博多~長崎旅行記(22年5月):The 旅行道:So-netブログ
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博多~長崎旅行記(22年5月) [国内旅行記]

今回は福岡、佐賀、長崎を周遊してきました。
ユナイテッド航空の10500マイルと1100円で下記特典航空券を発券し、じゃらんで下記ホテルを予約。
DAY1 NH449 NGO 2010 FUK 2140
DAY4 NH374 NGS 2005 NGO 2120 (NH、NGO、FUK、NGSはそれぞれ全日空、名古屋、福岡、長崎)
1泊目 R&Bホテル博多駅前第1(朝食付き)4800円→じゃらんクーポンで2800円
2泊目 サガシティホテル(2食付き)5900円→じゃらんクーポンと全国旅行支援で3920円
3泊目 ドーミーイン長崎新地中華街(素泊まり)4500円→じゃらんクーポンで2500円
今回獲得できる地域クーポンは、佐賀県の2000円のみです。


旅行初日、仕事を終えてからセントレアに向かいました。
チェックインを済ませ、プライオリティパスで利用できる「くつろぎ処」へと直行。味噌煮込みうどんとエビフライの定食と生中を注文し、滑走路が見える大浴場とサウナを利用して無料です。
福岡空港到着後、地下鉄で博多駅に向かい、ホテルにチェックインしました。

2日目、0630過ぎからホテルで朝食をとり、0740にチェックアウトしました。
今回は博多から二日市、鳥栖、佐賀、武雄温泉、諫早で途中下車しながら、長崎まで行く予定です。
武雄温泉と諫早間のみ長崎新幹線の自由席に乗車することにして、乗車券(2860円)と新幹線特急券(1260円)をみどりの窓口で購入しました。
この日の乗車区間は下記のとおりです。
博多0809―0836二日市
西鉄二日市0856―0901大宰府1139―1145西鉄二日市(片道170円×2)
二日市1229―1243鳥栖1309―1339佐賀
佐賀駅バスセンター1425-1434博物館前1635―1648佐賀駅バスセンター(片道160円×2)
太宰府ではまず天満宮に参拝しました。周囲からは、かなりの頻度で韓国語とタイ語が聞こえてきます。
その後、太宰府天満宮宝物館、菅公歴史館、九州国立博物館の三館共通券(1000円)で三館を巡りました。と言っても前二者はただのおまけで、メインは九州国立博物館です。東京、京都、奈良、九州にある国立博物館の中でも、個人的には収蔵品圧倒的ナンバー1の東京に次いで好きな場所です。広い空間を利用した和モダンな雰囲気も素敵ですし、海洋国家日本の歴史を俯瞰できる展示内容も気に入っています。ただしこれで4~5回目なので、さすがに満腹感が出てきました。
その後、太宰府駅前の一蘭に入ろうと思っていたのですが、1130の時点ですでに行列ができていたので、そのまま二日市に向かい、駅の建物内にある食堂でチキン南蛮定食(900円)を注文しました。基本的に美食への執着は少ないので、道中の店で1000円以下の地元B級グルメを注文するのが私のスタイルです。チキン南蛮は宮崎発祥なので、ぎりぎり地元九州のB級グルメということにしておきます。
鳥栖では乗り継ぎ時間で駅近くのサンメッセ鳥栖に向かい、映画「月光の夏」のモデルになったピアノを見てきました。戦時中、グランドピアノがある小学校に特攻兵がやってきて、音楽教師の女性に「ピアノを弾かせてください」とお願いし、ベートーベンの月光を弾いていったという逸話で有名になりました。映画では多少設定を盛っていますが、かつてピアノに恋い焦がれながら戦場に赴いた若者がいたのは事実のようです。
佐賀駅到着後、少し駅周辺を散策してからバスで佐賀城跡地に向かい、佐賀城本丸歴史館、佐賀県立博物館、佐賀県立美術館をハシゴしました。すべて入場料無料です。
佐賀藩は長崎の出島の警備を担当していたため、海外の情報に詳しく、アヘン戦争後の西洋諸国が今度は日本にやってくることを見越して、1850年に日本初の大砲を製造する技術を完成させていました。そのためペリーの黒船来航後、江戸幕府から単独指名で大砲製造を仰せつかりました。そして時は流れ、勤皇討幕派と幕府が内戦を始めた時、大砲や海軍を持つ強者佐賀藩がどちらにつくのか日本中が注目しました。結局、佐賀藩は討幕派につき、上野の戦いではアームストロング砲を用いて幕府軍をたったの1日で蹴散らします。この佐賀藩無双状態が、佐賀県の語る歴史です。
本丸の大半は新しく建造されていましたが、一部は江戸時代の建物が残っています。
博物館では、佐賀県の自然と動植物、歴史に関する展示があり、刀剣の特別展も開かれていました。
美術館は一部屋のみですが、現代アートがメインで展示されていました。
その後、バスで佐賀駅に戻り、ホテルにチェックインしました。地域クーポン2000円は使い道に困ったので、駅のドラッグストアでいつも使っている歯磨き粉を買いだめすることにしました。クーポンをもらって、普段なら見向きもしないものを無理やり買わされるのはどうも苦手なのです。
その後、ホテル隣の飲食店で夕食をとり、ホテルの大浴場とサウナを利用しました。

