張家界旅行記(14年12月):The 旅行道:So-netブログ
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張家界旅行記(14年12月) [海外旅行記]

今回は映画「アバター」に出てくる景観のモデルになった中国の世界自然遺産、武陵源に行ってきました。この最寄り都市が張家界です。
昨年1月にマイレージプラスの22500マイルで下記特典航空券を発券しました。空港税は別途86.1ドルです。
・11月の光州復路
DAY1 CA160 NGO 0900 PEK 1135
DAY1 CA1359 PEK 1835 DYG 2120
DAY3 CA1360 DYG 2210 PEK 0040 +1
DAY4 CA159 PEK 1700 NGO 2100
CA、NGO、PEK、DYGはそれぞれ中国国際航空、名古屋、北京、張家界の略であり、1135は11時35分を指します。
またCtrip で張家界の Flower of The Peace International Hotel(5つ星、朝食付き2泊で476元)、北京の Hotel Ibis Beijing Sanyuan(3つ星、素泊まり1泊で339元)を予約しました。


旅行初日、セントレアで張家界までのチェックインを済ませ、プライオリティパスでラウンジに入り、朝食をとりました。機内はほぼ満席で、そのほとんどが中国人です。訪日中国人が増えているというニュースを実感できました。
北京に到着すると、いつも通り白濁したPM2.5色の空が広がっていました。あまり外を出歩く気にもならず、そのまま国内線のラウンジに直行しました。
張家界到着後、地球の歩き方(中国2013)には空港から市内へのアクセスはタクシー(約40元)しかないと書かれていましたが、市内行きの無料バスを発見しました。とりあえず乗ってみたところ、民航大酒店の前に到着。そこから自分のホテルまでタクシーに乗ったところ、値段交渉性で20元でした。ホテルの部屋に着いた時には23時を回っていました。

2日目、ホテルで朝食をとり、8時過ぎに出発。今回のホテルは駅前のバスターミナルに近いという立地で選んでいます。バスターミナルまでは徒歩で、そこから武陵源行きのバス(12元)に乗りました。チケットを買わずに乗り込み、走り出してからスタッフの女性に料金を支払うシステムです。9時半過ぎに武陵源バスターミナルに着き、太陽の位置と時刻から方角を割り出し、地図を見ながらチケットオフィスに向かいました。
世界自然遺産・武陵源風景区の入場料は夏248元、冬139元です。それぞれ4日間有効で、風景区内のバス料金が含まれています。この日はバスルートに沿って風景区を一周する予定です。このバスルートは途中何カ所かで途切れていますが、有名な観光スポットを通り過ぎないための配慮だと思われます。
まずは武陵源ゲートからバスで天子山ロープウェイ麓駅に向かいました。ロープウェイ(67元)で山頂に向かっていくと、前方にアバターの景色が広がり始めます。否が応にも気分は高まってきました。山頂に着いて周りを見渡すと、「どう見てもアバターです。本当にありがとうございました」という言葉しか出てきません。巨大な石柱が林立し、その頂上には樹木が茂り、それらすべてが霧の中にかすんでいました。あとは一部の石柱に飛行石を取り付けて宙に浮かせれば完璧です。
その景色を堪能した後、バスで賀龍公園に向かいました。ここでもアバターの景色を堪能し・・・・・・というかこの景色が延々と続くので、ある意味ワンパターンです。賀龍公園から天子山駅まで歩き、そこから再びバスで天下第一橋に向かいました。ここの見所はなんと言っても天下第一橋です。隣接する2本の巨大な石柱の頂上がなぜか橋のようにくっついており、その上を普通に歩くことができます。最初なにも知らずに散策コースを歩き、後からそのからくりを知った時には足がすくみました。落差数百メートルの断崖絶壁に架けられた巨大な石橋で、重力を無視した感じがよりいっそうアバターを彷彿とさせます。
そこから迷魂台まで歩き、バスに乗って百龍エレベーター山頂駅に向かいました。ここでは落差数百メートルの石柱の上から下までエレベーター(72元)で移動しますが、下の方は岩山に入って視界が閉ざされてしまい、あっという間でした。下に着くと、これまで見下ろしていた石柱群を見上げることになります。百龍エレベーター麓駅からバスに乗り、十里画廊で乗り換えて、武陵源ゲートに戻ってきました。時刻は16時です。
武陵源バスターミナルから張家界中心バスターミナル行きのバスに乗り、到着後にターミナル横のフードコートで麻婆豆腐とご飯(12元)の夕食をとりました。山椒が利いており、成都で食べた陳麻婆豆腐を思い出させますが、そこまでのパンチはありません。ただし日本人にはこのくらいの方が食べやすいかもしれません。
超市(スーパー)で土産物や水などを買い込み、ホテルに帰ってきました。

