青森旅行記(21年5月)1年で全都道府県に再訪:The 旅行道:So-netブログ
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青森旅行記(21年5月)1年で全都道府県に再訪 [国内旅行記]

昨年6月から始めた1年間で全都道府県に再訪する計画が、今回でようやくコンプリートします。最後の都道府県は表題のとおり青森です。
昨年11月にユナイテッドの11000マイルを使って、下記特典航空券を発券しました。
DAY1 NH701 NGO 0820 CTS 1005
DAY1 NH1898 CTS 1140 AOJ 1230
DAY3 NH1897 AOJ 1115 CTS 1205
DAY3 NH710 CTS 1515 NGO 1700
NH、NGO、CTS、AOJはそれぞれ全日空、セントレア、新千歳、青森です。
ホテルは1泊目がプラザホテルむつ(朝食付き6700円→じゃらんクーポン利用で3700円)、2泊目がαホテル青森(朝食付き4200円→じゃらんクーポン利用で1200円。別途、駐車場700円)です。また現地滞在中、楽天トラベルでレンタカー(7128円→楽天クーポン利用で5628円)を予約しました。

旅行初日、セントレアでチェックインを済ませました。ANAのマイルを使った特典航空券であれば、WEBチェックインができるのですが、ユナイテッドの特典航空券ではそれができません。カードラウンジに立ち寄ってから搭乗し、乗り継ぎ地の新千歳でもカードラウンジに立ち寄りました。昼食はコンビニのサンドウィッチを機内で食べて済ませ、青森到着後、レンタカーを借りて三内丸山遺跡(410円)へ。数日前に世界遺産登録に向けてニュースになったばかりの場所ですが、来客数は2年前の春より少ないと感じました。
今から5000年前に寒冷な青森に定住し、狩猟と採集のみで生活し、さまざまな品を旭川や信州からも取り寄せていたという交易圏の広さが、これまでの常識を覆したとされる場所です。弥生時代の遺跡である佐賀県の吉野ケ里遺跡では、沖縄の貝が見つかっていますし、日本人の祖先は縄文・弥生時代から海を越えた交易を行っていたようです。
次に、その隣にある青森県立美術館(常設展510円→三内丸山の入場券提示で410円)へ。ここは「あおもり犬」と呼ばれる巨大な犬のオブジェが有名な場所です。建物の外壁を裏側まで回り込んだ場所の半地下にありました。屋内へは再び表に回ってから入らなければいけないので、割と大変です。常設展では青森ゆかりの作家たちの作品が展示されていました。
そこから下北半島に向かい、途中でスパハウスろっかぽっかという施設に立ち寄りました。最初は浅虫温泉に行こうと思って下調べをしていたのですが、こちらの施設を見つけ、何となく惹かれました。通常料金は700円ですが、レンタルタオルと1100円の食事がついたセットが1650円です。私は夕食として、海峡サーモンの山かけ丼を注文しました。天然温泉もあり、白濁した露天風呂からは青森の原生林を眺めることができます。田舎だけあって、土曜の夕方にも関わらず比較的すいていました。
入浴後、下北半島を北へと向かい、ホテルにチェックインしました。

2日目、ホテルの朝食は0600オープンですが、私はさすがに起きれず0630に行きました。実はこの1年間、感染予防のためバイキング形式ではオープンすぐに行くことを心掛けてきました。しかし医療従事者として2回のワクチン接種を済ませ、抗体価が2000以上と極めて高値であることを5月上旬に確認したので、当面は私が新型コロナにかかる可能性も人にうつすリスクもほぼなくなったのではないかと思います。もちろん感染対策はこれまで通りしていますが……。
日本で使われるファイザーやモデルナはmRNAワクチンであり、新型コロナの表面構造の設計図(mRNA)を筋注するというものです。このmRNAは人間の体内では数時間で分解されてなくなってしまう不安定なものですが、その前に免疫系の細胞がこれを取り込み、新型コロナの表面構造の試作品を作り出します。そしてその試作品を見た免疫系の細胞が驚いて、これに対する免疫を学習するというものです。
機序的には一本鎖のRNAから二本鎖のDNAに逆転写されて人間の遺伝子に組み込まれることはありませんし、数時間で消えてなくなってしまうものなので、陰謀論者が唱えるように、数年後に発現する副作用を人為的に仕込むことは理論上不可能です。またワクチン接種による抗体依存性感染増強を完全に防げるわけではありませんが、それ込みで臨床上の有効性は90%以上という極めて高い数字が出ています。
話が横に逸れましたが、0730にチェックアウトし、まずは恐山(500円)へ。手前には三途の川があり、北の森に囲まれた美しい湖のほとりに硫黄臭のたちこめる剥き出しの岩地が広がり、そこにきらびやかな色合いの寺院が建っています。手前でカラカラと音を立てる風車が哀愁を漂わせていました。私が知る限り、日本国内で最も死を間近に感じさせる観光地です。一方で湖のほとりは安らぎに満ちており、死と安らぎが同居する不思議な空間でした。
なお境内には4つの公衆温泉があり、そのうちの一つが男性用、残り三つが女性用です。お湯の温度は体感で50度くらいあり、私は水で薄めないと入れませんでした。
次に本州最北端にある大間岬へと向かいました。海の向こうには北海道が見えますが、函館にも何度か行ったことがある身としては、特に感慨はありません。ここで大間んぞくという店に入り、マグロ切り落とし定食(1980円→期間限定で1320円)を食べました。ここは2013年に初競りで1.5億円という高値を付けたマグロを釣り上げた漁師の店です。この時期に食べられるのはマイナス70度で保存した冷凍マグロですが、それでも普通のものより甘みがあり、フルーティーでした。
食後、ドライブで下北半島を南下し、仏が浦へ。ここの海岸沿いには鍾乳洞の内部構造を大きくしたような巨岩が立ち並んでいます。駐車場から海岸までかなり下るので、帰りは上り階段に苦しめられますが、他では見られない景色が広がっていました。
そこから下北半島を南下して青森へと向かい、途中、浅虫温泉にある道の駅ゆーさ浅虫で温泉(360円)に入りました。4階の浴場から目の前に広がる津軽湾を一望できますが、加水、加温、循環ろ過、塩素系薬剤入りの湯なので、あまりありがたみは感じられません。
その後、ホテルにチェックインしてから、徒歩で青森駅へ。現在は高架駅へと建て替え工事中です。その近くにあるお食事処おさないという店で焼き魚定食(720円→期間限定で500円)を注文したところ、この値段にも関わらず鯖の塩焼き半身に小鉢3つ、海苔、漬物、ごはん、ホタテが3枚入った味噌汁がついてきました。個人的には嬉しいのですが、食材余りで値崩れが起きているのかもしれません。この日はかなり長距離を運転して疲れていたので、夕食後はすぐホテルに戻りました。

