香港・マカオ旅行記(19年12月):The 旅行道:So-netブログ
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香港・マカオ旅行記(19年12月) [海外旅行記]

今年4月、ANAの17000マイルを使って香港行きの特典航空券を発券しました。しかしその後の香港情勢を受けて、名古屋から香港への便が運休になってしまいました。そこで17000マイルと発券にかかった費用を返却してもらい、eDreams で下記の航空券を新たに購入しました。サーチャージ、空港税など込みで総額38891円です。
DAY1 CX533 NGO 0940 HKG 1330
DAY3 CX532 HKG 1625 NGO 2100
(CX、NGO、HKGはキャセイパシフィック、名古屋、香港)
ホテルは Booking.com で1泊目にベスト・ウェスタン・グランドホテル・チムサアチョイ(4つ星、素泊まりで3093円)を、2泊目にマカオのフーフア・ホテル(3つ星、素泊まりで6251円)を予約しました。香港のホテルは叩き売りの状態です。
またkkday(https://www.kkday.com/ja/)でDAY1に香港ピークトラム往復セット乗車チケット(1030円)を、DAY2に九龍発着の香港―マカオ高速フェリー:ターボジェット片道乗船チケット(2064円)とマカオタワー360°カフェ:アフタヌーンティ(2060円)を予約しました。しかしDAY1のピークトラムは、当日デモが行われる予定とのことでキャンセルになってしまいました。

旅行初日、前もってWEBチェックインを済ませてあったので、自動チェックイン機にパスポートを読み込ませ、並ぶことなく搭乗券を入手しました。プライオリティパスでスターアライアンスラウンジに入り、朝食をとってから搭乗。香港には定刻より少し早く到着しました。空港は閑散としており、外国人の入国審査は待ち時間ゼロです。これまで数多く海外旅行をしてきた私にとっても初めての経験でした。
手持ちの香港ドル(以下H$)があったので、バス乗り場へ直行。余談ですが、私が知る限り、香港でもっとも両替レートが良い店は尖沙咀の重慶大廈内にあります。33H$のチケットを買ってから、A21バスに乗りました。所要45分ほどでホテル最寄りのジョルダン駅に着き、まずはホテルにチェックインをして、荷物を置いてから観光に出発。
実はこのホテルから200メートルほどしか離れていない場所に、数週間前に学生たちが立てこもった香港理工大学があります。大学周囲を歩いてみたところ、黄色いバリケードで囲まれており、立ち入り禁止でした。閉鎖された入り口には物々しい人たちが座っていましたが、こちらがカメラを取り出しても何も言われなかったので、写真だけ撮って撤収しました。これが中国本土なら、絶対に大声で追い払われていたと思いますが、香港にはまだ写真を撮る自由が残されているようです。
その隣には香港歴史博物館があり、そちらにも立ち寄りました。以前は10H$の入場料が必要でしたが、この日はなぜか無料です。カンブリア紀から近代まで、香港の自然、文化、歴史に関する幅広い展示があり、90分ほど滞在しました。
その後、二つの店で牛雑麺(牛の色々なホルモンが入った上級者用の米粉麺、36H$)と豚肉とピータンの粥(28H$)をそれぞれ食べ、尖沙咀の先端から対岸の香港島を眺めてから、スターフェリー(1階部分、3.1H$)で香港島へ。香港島へと向かうフェリーは空いていましたが、すれ違う逆方向のフェリーにはかなりたくさんの人が乗っています。香港島についてからも、セントラル駅からフェリーターミナルへ、黒いマスクをした若い人たちが続々と向かって来ています。セントラル駅付近では、大河のようなデモ隊の群れがフェリーターミナル方面へと歩いていました。
地下道を抜けてこれをやり過ごし、ピークトラムのふもと駅に行くと、通常なら1時間待ちは当たり前というチケット売り場に、誰も人がいません。99H$の往復チケットを買ってピークトラムに乗ると、2両編成のトラムに乗っている乗客は私を含めて5人だけでした。進行方向右側の席が、眺めが良くてお勧めですが、通常なら競争倍率の高い席に余裕で座れてしまいます。山頂駅でも数分の間、展望台に私一人しかいない時間があり、百万ドルの夜景を独り占めできました。
帰りはピークトラムのふもと駅からセントラル駅に向かい、MRTでホテル最寄りのジョルダン駅まで帰ってきました(11.5H$)。セントラル駅周辺の看板にはデモ隊が書きなぐったと思われる落書きがあり、この日の日付や中共の文字が見て取れました。

