石垣島旅行記(17年3月):The 旅行道:So-netブログ
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石垣島旅行記(17年3月) [国内旅行記]

小学校を卒業したばかりの長男と2人で石垣島に行ってきました。妻はこれまでさんざん公共交通機関利用の体力勝負旅行に連れまわした結果、「家で留守番しているから勝手に行ってきて」状態になったので今回も留守番です(その代わり小遣いを渡す条約を結んでいます)。
昨年12月、泉佐野市にふるさと納税してピーチポイントをもらい、それを使って航空券をゲットしました。片道9990円の航空券×4(往復2人分)に空港使用料、座席指定料、支払手数料を上乗せして総額43700円が実質ほぼ無料です。
DAY2 MM231 KIX 0715 ISG 1000
DAY5 MM232 ISG 1035 KIX 1255(MM、KIX、ISGはそれぞれピーチ、関空、石垣)
関空発が0715と早いため、大阪で前泊する必要があります。そこで今回は名古屋から大阪への移動日を旅行初日とカウントします。
楽天トラベルで大阪泉佐野駅前のビジネス旅館美松荘(初日、素泊まり5610円)、石垣島離島ターミナルそばのホテルピースランド石垣島(2日目、朝食付き8700円)、西表島の海人の家(3日目、朝夕食付き7000円)、ホテルピースランド石垣島(4日目、朝食付き9200円)を予約し、オリックスレンタカー西表島大原店で3日目13時から4日目13時までレンタカーを手配しました(9180円、楽天クーポン利用で6180円)。今回は3日かけて小浜島、黒島、西表島、竹富島の4島を周遊する予定です。
名古屋から大阪までの往復は近鉄特急アーバンライナーのデラックスカー(大人はチケットショップで3700円、小人は近鉄窓口で2390円)で手配しました。

旅行初日、19時名古屋発のアーバンライナーに乗り、大阪難波で南海電鉄(大人590円、小人300円)に乗り換えて泉佐野駅前の宿にチェックインしました。風呂は自宅で済ませてきて、あとは駅の近くで安く泊まれることを重視して選んだ場所ですが、昭和時代の下宿を思わせる古びた宿です。長男には逆にそれが印象深かったようでした。

2日目、5時49分の南海電鉄(大人490円、小人250円)で関空へ。ターミナル1のすき家で朝食をとり、バスでターミナル2に移動して搭乗しました。早起きで眠たかったので、機内ではほとんど寝て過ごしました。
石垣島到着後、バスで離島ターミナルへ(往復で大人1000円、小人500円)。石垣島ドリーム観光(以下IDT)のブースで3日間のフリーパス(大人4000円、小人2000円)を購入し、荷物を無料で預かってもらいました。IDTは八重山観光と安栄観光の合同チームと比べたら便数の少ない弱小会社ですが、3日間のフリーパスが合同チームの大人5800円に比べて圧倒的に安く、各種割引特典もついてきます。そこで今回はIDTを利用することにしました。
この日は小浜島に行く予定ですが、フェリーの出発時刻まで2時間近くあります。近くにある八重山そばの店でソーキそば定食(1000円×2)を頼み、石垣私立八重山博物館(大人300円、小学生無料)に入場し、公設市場や土産物屋に立ち寄って、時間をつぶしました。
12時50分のフェリーで小浜島に渡り、レンタサイクル(2時間×2台で1200円、IDTのフリーパス提示で1割引き)で島内散策へ。起伏の激しい島で、長男は途中でへばっていましたが、良い運動になったと思います。まずは島で最も高い大岳(標高99メートル)に上り、八重山列島を一望しました。それから海際まで下ってマングローブの森を眺め、島の南東にあるシュガーロードを走り、トゥマルビーチに立ち寄ってから港に戻り、15時20分のフェリーで石垣島に帰ってきました。
預けていた荷物を受け取り、ホテルにチェックインしたところ、なぜか沖縄そばのカップ麺を2つもらいました。少し休憩してから夕食に出かけ、昼とは別の店でグルクンのフライ定食(1080円×2)を注文しました。グルクンとは沖縄地方で食べられている魚ですが、柔らかい白身が美味です。それに小さな八重山そば、ジューシー(沖縄の炊き込みご飯)、もずく、ゴーヤの漬物がついていました。食後、土産物屋で海ぶどう(100gで490円)を、コンビニでブルーシールアイス(140円)を買ってからホテルに戻ってきました。

