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甲府旅行記(19年8月)& 研修医募集 [国内旅行記]

青春18きっぷを2日分使って、2日半の日程で名古屋から甲府に行ってきました。この切符は11850円で延べ5日間、JRの普通列車が乗り放題になるというものです。毎年夏、冬、春に発売されており、利用者の年齢制限はありません。この時期、東海道線の新快速にはこの切符のユーザーが群がり、座席確保の激しい生存競争が行われますが、中央線などの田舎路線では比較的まったりとした旅情を楽しむことができます。
ホテルは楽天トラベルで甲府プリンスホテル朝日館(朝食、近隣の温浴施設の入場券付き、楽天ポイント10倍、2泊で9260円)を予約しました。その際、JALのホームページを経由することで50マイル稼ぎ、貯まった楽天ポイントはANAマイルに化ける予定です。

旅行初日、この日は当直明けであり、昼過ぎに帰宅して良いことになっています。いったん帰宅してから荷物をまとめなおし、下記の列車で甲府に向かいました。
名古屋1424-1539中津川1700-1850塩尻1959-2032甲府
途中、中津川で駅近くのショッピングセンターに立ち寄り、その日の夕食を調達してから次の電車に乗車。甲府到着後、徒歩でホテルに向かいました。

2日目、0700からホテルで朝食をとり、0720に出発。甲府駅北にある武田信虎像、山手御門、駅南にある武田信玄像、舞鶴城公園(いずれも24時間見学可)を見てまわりました。
0836甲府駅南バスターミナル発のバス(280円)に乗り、県立美術館へ。車内では、マナカなどの幅広い交通系カードが利用できました。
ここはミレー関連のコレクションを誇る場所で、「種をまく人」や「落ち穂拾い」もここの収蔵品です。県内のホテルに宿泊したことを示す書類を提示すると、510円の常設展入場料が420円になりました。他に特別展もあったのですが、私は基本的に初めて立ち寄る美術館で特別展には行きません。他の美術館から期間限定で借りてきたものが多く、割高になるからです。
例えるなら、名古屋メシの店で手羽先やみそカツをいつも手軽な値段で食べられるのが常設展、広島焼きやジンギスカンのような他地域のメニューが期間限定で登場し、割高な料金設定をされているのが特別展といったところです。広島焼きやジンギスカンを食べるなら、名古屋メシの店で割高な料金を払うのではなく、その地方に行って食べたいと思ってしまうのです。
ここの常設展を1時間ほどで見終え、1012発のバス(280円)で甲府駅に戻ってきました。駅内にある「こうふ開府500年常設展示メモリアルギャラリー」と、駅北にある藤村記念館(いずれも入場無料)をざっと見て回り、1100のバス(190円)で武田神社へ。ここは武田家の館跡に建つ信玄公をまつる神社です。甲府駅にあった「オトクーポン2019」を提示すると、宝物館の入場料が300円から250円になりました。ただ、個人的には印象に残る展示物はありませんでした。
暑さでグロッキーになっていたので早めに観光を切り上げ、1200のバス(190円)で甲府駅へ。駅南にある「甲州ほうとう小作」という店で、カボチャのほうとう(1150円)を食べました。
その後、1332発のJR見延線普通電車(140円)で善光寺(500円)へ。ここは、武田信玄が松本にある善光寺の御本尊を移し、建てた場所です。松本の善光寺と同様に、地下には真っ暗闇の通路があり、壁に沿って歩いていくと大きな鍵に触れることができます。ただ、暑さのあまりそれで満足してしまい、1420発の電車(140円)でさっさと甲府駅に戻ってきました。
これで甲府の主だった観光は終え、あとはホテルでもらった健康ランドの無料券を消費しに行くだけです。甲府駅周辺で時間をつぶしてから、1618発のJR中央本線普通電車(200円)で石和温泉へ。1630発のシャトルバスに乗り継いで、石和健康ランドに到着しました。ここの入場料は通常2050円ですが、甲府プリンスホテル朝日館に泊まると無料で入場できます。各種の風呂やサウナに一通り入り、健康ランド内の店で甲州名物とりもつ煮と蕎麦のセット(1100円)を食べました。
そして1920発のシャトルバスと1946発のJR線(200円)を乗り継いで、甲府駅に戻ってきました。この日は観光疲れ後にサウナで整って気だるかったので、そのままホテルに戻ってきました。

