ポンペイ旅行記(14年4月):The 旅行道:So-netブログ
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ポンペイ旅行記(14年4月) [海外旅行記]

今回はミクロネシア連邦のポンペイ島に行ってきました。私にとって54カ国目の渡航地です。
しかしこのタイトルだとイタリアのナポリにあるポンペイ遺跡と間違える人も多そうなので、そちらについても触れておきましょう。

私がポンペイ遺跡を訪れたのは12年ほど前のことです。ローマからナポリ・ポンペイを周遊する日本語ガイドの日帰りツアーに申し込みました。ナポリは入り組んだ海岸線に面した都市で、世界三大夜景の一つです。他の二つは香港と函館ですが、この呼び方をしているのは日本人だけかもしれません。ともあれ、海岸線を境に真っ暗な海と街の明かりが描き出す光のコントラストが、世界三大夜景に選ばれる条件のようです。
その海岸線を午前中に見た後、地元のレストランでパスタを食べ、午後にポンペイまで足を伸ばしました。
火山の噴火によって一日で沈んだポンペイは、高度な都市計画に基づいて造られていました。道路は碁盤線のようにまっすぐ走り、様々な区画に様々な店が並んでいました。娼婦街や公衆浴場もあり、公共施設に寄付をした町長選挙の立候補者が自分への投票を促す表示を出すこともありました。うずくまった人型の岩も発掘されており、噴火の凄まじさをうかがい知ることができます。

さて、ここからが今回の旅行記です。昨年5月にUAの2万マイルを使って、下記航空券を発券しました。
DAY 1 UA172 NGO 2055 GUM 0135+1
DAY 2 UA155 GUM 0820 PNI 1303
DAY 3 UA155 PNI 1531 GUM1755
DAY 3 UA5079 GUM 2030 SPN 2120
DAY 4 OZ606 SPN 0250 ICN 0630
DAY 4 OZ124 ICN 1500 NGO 1645
UA、OZ、NGO、GUM、PNI、SPN、ICNはそれぞれユナイテッド航空、アシアナ航空、名古屋、グアム、ポンペイ、サイパン、ソウルの略で、2055は20時55分を表します。空港税は55.1ドル(5700円)であり、搭乗区間マイルの200%に当たる12572マイルを265ドル(27414円)で買い戻しました。結果的に7428マイルと33114円でポンペイとソウルを周遊する航空券(サーチャージ、空港税込)を入手した計算です。
しかし今年2月末、下記のように一方的に旅程を変更されてしまいました。
DAY 1 UA172 NGO 2055 GUM 0135+1
DAY 2 UA155 GUM 0820 PNI 1303
DAY 3 UA155 PNI 1531 GUM1755
DAY 3 UA137 GUM 0720 SPN 1020
確かに今回の旅行はポンペイが主な目的地であり、ソウルはおまけですが、あちこちの空港でラウンジを使い倒すつもりだったので当てが外れました。しかしこの件でUAに電話してもヤブヘビになりかねず、黙っていました。
ホテルはhttp://www.visit-micronesia.fm/jp/state/p_stay.htmlからSouth Park Hotelを選び、旧棟のシングルルーム(朝食なし、空港送迎つき、53ドル)をメールで申込みました。またグアムでの宿泊が急遽必要になったため、楽天トラベルでAQUA SUITES GUAM(朝食なし、空港送迎つき、84.36ドル)を申込みました。空港からの送迎はそれぞれ英語メールで依頼しておきました。

初日、仕事を終えてからセントレアへ。この時間はプライオリティパスで入れるラウンジがないので、ゴールドカードのラウンジに立ち寄りました。UAのエコノミークラスはアルコールが有料なので、ここで前もって飲んでおきました。