3日目、朝食後にホテルをチェックアウトし、荷物を預けました。この日は夜遅くなるので前日より30分遅い出発です。バスターミナルから森林公園行きのバス(10元)に乗りました。この路線は生活路線になっているらしく、農作物や農具を持った人たちが頻回に乗り降りしていました。
10時過ぎにゲート近くのバス駐車場に着き、前日のチケットで入場。張家界国家森林公園ゲートから入るとすぐのところに太陽広場があります。整備された庭園の後方に前日見た石柱群がそびえ立っていました。そこからバスで黄石さいロープウェイ乗り場に向かい、ロープウェイ(65元)で山頂駅に行きました。ここには1周1.6キロの環状遊歩道があり、その周囲にはいくつかのビューポイントがあります。前日見た石柱群をこの日も幾度となく俯瞰しました。途中の売店で簡単な昼食を済ませ、下りは先ほどの太陽広場まで歩いて下りることにしました。正直なところ侮っていましたが、どこまでも下り階段が続くと膝が笑いはじめます。汗だくになって太陽広場に着いた時にはほっとしました。
そこから川の流れに沿って、約6キロの平坦な遊歩道が伸びています。金鞭渓景区と呼ばれており、一見ありふれた清流沿いの遊歩道ですが、上を見るとアバターの景色が広がっています。この不思議な光景を十分に堪能し、遊歩道が終わったところにあるバス停からバスに乗って、前日と同じ武陵源ゲートにたどり着きました。時刻は16時前です。そこからは前日と同じルートで張家界バスターミナルに戻ってきました。
前日と同じフードコートに入り、店の人が勧める川魚の味噌煮と大根のスープ(ライスはサービスで計30元)を頼みました。値段はこの店では高価な部類ですが、日本円で500円ちょっと。味は良かったので良しとます。
食後、ホテルで荷物を引き払い、タクシーで空港に向かいました。最初に30元と言われ、目安が40元と思っていたので素直に払ってしまいましたが、ダミーで動かしていたメーターを見ると10元弱でした。
空港にはフライトの4時間前に着き、読書でもしながら時間を潰すつもりでしたが、なんと暖房が入っていません。防寒具を着込み、寒さを紛らわせることに精一杯でした。
しかも出発が定刻より遅れ、北京に着いたのは翌日の0120です。空港から夜間バス(15元)に乗って三元橋で降り、ホテルの部屋に着いたのは0230でした。

4日目、ホテルで朝食(30元)をとり、荷物を預けて10時に出発しました。この日のフライトは夕刻なので、それまでに円明園に行く予定です。地下鉄(一律2元)で円明園駅に向かい、出口からすぐのところに入場門がありました。25元のチケットを買って中に入ると、広大な中華風庭園のあちこちに巨大な池が散在しています。元々は清朝の離宮で、池に浮かぶ島の上に宮殿が建てられていましたが、第二次アヘン戦争の際に英仏によって破壊され、今は土台しか残っていません(説明文には破壊した相手に対する恨みが書かれていなかったので、それを読んだだけでも日本が破壊したのではないと分かります)。再奥には洋風宮殿の残骸がありました。感想としては一度見たら十分です。
地下鉄で三元橋駅に戻り、ホテルで荷物を引き払ってから空港鉄道(25元)で空港に向かいました。北京首都空港ではいつも通りプライオリティパスでラウンジに入り、無事名古屋に帰ってきました。


今回は2日に渡って張家界・武陵源の主だった場所を見て回りましたが、初日のルートだけでも8割がた満足できると思いましたので、参考までに。
なお今回を以て、マイレージプラス改悪前に発券したチケットを使い切りました。1年間、特典航空券だけを使って毎月海外旅行に出かけるというチャレンジにも成功したことになります。
1月は香港、2月はソウル、3月はサイパン、4月は台北、5月は重慶への旅行を予定しています。
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