3日目、0700からホテルで朝食を取り、0720にチェックアウト。青春18きっぷを使い、この日移動したのは下記のルートです。
甲府0749―0935松本1219―1227村井1437-1651中津川1655-1818名古屋
途中、松本では国宝松本城と松本市立博物館(共通入場券610円)に立ち寄り、駅に戻る道中で松本名物の山賊焼き定食(950円)を食べました。山賊焼きはニンニク醤油で味付けしたチキンカツのような料理です。
村井では、ホテルでもらった無料券で信州健康ランドに立ち寄りました。ここのサウナで整い、トイレに行かなくても良いように少し脱水状態で電車に乗り、3時間半以上かけて名古屋に帰ってきました。夕食は名古屋の驛麺通りでとりました。

この歳になって普通電車での旅をまわりの人に話すと少し引かれるのですが、エコノミークラスに乗り慣れた身にはさほど苦ではありません。妻には「飛行機のエコノミークラスに慣れると、普通電車の旅が結構快適だったりする。青春18歳でないと通常耐えられない旅行に適応してしまった48歳の夏」とラインで送ったところ、大いに笑われました。しかしキンドルで読書をするしか潰しようのない時間というのはありがたくもあります。ちなみに今回の旅行中に読んだ本のタイトルは「最貧困女子」、「ルポ断絶の日韓」、「東大卒プロゲーマー」の3冊で、いずれもキンドルのキャンペーン価格で購入しました。


ここからは一転して、研修医募集の話題です。
私はもともと脳神経内科部長でしたが、今後は内科統括部長を兼任することになりました。これまでは脳神経内科志望の研修医を引きこむだけで良かったのですが、今後は内科全体のマンパワーを増やすことに注力しなければいけない立場になります。実のところ当院では内科医が致命的なくらい不足しており、それが病院収益のボトムネックになっていると言っても過言ではありません。
内科系を考えている医学生の皆さん、どうかぜひ当院で研修してください。
私はいつもチープな旅行ばかりしていますが、リーズナブルな旅行をするのが趣味というだけであって、決して経済的に困窮しているわけではありません。当院の給与体系はそれなりに良いほうだと思います。
(参考:45~49歳内科医の平均年収は1512万円)
https://heikinnenshu.jp/iryou/naikai.html#chapter12
私の場合はそれ以外にも少し+αがあって……ゲフンゲフン……それはさておき、過去10年で98回の海外旅行に出かけました。もちろん今回のように国内旅行も数多くしています。
当院で研修して内科系に進むという方には、それなりに楽してそれなりに稼ぎ(放電)、医師としての自分の商品価値をそれなりに維持しつつ(充電)、毎月国内外に旅行して、なおかつ夫婦円満という無名の小市民になるためのノウハウ(名付けて The 旅行道)を伝授します。
派手さはありませんが、ブータン王国のように幸福度指数は高いと思います。情報商材ビジネスとして売ればそれなりに儲けられるのかもしれませんが、あくまで当院で研修して内科系に進む人たち向けの非売品です。
The 旅行道と内科系(特に脳神経内科)に興味があるという医学生の皆さん、総合上飯田第一病院でお待ちしています。

追伸
せっかくこの記事を読んでくださった方のために、The 旅行道の概略をお伝えします。
私の価値観や生き方は菜根譚という中国の古典に近い気がします。
興味のある方は「守屋洋 決定版 菜根譚」でググってください。
菜根譚の著者は世界最難関試験とされる科挙に合格した文系のトップであり、そこに理系人間である私の計算高さをミックスしたものです。
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