3日目、0630からホテルで朝食をとり、0720にチェックアウトして、下記の通り乗車しました。
佐賀0747―0804江北0816―0832武雄温泉1000―1022諫早
諫早1050―1200島原1610―1620大三東(おおみさき)1659―1800諫早(しまてつフリーパス3000円)
諫早1846―1927長崎
武雄温泉では武雄温泉元湯(500円)に入った後、大正時代に建てられて今はもう使われなくなった古い「新館」や登楼を見学しました。
武雄温泉から諫早までは長崎新幹線です。これで私は北海道、東北、秋田、山形、上越、北陸、東海道、山陽、九州、長崎のすべての新幹線に乗車したことになります。
諫早到着後、駅のコンビニで総菜パンを買い、それを車内で食べて昼食としました。この日は見るべきものが多いので、時短のための措置です。
島原駅に到着し、まずは島原城へ。ここは現存天守12城ではなく、後世の再建で、天守閣内部は博物館になっています。島原藩が1838年に作ったという大砲が展示されていました。昨日の話では、1850年に日本初の大砲を作ったのは佐賀藩のはずでしたが、よく分かりません。天守閣最上階からの眺めは、海あり山ありで素晴らしく、おまけで民具資料館と西望記念館にも入場できました。
その後、四明荘(330円)へ。島原には豊富な湧水があり、道の側溝を流れる澄み切った水の中を鯉が泳いでいます。あまりに澄んでいるので、写真の撮り方によっては鯉が宙を浮いているように見えることもあります。その湧水を用いた池を持つ家屋が四明荘です。
次に島原温泉ゆとろぎの湯(530円)へ向かいました。ここは鉄分の豊富な炭酸泉とのことですが、加温して炭酸が抜けているせいか、体に泡がつくことはありません。炭酸泉として有名な大分県の長湯温泉ではかなりお湯がぬるく、湯船に入っていても寒くなってくるのですが、その代わりしっかりと体に泡がつきます。個人的にはこちらもあまり加温せずに使用してもらいたかったものです。
その後、島原鉄道で大三東駅に向かいました。ここの駅ホームは海の上にせり出しており、日本一海に近い駅と呼ばれています。しかし私が訪れたのは干潮時だったので、海面がやや向こうのほうに後退していました。
そこから諫早駅に向かい、駅舎建物内の定食屋でちゃんぽん(750円)を食べました。長崎の地元B級グルメとしてはド定番です。ここ数日サウナに入りまくって塩分喪失気味だったので、スープまで飲み干しました。
今回の長崎での宿はドーミーインです。大浴場とサウナに入ってから、夜泣きそばを食べました。

4日目、0720にチェックアウトして、ホテルに荷物を預けました。ホテルでも朝食バイキングがあったのですが、2500円で宿泊して1800円の朝食を頼むのは、何かアンバランスな気がして見合わせました。そして結局、朝食を近くのすき家で済ませました。
この日は長崎市内観光ですが、出島、大浦天主堂、グラバー園、新地中華街、原爆資料館、軍艦島、稲佐山山頂からの夜景など主だったところには行ったことがあります。そのため、基本的にはマイナーな観光地を回ることにしました。
近くのホテルで路面電車の1日乗車券(600円)を購入し、まずは平和公園へ。ここにも何度か来ていますが、この日は広島でG7が開かれていたため、それに合わせて原爆関連施設を再訪してみました。この公園の一番奥にある巨大な男性像は西望という人の作品であり、前日その試作品を島原城にある西望記念館で見たばかりです。
次に爆心地公園を見てから、長崎原爆資料館(200円)へ。何度も見てきた展示ですが、初めて見る人へのメッセージ力はかなりのものがあると思います。
そこを見終えてから、路面電車で長崎歴史文化博物館(JAFカード提示で500円)へ。ここにはかつて奉行所があり、地元の老人による再現演劇を見ました。クオリティーはお遊戯会レベルです。他には隠れキリシタン、江戸時代の中国や西欧との通商の窓口であった歴史に関する展示がメインであり、解体新書の現物を見て、複製品を手に取ることもできました。
その後、諏訪神社に参拝してから、浜町アーケードに向かい、ツル茶ん本店という店で、昔懐かしのトルコライスと長崎風ミルクセーキ(計2000円)を食べました。この時は有名店でのトルコライスな気分だったので、つい普段の予算を上回ってしまいました。
食後、長崎孔子廟中国歴史博物館(660円)へ向かいました。孔子廟は、中国に31ある省、自治区、直轄市のうち29か所に訪れたことがある私が見ても、中国として違和感がありません。附帯の博物館では故宮博物院所蔵の(?)作品群が展示されていました。
次に長崎駅に向かい、日本二十六聖人殉教地(高台の公園。入場無料)と副済寺(参拝無料)を見て回りました。後者は華僑によって建てられた寺院で、本殿が巨大な亀の甲羅のようになっており、そこから巨大な亀の頭が生え、甲羅の上にはこれまた巨大な観音像が乗っています。たしかに日本人の感性ではありえない寺院でした。
ここまでで暑さにやられて体力が尽きてきたこともあり、ホテルに戻って荷物を引き払ってから、空港バス(1200円)で長崎空港に向かいました。夕食はセブンイレブンのちゃんぽん(572円)で済ませ、カードラウンジに立ち寄ってから飛行機に搭乗しました。
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