2日目、ホテル近くにある24時間営業の店で豚肉とピータンの粥(36H$)を食べ、一度ホテルに戻ってから、0740にチェックアウト。徒歩でチャイナフェリーターミナルへと向かい、kkdayのバウチャーを搭乗券に引き換えてから、0900の便に乗船しました。1時間ほどでマカオのフェリーターミナルに到着。
1万円を687パタカ(以下MOP)に両替し、マカオパス(100MOPチャージ済み、デポジット込みで140MOP)を購入しました。街中で見つけた両替所では1万円→665MOP、728MOP→1万円だったので、割とレートは良いようです。朝の粥が物足りなかったので、ターミナル内で40MOPのモーニングセット(米粉ヌードルとコーヒー)を食べ、各種バスの情報を集めてから、28Bバスで〇(女馬)閣廟に向かいました。マカオのバスは一律6MOPですが、お釣りは出ないので毎回小銭を用意する必要があります。その点、マカオパスがあれば、カードをかざすだけで乗れ、料金も3MOPと安くなります。
〇(女馬)閣廟はマカオ最古の中国寺院で、マカオにある世界遺産を構成する建築群の一つです。意匠としては中国でよく見かける寺院の一つに過ぎず、線香が煙たいという印象だけが残りました。その隣にあるマカオ海事博物館(10MOP)にも入りましたが、こちらは船舶模型が好きな人向けです。
ここを出てくると、時刻は1230です。この日は2回食べたにもかかわらず、まだ胃袋が物足りなかったので、近くの食堂で骨付き豚肉のケチャップ煮とライス(35MOP)のワンプレートディッシュを注文しました。西洋と東洋が入り混じったマカオならではのメニューです。
その後、港務局大楼、鄭家屋敷、聖ローレンス協会、聖ヨセフ聖堂、ドン・ペドロ5世劇場、聖オーガスチン教会、セナド広場、聖ドミニコ教会、仁慈堂(外観だけ)、聖ポール天主堂跡、カテドラルの順に歩いて回りました。いずれも入場料無料の世界遺産です。鄭家屋敷は風通しの良い素敵な空間で、個人的に気に入りました。セナド広場は本来ならヨーロピアンな雰囲気のおしゃれな場所ですが、この時期は安っぽい中華クリスマスの飾りつけをされ、台無しになっていました。教会系はフィリピンに似ていると感じたのですが、考えてみればどちらもポルトガルやスペインに統治された東南アジアの街なので、文化的な共通点が多いのでしょう。
ここで時刻が1500になったので、太い道路に出て、9Aバスでマカオタワーへ。Kkdayのバウチャーで60階のレストランに入り、1530から始まるアフタヌーンティーを楽しみました。あらかじめ洋菓子、アジア風の小料理、フルーツの三段重ねが机の上に用意されており、中華料理の皿が後からサーブされ、コーヒーと紅茶のバーがありました。これらを食べて終えて一度下に降り、展望台のチケットを受け取ってから再び58階と61階の展望台へ。ここから望む景色は海と陸とのコントラストが美しく、一部の床はガラス張りになっていて、真下を見ることができました。61階はオープンエアーになっており、(数万円しますが)世界最長のバンジージャンプにも挑戦できます。
結局マカオタワーに90分ほど滞在し、32番バスでホテルに向かいました。この日のホテルは下町っぽい繁華街のど真ん中にあります。一度部屋に荷物を置いてから再度出発し、2つの店でエッグタルト(8MOPと5.5MOP)を食べて、部屋に戻ってきました。

3日目、ホテル近くにある朝から営業しているファストフード店で31MOPのモーニングセットを食べました。トーストと中華風の肉料理が同じプレートに乗っていて、マカオならではの組み合わせです。
この日は午前中、マカオを観光する予定です。Moovit というアンドロイドのアプリで自分のホテルからザ・ベネチアンへの行き方を調べ、56番バスで向かいました。ここはマカオのツアーなどでよく見かける高級ホテル、カジノです。1階には広大なカジノが広がり、2階にはベネチアの街を模したショッピングアーケードが立ち並び、運河には本物の水が流れていました。まだ朝も早いので多くの店は閉まっており、人々の姿もまばらです。雰囲気だけ楽しんでから、行きとは違う25Bのバスで自分のホテルに帰ってきました。途中、前日と同じ店で2種類のタルト(5.5MOP×2)を買って小腹を満たし、荷物を持ってチェックアウト。今度は徒歩でモンテの砦に向かいました。ここからはマカオの街を一望でき、マカオ博物館(無料)も併設されています。洋の東西が混じったマカオの歴史に関する展示を見て、今度は前日が休館日のため行きそびれていた仁慈堂博物館(5MOP)へ。東洋医学に関する展示を想像していたのですが、中華の混じったキリスト教に関する展示がメインでした。
その後、セナド広場を経由して道向かいの停留所まで歩き、そこから101Xバスに乗って港珠澳大橋澳門口岸へ。ここから香港までは、昨年作られたばかりの世界最長の橋を渡るバスに乗ります。65MOPのチケットを買い、簡単な保安検査と出国審査を済ませ、バスに乗ると30分強で香港に到着しました。ここで香港の入国審査を受け、4Bバス(7.5H$)に乗り換えて香港国際空港へ。バスではお釣りの用意がなかったため、私はやむを得ず10H$札を料金箱に投入しました。
空港ではあらかじめWEBチェックインしてあった搭乗券を自動チェックイン機で発券し、出国審査を済ませてから、プライオリティパスでプラザプレミアムラウンジへ。ここで少し遅めの昼食をとり、定刻通り名古屋に帰ってきました。
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