東北周遊記(23年9月):The 旅行道:So-netブログ
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東北周遊記(23年9月) [国内旅行記]

今回は7日間の日程で、北海道&東日本パス(11330円)を使って東北を周遊してきました。
これは連続する7日間、JR北海道と東日本の普通電車に乗り放題となる切符です。青春18きっぷと違って盛岡―青森間の私鉄にも乗車でき、また利用できる期間も9月末までと18きっぷより長くなっています。そこで青春18きっぷの利用期限を過ぎたオフシーズンの時期を狙って、旅行を計画しました。
とはいえ、名古屋からJR東日本の管轄までは別途移動する必要があります。
そこで行きは仙台までピーチ(チケットガード込みで5660円)、帰りは東京から新幹線(スマートEXでひかり11090円)を予約しました。
ホテルはすべてじゃらんクーポンを利用し、ホテルパールシティ盛岡(朝食付き5400円→4400円)、ホテルセレクトイン青森(朝食付き6150円→4150円)、ホテルアルファワン秋田(素泊まり6100円→4600円)、ホテルルートイン新庄駅前(朝食付き8250円→5750円)、山形国際ホテル(朝食付き5000円→3500円)、ザ・グランドスパ南大門(素泊まり5500円→3500円)を予約しました。


9/12(火)
この日は平泉に立ち寄ってから、盛岡へと向かう旅程です。
まずは下記のピーチ便(MM)でセントレア(NGO)から仙台空港(SDJ)に飛びました。
MM491 NGO 0820 SDJ 0935
仙台空港から名取までは北海道&東日本パスの区間外です(IC利用、419円)。名取駅で下車し、同パス(11330円)を購入してから下記の通り移動しました。
仙台0948―0958名取1015―1029仙台1147―1232小牛田1252―1338一ノ関1345―1352平泉1552―1714盛岡
途中、仙台のアーケード街で仙台っ子らーめん(870円)を食べました。
平泉では世界遺産の毛越寺(700円)へ。同じく世界遺産の中尊寺金色堂へは昨年も訪れたばかりであり、今回はパスしました。両者を巡るなら、駅でレンタサイクル(4時間で700円)を借りるのが良さそうです。
盛岡駅到着後、駅の建物内にあるそば処はやてで盛岡名物のじゃじゃ麺(550円)を食べてから、ホテルにチェックイン。その後、少し休憩してから盛南温泉 開運の湯(750円)に行きました。

9/13(水)
この日は恐山に行く予定です。
0630過ぎにホテルで朝食をとり、0830にチェックアウトして、下記の通り移動しました。
盛岡0914―1101八戸1104―1149野辺地1300―1356下北1405(バス810円)1448恐山1730(バス810円)1805下北1817-1914野辺地1920―2010青森
途中、野辺地の駅前にある定食屋で日替わり定食(800円)を食べました。田舎なので食事のできる店があれば御の字です。
その後、下北駅前のコンビニでこの日の夕食(総菜パンと野菜ジュース)を買い込み、それごと駅前にある無料のコインロッカー(要100円玉)に預けてから、恐山へ。
北の原生林を切り開いた道をバスで走っていくと、やがて車内に硫黄のにおいが立ちこめてきます。青く澄んだ湖と緑の原生林、白い岩肌から立ち込める硫黄臭、からからと寂しげな音を立てて回る色鮮やかな風車、そして巨大な寺院。様々な色に彩られ、厳かな雰囲気の中で、生と死、陽と陰が隣り合っている不思議な場所が、ここ恐山(500円)です。
境内には硫黄臭たっぷりの天然温泉があり、本殿へと向かう右側が男湯、左側が女湯になっています。これらは普通に目に留まるのですが、宿舎の建物の裏まで足を延ばすと混浴もあります。男湯はかなり熱いのですが、混浴はちょうどいい温度でした。普通の観光客が気付くことはない場所にあるので、混浴という名の貸し切り湯でした。
その後、バスに乗って下北駅に戻り、そこから青森駅へと向かう車内で総菜パンの夕食を済ませました。
青森駅到着後、ホテルにチェックインし、そこから斜め向かいにある青森まちなかおんせん(480円)に入りました。

