シドニー旅行記(10年3月):The 旅行道:So-netブログ
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シドニー旅行記(10年3月) [海外旅行記]

日本航空(JL)のマイルを使って、シドニーに行ってきました。昨年夏の燃油サーチャージが廃止されたときに申し込みましたが、行きはビジネス、帰りはエコノミーで、必要マイル数は5万でした。行きは夜行なのでビジネスでゆっくり休みたかったのですが、帰りは昼の便なのでエコノミーでも十分と思いました。あと、私の好きな成田のJALサクララウンジを利用できる時間が、帰りのフライトスケジュールではほとんど取れないと言うのもありました。
ホテルはagodaと言うサイトでCity Loge(4つ星、素泊まり2泊で143米ドル)を予約し、トラベルドンキーと言うサイトでシドニータワーとアクアリウム(水族館)のコンボチケット(45豪ドル)と世界遺産ブルーマウンテン1日ツアー(昼食なし、59豪ドル)を予約しました。世界の展望台と水族館のプチ評論家を自称する私としては、シドニータワーとアクアリウムは外せませんw。あとは世界の高速鉄道プチ評論家、世界のゲテモノ料理プチ評論家も自称しています。あくまでプチ評論家なので、5分ほど話のネタに出来る程度ですが・・・
どなたかソウルか釜山でホンオフェを食べられる店をご存知の方、ぜひコメント欄かhmdknsk@hotmail.comまでご連絡ください。

と、それはさておき、出発当日となる20日、JL3084便(国内線)で名古屋から成田に向かいました。行きはビジネスクラスのため、名古屋でも国内線ラウンジを利用しましたが、無料でインターネットが利用できる以外にはゴールドカードのラウンジと大差ありません。成田ではJALサクララウンジ本館を利用しました。ここには朝昼夜と時間帯毎にメニューの変わるビュッフェがあり、そこで遅めの昼食を摂りました。10分間の無料マッサージやシャワールームも利用し、夕方にはここのオリジナルカクテル「サクラ」を飲みました。日本酒をベースに洋酒を加え、そこに桜の塩漬けを浮かべたショートカクテルです。
JL771便で19:55に成田を出発しましたが、かなりたくさん用意されたビジネスクラスがほとんど満席でした。以前、ANAの成田杭州間を利用したときには、ビジネスクラス利用客が私一人と言うこともありましたが、ビジネスクラスもこれだけ混んでいると少し窮屈です。夕食は牛ヒレステーキをチョイスしました。シートはフルフラットで10度ほど頭をギャッジアップした状態になりますので、以前エコノミークラスで内服したときには寝苦しくなった某筋弛緩作用のある睡眠薬を飲んでも大丈夫でした(シドニーの方が2時間早いため、普段より早めに無理やり寝る必要がありました)

翌21日、シドニー時間の06:00(日本時間の04:00)過ぎに朝食を摂り、定刻より少し早い07:20ごろに到着しました。ビジネスクラスの乗客はエクスプレスパスという紙をもらえ、入国審査や税関で長い列に並ばずに済みました。空港で手持ちの100米ドルを両替しましたが、現在は豪ドルが対米ドルでかつてないほど高騰していることもあり、手数料を取られて91豪ドルにしかなりませんでした。これと以前の旅行で残っていた30豪ドルが私の手持ち資金です。
空港ではデイトリッパー&ゲートパス(空港から都心へアクセスと市内の交通機関1日券のセット、30豪ドル)をクレジットカードで購入しました。列車に乗ってフェリーターミナルのあるサーキュラーキーに行き、そこからフェリーに乗ってマンリーに向かいました。フェリーにもデイトリッパーを利用できますし、マンリーまでフェリーで往復すれば観光用クルーズの代用になります。約30分の船旅で、途中、世界遺産のオペラハウスを様々な角度から眺めることが出来ました。マンリーではザ・コルソと呼ばれるショッピング通りを抜け、海水浴場へ行きました。私は足だけ海水に浸かる程度でしたが、波が高くボードをしている人たちを見かけました。
そこから再びフェリーでサーキュラーキーに戻ると11時前。海沿いの道を通ってオペラハウスへと行き、少しだけ中を見てきましたが、有料のガイドツアーには参加しませんでした。海沿いの道にはオープンテラスのカフェがいくつかあり、そのうちの一つで昼食を摂りました。長さ20センチ強のフランスパンにスモークチキンをはさんだサンドウィッチが13.5豪ドル。あまりの物価の高さに食への意欲が失われてしまいました。
その後は列車に乗ってウィンヤードに行き、そこから徒歩数分のところにあるホテルにチェックイン。荷物をおいて再び出かけました。南半球一高いシドニータワーへは、ホテルから徒歩で10分程度でした。ここでは昇りのエレベーターで陽気なオージーから「手すりにしっかりつかまれ」と言われましたが、ゆれることもなく屋上に到着しました。ここからの眺めはたいへんお勧めです。オペラハウスの方角に高いビルがあり視界がさえぎられるのがやや残念ですが、展望台の高さ、1年を通しての天候(晴れが多い)、海の近くで周りには緑やビルも多く、夜は光と闇のコントラストが大変美しくなるだろうことなど、私の考える素晴らしい展望台の条件をすべて満たしています。上海ヒルズや台北101では霧がかかって周りが真っ白になることが時々ありますが、シドニーでは少なそうです。
展望台観光を済ませた私は、オズトレックと言う展望台と抱き合わせ販売のアトラクションに行きました。巨大なスクリーンがあり、オーストラリアの様々な場所を飛び回る映像に合わせて、シートが揺れたり傾いたりすると言うものです。15分くらいの上演時間でしたが、私は乗り物酔いになりました。
そこから徒歩でセントメリーズ大聖堂へ。世界遺産に指定されるクラスの大教会に比べるとややさっぱりした内装でしたが、窓のステンドグラスは大変きれいでした。
そこからさらに徒歩で、オーストラリア博物館(入場料12豪ドル)へ。オーストラリアの生物や鉱物などの展示がメインで、恐竜の骨格も展示されていました。
これを見終わったのが午後3時前でしたが、朝も昼も軽かったので私は低血糖気味。シドニータワーの西隣にあるデパートの地下にあるフードコートに行き、なぜかジャパニーズカレー(5豪ドル)を食べました。その後、そこから少し北、スイスホテルが立地する場所の地下にあるスーパーマーケットに行き、赤ワイン、ブルーチーズ、パン、ハム、ミネラルウォーターなどを買い込んでホテルに戻り、少し休憩しました。
夕方5時、再び外出して先ほどのフードコートに行きましたが、半分以上の店が閉まっていました。やむを得ず、開いている店で5豪ドルの中華料理を食べ、そこから徒歩でアクアリウムに行きました。2つの水中トンネルと巨大水槽の一面がガラス張りになった展示があり、エイやサメなどの生物を眺めることが出来ました。水中トンネルと巨大水槽ガラス張りの両方がある水族館は初めてでしたので、単品では今一つですが、まあそれなりにお勧めです。
午後7時10分。水族館の傍にある埠頭からサーキュラーキー行きのフェリーに乗りました。3月末まではサマータイムで1時間早くなっており、その日は秋分の日(北半球では春分の日)。私の読みはビンゴで、ちょうどサーキュラーキーに着くころには暗くなり、船上からオペラハウスのライトアップを見ることが出来ました。
その後、列車に乗り換えてセントラル駅へ。ここからオーストラリア各地への列車が発車していますが、ヨーロッパの駅舎に似た非常に趣のある場所でした。ヨーロッパの駅舎は、総じて夜になるとますますエキゾチックになります。私のお勧めはブダペスト西駅とアントワープ中央駅です(余談ですが、ブダペスト西駅の隣には世界一美しいマックがあります。確かにマックとしては世界一美しいと思います)
翌朝も早いため、その後はホテルに直帰しました。

