熊野旅行記(21年3月):The 旅行道:So-netブログ
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熊野旅行記(21年3月) [国内旅行記]

(この旅行記は、旅行終了後2週間以上経過してからアップしています)
青春18きっぷ(5日分で12050円)を使って、2日間で熊野三山に行ってきました。
あらかじめ、じゃらんで新宮のサンシャインホテル(朝食付き5000円→じゃらんクーポン利用で3800円)を予約し、快速みえの指定席券(530円)を往復分買っておきました。なお、この電車は一部JR以外の区間を走るため、車内で別途520円請求されます。

6日
名古屋0743(快速みえ)―0908多気0943―1320新宮
新宮駅1330(51番)―1429本宮大社前1615(51番)―1714新宮駅
この日は上記の通り乗車しました。快速みえは座れない乗客も散見する程度の込み具合でしたが、指定席はガラガラだったので、2人分の席を優雅に使えました。昼食は新宮行きの車内で総菜パンをかじって済ませました。
新宮では乗り換えの10分間で、熊野御坊南海バスの悠遊フリー2日乗車券(3500円)を買い、51番バスに乗り換える必要があります。新宮までの路線は、遅延が発生しやすい単線であり、間に合うか少し心配でしたが、この日は定刻通り到着しました。
ここから熊野川と並走する道を走り、本宮大社前へと向かっていきます。まずはバス停そばの世界遺産熊野本宮館(入場無料)で熊野三山の予習をしてから、山道を登って熊野本宮大社へ。写真撮影できないのが残念ですが、森を背景にした美しい社が並んでいました。
次に、熊野川の中州にある大斎原へと向かっていくと、日本一大きいという巨大な鳥居が迎え入れてくれます。かつての熊野本宮大社はこの中州に建てられており、川を渡って身を清めた者のみが参拝を許される場所でした。しかし明治時代に水害に会い、現在の小高い場所へと移築されました。現在は祠と碑があるだけの空き地になっています。
再びバスに乗って熊野川を下り、新宮駅へ。駅から徒歩圏内にある世界遺産の阿須賀神社(自由参拝)に向かいました。ここは熊野礼拝のもっとも古い場所だそうです。
その後、ホテルにチェックインし、近くにある店で豚焼肉定食(1100円)を食べました。店の数が少なく、割高なのは仕方ありません。コンビニが近いのがせめてもの救いでした。

7日
この日は0630からホテルで朝食をとり、0720からレンタサイクルで観光に出発。新宮の観光地は徒歩10~30分の距離に散在しているので、今回はレンタサイクルを無料で借りれるホテルを選びました。
山からせり出した巨大な岩の下に建てられた神倉神社(自由参拝)、前日も訪れた阿須賀神社(自由参拝)、赤と白のコントラストが美しく全国の熊野神社の総本山である熊野速玉大社(参拝自由)の順に参拝しました。いずれも世界遺産です。神倉神社は急な石段を上った先にあり、ここで転げ落ちるとかなりの確率で命にかかわるので、健脚でない人にはお勧めできません。
新宮駅1000(17番)―1028那智1033(31番)―1044大門坂
そこからバスを乗り継いで、那智山のふもとにある大門坂へ。17番バスが少し遅れたので、31番への乗り継ぎはギリギリでした。ここでは乗り継ぎ時間を10分以上見込んでおいた方が無難です。
現地でもらった案内では、大阪門から那智山のバス停まで徒歩30分となっており、マスクでは息苦しくなるような上り階段が続きます。私の足で15分でした。昨年春の緊急時代宣言の時、数か月家にこもっていたら脚力の衰えを感じましたが、最近少し戻って来たようです。
まずは那智の滝の麓にある世界遺産・飛瀧神社(300円)に行き、100メートル以上の落差を誇る瀑布を写真に収めました。そこから那智山のバス停に戻る途中の食堂に入り、熊野そば、生マグロ、めばり寿司のセット(1250円)を注文。この日の夕食は普通電車の車内で総菜パンをかじる予定なので、昼だけでもちゃんとしたものを食べておこうと思いました。
食後、世界遺産・熊野那智大社(自由参拝、宝物館は300円)、世界遺産・青岸渡寺(自由参拝)を巡り、那智の滝をバックに三重の塔の写真を撮りました。三重の塔にも300円払って入ってみたのですが、特にこれといったものはなく、外から(無料で)写真を撮ってなんぼの建物です。
那智山1422(31番)―1439那智1537―1556新宮1613―1920多気1950(快速みえ)―2112名古屋
31番のバスで那智駅に戻り、世界遺産・補陀落山寺(参拝無料)へ。ここは海の向こうにあるとされる補陀落山信仰に関連して世界遺産に登録された場所で、そのような前情報がなければ特別見ごたえはありません。
無人駅の那智から新宮へJRで向かい、新宮駅で青春18きっぷにこの日のスタンプを押してもらいました。駅前のコンビニで総菜パン、メロンパン、生ハム、野菜ジュースを買ってから多気行きの列車に乗り、車内で夕食を済ませました。普段、私は総菜パンだけで食事を済ませると何か満たされない気分になりますが、この日のメロンパンと生ハムの組み合わせは絶妙で、その満たされない部分を埋めてくれました。きっとこれまでは旨味、塩分、しっとり感が足りなかったのだと思います。
帰りの快速みえは、自由席でも支障ないくらいにすいていました。


かつて京都や大阪から熊野古道へ参拝するには、片道2週間、往復で1か月の期間を要したそうです。それが今では、京都や大阪よりも距離的に遠い名古屋から、青春18きっぷで2日あれば熊野三山をすべて参拝できるようになりました。いい時代になったものです。
現代人の標準的な生活水準は昔の貴族レベルだと言われていますが、旅行に関してはそれ以上でしょう。私など、100年前のどんな王侯貴族でも不可能だったくらいに全国、全世界を旅行しまくっていると思います。
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