9/14(木)
この日は青森と弘前の観光です。0630からホテルで朝食をとり、0820にチェックアウト。
駅のコインロッカー(600円)に大きな荷物を入れ、青森北のまほろば歴史館(310円→JAFカードで260円)、青森市立森林博物館(250円)、青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸(510円→JAFカードで460円)を順に見てまわりました。
まほろば歴史館は主に青森の昔の生活と漁業にスポットを当てた県立博物館です。現在、青森県立博物館が休館中なので、ここと三内丸山遺跡あたりがその代役になりそうです。森林博物館は林業と木製品に主眼を置いた博物館です。八甲田丸はかつての青函連絡船を博物館として再利用したもので、函館側にも同様の船があります。
これらを見て回ってから、駅前のおさない食堂でさかな定食(550円)を食べました。この日の魚はサバ、赤魚、ホッケから選べました。ここは安くて大人気の店で、平日にもかかわらず11時半には行列ができ始めていました。
この日のJRでの移動は下記のとおりです。
青森1214―1259弘前1739―1750大鰐温泉1932―2201秋田
弘前では日中10分間隔で運行している100円バスで弘前城方面に向かい、弘前市立博物館(300円→JAFカードで250円)、弘前城、弘前城植物園、藤田記念庭園(3館共通券510円)を見て回りました。
弘前市博物館では、前半で弘前市の歴史、後半で民芸品の展示がありました。
弘前城は現存天守12城の一つで、ここに来るのは3回目です。天守閣3階には日本各地の城の写真があり、私は大体6割くらい行ったことがありました。
弘前城植物園は、植生が似ていることもあって札幌の北海道大学植物園を思い出します。森田記念庭園はよく知りませんが、昔のお金持ちが作った庭園なのでしょう。
ここから再び100円バスに乗って弘前駅へと向かい、途中のヒロロというショッピングモール4階のフードコートで、八郎ラーメン(930円)を食べました。歩き回って疲れ、温泉とサウナで発汗もしていたので、体がカロリーと塩を欲していたのです。いかにも次郎系というネーミングと見た目に惹かれました。
大鰐温泉では、駅からすぐ近くの日帰り温泉大鰐の湯(500円→JALカードで450円)に行き、ここでも天然温泉とサウナに入りました。

9/15(金)
この日は鶴岡市内観光です。下記の通り移動しました。
秋田0536―0732酒田0800―0831鶴岡0853(バス760円)0934加茂水族館1226―1251到道博物館
鶴岡1532―1600余目1816―1927新庄
この日の朝食は、前日買っておいた総菜パンです。朝が早くてきつかったのですが、酒田まで寝て過ごしました。
鶴岡駅でコインロッカー(400円)に荷物を預け、バスで加茂水族館(1000円)へ。ここはクラネタリウムというクラゲの展示で有名な場所です。規模としては小さめですが、クラゲの展示だけは充実しており、私が知る限りどこにも引けを取らないと思います。10時からはクラゲの生育に関する説明があり、11時からはアシカのショーがありました。
昼食はここでクラゲラーメンみそ味(850円)を注文しました。4~5センチ大のゼラチン質のクラゲが丸ごと1匹ときくらげが入っています。
そこから再びバスに乗り、到道博物館(800円)へ。ここには藩主の別邸、明治時代の役所と警察署、古民家、蔵などを集めた場所で、内部には絵画や古い農具などの展示があります。
その後、大正天皇の即位を記念して建てられた大ほう館(無料)、庄内藩校の致道館(無料)、カトリック鶴岡教会(無料)、旧風間家の丙申堂と釈迦堂(400円)に立ち寄りながら、鶴岡駅まで歩いて戻ってきました。
そこでコインロッカーの荷物を引き払い、余目へ。駅から10分ほど歩いたところにある庄内町ギャラリー温泉町湯(530円)に入りました。ここの湯は、色と匂いが帯広のオベリベリ温泉のモール泉に似ており、個人的には満足です。露天風呂やサウナもありました。夕食は、併設のラーメン屋で背油煮干し中華(810円)を注文しました。
その後、余目から新庄までJRの代行バスで移動し、ホテルにチェックインしました。