2日目の未明にグアムに到着し、。入国と出国を済ませてから Sagan Bislta ラウンジへ。ここではシャワーを利用でき、飲食も自由です。プライオリティパスのおかげで、町中のホテルに泊まらなくても快適にオーバーナイトできました。
明るくなってから飛行機に乗り、途中トラック諸島で一部の乗客を入れ替えてから、ポンペイに着きました。ホテルから送迎スタッフともすぐに会え、途中マングローブの森が見える道を通り抜けて、ホテルに送ってもらえました。チェックインを済ませ、部屋に荷物を置いてから市内散策へ。時刻は1400過ぎです。
私が泊まったホテルは、コロニアという旧首都の西の外れにあります。しかし旧首都とは言っても、主な建物は一キロ四方の範囲に固まっており、食料品の他に日用雑貨も取り扱うスーパーが数件ある程度の田舎町に過ぎません。あたりには熱帯雨林が広がり、道路にはボロボロになった二十年ほど前の日本車が走っていました。そのため右走行にもかかわらず、右ハンドルの車が目立ちます。ミクロネシア連邦では、車の後方にナンバープレートが付いていますが、前方にはありません。スーパーには日本、韓国、アメリカ、フィリピンからの輸入品が並んでおり、一部の衣料品と農作物を除いてこの島で作られたものはなさそうです。これといった観光名所もなく、暑いだけなので、2時間ほどで市内観光には飽きてしまいました。
ここで島全体に目を向けると、コロニアは島の北端にあり、円形をした島の外周には太い道が走っています。これをレンタカーで一周すると5時間ほどかかりますが、東端に石造りの遺跡があることを除けば、基本的に何もないそうです。あとは無人島に行ったり、釣りをしたりするのがこの島での楽しみ方らしいのですが、今回はそこまでの時間はありません。それに日本語のガイドブックすらない場所で、どこに行けばそのようなツアーを申し込めるのかという情報もないままに来てしまいました。ホテルではネットが繋がらず、携帯電話はまさかの圏外です。普通の観光地なら、空港やホテルロビーに現地ツアーのパンフレットが山積みになっていますが、それもありません。あとはもう、翌日のフライトまで時間をつぶすしかなさそうです。
スーパーでミネラルウォーター(1リットルで0.9ドル)と弁当(フライや野菜などの惣菜と炊き込みご飯、3.83ドル)を買いこみ、海と森を望む小高い丘の上にあるホテルの部屋で夕食を済ませました。景色の良いホテルを選んでおいたのが、せめてもの救いです。

3日目は0800に起床し、ホテル併設のレストランで朝食をとりました。ハムの入った大きなオムレツと付け合わせのサラダ、ライス、コーヒーで8ドルです。この日のフライトは1531ですが、チェックインが始まるのは1400らしく、1330にホテルをチェックアウトして空港まで送ってもらえることになりました。
それまで部屋にいても退屈なので、再び散策に出かけました。
せっかくなので少しでも海に入ってみたいと思い、途中でスーパーに立ち寄り、サン・ミゲ・ライト(フィリピンの低カロリービール、1ドル)を買ってから、前日の空港からの送迎ルートを徒歩で逆行して、マングローブの森を望む海辺にやってきました。しかし水の透明度は低く、ともすれば数十メートル先にあるバラック小屋の住人の排泄物が流れてきそうです。指先で海水の温度を確かめるだけにして、道路脇のベンチに座り、マングローブの森と海を眺めながらビールを飲みました。これはこれで悪くないのですが、日本に帰ればもっと楽しいことがたくさんある気がします。
人々は道を教えてくれたり、挨拶してくれたり、笑いかけてくれたりして、南国特有のおおらかさと人の良さを感じます。熱帯雨林に囲まれ、ボロボロの車に乗って、テレビは衛星放送しかなくて、docomoの携帯電話は圏外。ポンペイは良くも悪くもそんなところです。
その後はホテルの部屋に戻って過ごし、ホテル併設のレストランでスペシャルランチ(ご飯、ヒレカツ、チキンカツ、ソーセージカツ、フライドチキン、マグロの刺身、サラダで8ドル)を食べました。比較的、日本人と近いものを食べている印象ですが、量は多めです。
1330に空港まで送ってもらい、チェックインをしましたが、フライトが遅延しているとのこと。結局グアムに着いたのは定刻より80分ほど遅い1915でした。しかし送迎の人はそれを知らなかったらしく、帰ってしまったようです。結局、25分ほどかけて空港からホテルまで歩いてしまいました。
チェックインの際に翌朝の送迎について確認すると、タクシーを呼ぶから自分で払うようにとのこと。しかし私の記憶では往復の無料送迎がついていたはずです(そもそもそれがこのホテルを選んだ最大の理由です)。部屋に荷物を置き、もう一度ネットで予約内容を確認し、日本語で書かれた説明文をスタッフの目の前で機械翻訳してみせたら、やっと信じてくれました。というか、予約プランくらいスタッフの側で把握しておいてほしいものです。結局翌朝0500に空港まで送迎してもらえる約束を取り付け、その日は早めに休みました。

そして4日目の0500――なぜかタクシーが来ており、それに乗せられて料金を支払わされました。往復無料送迎プランで客を釣っておいて、これでは詐欺でしょう? AQUA SUITES GUAMにはクレームを入れるつもりです。
それはさて置き、空港でチェックイン後にラウンジを利用し、定刻通り名古屋に帰ってきました。
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