近鉄4府県周遊記(20年2月):The 旅行道:So-netブログ
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近鉄4府県周遊記(20年2月) [国内旅行記]

(今回の旅行記は、旅行後2週間経過してからアップしています)
もともと2月の3連休中に、中国南方航空でバリ島に行く予定でした。しかし新型コロナウイルスの影響で中国経由便が運休になったため、全額返金してもらって、キャンセルしました。
とはいえ、直前になって連休中の航空券を探し始めても割高なものばかりです。そこで今回は空の旅を諦めて、近鉄週末フリーパス(近鉄全線3日間乗り放題、4100円)を使った旅に出かけることにしました。これは週末の連続した3日間であれば年中購入することができ、別途特急券を買えば特急列車にも乗車できます。ただし今回は、青春18きっぷのノリで急行や普通列車だけを使い、愛知から三重、奈良、京都、大阪の4府県を周遊するという縛りプレイにしました。特急のように気密性の高い閉鎖空間でコロナ漬けになるよりも、時々空気の入れ替えがあって席の移動も自由な急行のほうが安全そうですし、単にローカル電車の雰囲気が好きというのもあります。
でも困ったことに、旅行そのものを完全に取りやめるという選択肢は個人的にありません。ちなみに飛行機では与圧された空気が上方から下方へと流れるため、大勢人がいる割には意外と感染しにくいそうです。あとは機内食の出るフルキャリア国際線より、機内サービスのないLCCのほうが安全かもしれません。
ホテルは、楽天トラベルで初日にビジネスホテル加賀(和室シングル17、スパワールド割引プラン。2100円)を、じゃらんで2日目にランドーレジデンス京都クラシック(デラックスクイーンルーム、オープン記念プラン。2556円→じゃらんクーポンとポイント利用で956円。京都の宿泊税200円は別途)を予約しました。
以上、交通費と宿泊費で7456円です。

旅行初日、自宅で朝食をとってから出発し、下記の通り近鉄で移動しました。
近鉄名古屋0731―0910伊勢市(徒歩で移動)宇治山田1028―1030五十鈴川1318―1549上本町1657―大阪難波1601
伊勢市は伊勢神宮外宮の最寄り駅です。この日は土曜日ですが、以前平日に来た時よりも空いている気がしました。新型コロナの影響かもしれません。
宇治山田では墓参りをしました。私の曽祖父であり、腹切り問答で知られる浜田国松衆議院議長の墓はここにあります。
五十鈴川から伊勢神宮内宮までは徒歩で30分弱です。もちろんバスもありますが、コロナ漬けを避け、運動がてら歩いてしまいました。帰りはおかげ横丁に立ち寄り、伊勢うどん(385円)、松坂牛のミンチカツ(300円)、三重のカップ酒(250円)を食べ歩いて、昼食にしました。
五十鈴川から大阪難波までは急行で2時間半という長い旅路でしたが、乗車率は60%程度で、こまめに止まって換気をしながらの運行なので、気密性と乗車率の高い特急でコロナ漬けになるより良かったと思います。
大阪難波から徒歩で難波八坂神社(入場無料)に向かい、巨大な獅子が口を開いた内側が舞台になっているという独特な建造物を見ました。そこから新今宮の近くにあるホテルに向かい、チェックイン時にスパワールド世界の大温泉の入場券(1300円→1100円)と翌朝使う宮本むなしの朝食券(400円→360円)を買っておきました。みなもとむなしで定食(690円)を食べ、じゃんじゃん通りを歩いてから、スパワールド世界の大温泉に行きました。ここには世界各国の情緒あふれる入浴施設があり、ヨーロッパゾーンとアジアゾーンに分かれています。偶数月は男性がヨーロッパゾーンで、青の洞窟やギリシャ、アトランティスを模した風呂に入り、フィンランドサウナと冷水プールを行き来しました。また8階には水着着用で入るプールがあるのですが、こちらにはほとんど人がいません。屋外のジャグジーを独占し、通天閣のライトアップを眺めることができました。これまで高温多湿な温浴施設ではコロナ漬けのリスクは低いと考えていたのですが、ホットヨガで感染した事例があるので今後は控えようと思います。
帰りにコンビニで2Lのミネラルウォーター(100円)を買ってから帰ってきました。
以上、この日使ったのは3185円です。