3日目、0630のオープンと同時に朝食をとり、0730にチェックアウト。
0900には観光を終えて空港に向かいたかったので、近隣の観光地で唯一0800からオープンしている昭和大仏・青龍寺(400円)に行くことにしました。ここの大仏様は奈良や鎌倉よりも大きく、青銅製としては日本一の大きさだそうです(ちなみに座像で国内最大なのは千葉県の鋸山、立像では茨城県の牛久大仏です)。内部には短い文言を記した額が飾られていますが、どうも自分たちの信仰をドヤって、他の価値観をこき下ろす本音が透けて見え、あまり仏教徒らしくないと感じました。宗教がこれをやると邪教になり、科学者がこれをやるとマッド・サイエンティストになると思っています。
ともあれ、0900前にここの参拝を終え、ガソリンを給油してからレンタカーを返却しました。今回は2泊3日の旅行中にフィットで437キロ走行し、22.63Lで3395円でした。
青森空港ではカードラウンジに立ち寄り、新千歳空港では最初にフードコートの松尾ジンギスカンでジンギスカン卵とじ丼(970円)を食べてから、カードラウンジに向かいました。セントレアには定刻通り到着しました。

最後に、過去1年間で私が訪れた場所を書き出しておきます。
北海道(帯広、小樽、ウポポイ)、青森(三内丸山遺跡、恐山)、秋田(秋田、男鹿半島、田沢湖)
岩手(小岩井牧場)、宮城(仙台大観音)、山形(山寺、山形県立博物館)
福島(福島、飯坂温泉、スパリゾートハワイアンズ)、新潟(朱鷺メッセ、佐渡島周遊)
群馬(草津温泉)、栃木(日光二社一院)、茨城(偕楽園、弘道館)、埼玉(大宮で宿泊)
千葉(証城寺、日本寺)、東京(東京駅、皇居)、神奈川(小田原城、江ノ島)
山梨(甲府、石和温泉)、長野(松本城、奈良井宿)、静岡(浜松、熱海)
富山(富山城、富山市ガラス美術館)、石川(兼六園、石川県立歴史博物館)、福井(福井県立恐竜博物館)
愛知(のんほいパーク)、岐阜(多治見、麒麟がくる岐阜大河ドラマ館)、三重(伊勢神宮、湯の山温泉)
滋賀(大津、安土城天主・信長の館)、京都(伏見稲荷)、大阪(あべのハルカス展望台)
奈良(法隆寺、薬師寺、唐招提寺)、和歌山(和歌山城、熊野三山)、兵庫(有馬温泉)
岡山(岡山コンベンションセンター、岡山城)、広島(広島城、呉、宮島)、鳥取(境港)
島根(松江城、出雲大社、石見銀山)、山口(秋芳洞、下関)、香川(四国水族館)
徳島(阿波踊り会館、眉山)、高知(高知城、桂浜)、愛媛(松山城、道後温泉)
福岡(門司、八幡製鉄所)、大分(別府温泉)、佐賀(佐賀駅)
長崎(グラバー園、大浦天主堂)、熊本(熊本城、水前寺成趣園)、宮崎(宮崎、都城、日南)
鹿児島(霧島神宮)、沖縄(首里城、沖縄県立博物館)
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