世界の食について:The 旅行道:So-netブログ
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世界の食について [海外旅行記]

今回は私がこれまでに行ったことのある国(と地域)の食について、徒然なるままに一言ずつコメントします。
なお私の独断と偏見により、アメリカ本土とハワイとグアムは1カ国とカウントし、サイパンは別カウント。中国本土、香港、マカオ、台湾は4カ国(または地域)とカウントし、イタリアとバチカン市国は2カ国とカウントしています。この点に関しても料理に関しても異論があるかと思いますが、ブログを炎上させるのはご容赦ください。

1 ―――――― ペルー ――――――――
新婚旅行で行ったのがペルーでした。この時は妻が尿管結石でペルーの救急外来を受診することになり、大幅に行程が狂いました。何とか一息ついて、かなりの空腹の中で食べたセビッチェと呼ばれる魚のマリネが、私がこれまで海外で食べた中で一番美味いと思った料理です。正に空腹は最高のスパイスです。あとはオロナミンCをそのままペットボトルに詰めたような黄色いコーラ(インカコーラ)、高山病予防のためにクスコのホテルには必ず置いてあって、落ち葉にお湯を注いで飲むようなイメージのコカ茶が印象に残っています。なお、コカ茶の葉っぱを日本に持ち帰るとタイーホ!!となります。理由は分かりますよね?

2 ―――――― アメリカ合衆国 ――――――――
コーラのLサイズはポリバケツくらいの大きさがあります。そこにストローをさしてそのまま飲み歩きしている姿をよく見かけました。白人は日本人の何倍ものカロリーを摂っても太るだけで糖尿病になりにくいんですよね。人種ごとにエビデンス(証拠、治療根拠となる研究データ)が異なり、治療方針も変わるわけです。私はレストランで10%のチップを用意して払うのが面倒で、ついついファストフードや部屋食に流れがちです。

3 ―――――― 北マリアナ諸島 ――――――――
いわゆるサイパン。チャモロ料理は正直なところあまり印象に残っていません。

4 ―――――― ニュージーランド ―――――――
ファストフードばかり食べていたのですが、ラム肉を結構お値打ちに食べられます。

5 ―――――― オーストラリア ――――――――
ケアンズでカンガルーとワニのステーキを食べました。前者はケモノ的な野性味あふれる味であり、お土産用にカンガルージャーキーも売っています。後者は淡白でササミのような味です。シドニー都心のフードコートでは多くの店が夕方5時に閉店しますが、これって早すぎませんか?

6 ―――――― 韓国 ――――――
ダッカルビ(鳥カルビ)とサムゲタン(鳥を丸ごと煮込んだスープ)がお気に入りです。牛カルビは日本以上に高いイメージがあって一度食べたきりです。付け合せのキムチなどは使いまわしをするのが一般的なようです(国全体が船場吉兆状態?)。付け合せの惣菜はキムチなど辛いものが多いので、料理そのものは辛くないものを注文したほうが良いかもしれません。屋台で売っている蚕の佃煮は銀紙のような歯ごたえで、噛むと昆虫性蛋白の味がクチュッと口の中に広がります。私は2回チャレンジして、2回ともギブアップしました。世界三大臭い食べ物の一つであるホンオフェ(エイの肉を発酵させたもの。食べると舌が痺れるとのこと。残り二つは中国の臭豆腐とスウェーデンのシュールストレミング)をソウルと釜山で探し回りましたが、未だに遭遇できていません。

7 ―――――― 中国 ―――――――
日本の中華と中国の中華は別の料理です。お互いに自国の料理のほうが美味いと感じるようです。でも全聚徳(北京)の北京ダックは私も素直に美味いと思います。なお中国の街中では下水道の臭いが漂っていることがあり、私は下水道の整備が不十分なのだとずっと思っていました。が、実はそれ、臭豆腐の臭い。一口食べればお口の中いっぱいに下水道の香りと味が広がります。私はすぐにギブアップし、未だにリベンジする勇気すら起こりません。某冷凍ギョーザ工場の従業員は自社製品を決して食べないのだとか。食の安全に最も神経を使う国です。

8 ―――――― 台湾 ―――――――
個人的なお勧めは鼎泰豊の小龍包です。台湾料理は総じて中国本土よりも日本人の口に合うかも。

9 ―――――― 香港 ―――――――
香港料理も独特な風味があって、慣れるのに少し時間がかかりました。香港のペニンシュラホテルで味わえるアフタヌーンティーをベンチマークに、世界各地のペニンシュラホテルのアフタヌーンティー制覇をもくろんでいます。

