八代駅のコンビニで買ったカツ丼と野菜ジュース、夕食は鹿児島中央駅のコンビニで買った惣菜パンとトマトジュースです。あまり食にこだわりがなく、そこに時間を割きたくないので、独身だと5歳寿命が縮む典型的なタイプだと自覚しています。

3月22日(火)
この日は夕方のフライトまで鹿児島市内観光です。
0700からホテルで朝食を取り、0800にチェックアウトして、そのまま大きな荷物を預かってもらいました。
まずは市電(車内で1日乗車券600円を購入)で鹿児島駅へ。鹿児島で一番大きな駅は鹿児島中央で、鹿児島駅はその隣にある小さな駅です。深い意味はありませんが、仮にも県名を冠した駅なので一度来てみたかったのです。
そこから再び市電で桜島桟橋通まで行き(実は歩いてもすぐです)、フェリー(200円→1日乗車券提示で160円)に乗って桜島へ。桜島へはこれまでレンタカーで二度来たことがありますが、フェリーでは初めてです。
まずは桜島自然恐竜公園(無料)に行ってみました。ここは恐竜の像が所々に設置された公園ですが、アロザウルスという肉食獣がゴジラの姿勢で起立していたので、20世紀に作られたものだと思われます。最近では頭から尻尾までを水平にした姿勢で二足歩行していたというのが定説になっていますからね。なお途中の道からは、海の向こうにある鹿児島の街を一望できました。
次に桜島ビジターセンター(無料)へ。ここでは桜島の噴火の歴史などを学ぶことができます。
その後、桜島マグマ温泉(390円→1日券で300円、タオル150円)に入り、海を一望しながらサビ鉄の臭いがする湯の花たっぷりの温泉に浸かってきました。
再びフェリーで鹿児島の街に戻り、市電を乗り継いで南九州随一の繁華街、天文館へ。ここで昼食を摂るつもりで何となく散策していると、こむらさきの初代店舗を見つけたので、そちらでラーメン(980円)を食べました。ここの初代店主は台湾出身だったそうで、たしかにやや中華寄りの味付けかと思いました。
再び市電に乗り、鹿児島市維新ふるさと館(300円→1日券で240円)へ。ここは富国強兵の先達となった薩摩志士たちに関する展示がメインです。
そこから鹿児島中央そばのホテルまで歩いて戻り、荷物を引き払った後、1500の空港バス(1300円)で鹿児島空港へ。すでにマンボウが解除されたので、カードラウンジの焼酎試飲が復活しており、その後は私にとって定番となった青空食堂の鶏飯(600円)を食べてから、飛行機に搭乗しました。
ちなみに鶏飯は奄美大島の郷土料理であり、現地で食べても1杯800円くらいしますが、ここではなぜか食べ放題で600円です。ご飯の上に錦糸卵、タクアン、しいたけ、ネギ、海苔を載せ、鶏ガラの出汁がよく効いたスープをかけて食べるお茶漬けに似た料理です。
セントレアには定刻より少し早く到着しました。


これで、私が青春18きっぷで踏み入れたことのない県は新潟、奈良、島根、徳島、高知、長崎、佐賀、大分、宮崎の9県になりました(沖縄を除く)。
なお今回、復路で枕崎から鹿児島中央まで青春18きっぷで移動しています。今年の夏には鹿児島中央から宮崎、大分、小倉、博多、佐賀、佐世保、博多、東萩、出雲、米子、鳥取、京都を経由して、名古屋まで青春18きっぷで帰ってくる予定であり、それとは別件で奈良と新潟にも行く予定です。
すると今回の宿題であった小倉→博多間にも乗車できますし、何より枕崎から名古屋まで完全に青春18きっぷだけで移動したことになり、稚内から名古屋まで18きっぷで移動した旅程と合わせて、ようやく稚内から枕崎の全区間を18きっぷで移動したことになる予定です。
残りは徳島と高知の2県になり、こちらも今年の12月に行く予定です。
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北陸旅行記(22年3月) [国内旅行記]

今回は北陸に行ってきました。旅のテーマは下記の3つです。
・現存天守12城の制覇への足掛かり(残りは丸岡城と備中松山城の2つ)
・青春18きっぷで沖縄以外の全都道府県に足を踏み入れることへの足掛かり(富山県が難関)
・学会出張
ホテルはホテルクラウンヒルズ富山(2泊朝食付きで8100円→じゃらんクーポン利用で6100円)を予約しました。

