ウランバートル旅行記(14年6月):The 旅行道:So-netブログ
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ウランバートル旅行記(14年6月) [海外旅行記]

今回は2回目のウランバートル(モンゴル)旅行です。
昨年8月、ユナイテッド航空の42500マイルを使い、下記のとおり3回分の特典航空券を発券しました。
・5月 NGOからXNN往復
・6月 NGOからULN往復
・7月 NGO発TAS経由ICN行き
また空港税を191.9ドル(19267円)払い、上記搭乗区間の200%に当たる29538マイルを621ドル(62350円)で買い戻しました。結果的に上記すべてのチケット(空港税、サーチャージ込み)を12962マイルと81617円で入手した計算です。
今回はそのうちNGOからULN往復分を利用しますが、具体的なスケジュールは下記のとおりです。
DAY1 NH340 NGO 1440 NRT 1550
DAY1 CA168 NRT 1900 PEK 2155
DAY2 CA901 PEK 0835 ULN 1050
DAY4 CA902 ULN 1150 PEK 1400
DAY4 CA159 PEK 1700 NGO2100
なお、NH、CA、NGO、XNN、ULN、TAS、ICN、NRT、PEKはそれぞれ、全日空、中国国際航空、名古屋、西寧、ウランバートル、タシケント、ソウル、成田、北京の略です。
ホテルはagoda.comでIBIS Beijing Sanyuan(3つ星、素泊まりで5475円)を予約し、Zaya Hostel のホームページで朝食付き1泊30ドル×2泊+空港送迎15ドルを申込みました。

そして旅行初日。昼過ぎにセントレアに向かい、カードラウンジに立ち寄ってから、成田に向けて飛び立ちました。
成田ではプライオリティパスでユナイテッド航空のラウンジへ。今回利用したのはビジネスクラスラウンジですが、巻き寿司やそば等がありました。ちなみに以前利用したファーストクラスラウンジでは、握り寿司もあったと記憶しています。
北京にはほぼ定刻通りにつき、2230のエアポートトレイン(25元)に乗り継いで、三元橋駅の近くにあるホテルに到着しました。ここは北京で乗り継ぐ際、私が定宿にしているところです。

2日目、ホテルをチェックアウト後、三元橋を0605に出るエアポートトレインに乗って空港に向かいました。プライオリティパスでCAファーストクラスラウンジに入り、朝食をとってから搭乗。ウランバートルにはほぼ定刻通り到着しました。
送迎を頼んであったので、空港の制限エリアを出たところで迎えの人と落ち合い、両替をしてからホテルまで送り届けてもらいました。100円=1790トゥグリグ(以下T)です。車窓から外を眺めると、草で彩られた大地に平屋建ての家屋がまばらに立ち並び、青い空に綿菓子のような雲が浮かんでいました。乾いたアスファルトからは砂ぼこりが立ちこめています。
まだ正午にも拘らずチェックインさせてもらえたので、部屋に荷物を置いてから出かけました。最初に旧国営のノミンデパートに出掛け、その最上階にあるフードコートで昼食をとりました。しかしマトン入りスープ(3900T)の食券を買ってから店にいくと、そのメニューはないとのことです。しかたなく1000Tの追加料金を払って、マトン入りヌードルの大盛りに変更しました。
その後、チベット仏教の寺院であるダンガン寺(3500T)に行きました。ご本尊は身長25メートルの巨大な立像であり、仏様なのに着飾っていました。
そこから町中を散策しながらスフバートル広場まで歩き、町の中心に位置するこの広大な広場で休憩しました。スフバートルはモンゴル革命の指導者ですが、今となってはその奥にあるチンギスハーン像のほうが人気のようです。たまたま軍隊風の制服を来た若者たちが大勢来て、チンギスハーン像の前で記念写真を撮っていました。みな非常に打ち解けた様子だったので、入隊の記念ではなく、軍隊学校の卒業式なのかもしれません。つい自分自身の大学の卒業式と重ね合わせてしまいましたが(遠い目)、どこの国でも若者の明るさは同じです。
次に自然史博物館に足を伸ばしたものの、改装のため休業中でした。やむをえず民族歴史博物館(5000T)に移動し、先史時代から1990年のモンゴル革命までの展示物を歴史順に見てまわりました。
その後、ノミンデパートで土産物や濃厚なモンゴルビールなどを買い、通りすがりのカフェで夕食をとりました。マトンのシチュー、ライス、コールスローサラダなどが載ったワンプレート料理で6800Tでした。
この日はここで観光を切り上げ、ホテルに戻りました。

