山口、九州北部旅行記(20年9月):The 旅行道:So-netブログ
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山口、九州北部旅行記(20年9月) [国内旅行記]

今回は Go To トラベルキャンペーンを用いたツアー商品と、JR九州が期間限定で発売している「みんなの九州きっぷ」を使って、山口、福岡、佐賀、熊本、大分の5県を周遊してきました。
まずはJR東海ツアーズで下記ツアーを予約。
9/19 のぞみ3号  名古屋 0751 小倉  1052
9/19 下関駅西ワシントンホテルプラザ(無料朝食付き)
9/22 のぞみ54号 小倉 1731 名古屋 2034
9/19発の1泊2日ツアーで、帰りの新幹線の日程をずらせば、上記の1泊4日ツアーができます。ツアー代金は30800円ですが、Go To で値引きされ、20020円になりました。
またJR九州のホームページで、9/20~9/21に有効な、みんなの九州きっぷ(5000円)を購入。これは連続する土日祝の2日間、九州北部の九州新幹線、特急が乗り放題になる切符です。
そして、じゃらんで下記の通りホテルを予約。
9/5  ホテルマイステイズ名古屋栄(デラックスクイーンルーム、朝食なし。6000円分のマイステイズ共通利用券セットで12200円。Go To トラベルとじゃらんクーポンを併用し、3430円)
9/17 ホテルマイステイズ名古屋栄(エコノミーシングル、朝食なし。6000円分のマイステイズ共通利用券セットで8800円。Go To トラベルとじゃらんクーポンを併用し、4720円)
9/20 ANAクラウンプラザホテル熊本ニュースカイ(朝食付き5986円。Go To トラベルとじゃらんクーポンを併用し、2391円)
9/21 アートホテル小倉ニュータガワ(朝食と6000円分のマイステイズ共通利用券セットで14800円。Go To トラベルとじゃらんクーポンを併用して5120円+宿泊税200円)

なぜ9/19 からの旅行に9/5と9/17の名古屋のホテルが関係するのか説明します。
まず9/5 に3430円出して泊まり、6000円分のマイステイズ共通利用券を受け取りました。翌朝はホテルで1400円の朝食をとることにして、共通利用券1000円と400円追加で支払いました。結果的に1泊朝食付きの宿泊が3830円になり、5000円分の共通利用券をもらえたことになります。
9/17 は栄の近くで用事があり、それが終わってからホテルに泊まりました。この日は素泊まりにして、4000円の共通利用券と現金720円で支払い、6000円の共通利用券を受け取りました。
9/21 は5000円分の共通利用券と現金320円で支払い、6000円分の共通利用券を受け取りました。
以上、総額4870円で名古屋のホテルに2回と小倉のホテルに泊まり、手元に8000円分の共通利用券が残りました。小倉のホテルに1回だけ泊まるより得なので、後から名古屋のホテル宿泊を追加した次第です。

以上をまとめると、下記のようなツアーになります。
9/5 マイステイズ名古屋栄に宿泊。翌朝の朝食付き。
9/17 マイステイズ名古屋栄に素泊まり。
9/19 朝、新幹線で名古屋から小倉へ。夜は下関駅西ワシントンホテルプラザに宿泊。翌朝の朝食付き。
9/20 みんなの九州きっぷで、九州北部の旅を終日お楽しみください。ANAクラウンプラザホテル熊本ニュースカイ泊。翌朝の朝食付き。
9/21 みんなの九州きっぷで、九州北部の旅を終日お楽しみください。北九州の迎賓館と呼ばれたアートホテル小倉ニュータガワ泊。翌朝の朝食付き。
9/22 夕方、新幹線で小倉から名古屋へ。
以上、総額32281円で8000円分のマイステイズ共通利用券が手元に残りました。
なお本来の宿泊料金は、9/5 が12200円、9/17 が8800円、9/21 が14800円なので、じゃらんポイントはこの額を基準にして配布されます。しかし楽天トラベルでは、割引後の実際に自分が支払う金額に対してのポイントしかつきません。
ちなみに10月以降にもらえるGo To の地域共通クーポンは1000円単位で、それ以下は四捨五入です。それを文字通り受け取るなら、下記のように配られるはずです。そこで概要が発表された7月以降、私はこの金額を意識してホテルを予約しています。
1~3333円    0円
3334~9999円  1000円
10000~16666円 2000円
16667~23333円 3000円
23334~29999円 4000円
30000~36666円 5000円
36667~     6000円
上の表は1泊当たりの金額です。たとえば9800円の素泊まりプランがあったとします。これだと地域共通クーポンは1000円分しかもらえませんが、朝食付きで10800円のプランもあるなら、こちらだと2000円分もらえます。しかもGoToが適用され、両者の差額は650円になるので、朝食付きプランのほうがトータルで安くなる場合もありえます。また1泊4日のツアーでは4万円を超えても4万円分しか補助の対象になりませんが、そういう場合は2泊4日のツアーにすれば8万円分まで補助の対象になります。なお現地でレンタカーを借りる場合、1泊目にチェックインしてからにすれば、地域共通クーポンで支払うことができるかもしれません。


