花蓮旅行記(11年8月):The 旅行道:So-netブログ
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花蓮旅行記(11年8月) [海外旅行記]

今月は台湾旅行です。
しかしこれまで台北に5回、高雄に1回行ったことがあり、両都市の主な観光地については、ほぼ行き尽くした感がありました。そこで今回は東部の景勝地、花蓮に行くことにしました。
まだ燃油サーチャージが安かった2月、JALのホームページで34000円の台北行きチケットを購入しました。これに燃油サーチャージ、空港税などが上乗せされて、総額42960円です。
今回、台北と花蓮の往復には、タロコ号という日本製の振り子式特急列車や、自強号という旧来の特急列車を利用します。これらの列車は週末にはほぼ満席になるそうで、台湾国鉄のホームページで、発売開始となる2週間前に予約、購入をしておきました。
せっかくなのでその手順を書いておきます。
http://twtraffic.tra.gov.tw/twrail/English/ で時刻表を調べ、乗車する列車の番号を控える(花蓮はHualien)。
http://railway.hinet.net/net_eng.htm で列車番号と出発地、到着地などを入力し、予約番号を控える。
https://ticket.chinatrust.com.tw/railway/index.php で決済し、チケット引換券をプリントアウトする。
・ 列車が出発する30分前までに窓口で切符と引き換える。
往復で購入すると少し安くなり、台北・花蓮の往復で792台湾ドル(以下、T$)でした。
余談ですが、台湾新幹線は国鉄ではなく私鉄(別会社)であり、こちらの予約と切符購入はhttp://www.thsrc.com.tw/jp/ から行えます。
1泊目はagodaで花蓮の Cullinan Hotel(4つ星、朝食付き、4287円)を、2泊目は楽天トラベルで台北駅近くのリオホテル(3つ星、朝食付き、1224T$)を予約しました。2日目は日通ペリカントラベルで花蓮発59ドルのタロコ峡谷ツアー(http://www.pelican-travel.net/tourDetails_Opt.php?frCd=taiwan&tourCd=TONAN_HUN)を申し込みました。ちなみに台北発だと、同じツアーが195ドルになります。
なお、前日にJALのホームページからWEBチェックインし、搭乗券をプリントアウトしておきました。

26日朝、セントレアについてすぐ保安検査場に直行し、出国審査まで済ませてからプライオリティパスでスターアライアンス・ビジネスクラスラウンジに入り、朝食を摂りました。今回はチェックインの列にまったく並ぶ必要がないので大変楽です。
9:45発のフライトに乗り、11:35ごろ到着。入国審査後に両替をしたところ、手数料30T$を引かれて1万円が3642T$になりました。正午発の国光客運のバス(125T$)に乗り、12:55 台北駅着。台北駅の国鉄切符売り場に20分ほど並び、花蓮までの往復切符と引き換えました。16:40台北発の列車なので、3時間ほど時間ができてしまいました。帰りのバスターミナルや翌日泊まるホテル周辺を散策がてら位地確認し、駅前の新光三越や隣の電気館などを見て、時間をつぶしました。駅地下で花蓮料理の食堂を見つけたため、水餃子と白菜のスープ、ひき肉ぶっ掛けご飯(計70T$)を食べました。最初の頃は台湾料理の独特な風味が苦手で、屋台はNGだったのですが、世界各国を廻り、台湾も7回目の今では、すっかり慣れてしまいました。
駅の中にあるセブンイレブンで小ぶりの駅弁(65T$)と水を買い、16:40台北発、花蓮行きのタロコ号(特急)に乗りました。列車は当然ながら満席です。大学生くらいと思われる仲良し男女10人組チームが私の前の席に座っていました。こういうのを見ると、大学時代の部活の遠征を思い出して懐かしくなります。
定刻の18:44より4分ほど遅れて花蓮駅に到着し、駅前からタクシー(15分、245T$)に乗って阿美文化村へと向かいました。タクシーの運転手に阿美文化村という文字を見せたところ、「アミの踊り?」と日本語で聞かれました。ここでは毎日、17:30と19:20からアミ族の民族舞踊が行われており、民族舞踊好きの私は19:20 からのショーを見るつもりだったのです。
入り口でチケット(200T$)を買い、一番前の席を取ってショーを見ました。ダンサーは20名以上いるのですが、そのうち6人くらいは60歳前後と年配です。両手を交差して左右の人と手をつなぎ、片足ずつ足を前に振り出す動作が基本パターンであり、中国や東南アジアで見かけるありふれた感じの踊りでした。芸術性を追求するというよりは、お客さんも交えてみんなで楽しく踊りましょうという趣旨のショーです。
阿美文化村は郊外にあり、近くにはタクシーも待っていません。帰りのことを心配していたのですが、入り口のチケットブースに「タクシーを呼んでください」と日本語でお願いしたところ、5分ほどで来てくれました。そこからホテルまでは10分、170T$でした。

