西安旅行記(19年1月):The 旅行道:So-netブログ
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西安旅行記(19年1月) [海外旅行記]

17年ぶりに中国の古都、西安に行ってきました。
昨年7月、Surprice で下記航空券を購入しました。航空券代21200円に空港使用料などが上乗せされ、総額31150円ですが、Surrprice の割引クーポンを使ったので30650円になりました。昨年の発券なので、空港税(1000円)は免除されています。
DAY1 MU292 NGO 0855 XIY 1520 
DAY3 MU291 XIY 1330 NGO 2050
(往復とも上海経由。MU、NGO、XIYはそれぞれ中国東方航空、名古屋、西安)
また Trip.com で西安途悦酒店(準4つ星、朝食付き2泊で5117円)を予約しました。このホテルは地下鉄1号線と2号線が交わる北大街駅のすぐ南西にあり、どこに行くにも便利な場所です。

旅行初日、セントレアでチェックインを済ませ、プライオリティパスのラウンジで朝食をとってから搭乗。乗り継ぎ地の上海では西安行きの人たちだけ別に集められ、係員の指示で入国審査を済ませました。乗り継ぎ時間は短めで、ラウンジには10分ほどしか立ち寄れなかったのですが、上海の前後で同じ便名、同じ機材なので、フライトが遅延しても乗り継ぎできなくなる心配はありません。
西安には定刻通り到着し、ここでも名古屋からのフライトの人たちだけ別に集められ、税関を通過しました。
空港内にあるエアポートバスのチケット売り場で、地球の歩き方の鐘楼のページを見せて、G45番バスのチケット(25元)を買い、所要80分で鐘楼の南西にある鐘楼飯店の駐車場へ。帰りのバスもここから乗車することができるようです。
まずは街の城郭の中央やや南方にある鐘楼(30元)に上り、そこから西安の街並みを眺めました。でもただそれだけなので、30元は割高です。
次に地球の歩き方・西安敦煌ウルムチ2018に載っていた同盛祥(鐘楼店)という店で、看板メニューの羊肉泡〇(食莫)35元を頼みました。最初にCDサイズのナン2枚が入ったどんぶりを渡され、それを手で千切るように(ゼスチャー込みで)言われます。そこで2センチ大に千切って店の人に見せるたところ、もっと細かくするように言われました。たしかに周りの人たちも5ミリ~1センチ大になるまで千切っています。言われた通り細かく千切ったところ、それをいったん回収され、5分ほどしてから羊肉が載ったラーメンっぽい料理になって戻ってきました。なるほど、細かく千切らないとナンにスープが染みこまないのですね。より美味い料理にするためには、より多くの単純作業を要します。その体験も含めて、なかなか面白い料理でした。
外に出るとすでにあたりは暗く、鐘楼やその北西にある鼓楼が素敵な感じにライトアップされています。それらの写真を撮ってから、鼓楼の北に延びる回族料理の屋台街を散策し、鳥の手羽に米を詰めて焼いたもの(イカ飯の鶏肉バージョン、10元)を食べました。味付けは中国のイスラム系料理独特のスパイシーなものです。
その後、そのまま徒歩で北上し、途中のコンビニでミネラルウォーターだけ買ってからホテルにチェックインしました。