10 ―――――― マカオ ―――――――
ポルトガル料理は結構日本人の口に合います。ポルトガルのカステラと日本のカステラは全く別のお菓子です。

11 ―――――― フィリピン ―――――――
全体にべチャッとした料理が多く、沢山は食べられません。バロットと呼ばれるアヒルの有精卵のゆで卵は滋養強壮に良いとされ、屋台で売っています。日数が経つほど上級者向けに変貌し、内臓や頭蓋骨、羽など色々な組織の味を一度に楽しめます。一応私は完食できました。一方、マニラホテルの華やかなメインダイニングで管弦楽の三重奏を聞きながら食べるランチコース(2000円台)は万人にお勧め。

12 ―――――― ベトナム ―――――――
さっぱりとしてあまり辛くないのが特徴。日本人の口によくあいます。フォー(ベトナムの麺)は大好きです。ハノイのソフィテルメトロポールホテルでランチバイキングを食べたとき、バロットが出ました。

13 ―――――― インドネシア ―――――――
サテー(甘いソース(ココナッツ?)を付けて食べる焼き鳥)、ナシゴレン(ピラフ)など日本人の口によくあいます。イスラム教国なので、ビールは割高です。

14 ―――――― マレーシア ――――――――
インドネシアと食習慣は似ているようであり、やはりビールは割高です。シンガポールで最も高名なラッフルズホテルを創始した兄弟がペナン島にE&Oホテルを作っており、そこのE&Oスリングはシンガポールスリングと似た味です。

15 ―――――― シンガポール ――――――――
シンガポールスリング(ピンク色の甘いカクテル)はラッフルズホテルが発祥。ここのロングバーでは、落花生の殻を割りその殻を床に捨てながらシンガポールスリングを飲むのが定番スタイルです。ホーカーズと呼ばれるフードコートでは中国系の料理も多く、日本人の口には合わないこともあります。

16 ――――――― ブルネイ ――――――――
マレーシア料理を知っているとそれほど違和感ありませんでした。一流料理店というのもみつからず、カフェかフードコートのようなところばかりです。お酒は売っていません。

17 ――――――― タイ ――――――――
トムヤムクン(辛くて酸っぱい海老のスープ)が大好きです。日清カップヌードルのトムヤムクン味を山ほどお土産に買い込んで、日本帰国時に税関でチェックされたときは少し気まずかったかも。お勧めレストランはスクンビット通りにあるブサラカムというタイ宮廷料理の店(http://www.bussaracum.com/)、そしてルブアアットステートタワーの屋上にあるオープンテラスの店(http://www.bangkoknavi.com/food/268/article/)です。

18 ――――――― カンボジア ――――――――
タイほど辛くなかった覚えがあります。

19 ――――――― ラオス ――――――――
タイ料理をさっぱりと田舎料理風にした感じ。ラオラーオと呼ばれる地酒は薬草を効かせたような不思議な味で、だめな人も多いかも。でもラオス人と一緒にラオラーオを飲めば、友達になれるようです。

20 ――――――― ミャンマー ――――――――
油っぽくてべチャッとした料理が多い印象で、フィリピンとイメージ的にダブります。

21 ――――――― インド ――――――――
生の食品を食べたらすぐに下痢になります。ホテルでカットフルーツを食べるのも駄目。包丁から汚染されるようです。結局カレーだけを食べ続けることになりますし、多くの料理がカレー味です。私にはインドに行くときのスペシャル抗生剤コンボがあるのですが、詳細は企業秘密です。

22 ――――――― スリランカ ――――――――
やはりフィッシュカレー、チキンカレーなどカレーが主体で、カレーには飽きます。

23 ――――――― アラブ首長国連邦 ――――――――
ドバイではインドや東南アジアからの出稼ぎ労働者が多いので、そちらの国の料理が沢山あります。スーパーではお酒は売っていません。

24 ――――――― カタール ――――――――
世界一退屈な町という別名があり、料理のほうもあまり印象に残っていません。お酒は販売も持ち込みも禁止で、手持ちのワインとリポビタンD(アルコールを微量含んでいる?)を入国時に没収されました。

