貴陽・大同旅行記(13年6月:The 旅行道:So-netブログ
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貴陽・大同旅行記(13年6月 [海外旅行記]

今回は中国の貴陽と大同、すなわち中国少数民族の故郷と世界遺産雲岡の石窟を巡る旅です。現在の中国人にはネガティブなイメージが強いのですが、かつての中国人が豊富な観光資源を作り出してきたも事実なので困ったものです。
すべて中国国際航空(CA)利用で、初日に上海経由で貴陽まで飛び、2日目は貴陽観光後に北京へ。3日目は大同に移動してから市内観光。最終日に大同から北京経由で名古屋に帰ってくるルートです。
昨年8月、マイレージプラス2万マイルと空港税72.5ドル(5794円)を支払って発券しました。その後8946マイルを206ドル(16462円)で買い戻したので、最終的に11054マイルと22256円が今回の航空券にかかった総コストです。
ホテルはCtrip で貴陽机場賓館(3つ星、朝食付き258元)、北京空港奥笠賓館(2つ星半、空港往復送迎つき268元)、大同賓館(4つ星、朝食付き288元)を予約しました。このうち北京空港奥笠賓館は先月にも利用したところです。

出発当日となる14日、午前中に少しだけ仕事をしてからセントレアに向かいました。1540(15時40分)発のフライトに乗り、上海で乗り継ぎ、貴陽に着いたのは定刻より30分遅い2330でした。夜遅くに到着するため、空港ターミナルから徒歩で行ける貴陽机場賓館を選びました。ターミナルビルを出れば、正面左手にすぐ見えるはずです。

15日、朝食をとってから0830にチェックアウト。空港まで歩き、エアポートバス(10元)に乗って市内に向かいました。終着点(所要25分)は貴陽駅のすぐ近くで、地球の歩き方2013(以下ガイドブック)に載っている空港バス乗り場から1キロ近く離れているので注意して下さい。駅の写真を撮ってから、ガイドブックにある空港バス乗り場まで歩き、乗り場はここで間違いないことを確認しました。
そこからタクシー(10元)に乗り、貴陽省博物館(無料)へ。1階は陶磁器、2階は主に少数民族に関する展示になっています。しかし少数民族好きの私がゆっくり見ても40分ほどしか時間をつぶせず、次は甲秀楼に向かうことにしました。博物館前からタクシーに乗ろうとしたら、鉄道駅(火車駅)行きの2番バスが目の前を通って行きました。2階建てになっており、かなり本数の多い幹線バスのようです。すぐにやってきた次のバス(1元)に乗り、シェラトンホテルの前で降りました。この2番バスは鉄道駅から貴州省博物館に向かい、また鉄道駅に戻ってくるルートらしく、かなり使い勝手が良さそうです。
そこから徒歩で甲秀楼(無料)に向かいました。これは川の中央に建てられた登楼のような建物ですが、まあちょっと趣があるね、という程度の代物です。ツアーに参加して遠出すればそれなりに見所もありますが、貴陽市内だけだと大した観光資源はありません。今回の貴陽旅行は大同に行くついでのおまけです。その後、ガイドブックに載っている翠微園(無料)、貴陽○明古寺(○は黒今)(2元)にも行きましたが、いずれも微妙でした。
その時点で正午になっていたので、昼食をとることにしました。しかし麺類の安食堂ばかりで、あまり惹かれるものがなく、結局、川魚のピリ辛火鍋(30元)を食べました。それから貴州民族博物館(無料)に行ったものの、こちらも立派なビルの中に少し展示がある程度で、10分ほどで見終わってしまいました。
ガイドブックを眺めてもこれ以上行きたい場所はなく、無理に中国の町中を歩いても汚れた空気で喉が痛くなるだけです。結局早めに観光を切り上げ、空港バスに乗って15時前に空港に戻ってきました。
クーラーのきいた空港ビル内で時間をつぶし、17時過ぎに到着フロア左奥の洒落た中華レストランで炒飯セット(38元)を食べました。素直においしいと言えるレベルですが、どうも貴陽の料理は山椒や唐辛子の利いた辛い物が多そうです。
1910発のフライトで貴陽を発ち、北京に着いたのは定刻より少し早い2150でした。その後、到着ゲート横にある旅客服務中心の係員のおかげでホテルスタッフとも合流でき、2250にホテルの部屋に到着しました。混乗バスによる無料送迎サービスなので、この位のタイムロスは仕方ありません。