27日、06:30からホテルで朝食を摂り、07:10 にピックアップのバスに迎えに来てもらいました。その後、別のホテルや空港で他のツアー客をピックアップし、タロコ峡谷へと向かいました。ガイドは日本語もある程度話せる中国語と英語のガイドであり、日本人は私一人でした。
タロコは台湾でも有数の景勝地であり、大理石の産地でもあります。百メートル以上はあろうかという大理石でできた垂直の岩壁にはさまれた谷底に川が流れており、岩壁をくりぬいて作られた通路をハイキングしたりできます。前日の夜に激しい雨が降ったため、川の流れも激しく、何箇所か土砂くぐれがあり、道路の上に岩が落ちていました。
少し霧のかかったタロコの景色は大変美しく、世界自然遺産に登録されていても不思議ではない場所ですが、どこの国の世界遺産として登録するかが難しいところで、大人の事情もあって登録できないのでしょう。
いくつかのビューポイントで散策をし、昼食は山奥にあるアミ族料理のレストランに行きました。うなぎの蒸し焼き、トマトの醤油(?)和え、ゴーヤと鶏肉のスープ、竹の筒に入ったもち米、きのこ、サラダなど盛りだくさんです。日本の観光地だと、同じくらいのボリュームで2000円以上しそうな気がしました。
昼食後は、山間にある川がカーブした中州付近を散策し、お菓子と大理石製品の土産物屋に連れて行かれた後、太平洋の見える海岸に行きました。コバルトブルーの海がきれいでしたが、波が高く、海上警察が警備していたため、海に近づくことはできませんでした。
ツアー終了後は16:20に花蓮駅まで送ってもらい、駅のセブンイレブンで駅弁(55T$)を買った後、16:40発の自強号(特急)に乗り、台北まで帰ってきました。台北発の他のツアー客もこの列車で帰るので、間違いないくこの列車には間に合うようにツアーを終了してくれます。19:14到着の予定でしたが、帰りも5分ほど遅れました。朝も早かったのでこれ以上出歩く元気もなく、駅近くのホテルに直行しました。

28日、朝7時半から朝食を摂り、8時過ぎにホテルをチェックアウトしました。この日は台北郊外にある烏来に行く予定です。烏来へはこれまでにも2回訪れたことがありましたが、千と千尋の神隠しに出てきそうなノスタルジックな町並みが気に入っています。
MRTで台北から新村へと行き(30T$)、そこからバスに乗る予定でしたが、雨が降ってきたこともあり、他の観光客と同乗してタクシーで向かうことにしました。新村から烏来まで私一人分の料金が100T$でした。
烏来の町並みを散策しながら、その一番奥にある、タイヤル族の民族舞踊(500T$)を見せてくれるシアターへと向かいました。私は10時オープンと勘違いしていたのですが、10:40、14:00、15:00の開演でした。ショーは約1時間とのことであり、そこから空港まで乗り継ぎ時間も含めると3時間くらい見ておく必要があります。10:40のショーを見てから飛行機に乗るのはスケジュールがきつかったので、諦めて烏来瀑布と呼ばれる高さ80メートルほどの滝を眺め、街中を散策してから空港へと向かいました。
帰りは新村までバスで30分、15T$。新村から台北駅までMRTで30分。台北駅からは台湾新幹線に乗って向かうことにしました。以前にも高雄に旅行した際に乗ったことがありますが、東海道新幹線のN700系に似た滑らかな乗り心地です。加速するときにモーターの振動を感じるのが玉にキズという特性もそっくりです。桃園まで19分、160T$で着き、そこから桃園国際空港行きのバス(30T$)に乗り、空港に着いたのは12:50でした。
すぐに保安検査場に向かい、出国審査を済ませてからプライオリティパスでラウンジに入りました。ここのラウンジは、おでん、お粥、中国式パン、肉まんなど食べ物が盛りだくさんであり、もちろん各種アルコールを含むドリンクも充実しています。遅めの昼食を取りながらゆっくりと時間を過ごし、最後に空港内の書店で台湾版(繁字版)ワンピースのコミック(95T$)を買ってから搭乗しました。
セントレアには予定より少し早い19時半ごろ到着しました。
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