3日目、ホテルで朝食をとってからチェックアウト。離島ターミナル内のIDTのブースで荷物を無料で預かってもらい、9時20分発のフェリーで黒島に向かいました。ここはその日現在、210人の人間と2860頭の牛が暮らす平坦な牛の島です。IDTのフリーパスを提示してレンタサイクルを1時間半×2台借りたところ、700円でした。
まずは黒島研究所(500円×2)へ。ここは黒島の海や文化、海洋生物を紹介した博物館です。内容のわりに高い印象がありますが、1日平均30人弱しか客が来ないようなので、きっと赤字でしょう。「大丈夫です、ナマコですよ」というどこかで聞いたようなフレーズの書かれたナマコおさわりコーナーがありました。その後、改装中の黒島ビジターセンター、北にある桟橋、島に一つしかない小中学校(児童8人、生徒4人、教師15人)、黒島展望台に立ち寄り、11時半のフェリーで石垣島に戻ってきました。
すぐに預けてあった荷物を引き取り、売店でおにぎりを買って小腹を満たし、12時半のフェリーで西表島へ。到着後、レンタカーを借りてから、近くの食堂で満八そばセットと野菜炒め定食(計1850円)を注文しました。その後は15時半開始の仲間川マングローブクルーズ(大人1540円、小人770円)に参加する予定ですが、100分ほど空き時間があります。近くのスーパーでお茶などを買いこみ、西表野生生物保護センター(入場無料)でイリオモテヤマネコに関する展示を見て、外周道路の起点である南風見田の浜に立ち寄って、時間をつぶしました。
15時半出発のクルーズ船は、私たちを含めて乗客が5人しかいない、大変ゆったりしたものでした。朝は団体ツアー客が押し寄せて大渋滞になるのを知っていたので、あえてこの時間にしたのです。満潮のためマングローブの足元にある放射状の根っこは見られなかったものの、普段は案内しない場所にも足を延ばしたりして、大変満足できる内容でした。
その後、レンタカーで西表島を北上し、星形の砂粒があるという星砂の浜に立ち寄ってから宿に到着しました。ここは西表島外周道路の終点である白浜という漁村に位置しており、公民館に隣接した素朴で開放的な建物です。田舎が好きな私にとって、海と山に挟まれたこの辺境の地に泊まること自体が旅の目的の一つでした。この日の夕食はガーラという魚の刺身、地元で採れた4種の魚フライ、カボチャの煮つけ、みそ汁とごはんといった内容で、味、ボリュームともに満足できました。
夜9時過ぎに外に出てみると、満天の星空が広がっています。それでもまだ周りが明るかったので、車を走らせて真っ暗な道路まで移動すると、さらにくっきりと星々が浮かび上がりました。オリオン座、北斗七星、北極星、天の川――無料で天然の、そして最上級のプラネタリウムです。物の怪やハブが出そうで、足元が怖かったのですが……。

4日目、宿で朝食をとってからチェックアウト。そのまま西表島外周道路を南下し、由布島(大人1400円、小人700円)に向かいました。ここでは水牛がひく車に乗って遠浅の海を渡ることができます。碧く揺らぐ水面と遠くの緑を眺めながら御者の奏でる沖縄民謡に耳を傾けているうちに、由布島へと到着しました。島の住人はゼロですが、日中は観光施設として水牛の池、マングローブ遊歩道、蝶々園、ブーゲンビリアガーデンなどが解放されており、飲食施設や売店もあります。それらを見て回り、レストランでサービスのマンゴジュースを飲んでから、11時の水牛車で西表島へと戻ってきました。
すぐに前日と同じ食堂に向かったのですが、あいにく臨時休業です。大原付近ではそこ以外の飲食店を知らなかったので、あきらめて近くのスーパーで弁同を買って昼食にしました。他にすることもないので、レンタカーを返却してからフェリー乗り場で時間をつぶし、13時25分発、竹富島行きのフェリーに乗りました。
竹富島には14時に到着し、すぐにグラスボートの切符売り場に向かったのですが、あいにくこの日は波が高く、海の透明度が低いのでお勧めしないとのことでした。仕方がないのでそちらは諦め、14時20分発の無料送迎バスで島の中心地に向かい、14時半から村の中を散策する水牛車に乗りました(IDTのフリーパス提示で大人1000円、小人500円)。水牛にもいろいろな性格の個体がいて、怠け者に当たると1周するのに1時間近くかかる場合もあるそうです。今回は運よく素直で働き者の牛に当たり、20分ほどでコースを1周しました。とは言え、自分の足で歩けば10分弱のコースです。その後も村唯一の展望台(一人100円)に上ったり、村唯一の商店でアイスキャンディー(100円)を買ったりして時間をつぶしてから、15時40分発の港行き無料送迎バス、16時発のフェリーを乗り継いで、石垣島に帰ってきました。
一昨日と同じホテルにチェックインすると、この日も沖縄そばのカップ麺を2個もらえました。しかし合計4個のカップ麺は、持って帰ろうにも無駄にかさばります。そこでその日の夕食は急きょカップ麺ということになりました。ただ何となく満たされない感じがして、後で土産物を買いに出かけたついでにアイスなどを買ってきました。

5日目、ホテルで朝食をとってからチェックアウトし、8時半のバスで石垣空港へ。関空にはほぼ定刻通りにつき、ターミナル1のすき家で牛丼弁当を買ってから13時35分発のラピートβ(大人はピーチ機内で1030円、小人は南海電鉄の窓口で640円)に乗り、15時発のアーバンライナーで名古屋に帰ってきました。なおこの日の夕食はふるさと納税で届いた牛肉でした。
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