伊勢志摩旅行記(16年8月):The 旅行道:So-netブログ
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伊勢志摩旅行記(16年8月) [国内旅行記]

近鉄が発行している伊勢・鳥羽・志摩スーパーパスポート「まわりゃんせ」を使い、小学6年生の長男と1泊2日で旅行してきました。
これは出発地からフリー乗車区間(松阪~賢島)まで近鉄特急で往復でき、フリー乗車区間も近鉄特急、三重交通バスなどに乗り放題、そして近隣の22の観光施設への入場券がついたものです(大人9800円、小人5300円)。今回、帰りは鳥羽から名古屋まで観光列車「しまかぜ」に乗車したため、その追加代金が大人820円、小人410円かかりました。
なお伊勢は私の本籍地であり、この方面には行き慣れています。「まわりゃんせ」の使用も今回で3回目です。ホテルは楽天トラベルで鵜方ビジネスホテル(ツイン素泊まりで8500円)を予約しておきました。

旅行初日、0810名古屋発の近鉄特急に乗り、宇治山田へ。曾祖父(http://ryokodo.blog.so-net.ne.jp/2011-06-01)や祖父らのお墓参りを済ませ、1時間後の特急で鵜方に向かいました。
ここから三重交通のバスに乗り、志摩スペイン村(まわりゃんせで無料)へ。パレードやショー、そして遊園地のアトラクションがここのメインですが、私と長男は何度も来ていることもあり、長男の好きなルートを周回しました。昼食はマヨール広場に面したビュッフェの店に入り、スプラッシュモンセラーで急流を滑り降り、暑くなったら氷の城で氷点下の部屋に入って涼み、ピレネーやグランモンセラーで過激なジェットコースターを体感し、三半規管がおかしくなったらアルカサルの戦いでシューティングゲームをしながら休み、シルコ・デ・ディエラというサーカスと洪水と火炎のショーを見て、パレードを眺めるというルートです。個人的にはフラメンコショーも好きなのですが、今回は見合わせました。シベレス広場に面した屋内ジェットコースターやコロンブル広場から出発するアドベンチャーラグーンなど、冒険心をくすぐるアトラクションがなくなってしまったのは残念なところです。
ここを16時過ぎに出て、ホテル志摩スペイン村の附帯施設である天然温泉ひまわりの湯(まわりゃんせで無料)に入り、バスで鵜方駅に戻ってきました。ホテルはここから徒歩数分のところにあり、夕食も近くの店で済ませました。

翌朝の朝食も近くの店で済ませ、9時12分の特急で賢島へ。と言っても乗車時間はほんの数分です。駅のすぐ近くにある志摩マリンランド(まわりゃんせで無料)に入り、回遊水槽での海女による魚の餌付け、マンボウ、ペンギンなどを見て回り、ドクターフィッシュのいる水槽に手を突っ込みました。小さな魚に皮膚の角質を食われる心地よさはクセになります。今回は魚に直接触れるブースが増えており、サメ(サメ肌でザラザラ)やエイ(お肌つるつる)、ヒトデにも触ることができました。サメやヒトデには他の水族館でも触れたことがありますが、エイは初めてです。
その後、賢島11時始発の近鉄特急で鳥羽に向かい、駅向かいにある鳥羽一番街で昼食をとりました(まわりゃんせで5%オフ)。そこから鳥羽マリンターミナルまで歩き、鳥羽湾をめぐるクルーズ船に乗りました(まわりゃんせで無料)。晴れ渡った夏日にクーラーの効いた船内から望む鳥羽湾の光景には癒されます。途中、イルカ島で下船し、アシカのショーを見てからミキモト真珠島近くの桟橋へ。まわりゃんせがあれば真珠島にも入れるのですが、御木本幸吉に関する展示品や真珠細工、海女の実演などは小学生が見て喜ぶ内容ではないため、こちらはパスして鳥羽水族館(まわりゃんせで無料)へ。コーラルリーフ、古代の海、伊勢志摩の海、海獣などテーマごとに分けられたブースを眺め、こちらでもドクターフィッシュに角質を食われました。
16時を目途に鳥羽駅に戻り、16時11分発の観光列車「しまかぜ」に乗車。これは近鉄きっての高級観光列車であり、乗車するとアテンダントの女性がおしぼりと記念乗車証をシートまで届けてくれます。横3席のゆったりした配置で、革張りのシートにはマッサージ機能があり、カーテンの開け閉めやシートのリクライニングは電動です。乗り心地も普通の特急列車より静かで揺れが少なく、Wifiにも無料接続できました。そして食堂車では、特製うな重1700円や松阪牛カレー1340円、伊勢志摩サミットで供されたオレンジジュース400円など、こだわりの品々が比較的リーズナブルな値段で売られています。17時44分の名古屋着が惜しまれる程でした。

なお今回は時間の都合で断念しましたが、伊勢・安土桃山文化村の忍者ショー、ホテル近鉄アクアヴィラ伊勢志摩のプールや温泉も「まわりゃんせ」で利用でき、お勧めです。
賢島エスパーニャクルーズの雰囲気も好きですが、最後に真珠の養殖現場を見学する場所に連れていかれ、スペインから日本の片田舎に引き戻されるのがマイナスポイントです。ちなみにディズニーランドでは決して園内から外部の景色が見えないように計算されており、テーマパークの雰囲気を壊さないように配慮されています。かつてスペイン村の一角では近隣にあるのどかな日本の片田舎の風景が丸見えで雰囲気ぶち壊しだったのですが、そこに太陽の洞窟を設置することで解消しました。しかしここではいまだにそのような配慮がなされていません。安城にあるデンパークで、指定管理者である公益財団法人安城都市農業振興協会が地元の漬物を売ってしまうのと同じくらい残念な場所です。
もしディズニーランドの園内に千葉県産の漬物や干物を売る純和風の店があったとしたら――雰囲気ぶち壊しでブーイングものですよね?
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