西寧旅行記(14年5月):The 旅行道:So-netブログ
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西寧旅行記(14年5月) [海外旅行記]

今回は中国の西寧に行ってきました。
西寧は標高2300メートルに位置する青海省の省都で、イスラム教徒の回族が人口の1~2割を占め、チベット鉄道の出発地でもあります。中国には省、自治区、直轄市とあわせて31の地方行政区分がありますが、私はこれで21か所に訪れたことになります。
昨年8月、ユナイテッド航空の22500マイルを使い、下記の特典航空券を発券しました。

DAY1 CA160 NGO 0900 PEK 1135
DAY1 CA1261 PEK 1840 XNN 2110
DAY3 CA1208 XNN 1020 PEK 1235
DAY3 CA159 PEK 1700 NGO 2100
6月のNGO発、NRT、PEK経由、ULN行き

CA、NGO、NRT、PEK、XNN、ULNはそれぞれ中国国際航空、名古屋、成田、北京、西寧、ウランバートルの略です。
また空港税を101ドル(10141円)払い、上記搭乗区間の200%に当たる12514マイルを263ドル(26406円)で買い戻しました。結果的にはXNN往復とULN往路のチケットを9986マイルと36547円で入手した計算です。
ホテルはCTRIPでZhongfayuan Hotel(4つ星、朝食付き、2泊で536元)を予約しました。

初日、セントレアでチェックイン手続きと出国審査を済ませ、プライオリティパスでスターアライアンスラウンジに入りました。ここのスパゲッティやサンドウィッチは、私にとって日常的な食べ物になりつつあります。
定刻通りにセントレアを発ち、正午前に北京着。飛行機を降りると、普段はPM2.5で白濁している空気がいつになく澄んでおり、はるか遠くまで見通しが利きました。この時期なので、PM2.5が黄砂と共に日本に飛んで行ったのかもしれません。これはこれで複雑な気分ですが、市内観光をするには好都合です。エアポートエクスプレス(25元)と地下鉄(一律2元)を乗り継ぎ、北京最大のチベット仏教寺院、よう和宮に向かいました。これで3回目の参拝になりますが、「いつかチベットに行かないと死んじゃう病」の私にとって、必要な応急処置なのです。
そして3回目でやっと気づいたのですが、チベット仏教では一部の仏様が冠やネックレスで着飾っています。一般的に、悟りを開く前の菩薩は冠やネックレスなどの装飾品を身につけていますが、悟りを開いた仏は一切の装飾具を排除しています。奈良の大仏も装飾具をつけず、両脇の菩薩は着飾っていたはずです。しかしここでは尤量寿仏など一部の仏様が装飾具をまとい、ご本尊である身長18メートルの巨大な仏様も着飾っていました。現世的なお洒落に気を使う仏様は、これが初めてです。
その後、再び地下鉄とエアポートエクスプレスを乗り継いで空港に戻り、保安検査を済ませてCAファーストクラスラウンジに入りました(プライオリティパス利用)。はっきり言って、エコノミーの機内食よりもここの食事の方が美味です。ちなみに機内では気圧や湿度が低いため、同じものを食べても地上より物足りなく感じるそうです。
西寧には15分ほど遅れて到着し、空港バス(21元)と徒歩でホテルに到着しました。ホテルの部屋に入った時には23時を過ぎていました。

2日目はチベット仏教ゲルク派六大寺院の一つであるクンブム(タール寺)、青海省博物館、青海省最大のイスラム寺院である東関清真大寺を巡る予定です。
7時過ぎに起床し、ホテルで朝食をとってから、タクシーで西寧新寧路汽車駅に向かいました(12元)。ちなみに中国語では、汽車がバスを、火車が電車を表します。一部の文字は簡字体を使わないと通じないので、地球の歩き方中国(13~14)に乗っていた文字を書き写し、それを見せました。このご時世、タクシーの運転手に日本語のガイドブックを見せるのは危険です。
汽車駅(バスターミナル)で、こう中行きのチケット(5.5元)を買い、0900発のバスに乗りました。0955に終点に着き、下車したところの反対車線、斜め後ろから帰りのバスが出ることを確認してから、道路標識に従って徒歩でタール寺(80元)を目指すと、10分ほどで正面に門が見えてきました。しかし実際の入り口とチケット売場は、そこから少し左に下った先にあるので注意が必要です。
中に入ると、チベット仏教の建物が連なっていました。どこまでも延々と――それこそ「いつかチベットに行かないと死んじゃう病」が治ってしまう程の勢いです。私の場合、十分に満喫して所要2時間半でした。周りにいるのは信者ばかりで、あちこちで跪いて祈りを捧げる姿を見かけました。しかし出てくる際に団体観光客が入場するところとすれ違ったので、午後になると観光客で混んでくるのかも知れません。
その後、清真(イスラム料理)と書かれた店で米粉(ヌードル、6元)を食べてから、1320発のバスに乗り、1405に西寧新寧路汽車駅の近くに戻ってきました。そこから徒歩で青海省博物館(入場無料)に向かい、チベット族や他の少数民族に関する展示やこの地区で発掘された石器、土器などの展示をみました。ここは正直なところ、それほどでもありません。
次の目的地は東関清真大寺ですが、博物館の南の道を東に直進するとたどり着きます。東関清真大寺に向かうバスはたくさんあり、そのうち一つくらいはここを通るだろうと思ってバス停で待っていたら、22番バス(1元)がやってきました。
東関清真大寺(25元)には丸い白帽子を被った回族の男性がたくさんいましたが、私は銀川でも回族が集う清真大寺に行ったことがあるので、それと似ているという当たり前の感想しか抱きませんでした。ちなみに観光客は建物内部には入れません。
その後、商城(ショッピングセンター)地下の超市(スーパーマーケット)で土産物を買ってから、上品そうな清真レストランに入ったところ、結構お値段の張るお店でした。羊肉をゆでた名物料理と野菜サラダ、スープで108元です。
この日は早めにホテルで休むことにしました。

3日目、0640にチェックアウトしてから、朝食券を持って7時オープンの朝食会場に行きました。中国のホテルでは、スタッフが部屋の状況を確認してから押金(預り金)を返してくれるので、チェックアウトに時間がかかるのです。
食事を終えて0730にホテルを発ち、目の前を走っていた2番バス(1元)に乗ると、2つ目の停留所が空港バスの発車場所(こう中路と八一路の交差点の北西にある汽車駅)の道向かいでした。実際の乗り場は汽車駅の建物の奥まった場所にあります。
2014年5月現在、ここから空港へは6時と、8時から20時まで30分おきにバスが出発しています。
8時のバスに乗り、所要30分で到着。この空港にはプライオリティパスで入れるラウンジがないのが残念です。
北京到着後は国際線のCAファーストクラスラウンジで時間をつぶし、2105にセントレアに帰ってきました。
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