そして旅行初日となる9月19日、下記の通り移動しました。
名古屋0751(のぞみ3号)―1033新山口1107(バス、1170円)―1144秋芳洞1430(バス、1170円)―1507新山口1515(こだま851号)―1554小倉(JR、280円)1801―1815下関
今回のツアーには、のぞみ3号で名古屋から小倉まで行く切符がついていたのですが、途中下車前途無効との記載がなく、乗り遅れた場合にはのぞみ、ひかり、こだまの自由席に限り乗車可との記載があったため、新山口で途中下車し、その先もこだまで移動することができました。
秋芳洞のバスターミナル到着後、近くの食堂で750円の親子丼を食べてから、別の店で山口名物の瓦そばを見つけ、ちょっと後悔しました。そこから少し歩いたところに秋芳洞(1300円)の入り口があります。鍾乳洞の中を流れる川の流れと巨大な洞穴、千枚田のような光景、ぬめりと独特の紋様のある自然の造形など、ここは私が知る限りもっとも偉大な鍾乳洞です。入り口の反対側へと抜け、そこから徒歩で秋芳台展望台と秋吉台科学博物館(どちらも無料)を廻りました。展望台からは延々と連なるカルスト台地を望むことができ、博物館ではこのあたりの生物と地学に関する展示を見ることができます。ただし山口大学が無料で公開している博物館なので、ややアカデミックな要素が強く、子供を楽しませる工夫は期待できません。帰りも鍾乳洞を通って入り口へと戻ってきました。
その後、バスで新山口駅へと戻り、短い接続時間で頑張って1515発のこだまに乗りました。ジョルダンでハローキティ―新幹線との記載があったので、興味を持ったのです。古い500系の車両で、車内の内装もやや可愛らしい感じでした。実は物珍しさに釣られて写真を撮っていたら、車内にデジカメを置き忘れてしまいました。盗んでもゴミにしかならないような古いコンデジですが、私にとっては中の写真データに価値があります。下車後すぐに気づき、小倉駅の遺失物係に届けたところ、少ししてから見つかったとの連絡が入り、翌日博多駅で受け取ることになりました。
その間、小倉城(350円)に行き、ミニ博物館のような内部展示と最上階からの眺望を楽しみ、隣接するショッピングセンターで豚骨ラーメンを食べました。その後も小倉の街を散策してから、JR在来線で下関に向かい、ホテルにチェックインしました。

9月20日、0630からホテルで朝食をとり、みんなの九州きっぷで下記の通り乗車しました。
下関0706―0719小倉0800(ソニック3号)―0925別府1154(ソニック26号)―1346博多1431(みどり15号)―1516佐賀1637(かもめ26号)―1649新鳥栖1657(さくら559号)―1722熊本
JR九州には色々な名物特急があり、今回の旅行はその試乗も兼ねています。実は小倉から別府へは、にちりんシーガイアという宮崎行きの特急に乗ろうと思い、前日に指定席を取っていました。しかし当日朝、満席になっていたので、密を避けるべく他の電車に変更しました。
別府では駅から徒歩圏内にある海門寺温泉(110円)、駅前高等温泉(200円)、不老泉(110円)の3か所をハシゴし、駅内にある豊後茶屋という店で豊後定食(980円)を食べました。これは大分名物のとり天、だんご汁がセットになった定食です。
博多では前日失くしたデジカメを遺失物係で受け取り、佐賀では駅周辺を散策しました。佐賀駅は県庁所在地とは思えない小さな駅で、駅前にデパートではなくAコープがありました。佐賀らしいものを求めて散策したのですが、結局は丸ぼうろ(76円)と地酒の小瓶(327円)を買って終わりました。いや、佐賀県にも吉野ケ里遺跡とか嬉野温泉とか観光地はあるのですよ。ただ、駅周辺には目ぼしいものがなかったという話です。
熊本では駅舎内の肥後よかモン市場にある火の国うまやという店で火の国定食(1295円)を食べました。これは熊本名物の馬刺し、からし蓮根、だんご汁に天ぷらなどがセットになった定食です。だんご汁は大分と熊本双方の郷土料理なので、この日は別府と熊本で2回食べることになりました。
その後、徒歩でホテルまで移動し、チェックインしました。

