南京旅行記(18年12月):The 旅行道:So-netブログ
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南京旅行記(18年12月) [海外旅行記]

中国の南京に行ってきました。
ふと、侵華日軍南京大虐殺遇難同胞記念館(以下、南京大虐殺記念館)に行ってみたくなったのです。
現在では中国共産党が主張する30万人という数字が独り歩きしていますが、日本軍が来る直前の南京の人口は(多くの人が逃げ出して)30万人いなかった説とか、その後人々が戻ってきたので「南京大虐殺」後に南京の人口が増えた説とか、100人斬りの日本兵がいたというのに実際の日本刀は7人も斬るとなまくら刀になる不思議とか、日本軍と南京の子供たちが笑顔でフレームにうつる写真があるとか、ヨレヨレの日本軍がどうやって自分たちより多い30万人もの人間を虐殺できたのか謎とか、時代とともに中国共産党が主張する被害者数が2万人から30万人に漸増したとか、実は毛沢東は1500万人くらい中国人を殺害しているとか、それを隠して「日本が悪い」にしたかったという動機もあるとか、そういう情報制限をしているから中国ではgoogleを使えなくて不便とか、思うところがあったっていいじゃないか。人間だもの。まいる。

そんな訳で今年1月、Trip.comで下記航空券を買いました。
DAY1 CA160 NGO 0845 PEK 1105
DAY1 CA1561 PEK 1355 NKG 1615
DAY3 CA1818 NKG 1145 PEK 1350
DAY3 CA159 PEK 1645 NGO 2045(CA、NGO、PEK、NKGは中国国際航空、名古屋、北京、南京)
値段は、一度中国元建てにしてから日本円にしているのかもしれませんが、他のサイトより1円安い27499円です。しかし事前座席指定ができなかったので、少し懲りました。
ホテルは、やはりTrip.comで南京心之旅花園酒店(準3つ星、朝食付き2泊で7354円)を予約しました。先日、このサイトが日本の宿泊施設で勝手にダブルブッキングをしていたとのニュースがありました。中国系のサイトなので、その程度のアコギなことをしていても不思議ではありません。しかし中国国内のホテルを予約するのであれば、現地でトラブったときのことを考えて、中国最大のホテル予約サイトを味方につけておきたいのです。逆に言えば、中国以外でホテルを予約する際にこのサイトを使う動機はありません。

旅行初日、セントレアで南京までのチェックインを済ませ、プライオリティパスでスターアライアンスラウンジに入り、朝食をとりました。
飛行機で北京に近づくと、窓の外は普段以上にPM2.5で白く霞んでいます。冬になると貧しい人たちが粗悪な暖房設備をフル稼働させるので、PM2.5濃度が高くなるのです。もちろんこれを見越して、ちょっとお高いPM2.5対応マスクを用意してきました。
北京でもプライオリティパスでCAファーストクラスラウンジに立ち寄り、南京へと到着しました。こちらもPM2.5の影響で空は白く濁っています。
空港から地下鉄(7元)で中華門駅まで移動し、中華門に立ち寄ってからホテルにチェックインするつもりでしたが、途中で気が変わって、先にホテルへと向かいました。部屋に荷物を置いてから再出発。途中のコンビニで豚肉ソーセージ、肉まん、ネタのお土産品(計13.2元)を買い、小腹を満たしてから中華門(50元)へ。ここは明の時代に作られた南京城壁(1周35キロ)の一部であり、ここから城壁の上に登ることができます。あたりに人影はほとんどなく、万里の長城に似た城壁の上から南京の街を一望できました。
この日の観光はこれで終了です。

2日目、0700からホテルで朝食をとり、0800過ぎに出発。まずは一番来たかった南京大虐殺記念館(入場無料)へ。個人的に知りたかったのは、南京大虐殺のどこまでが史実で、どこからが中国共産党の誇張かということです。しかし展示内容を見て思いました。
人数はともかくとして南京大虐殺は史実だ――と。
当時、欧米の複数のメディアが遺体の山の写真とともにその詳細を報じていますし、犠牲者の中には子供も混じっています。市民に紛れ込んだ便衣兵と間違えただけとも思えません。100人斬りの兵士の話も「二人で競い合っていたら二人とも知らない間に100人を超えちゃった、テヘペロ。今度は150人斬りを目指そう」という誇らしげな日本の新聞記事が残っていました。写真に写っていた兵士の顔の骨格も(当時日本兵に交じっていた)朝鮮半島出身者のものではありません。
実は10年位前にアメリカで、日本を慰安婦問題で糾弾するべく大金を投じて調査したところ、予想に反して「休日には自由に行動できる高給取りの職業売春婦としか言えない」という結論になったことがあります。南京大虐殺も中国共産党の嘘と誇張があるのではと疑っていたのですが、思っていた以上に具体的な資料があり、認識を改めました。
次に地下鉄(2元)で向かったのは総督府・く園(40元)です。600年の歴史を持つ、く園の中に中華民国の総督府が建てられたため、今ではそこが中国庭園 兼 近代史博物館になっています。総督府のメンバーが蝋人形で再現されており、かつそれがマダム・タッソーの蝋人形館レベルの巧緻な出来栄えなので感心しました。
再び地下鉄(2元)に乗り、南京博物館(入場無料)へ。時間は1300を回っていたので、途中の鶏肉料理店で蒸し鶏(28元)とチャーハン(20元)を食べてから、入場しました。ここでは恐竜やマンモスの骨格標本や、古代から近代までの文物が展示されており、その他にもデジタル映像を用いた展示や近代の街並みを再現したブースがあります。その奥にはお茶館があり、ちょうど京劇をやっていました。なかなか楽しい場所です。
そこから地下鉄(2元)で夫子廟にむかいました。このあたりは昔の建物をそのまま再利用した繁華街になっており、科挙&地下博物館(50元)と夫子廟(30元)にも立ち寄りました。前者は世界最大級の地下博物館であり、地下4階から1階にかけて科挙に関する展示がされています。後者は廟であり、中国式の宮殿と寺院を足して2で割ったような場所でした。ここを見終わると時刻は1800過ぎです。最寄り駅の近くで黒椒鶏肉飯(黒コショウのスパイシーチキン丼)のセット(30元)を食べてから、地下鉄(2元)でホテルに帰ってきました。

3日目、ホテルで朝食をとり、0800過ぎにチェックアウト。地下鉄(7元)で空港に移動し、名古屋までのチェックインを済ませてから、ラウンジに立ち寄りました。途中の北京でもラウンジに立ち寄り、定刻より少し遅れて名古屋に帰ってきました。


今後の予定ですが、1月は西安と大分、2月は高雄、3月はバンコク、4月は青森、5月は釧路、6月はスペイン周遊、7月は稚内、9月はウランバートルへの航空券を発券済みです。
現在、Surpriceで海外航空券2000円引きキャンペーンをしていますし、最近になってユナイテッド航空のマイルでANAの国内航空券を1年近く先まで発券できるようになったので、ついつい先まで予約を入れてしまいました。
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