奈良、大阪、伊勢1万円旅行記(23年9月):The 旅行道:So-netブログ
SSブログ

奈良、大阪、伊勢1万円旅行記(23年9月) [国内旅行記]

今回は表題の通り予算1万円で旅行してきました。
これは自宅を出てから帰ってくるまでに使う総額を1万円以内に抑えるという縛りルールでの旅行です。
今月だけ使える近鉄全線2日間フリーきっぷ(3000円)を前もって買っておき、宿泊はじゃらんでカプセル&スパ グランドサウナ心斎橋(室数限定のテレビなしカプセル1980円→じゃらんステージ限定クーポン利用で480円)を予約しました。フリーきっぷと宿泊費で合わせて3480円で済んだので、企画した次第です。
また自宅から名古屋までの往復に、電車と自転車置き場の利用料合わせて540円かかります。
ここまでで4020円になり、残りは近鉄以外の交通費、入場料、飲料と食費で5980円まで利用可能です。今回は神社めぐりと古墳、遺跡めぐりがメインなので、楽勝のはずです。
なお伊勢でお墓参りに行き、年間の管理委託料を支払ってきますが、これは今回の旅費とは別カウントとします。

9/23(土)
この日は奈良の大神神社、纏向遺跡、箸墓古墳を主にめぐります。下記の通り乗車しました。
近鉄名古屋0741―0904伊勢中川0906―1024桜井1030(臨時シャトル190円)大神神社
巻向1517(JR190円)1522桜井1527―1539五位堂1542―1608河内山本1611―1616信貴山口1625-1632高安山
高安山1705―1712信高山口1722―1727河内山本1731―1742鶴橋1748―1754大阪難波
桜井駅到着後、駅前から大神神社行きの臨時シャトルバスが出ていたので、乗車しました。
大神神社の祭神は大物主ですが、この神様は出雲の大国主の別名であり、幸魂奇魂であり、主王(大名持)である大国主が副王である少名彦を失って悲しんでいるときに海の向こうから渡ってきて、初代神武天皇の岳父であり、蛇の姿をしていたり、箸の姿をしていたり、美男子になったりと、キャラクターが大渋滞しています。
第11代崇神天皇の時代に疫病がはやり、それを鎮めるために大物主神をこの神社に祀りました。ここの鳥居は二本の柱の間にしめ縄を渡した形になっており、そのご神体は背後にそびえる三輪山です。日本最古の神社とも呼ばれており、鳥居の形式はイスラエルの古代ユダヤ神殿に近く、山をご神体として崇めるのは縄文系の自然崇拝と同様です。
ちなみに東山天皇の男系子孫のY染色体ハプログループはD1であり、これは典型的な縄文系です。つまり現在の天皇家の男系祖先は縄文人ということになります。
一方で、大国主の息子とされるタケミナカタは長野県の諏訪大社の祭神であり、ここには旧約聖書に出てくるイサクのいけにえのエピソードにそっくりな御頭祭(別名ミサクチ祭)が江戸時代まで伝わっていました。ミ・イサク・ティン、略してミサクチとは、古代イスラエルの方言で「イサクに由来する」という意味になるそうです。
すると日本書紀や古事記に出てくる出雲の国譲りとは、縄文人がユダヤ系渡来人に出雲の国を譲らせたエピソードになるのかな? とも考えています。
大国主の子孫である斎木雲州氏の著書「出雲と蘇我王国」によれば、古代出雲の王族は南インドのドラヴィダ人だそうで、現代ドラヴィダ人のY染色体ハプログループはH:32.9%、O:13.6%、L:11.6%、R1a:11.0%、J:10.5%です。Oは中国や朝鮮に多い型で、Jはユダヤ人にも見られます。
個人的に妄想が膨らんでいたので、ぜひとも訪れたい場所でした。
なおご神体である三輪山には、近くにある狭井神社に300円納めると入山することができます。所要2~3時間と言われており、がっつり山登りします。私は片道所要45分でしたが、行きも帰りも十人以上抜かして、逆に誰からも抜かれなかったので、ほとんどの人はこれ以上かかるはずです。
この三輪山の山頂付近に高宮神社という小さな神社があり、そこの祭神は日向御子神です。神武天皇は宮崎県日向の地を旅立ち、奈良に東征したので、この祭神の名前は神武天皇を連想させます。
疫病を鎮めるために出雲系の神を祀りながら、そのご神体である三輪山の山頂に神武天皇を祀って睨みを利かせているのだとしたら、天皇家は出雲系に最大限の配慮をしながら、最大限睨みを利かせていたことになり、さらに妄想が膨らみます。
この日の昼食は神社内で食べたきつねうどん(400円)だけだったのですが、足りない分は妄想で満たしました。
その後、桜井市立埋蔵文化財センター(200円→JAFカードで150円)、11代崇神天皇のシャーマンであったモモソ姫のものとされ、現在は宮内庁が管理している箸墓古墳、自由に古墳の上まで登れるホケノ山古墳、3世紀の宗教施設と考えられる纏向遺跡(立ち入り禁止の場所に野原が広がっているだけ)を見て回りました。
ちなみに箸墓古墳を卑弥呼の墓とする説もあるそうですが、それは間違いです。魏志倭人伝には、邪馬台国の東に海があったと記載されていますし、それと同時期(西暦250年ごろ)にこの箸墓古墳が作られました。また埋葬形態も魏志倭人伝の記述とは異なります。魏志倭人伝の記述と同じような埋葬形態は九州で広がっていました。
なお近くにある纏向遺跡は、その設計思想を見る限り渡来人が作り始めたものです。そこには出雲大社や伊勢神宮に似た構造の建物もあり、その一部が壊されて箸墓古墳が作られました。
ますます妄想が膨らみます。
妄想まみれのまま、JRと近鉄、ケーブルカーを乗り継いで高安山へ。ここからは大阪の街を一望できます。
また私はこれで近鉄の全区間に乗車したことになります。乗り鉄の中でも達成者は少ないのではないでしょうか?
その後、大阪難波に移動し、道頓堀を見に行きました。何度も行っている場所ですが、1万円の旅行で大阪観光もしたという実績を作りたかったのです。まわりにいる人の半数以上は外国人でした。
夕食はすき家の納豆たまご定食、豚汁変更で530円です。食後、宿泊施設にチェックインし、夜はサウナに入りまくりました。