25 ――――――― トルコ ――――――――
世界三大料理のひとつ。さっぱりとしてすっぱい味付けが特徴。

26 ――――――― エジプト ――――――――
スフィンクス正面にあるケンタッキーの店内で食べたフライドチキンは、日本と変わらない味でした。ちなみにそこの2階にはピザハットが、数件隣にはハードロックカフェがあります。エジプト料理もまあまあ、というかあまり印象に残っていません。

27 ――――――― イギリス ――――――――
世界一食のまずい国に勝手に認定します。フィッシュ&チップスを一人前食べるとオイリーで胸焼けがします。大英博物館前のカフェで食べたインスタントラーメンが、イギリスで食べた最も旨い料理でした。とあるイギリス人によると、ロンドンには世界中の旨い食べ物が集まり、その中でもインドカレーがお勧めとのことでした。それってつまりイギリス独自の旨い食べ物はないということですかね?

28 ――――――― フランス ――――――――
フランス語も話せずに一流レストランに行っても何か悔しい思いをしそうな偏見があって、マックやカフェ、中華、スーパーで買って部屋食などばかりでした。

29 ――――――― イタリア ――――――――
一人旅だったのでレストランには入りにくかったのですが、マックでイタリアのお惣菜3種類とパン、コーヒーをつけてくれるセットメニューがあり、共和国広場のマックで店外のオープンテラス席に座って食べるのが好きでした。

30 ――――――― バチカン市国 ――――――――
ここでは食事をしなかったので不明。

31 ――――――― オーストリア ――――――――
ザッハートルテというお菓子がありますが、その元祖がウィーンにあるホテルザッハーです。味はちょっと濃い目のチョコレートケーキですが、美味ですよ。ヴィーナーシュニッツェルと呼ばれる巨大なわらじカツレツもチャレンジする価値あり。後は郊外のホイリゲ(ワイン酒場)にも足を伸ばしてください。

32 ――――――― スロバキア ――――――――
半日しかいなかったので、カフェでパスタを食べただけです。

33 ――――――― ハンガリー ――――――――
ヨーロッパになりたかったけどなりきれず、少しアジアが混じってしまったような国。ヨーロッパの中では比較的汁物料理が多く、日本人の口にも合います。

34 ――――――― ギリシア ――――――――
暑くて発汗した後は、オリーブの塩漬けとギリシャチーズがウマーです。日本人の口によく合います。

35 ――――――― マルタ島 ――――――――
マルタで一番格式の高いフェニシアホテルでは、朝のビュッフェでスパークリングワインが楽しめます。カフェでの食事はそこそこでした。

36 ――――――― オランダ ――――――――
ゴッホ博物館で食べたフライが美味しかったものの、元々食にはあまりこだわりを持たないお国柄です。

37 ――――――― ベルギー ――――――――
オランダと違い、食文化を大事にする国。ワッフルは美味です。

38 ――――――― ポルトガル ――――――――
リスボンの駅近くに行きつけのカジュアルレストランを作り、毎回お勧め料理を聞いてそれを注文していました。スープ、パン、メインディッシュ、デザートがついて8ユーロ程度でしたが、毎回どんな料理が出てくるかまったく分からず、逆にそれを楽しんでいました。ポルトガルの家庭料理みたいでしたが、どれも口に合いました。

39-41 ―フィンランド、スウェーデン、デンマーク――
北欧周遊旅行で訪れた3カ国ですが、自分の中で明確な差別化ができませんでした。どこも何を食べても美味しいのですが、物価高で食費はケチり気味になってしまいます。イチゴのパックに入ったラズベリーが400円程度とこちらは安かったので、行く先々で食べていました。
ストックホルムで世界一臭い食べ物「シュールストレミング」を探したのですが、見つけられませんでした。ヘルシンキはオープンカフェが立ち並ぶ開放的な雰囲気でしたが、ストックホルムとコペンハーゲンは屋内の店が多く、天候の加減もあってやや陰鬱な感じがしました。

42 ――――――― モンゴル ―――――――――
物価は大変安く、600円の料理を頼むと3人分出てきて大変なことになりました。マトンと炭水化物づくしで、北海道に行くとジンギスカンを必ず食べる私もさすがにマトンには飽きました。

43 ――――――― パラオ ――――――――――
和食、韓国料理、アメリカンジャンクフードなどが入り混じっています。パラオパシフィックリゾートで出されたタロイモのスープが美味でした。弁当はパラオ語でも「ベントー」です。ご飯の上に豚肉、芋、オクラ、ナス、ゴーヤの炒め物をぶっ掛けたベントーを食べました。
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