9/16(土)
この日は銀山温泉に行った後、山形で息子と会う予定です。
0630からホテルで朝食をとり、下記の通り移動しました。
新庄0731―0825天童0904―0931大石田0950(バス1000円)1026銀山温泉1325(バス1000円)1401大石田1439―1532山形
新庄から天童まで南下し、そこから途中駅の大石田に戻ったのは、電車とバスの乗り継ぎが悪く、そうでもしなければ何もない大石田駅で2時間近くも待つことになるからです。それよりは電車に乗っていたほうが退屈せずに済みそうでした。
ここで豆知識ですが、福島~米沢~山形~新庄区間には山形新幹線が走っているので、レールの幅が標準機になっています。在来線車両もそれに合わせた特殊設計です。そのため新庄駅では北側に伸びる線路は狭軌、南側に伸びる線路は標準機になっており、両者を見比べると線路の幅が明らかに違います。そして心なしか、前日まで乗りなれた狭軌よりも揺れが少ないように感じました。
銀山温泉はレトロな街並みが印象的な温泉街です。年配の人には、おしんのお母さんが水商売の出稼ぎに来ていた場所と言ったほうが通じるかもしれません。写真を見る限り、夜のライトアップが素敵なのですが、今回は立ち寄り湯なので、日中に来ました。なお昼食の店が少なく、高くて混みあいそうだったので、あらかじめ総菜パンと野菜ジュースを買っていきました。
銀山温泉の街並みを一通り写真に収め、瀧見館の日帰り湯(1000円)で露天風呂に入り、人通りの少ない小道で総菜パンの昼食を済ませ、途中の店で立ち食い生揚げ(250円)を食べ、足湯に浸かりました。泉質はいたって普通です。その後、バスと電車で山形へ。
山形到着後、ホテルにチェックインして部屋に荷物を置いてから、駅北西の霞城公園に向かいました。
息子は山形大学医学部弓道部に入っており、この日はここの弓道場で部活をしていました。ちなみに山形大学弓道部とは別物です。そちらは大学キャンパス内に弓道場を持っていますが、医学部の弓道場は作ってもらえなかったようです。
(医学部の学生だけが参加できる東医体、西医体という大会があり、大体どこの大学でも運動系の部活は医学部とそれ以外で別々に存在しているはずです)
現役で国立大学に入ったので、授業料の面では色々と助かったのですが、往復の交通費が高いのは困りものです。私がこうしてLCCや普通電車で旅をする一方で、妻と息子は割と頻回に名古屋・山形間を新幹線で行き来しています。
前期で地元旧帝大にチャレンジする代わりに、後期ではできるだけ手堅く合格を勝ち取りに行きました。その結果なので、受け入れてはいます。
でもシンカンセン、タカイ。オカネ、ナクナル。ニホンゴ、ムズカシイ。
(ただいま故障中です。しばらくお待ちください)
部活後、息子と一緒に山形名物冷やしラーメンの元祖である栄屋本店に行き、激辛冷やしラーメン(1100円)を食べました。受験前日にも一緒に食べたのですが、今回は激辛という変わり種に挑戦する心の余裕があります。その後、駅のスタバに立ち寄ってから、解散しました。