3/4(金)
名古屋0732―0807大垣0811―0846米原0900―0933近江塩津0937―0950敦賀0953―1049福井1211―1223丸岡
丸岡1233(ぐるっと坂井200円)1241本町/丸岡バスターミナル1358(京福バス82、210円)1411丸岡
丸岡1423―1512美川(美川温泉元湯ほんだ)美川1717―1736金沢1844(1240円)―1943富山
この日は青春18きっぷをメインに上記の通り移動しました。
途中、福井駅では北陸(国道8号線沿い)のチェーン店である8番らーめんで昼食をとり、丸岡駅からバスに乗って丸岡城と歴史資料館(共通入場券450円)に行きました。
実は最近まで現存天守12城(江戸時代以前に建てられた現存する天守閣12か所)という呼び名を知らなかったのですが、昨年宇和島城に行った際に知り、その時点で残り2か所だったので、これはもう制覇するしかないと思った次第です。丸岡城の天守は3階建ての小さなものであり、通常なら内部にある博物館的な展示を収容しきれなかったので、歴史資料館として別の建物が建てられたのだと想像します。
私は福井医大(現・福井大学医学部)卒なので、実は学生時代の花見で城の麓までは来たことがあります。しかし天守閣に登ったのはこの日が初めてでした。残りは備中松山城だけです。
余談ですが、私は昔から熱心に勉強するタイプではない代わりに、算数や数学はその場で解き方を思いつくことで得点源にできました。私の時代、東海中学受験生の最大勢力は河合塾でしたが、その特別選抜クラスで算数の1位争いをしていたうちの一人です。他の二人は東海中学1年時主席のS君と、今でも名前だけは覚えていますが東京の人です。
高校時代もその特性は変わりませんでした。勉強しないので数学の公式は知らず、試験中にゼロから公式を導き出して正答して減点される。もしくは教科書よりスマートに解いて、採点者に理解されず減点される。すると勉強する意欲がそがれる。それに多分、勉強した時の体力消耗も普通の人より大きい。だから英単語模試は偏差値40台、一浪してセンター試験本番の地理は全国平均マイナス16点と散々でした。でも福井医大の二次試験の数学は、教科書で勉強した良い子よりも、ひらめきだけで一点突破する私に有利な傾向だったので、なんとか合格できました。そんな訳で私の英単語ボキャブラリーはいまだに高校1~2年レベルですが、それでも海外旅行先で不自由することはありません。旅行だけなら意外と何とかなるものです。
ちなみに自称・数学得意の身として言うと、私の時代のセンター試験のベクトル問題はちょっとした発想の転換(特殊相対性理論の時空図を理解すれば気づきます)で驚くほど簡単に解けることがありました。具体的にはベクトルAやベクトルBが出てきた時、それがどんな向きでどんな長さなのか分からない。逆に言えばどんな向きでどんな長さでも答えは変わらない。それなら(略)というものです。
私は高校1年の時に特殊相対性理論を独学で学んだ1週間後から今日に至るまで、時間は複数次元であると考えており、それによって様々なパラドックスが説明可能になり、現在の超ひも理論が大きく書き換わる可能性があると思っています。よければこちらも読んでみてください。
タイムパラドックスが生じない理由
https://ryokodo.blog.ss-blog.jp/2021-03-27

話が脇にそれましたが、その後、JR美川駅の近くにある美川温泉元湯ほんだ(460円)に行きました。私は植物由来で琥珀色のモール泉が大好きで、帯広のオベリベリ温泉や秋田のポルダー潟の湯のファンなのですが、北陸にもモール泉を見つけたので立ち寄った次第です。オベリベリと比べると香りはいまいちですが、しっかりとモール泉でした。熱いモール泉とサウナ、冷水風呂を巡回して整う。サイコー!
夕食は金沢駅でとり、第3セクターの金沢―富山間は青春18きっぷでは乗れないので別途乗車券(1240円)を買いました。この区間はバス(1100円)のほうが安いのですが、1時間に1本しかなく、今回は待ち時間の都合で断念しました。なお富山から新潟に向かう路線も第3セクターになっており、富山で青春18きっぷを使おうとすれば高山線に乗るしかありません。そのため帰路はそちらを利用する予定です。
ホテルではアルコールの1杯無料サービスがあり、期間限定で別途いいちこのハイボールももらえました。

3/5(土)
この日は日本神経学会の東海北陸地方会があり、ホテルの部屋から聴講しました。最近の学会はWEB開催が多いので、地球上のどこからでも参加できるのですが、せっかくなので「学会出張してきます」という大義名分でどこかに行きたかったのです。富山は東海北陸地方会の管轄なので中途半端ですが、いつか「名古屋で学会があるので北海道に行ってきます」みたいなことをやってみたいものです。
朝食はホテルでとり、昼食と夕食は駅周辺の店で富山ブラックラーメンを注文しました。また日中ホテルの部屋にこもっていて運動不足だったので、夕方にわかば富山店というたい焼きの店まで散歩したのですが、すでにその日の分は売り切れで閉店していました。

3/6(日)
この日はホテルの朝食会場がオープンする0600には間に合わず、少し遅れて朝食をとりました。コロナ対策の観点から言えば、一番乗りが望ましいのですが、仕方ありません。ネギトロやホタルイカなど、富山で「きときと」と形容される海の幸もあります。
ホテルをチェックアウト後、青春18きっぷで下記の通り移動しました。
富山0803―0854猪谷0911―1014高山1449―1733美濃太田1736―1807岐阜1838―1858名古屋
途中、雪の影響で電車が遅延し、高山には1時間ほど遅れて到着しました。
コインロッカーに荷物を預けてから散策に出かけ、近くの食堂で適当に昼食をとってから、高山陣屋(440円)と飛騨高山まちの博物館(無料)を見て回りました。陣屋は今でいう市役所と警察署を合わせたような場所で、江戸時代の建物が現存するのは日本中でここ1か所だけだそうです。隣にある蔵の内部が博物館のようになっており、ここと飛騨高山まちの博物館を見て回れば、高山の歴史や文化に広く浅く触れることができます。
この2か所を廻った後、伝統的建造物群保存地区を散策してから、高山駅に戻りました。
岐阜では駅に隣接したアスティ内のリンガーハットで夕食をとり、名古屋に帰ってきました。


やはり青春18きっぷは1日5~6時間程度の乗車に留め、途中あちこち立ち寄りながら移動するのが一番楽しめるように思います。車内では電子書籍で読書したり車窓からの景色を眺めたりして過ごし、特急では止まらないような駅にも立ち寄りながら目的地を目指す。私はこれでかなり幸せになれるので、今後とも青春18きっぷの発売は続けて欲しいものです。
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