9/24(日)
2日目は伊勢のお墓参りと伊勢神宮への参拝です。すべて近鉄で、下記の通り移動しました。
大阪難波0724―0727大阪上本町0731―0839名張0844―0931伊勢中川0941―1003伊勢市
宇治山田1242―1244五十鈴川
五十鈴川1514―1533松坂1539―1706近鉄名古屋
この日は0650にチェックアウトし、すき家で牛たま朝食(390円)を食べました。
伊勢市到着後、伊勢神宮外宮へ。ここの祭神は豊受大神ですが、中世の伊勢神道では、豊受大神を天御中主神と同一視し、これを始源神と位置づけていました。
ちなみに日本書紀では、最初に天地があり、次に天御中主神(始源神)が生まれ、世界を創造する7ステップの最終段階でイザナギとイザナミが生まれました。旧約聖書では、最初に唯一絶対神が存在し、天地を作り出し、世界を創造する7日間の最後の仕事がアダムとイブを作り出すことでした。両者には偶然とは思えない類似点があります。
ユダヤ教主席ラビであるシェロモ・ゴレン氏は、伊勢神宮の警備の仕方、交代の仕方、交代の儀式、人数などが、ユダヤ教のラビの口伝を集成したミシュナに書かれている古代イスラエルの第二神殿で行われていた様式とまったく同じだと指摘しています。
ユダヤ教の唯一絶対神に近いキャラクターの神様が伊勢神宮外宮に祀られているとしたら、ますます妄想が膨らみますね。

その後、伊勢にあるお墓参りをしました。私の曽祖父である濵田国松は戦前の衆議院議長であり、「腹切り問答」でググればそのエピソードが出てきます。濵田家には、濵田国松の子孫で濵田姓を名乗り、旧帝大に入った者に代々受け継いでいくという銀時計があります。私の代で「国立大学の医学部なら同等の難易度だから良いんじゃないの?」と適当なルール変更が行われ、結果的に父から私、弟、そして息子へと引き継がれています。濵田国松の四代子孫で濵田姓を継ぐのは私と弟の子供しかいないので、濵田国松のお墓もうちが引き継ぐのかなと漠然と考えていたのですが、今日お墓の管理費を払う際に別の方が濵田国松名義で支払っておられることを初めて知りました。もしこのブログを読まれていたら、今後のことをご相談したいので、hmdknsk@hotmail.com までメールを下さい。

その後、宇治山田駅の隣にある店で金沢のゴーゴーカレー(800円)を食べました。同じ店に伊勢うどん(500円)もあったのですが、カレーな気分に打ち勝てませんでした。
そこから近鉄で五十鈴川駅に移動し、猿田彦神社とサルメ神社、伊勢神宮内宮を見て回りました。
猿田彦は出雲国風土記にも登場する出雲の人間ですが、天孫ニニギの尊を九州南部に案内した後、この地で貝に手を食われて亡くなったことになっています。サルメはその妻であり、天岩戸にアマテラスが閉じこもった際に踊りを披露したアメノウズメです。猿田彦と結婚してサルメと改名しました。
伊勢神宮には三種の神器の一つである八咫鏡が祀られています。その昔、八咫鏡にはヘブライ語が書かれているという噂を耳にした明治天皇が、ヘブライ語に精通する青山学院大学の左近義弼教授に、極秘に解読の依頼をしたそうです。そしてその数十年後に、その関係者が、噂は本当でやはりヘブライ語が書かれていると発表しました。そこには「私はある。ありてある者だ」(エヘイェ・アシェル・エヘイェ)と書かれていました。それは、神がイスラエルの民に対して名乗った自身の名であり、ユダヤ教の唯一絶対神ヤァウェ(YHWH)の語源です。
こうして妄想まみれのまま参拝を終え、名古屋に帰ってきました。


ここで最後に今回の旅行の総額を出してみます。
自宅から名古屋駅まで:540円
交通費:フリーパス3000円、臨時バス190円、JR190円
宿泊費:480円
食費:きつねうどん400円、すき家夕食530円、すき家朝食390円、ゴーゴーカレー800円、ミネラルウォーター110円、ペットボトルのコーヒー150円
お賽銭:560円
入場料:三輪山300円、桜井市立埋蔵文化財センター150円
以上で総額7790円です。総額8000円未満で妄想にまみれて幸せになれました。
nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:旅行

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。