3日目、ホテルで朝食をとり、8時に出発しました。人気の少ない朝のスフバートル広場まで歩き、そこで少し時間を潰してから南下し、バヤンゴルホテル前のバス停で7番バス(500T)に乗りました。この先にある見晴らしの良い丘の上に、ザイサン・トルゴイという記念碑があるのです。
うっかりバス停を乗り過ごして終点まで行ってしまいましたが、これで正解でした。終点はザイサン・トルゴイがある丘の裏手にあり、ここからのほうが標高差は少なく、自然の遊歩道を歩いていけるので、表側から石造りの階段を上っていくより楽で爽快です。記念碑自体は共産党政権時代の群衆を描いたものですが、ここからは山あいの自然とウランバートルの都心の双方を一望できます。
帰りは表側の階段を下りて、最寄りのバス停から7番バスに乗り、ボグドハーン宮殿博物館(5000T)の近くで下車しました。ここはチベット仏教の活仏の一人である8代目ボグドハーンが冬の宮殿として利用していた場所です。豪華ではないけど、立派で快適に過ごせる場所でした。
その後再び7番バスに乗り、スフバートル広場の手前で下車。時刻は正午です。近くにあったカフェで羊のスープとジャスミンティー(7500T)の昼食をとってから、チョイジンラマ寺院博物館に向かったものの、なぜか休館でした。
その後、近くにあった政治粛清祈念博物館(2500T)に足を伸ばしました。ここはその名の通り、共産政権時代に吹き荒れた粛清の犠牲者たちを悼んで建てられた場所です。どう見ても本物にしか見えない頭蓋骨が、銃創の開いた状態で多数展示されていました。
時刻はまだ14時です。時間をもて余しそうだったので、バヤンゴンホテル前のバス停から11番バス(500T)に乗り、空港まで往復してみることにしました。所要30分で空港近くのバス停につき、そこから徒歩5分で空港着。帰りも同じ場所から11番バスに乗り、スフバートル広場の周りをぐるっと一周して、小環路南西(トルコ大使館の北西50メートル)にあるバス停で降りました。公共交通機関を利用して、地元民の人いきれを感じるのも楽しいものです。なお11番バスと22バスは経路こそ違うものの、空港近くのバス停とトルコ大使館北西のバス停は共通です。
そこからザナバザル美術館(5000T)まで歩き、チベット仏教の曼荼羅や仏像を満喫しました。私の「いつかチベットに行くかなきゃ死んじゃう病」も、先月の西寧旅行以来ほとんど治ってしまった気がします。
その後、地球の歩き方に載っていたモダン・ノーマッドというモンゴル料理の高級レストランに向かい、ミネラルウォーター、羊のスープ、羊の鉄板焼(計18200T)の夕食をとりました。ホテルの部屋に戻ってきたのは19時過ぎでした。

4日目、ホテルで朝食をとり、8時にチェックアウト。前日確認してあったトルコ大使館北西のバス停まで歩き、11番バスより先にやって来た22番バスに乗って空港に向かいました。しかしこちらは渋滞するメインロードと未舗装の道路を走るため、空港まで50分以上かかりました。空港と都心部を行き来するなら11番バス一択です。幸い、11番バスはそれほどレアキャラではありません。
空港で残った通貨を再両替し、チェックインと出国審査を済ませてから、プライオリティパスでラウンジに入って時間を潰しました。北京でも行きつけのCAファーストクラスラウンジで時間を潰し、無事名古屋に帰ってきました。

ところで最近、旅のお供に持っていく電子端末が NEXUS7 になりました。手頃な bluetooth キーボードと組み合わせれば長文の入力もさほど苦痛ではなく(フリック入力はいまだに慣れません)、amazon の電子書籍を入れておけば読書もでき、Maps With Me というソフトを入れて世界中の地図をダウンロードしておけば、オフ回線でもGPSで位置情報を確認でき、目覚まし時計にもなり、もちろんネット接続やUSBメモリの使用(専用ソフトが必要)もできるので、これ一台ですべて事足ります。
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