9/17(日)
この日は米沢市内の観光をしてから、宇都宮に向かう予定です。
0630からホテルで朝食をとり、下記の通り移動しました。
山形0816―0906米沢0915(バス210円)0924上杉神社前
米沢1308―1354福島1439―1526郡山1630―1709新白川1712―1735黒磯1743―1835宇都宮
米沢駅には2か所コインロッカーがあり、片方が400円、もう片方(トイレに近いほう)が300円です。400円のほうに荷物を預けてから、それに気づきました。これは何となく凹みます。
バスで上杉神社前まで行き、そこから上杉神社へ。上杉謙信の上杉家は越後、福島、米沢と領地替えをしており、江戸時代にはずっと米沢藩主を務めていました。そのため上杉謙信の菩提寺はここにあり、明治時代に神社へと変更されました。お堀の中にあり、もともとは隣に米沢城があったようです。
そこを参拝してから、伝国の杜(米沢市上杉博物館、700円→JAFカード提示で560円)へ。上杉家が統治した米沢藩に関する展示が中心です。経済的に窮地に陥った米沢藩を立て直し、「為せば成る 為さねば成らぬ 何事も 成らぬは人の 為さぬなりけり」という句を詠んだ上杉鷹山に関する17分ほどの映画上映がありました。
次に酒造資料館 東光の酒蔵(350円)へ。ここは上杉家御用達だった酒造メーカー東光の資料館です。展示を見てから、ワンカップの酒を購入して飲みました。
そこから徒歩で米沢駅に戻り、駅舎内で天ぷらそば(580円)を食べました。初めての人であれば、「牛肉ど真ん中弁当」という1300円くらいの駅弁を食べてみることをお勧めします。東京駅の人気駅弁ランキングでも上位に食い込んでいたはずです。
その後、普通電車で宇都宮に向かい、途中の新白河駅でご当地グルメの白河ラーメン(750円)を食べました。まあ、普通の醤油ラーメンです。
宇都宮到着後、宇都宮餃子の店を見てみましたが、案の定どこも行列ができていました。私自身は、並ぶくらいなら手っ取り早く他のもので済ませてしまうタイプなので、それよりは白河でご当地グルメを食べておいて正解でした。
この日の宿泊は天然温泉付きの健康ランドです。今回の旅行で7か所目となる天然温泉に入りました。今回は7日間の旅行なので、これで1日1か所のペースで天然温泉に入った計算です。

9/18(月)
この日は日光東照宮と栃木県立博物館に行ってから、名古屋に帰る予定です。
宿泊施設をチェックアウトしてからコンビニ飯で朝食を済ませ、駅のコインロッカーに荷物を預け、下記のとおり移動しました。
宇都宮0738―0820日光/東武日光0830(バス350円)0840二荒山神社
日光1125―1152鹿沼/鹿沼駅1208(バス590円)1229睦町1359(バス250円)1415宇都宮駅西口/宇都宮1435―1541大宮1544―1617東京
東京1633(ひかり651号)1814名古屋
日光二荒山神社は8世紀にできた神社で、その祭神は出雲の大国主です。最近は神社系に興味があり、名前からしてそんな気がしました。理由は突拍子もないことですが、日本に渡来した出雲系の神の特徴を言い表したネーミングだと感じたからです。その神とはユダヤ教の唯一絶対神ですが、話すと長くなるので止めておきます。
次に0900オープンの日光東照宮(1300円)へ。あらかじめWEBでチケットを買っておくと、チケット売り場の長い行列に並ばずに済みます。ここに来るのは三度目ですが、日本の伝統美とは異なるオリエントさがある場所です。この景色だけを見せられてどこの国かと聞かれたら、一瞬迷いそうです。まあ、まわりの樹木を見れば日本だと分かるのですが……。ここでは見ざる聞かざる言わざる、眠り猫、鳴き龍、そして家康の墓所などを見てきました。
次に天台宗日光山輪王寺(400円)へ。現在、家康の座像が特別公開されており、私も写真では見たことがあったのですが、実物が15センチくらいの小さなものだったと知って意外でした。
そこから日光駅まで歩き、電車とバスを乗り継いで栃木県立国立博物館(280円)へ。見学時間を削らないために、昼食はコンビニの総菜パンを電車内でかじって済ませました。こうして考えると、私は三度の飯より博物館が好きなのだと自覚します。駆け足で70分ほどだったのですが、本来のマイペースなら2時間くらいだと思います。
その後、宇都宮駅に戻り、コインロッカーの荷物を引き払ってから、在来線のグリーン車(800円)で東京に向かい、そこからは新幹線で帰ってきました。
家に帰ると、しばらくして息子も帰ってきました。数日授業がないので山形から戻ってきたようです。
シンカンセン、タカイ。オカネ、ナクナル。ニホンゴ、ムズカシイ。
(ただいま故障中です)
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