2日目、0700からホテルで朝食をとり、0730に出発。五路口駅までは地下鉄(2元)、そこからは徒歩で西安駅南西のバスターミナルに向かい、遊5バスに乗車しました。これは途中、華清池に立ち寄り、兵馬俑に向かう観光客向けのバスです。ほとんどの乗客は華清池で降りたのですが、私は前回の旅行で「一度来たら十分」と感じていたので、今回はスキップしました。でも兵馬俑だけはもう一度見たかったのです。
兵馬俑までは7元で、所要60分でした。ここから周囲の人の流れに従えば、徒歩5分ほどでチケット売り場に到着します。冬季120元のチケットを買い、1号坑、3号坑、2号坑、文物陳列庁の順に見学しました。1号坑に入るとすぐ、あのあまりにも有名な兵馬俑がずらりと並ぶ景色が広がっています。個人旅行の醍醐味で、好きな景色を好きなだけ堪能できました。3号坑や2号坑も軍隊の配置など学術的価値の高い展示なのですが、素人にも伝わる凄さという点では、1号坑がダントツです。
次に訪れた文物陳列庁は、分かりやすく言えば兵馬俑の博物館です。発掘品を間近で見られるので一見の価値ありですが、なぜかその一角にエジプト文明展があり、そちらも食い入るように見てしまいました。
これらすべてを見終えて外に出ると、時刻は1130です。屋台でスパイシーな焼き鳥(3串で10元)を頼み、近くの食堂で羊肉泡〇(食莫)38元を食べました。後者は前日の夕と同じ料理ですが、こちらの店では最初から完成品として出てきました。やはりナンは5~8ミリ大に切られており、スープがよく染みこんでいます。
食後、矢印で誘導される方向に歩いていくと、秦の始皇帝陵に行く無料のシャトルバス乗り場に着きます。所要4分ほどで到着し、始皇帝のお墓参りをしてきました。と言っても、立ち入りが禁止された正方形の巨大な敷地があり、内部は木々で覆われているだけです。フェンスに沿って外周を一回りすると徒歩で25分かかりました。もし発掘すれば、学術的、観光的価値の高いものがたくさん見つかるはずですが、今のところ始皇帝の眠りを妨げる計画はないとのことです。
ここから外に出ると、すぐ目の前に西安駅行きの遊5バスが停まっていました。帰りはなぜか10元で、道が混んでいたこともあり所要75分でした。
西安駅南にある五路口駅から、地下鉄(2元)で大雁塔駅へ。駅のすぐそばに大雁塔北広場があり、その向こうには大雁塔が見えています。ここはもともと唐の時代に建立されたお寺であり、初代大雁塔もその時代に建てられましたが、現在残っているのは明代のものだそうです。お寺の入場が40元で、大雁塔に上る場合はプラス20元です。せっかくなので大雁塔最上階からの景色をフレームに収めてきました。
その後、近くのショッピングセンターを散策してから地下鉄(2元)で鐘楼に向かい、その北西にある徳発長(鐘楼店)に入りました。ここは餃子の有名店だそうで、私は酸湯羊肉水餃(31元)とニンニクの茎を炒めた冷菜(22元)を注文しました。まあ、普通に美味しかったです。
食後、前日と同じルートで回族料理の屋台街を抜けつつ、なぜか焼き鳥(4串10元)やナンのサンド(9元)が胃袋に収まり、ホテルに帰ってきました。

3日目、ホテルで朝食をとり、0750にチェックアウト。この日は適当に鐘楼付近を散策し、1000過ぎの空港バスに乗る予定です。
ホテルから徒歩で南下し、まずは清真大寺(イスラム寺院、15元)へ。中国風の寺院ですが、偶像崇拝を禁じるイスラム教だけあって、人や動物を模した装飾は一切ありません。そのせいか中国風なのに、中国らしい華美に欠ける、かといってモスクらしさもほとんどない不思議な場所でした。
次に鼓楼に向かいました。鼓楼と鐘楼の入場券はそれぞれ30元、共通入場券は50元なので、両方同じ日に入れば少し安くなるのですが、観光時間の兼ね合いで別々の日になってしまいました。初日の鐘楼が物足りなかったので、実は鼓楼も期待していなかったのです。しかし建物の1階に打楽器の展示があり、2階には伝統的家具の展示があります。外から望む鐘楼の姿も見事ですし、何より1階では1日8回(0930、1015、1100、1145、1400、1445、1530、1620)、10分間の演奏会があります。中国の伝統衣装に身を包んだ7人の奏者による打楽器、弦楽器、笛の演奏はそれだけで30元の価値がありました。
その後、1005発に鐘楼飯店を出発する空港バス(25元)に乗り、所要65分で空港へ。プライオリティパスでラウンジに立ち寄りながら、定刻より25分早く名古屋に帰ってきました。

さて、2月から燃油サーチャージが上がりますが、現在のシンガポールケロシンチャートを見る限り、4月以降は現在よりもさらに下がることが予想されます。今から駆け込みで発券も良いですが、4月まで待てるならその方が安くなると思います。
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