翌22日は世界遺産ブルーマウンテンの1日ツアーです。前日に買ったパン、ハム、チーズで朝食を済ませ、07:10に近くのメンジーズホテルでピックアップしてもらいました。途中バスを乗り換えて、まずはワイルドライフパークへ。ここの入場料20豪ドルはツアー代金に含まれていました。カンガルーに触ったり、コアラの近くで写真を取ったりしました(ケアンズではコアラを抱けるのですが、シドニーでは法律で禁止されています。見た目はかわいいコアラですが、抱くとかなり剛毛で、しかも爪が軽く肩に食い込んできます)。
次はスリーシスターズと呼ばれるブルーマウンテン随一の景勝地へ。ここには3つの尖った岩山が並び、アボリジニーの伝説では魔王の手から逃れるため岩山に姿を変えた3人の美しい姉妹が、元の姿に戻れなくなってしまったとされています。
よくブルーマウンテンはグランドキャニオンに似ていると言われますが、私はこれに異を唱えます。グランドキャニオンは岩だらけなのですが、ブルーマウンテンは地層がむき出しになった巨大な崖以外は緑に覆われているのです。どこまでも広がる巨大な森が断裂して、ところどころに巨大な崖が出来たと言う景観です。この崖の上に修道院があれば、ギリシアにあるメテオラという世界複合遺産とよく似た景色になります。
スリーシスターズ見学後、隣にあるスカイウェイ東駅からシーニックワールド頂上駅までロープウェイで移動。ロープウェイの床の一部がガラス張りになっており、下には巨大な崖が見えました。頂上駅ではシルバーパスと呼ばれる、スカイウェイ(先ほどのロープウェイ)、ケーブルウェイ、シーニックレイルウェイに1回ずつ乗れるチケット(25豪ドル)を購入しました。昼食は25豪ドルのビュッフェ。手持ちの豪ドルが少なかった私はどちらもクレジットカードで支払いました。クラブ(カニ)、サーモン、ビーフ、ポーク、デザートなど盛りだくさんで、満足できる内容でした。
昼食後はケーブルウェイ(こちらもロープウェイ)に乗り、麓にある自然遊歩道へ。ここで1周50分の一番長いコースを回り、シーニックレイルウェイ(坂道を登るトロッコ電車)で頂上駅に戻ってきました。が、もし行かれる方は行き(下り)をシーニックレイルウェイにした方が、迫力があって楽しいかもしれません。その場合は上り(帰り)をケーブルウェイにすると良いでしょう。そう言えば、行きも帰りも反対方向の方が混んでいました。
その後、私を乗せたバスは高原の町ルーラへ向かいました。ここはオーストラリアの山奥にある田舎町といった風情で、中心通りには土産物屋やレストランが並んでいました。
ルーラからシドニーオリンピックの会場(車窓から見学)を経由し、ホテルに帰ってきた時には17:50でした。街中には人、人、人。前日は日曜日だったので人通りもまばらでしたが、この日はすごい人口密度です。これならひょっとして前日閉まっていたフードコートがまだ開いているのでは?と思い、行ってみると昨日よりは多くの店がまだ開いていました。インドカレー(8.2豪ドル)を食べ、前日のスーパーマーケットで土産用にとオーストラリアワインを2本買い、ホテルに帰って休みました。

翌23日。パン、ハム、チーズの朝食を済ませ、空港へ。空港への列車チケット単体では15.8豪ドルでした。帰りはエコノミーで、機内食はハンバーグをチョイスしました。行きはビジネスで牛ヒレステーキだったので、それなりに差はありますね。成田を経由して、名古屋に無事に帰ってきました。
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