2日目は、ホテル近くの宮本むなしで朝食をとってから、大阪阿部野橋まで歩き、下記の通り近鉄に乗車しました。
大阪阿部野橋0750―0834飛鳥1428―1502橿原神宮1506―1618京都
飛鳥駅到着後、レンタサイクル(1000円)を借りて、まずは飛鳥寺(350円)へ。ここは日本最古の寺院であり、ここの本尊は日本最古の仏像です。面影で鼻が高く、我々のような平たい顔族よりもガンダーラ仏に似ています。ここから少し西に行ったところには蘇我入鹿の首塚がありました。
その後、飛鳥資料館(280円)で飛鳥時代の戦士の衣装、日本最古の富本銭、古墳の壁画など、飛鳥時代に関する数多くの資料を見て、万葉文化館(常設展は無料)で飛鳥時代の庶民の生活をジオラマで垣間見て、近くの売店で、かこめん(この地方のこんにゃく、150円)と田舎コロッケ(60円)を食べ、石舞台古墳近くの食堂で古代米の雑炊(芯の固い米に小豆を入れたような感じ。650円)を食べ、有名な石舞台古墳(300円)を見て、聖徳太子生誕の地という石碑と橘寺(350円)を見て、天武・持統天皇陵の外周を散策して(無料、裏側にある竹林がきれいです)、飛鳥歴史公園館(無料ですが、あまり見るものもありません)に立ち寄り、高松塚古墳壁画館(300円)で補修前後の壁画複製品を見て、公園の中にある緑に覆われた円墳に見える高松塚古墳の外周を散策して(無料)、文武天皇陵の外周を散策して(無料)、飛鳥駅前でレンタサイクルを返却してから、近鉄に乗りました。
京都駅到着後、拉麺小路に新しく入った綱取物語という店で味噌ラーメン大盛り(1020円)を食べ、まだ物足りなかったのでデイリーヤマザキで総菜パン(138円)を買ってから、ホテルにチェックインしました。ここはホテルというよりは家具付きのワンルームマンションのような場所です。本来なら1泊1万円以上しそうですが、コロナウイルス騒ぎでキャンセルが出て、慌てて安値で売りに出したところを運よく予約できたのかもしれません。1156円で泊めてもらって申し訳ないような場所でした。
当初の予定では部屋に荷物を置いてから近鉄で竹田駅に向かい、力の湯というスーパー銭湯(ニフティー温泉で割引券あり)に行くつもりだったのですが、疲れがたまっていたので断念しました。
かわりに部屋でゆっくりと過ごし、近くコンビニで翌日の朝食とミネラルウォーター、チューハイ(586円)を買ってきました。
以上、この日使ったのは宿泊費を除いて5184円です。

3日目はホテルで朝食をとり、0800にチェックアウト。徒歩で東寺・観智院(1000円)と京都国立博物館(520円)を見て回りました。
東寺では期間限定で五重塔内部が公開されていましたが、外から覗くだけで内部に入ることはできません。以前は入れたのですが、文化財保護のために厳しくなったようです。ここの講堂には様々な仏像が並んでいますが、中央の大日如来が装飾具をまとっているのは謎でした。悟りを開く前の菩薩であれば、まだ俗世的な欲が残っていて装飾具をまとっていますが、悟りを開いた仏や如来はその手の物を一切身につけないのがセオリーです。実際に金堂の薬師如来は一切装飾具をつけていません。ただ、その下にいる十二神将を見て、東京レイブンズというラノベを思い出してしまいました。
京都国立博物館は常設展のみで、さらっと見て所要50分です。
京都1212―1320大和八木1331―1403名張1625―1703伊勢中川1741―1926近鉄名古屋
上記の電車に乗るため、道中のすき家で手早く昼食をとり(500円)、名張ではアソビューで購入していたバウチャー(800円→ポイント利用で514円)を使い、名張の湯というスーパー銭湯に立ち寄りました。伊勢中川では駅近くにあるココイチに立ち寄り、早めの夕食をとりました(782円)。
この日使ったのは3316円です。


以上、今回の旅の総コストは19141円でした。最初から「2泊3日で4つの府県を巡り、2万円以下の旅」を意識していたのですが、そこにこだわり過ぎても楽しくないので、「2万以下におさまったらいいなー」くらいのノリで節約旅行をして、最後だけ少し帳尻をあわせました。
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