9月21日、0630からホテルで朝食をとり、0740にチェックアウト。まずは駅の総合観光案内所で購入した市電一日乗車券(500円。市電車内でも購入可)で水前寺公園(400円→1日乗車券提示で360円)へと向かいました。ここは17世紀に造園され、豊かな湧水をたたえる美しい庭園です。熊本地震の直後は水が干上がったのですが、今ではほぼ元の美しさを取り戻していました。そこを40分ほど散策して、門前の店で熊本名物いきなり団子(130円)を食べてから、市電で熊本城へ。
手前には桜の馬場と呼ばれる昔風の商業施設があり、ここでわくわく座と熊本城の共通入場券(600円)を購入しました。熊本城はまだ復興途上ですが、天守閣の瓦はほぼ元通りになり、かつての威容を取り戻しつつあるようです。わくわく座では熊本城に関する展示やコンピューターグラフィックで再現した江戸時代の熊本城を見て、桜の馬場にある店で熊本名物・太平燕(1000円)を食べました。あっさりスープで具だくさんの春雨ラーメンと表現すれば、イメージが伝わるかと思います。
その後、市電で熊本駅へと向かい、みんなの九州きっぷで下記の通り乗車しました。
熊本1322(さくら556号)―1400博多1419(ソニック31号)―1450折尾1459―1511スペースワールド1559-1634門司港1757―1811小倉
スペースワールド駅から徒歩10分くらいの場所に、世界遺産・八幡製鉄所があります。現在も現役の施設なので立ち入ることはできませんが、少し離れた見学スペースから構成資産の一部を眺めることができました。
門司港では海峡プラザ2階にある元祖瓦そば・たかせという店で、山口名物の瓦そば(1210円)を食べました。これは熱した瓦の上に茶そば、錦糸卵、豚のこま切れなどを載せた料理です。旅行初日に瓦そばを食べたいというスイッチが入ってしまい、この店を探してやってきた次第です。テイクアウトもできるようですが、瓦の上にそばが載っているというビジュアルが大事であり、これがなければただのそばになってしまいます。店はウェイティングリストができるくらい繁盛していましたが、テイクアウト客は見かけませんでした。
その後、門司港周辺を散策してから小倉に向かい、そこからは試乗ついでにモノレール(100円)でホテルに向かいました。

9月22日、0700からホテルで朝食をとり、0800にチェックアウト。小倉駅まで散策し、JRで門司港に向かいました(280円)。
小倉ではまず0900オープンの九州鉄道記念館(300円)へ。ここは九州の鉄道に関する歴史を展示した本館と、古い車両の屋外展示との2本立てになっています。
それから1000発の北九州銀行レトロライン(300円)に乗り、関門海峡和めかり駅へ。これは全長2.1キロ、時速15キロという日本で最も短く、最も遅い鉄道です。移動ではなく乗車そのものが目的であり、開放的な車内から外の景色を楽しみました。
終着駅から400メートルほど戻ったところにある関門トンネル人道(無料)を通り抜けて、今度は山口県へ。源平合戦の地・壇ノ浦、そこで亡くなられた安徳天皇を祀った赤間神宮(耳なし芳一の逸話でも有名)を見ながら唐戸市場へと向かいました。ここは観光客向けの魚市場です。さまざまな魚介類や寿司が並び、このご時世にかなり密な場所でした。私は2階の食堂でフグの唐揚げ定食(800円)を、1階の店でクジラの唐揚げ(300円)を食べ、隣のカモンワーフにも立ち寄ってから、1225発のフェリーに乗って巌流島(往復900円)へと向かいました。
ここは言わずと知れた宮本武蔵と佐々木小次郎の決闘の地です。小さな無人島の桟橋に着き、そこから数百メートル歩いて行くと、二人の決闘場面を模した像が立っています。観光客としては、巌流島という無人島に来ただけでは面白くないので、ここで写真を撮って巌流島への訪問記念にするわけです。
帰りは下関に戻ることもできますが、私は1320発の門司港行きフェリーに乗り、そこから関門海峡ミュージアム(500円)に向かいました。ここでは30分ごとに巨大スクリーンで8分間の映像が流れ、関門海峡に関するエピソードを人形などの作品で再現しながら紹介しています。
次に旧門司三井倶楽部(150円)に入り、かつてアインシュタインが滞在した部屋を見てきました。
その後もあたりを散策して少し時間をつぶし、1600過ぎに門司名物・焼きカレーの公認店に入り、その店のスーパー焼きカレー(935円)を注文しました。グラタンの器にカレーライスを盛り、上から生卵をかけてオーブンで加熱すれば、それに近い料理ができると思います。
食後、JRで小倉駅に戻り(280円)、土産物などを買ってから、下記の新幹線で名古屋に帰ってきました。
小倉1731(のぞみ54号)-2034名古屋
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