16日は0330にモーニングコールがあり、0400集合です。0410に空港に到着し、0500からチェックインが開始になりました。プライオリティパスでファーストクラスラウンジに入り、朝食タイム。この日のフライトは1時間ほどと短く、ドリンクサービスが精一杯だろうと考えたので、そのつもりで食べておきました(機内ではミネラルウォーターのボトルとあんパン2個が配られました)。
定時に離陸し、機内でウトウトした後、定時に着陸。と思ったら誰も降りようとしません。それもそのはず、なぜか北京空港に引き返していたのです。結局それから1時間ほど待たされてから再び離陸し、定刻より2時間15分遅れの1040に大同空港に到着しました。昼間の観光時間を2時間以上削られたのは少し痛手です。
ターミナルビルを出てすぐのところに泊まっていた空港バス(10元、35分)に乗り、終点の大同賓館で降りました。ここが今回の宿泊ホテルです。正午前でしたがチェックインさせてもらえ、部屋に荷物を置いてからすぐに出発しました。ホテル前を走っている17番バス(1元)に乗れば、終点の公交四公司が雲南石窟行き3番バスの始発場所です。終点の雲南石窟まで1元、25分でした。空港から12元で到着でき、公共交通機関を乗りこなした満足感が得られました。時刻は1230です。
食堂で牛肉面(12元)を食べてから、雲南石窟(120元)に入場しました。池の上に建てられた趣のある寺院を通り抜けた後、第1窟から20窟まで番号順に見学していきます。文化大革命の名残かもしれませんが、工具のようなもので均一の穴をたくさん開けられたり、頭部を削り取られたりした仏像も散見しました(カンボジアのアンコールワットには、ポル・ポト派の兵士が試射した銃弾の跡が残っています)。見所の一つである第6窟は閉鎖されており、いくつかの窟は修理中でしたが、世界遺産と言われて納得できる内容です。団体ツアーが訪れる時間帯(午前中?)とずれていたらしく、少ない人通りの中で落ち着いて見学できたのも助かりました。
その後再び3番バスで共交四公司に戻り、そこからタクシー(7元)で華厳寺(60元)に向かいました。寺の前には広場があり、その周りに建つ古い木造建築に癒されます。ネパールの旧王宮を思い出しました。
この寺には東洋のビーナスと呼ばれる菩薩像があるらしく、一通り見学して目星をつけました。しなやかな腰のラインが官能的な菩薩像です。カンボジアのアンコール遺跡群の一つ、バンテアイ・スレイにも東洋のビーナスと呼ばれる女神像がありますが、私は華厳時の方が魅力的だと思います。
時刻は1630。疲れもあり、どうしても外したくなかった2カ所を回れたので、これで観光を切り上げることにしました。ファストフードなどの食べ歩きで夕食を済ませ、徒歩でホテルまで帰ってきました。大都市と違い、それなりに空気はきれいです。

17日は0925発のフライトに乗る予定です。大同空港は1日5便しか出発便がなく、ガイドブックには出発の2時間前にエアポートバスが出発すると書かれています。ということは少し余裕を見て0715にはエアポートバスに乗り込んだ方が安全です。ホテルの朝食が0700からだったので、0630にチェックアウトし(中国のホテルではチェックアウトに10分くらいかかります)、少し早く0650にレストランに入れてもらい、0710に食べ終わり、0715にホテルの道向かいに泊まっているエアポートバスに乗りました。0720に出発したので、早めに来て正解です。
北京には1040に到着し、トランジットカウンターで名古屋行きのチェックインを済ませ、BGSプレミアラウンジとCAファーストクラスラウンジをハシゴして時間をつぶしました。やはり後者の方が飲食物は豊富です。
その後、17時発のフライトでほぼ定刻通り名古屋に帰ってきました。

今後の予定ですが、以前報告したのと少し変更があります。
7月ソウル、8月ロンドンとダブリン、9月ラルトンガ、10月サイパン、11月ダッカ、12月シンガポールとプノンペン、1月麗江、2月ソウル、3月コタキナバル、4月ポナペの予定です。
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