釧路旅行記(22年5月):The 旅行道:So-netブログ
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釧路旅行記(22年5月) [国内旅行記]

今回は釧路に行ってきました。
まずはユナイテッド航空の10500マイルと1960円で下記の特典航空券を発券。
DAY1 NH703 NGO 0935 CTS 1120
DAY1 NH4873 CTS 1320 KUH 1405
DAY3 NH4874 KUH 1435 CTS 1520
DAY3 NH712 CTS 1740 NGO 1925
NH、NGO、CTS、KUHはそれぞれ全日空、セントレア、新千歳空港、たんちょう釧路空港です。
また現地では日産レンタカー(7700円→じゃらんクーポンで6200円)とホテルエリアワン釧路(2泊朝食付き、駐車場無料で10600円→じゃらんクーポン8100円)を予約しました。
これで来月から、じゃらんの会員ステータスが最上級のゴールドになります。あいち旅eマネーでこれまでに33泊し、昨年3月に年間利用分と同額のポイント付与があったのが主な要因です。なおこの33泊はすべて異なるホテルであり、私はちょっとした名古屋市内のビジネスホテル博士(自称)になってしまいました。


旅行初日、セントレアでチェックインを済ませ、ラウンジに立ち寄ってから搭乗しました。なおこの日の釧路周辺は天候が悪く、1230頃に天候チェックがあるとのことです。その結果次第では、新千歳・釧路間が欠航になるかもしれません。
新千歳空港に到着後、フードコートの松尾ジンギスカンでジンギスカン卵とじ丼(980円)を食べてから、ラウンジに立ち寄り、そこで予定通り運行になったことを知りました。一応、電車でもその日のうちに釧路まではたどり着けますが、空港そばでレンタカーを借りることは難しそうだったので一安心です。
でもやはりと言うべきか、釧路周辺は霧で視界が悪く、一度着陸しかけてから再離陸しました。これまで500回以上は飛行機に乗っていますが、初めての体験です。当初より40分くらい遅れて、2度めのトライで無事に着陸できました。
レンタカーを借りて、まずは釧路市立博物館(480円)へ。1階では地学と自然史、2階では人文史、4階ではアイヌ文化と丹頂鶴に関する展示があり、マイペースで所要1時間ほどでした。実は数年前にここに来た際、ゴールデンカムイに関する応援展示があり、そこで初めてこの漫画のことを知りました。そして今年4月末に連載が終了し、アイヌ文化にかなり詳しくなった上で改めて再訪したかったのです。
漫画で出てくるイオマンテは、ここの展示を参考にしたのでしょうか? クマの頭蓋骨が2つ、わずかに高さが違って並んでいるところなど、記憶の中の描写とかなり似ているように思いました。
次に幣舞橋の横にある釧路フィッシャーマンズワーフMoo(30分以内は駐車場無料)に立ち寄ってから、一度ホテルにチェックインしました。部屋に荷物を置き、そこから徒歩で釧路駅周辺を散策しました。今年冬に青春18切符での再訪を予定しているので、その予習といったところです。駅周辺で空腹を満たすなら、セブンイレブンか横のパン屋くらいしかなさそうでした。
そこから再び車に乗って、今度は天然温泉ふみぞの湯(450円)へ。まずはここの食堂で、ぱいこう飯(800円)を食べました。これは鶏肉ベースの形成肉(?)と白菜がたっぷり入った、少しカレー味のする中華飯のような食べ物で、釧路のソウルフードとのことです。昔、インドで食べた八宝菜が少しカレー味だったのを思い出しました。
ここの温泉は100%源泉(かけ流しとは言っていない)とのことで、5月末とはいえ肌寒い夜空の下で露天風呂に浸かり、サウナと水風呂にも入りました。ただ、残念なことに少し水風呂の温度が高めで、あまり整いはしませんでした。
ちなみに今年度中に青春18切符で沖縄を除くすべての都道府県に足を踏み入れたあと、次の目標は全都道府県で温泉に入ることです。中でも北海道は様々な地域で温泉に入りました。若い頃はリゾートホテルのプールが好きで、温泉には興味がなかったのですが、歳とともに嗜好が変わりました。

2日目、0700からホテルで朝食を摂り、0740にレンタカーで出発しました。
最初に向かったのは野付半島です。ここは砂洲で出来た半島で、国後島の延長線上16キロ離れた場所にあります。まずは一番奥にある950号線の起点と野付崎灯台の写真を取ってから、少し戻って野付半島ネイチャーセンター(入場無料)へ。ここから遊歩道を1.5キロほど歩いていくと、トドワラと呼ばれる景勝地に着きます。
トドワラでは、海水に侵食されて立ち枯れた白いトドマツが湿地帯に散乱し、あたかも白骨が散らばっているかのような物寂しい風景が広がっています。1970年頃の写真では、この世とあの世の境目のような幻想的で非現実的な光景だったのですが、残念ながら近年は地盤沈下が進み、多くのトドマツが海に流されてしまいました。それでもうら寂しい雰囲気と、遥か彼方に望む雪を戴いた山岳とのコントラストが印象に残りました。
もう少し戻るとナラワラと呼ばれるスポットもありますが、こちらは風化した白いミズナラの木々を駐車場から遠巻きに眺めるだけです。
これらを見終えてから根室半島へ。こちらは題して、最東端を攻めるシリーズです。
まずは日本最東端の道の駅 スワン44ねむろで、根室のご当地グルメ エスカロップ(950円)を食べました。これはバターライスの上にポークカツを載せ、デミグラスソースをかけた料理です。たまたま根室の料理人が作ったので、ここのご当地グルメになりましたが、横浜や長崎で大正時代のハイカラさんが食べていたと言われても違和感のない料理です。ガラス張りのレストランで、眼前にはラムサール条約登録湿地である風蓮湖の景色が広がっていました。
次に日本最東端の駅、東根室駅へ。こちらは根室郊外にひっそりと佇む無人駅でした。
そこから少し北東に行くと、花咲線の終着駅である根室駅に到着します。こちらも駅前での飲食にすら困りそうな最果ての駅で、駅前通りのモニュメントには「返せ! 北方領土」と書かれています。領土問題の最前線であることを否応なしに感じさせられました。
駅の隣りにある根室市観光インフォメーションでは、日本本土最東端出発・訪問・到着証明書と最東端駅 東根室 到着証明書を無料で配布していました。
次に向かったのは本土最東端の納沙布岬です。根室市北方領土資料館と北方館・望郷の家(いずれも入場無料)に立ち寄ってから、ブラウンの巨大なモニュメントを見てきました。ここからは海の向こうに歯舞諸島を望むことが出来ます。
今度はそこから20キロほど西に戻り、みなとの湯(450円)と呼ばれる準天然温泉に入りました。地下水と温泉鉱石を用いて人為的にお湯を作っているので、準天然温泉と呼んでいるみたいですが、それでも温泉と呼ばれる日本最東端の場所です。設備的には銭湯以上、スーパー銭湯未満と言ったところで、個人的にはここのお湯の香りは少し苦手でした。
ここまでで日本最東端、本土最東端を十分に満喫し、1800頃釧路のホテルに戻ってきました。この日は350キロ以上運転して疲れていたので、夕食にエネルギーを費やす元気がなく、道中のセイコーマートでチキンたっぷりペペロンチーノと香ばしエシャロットのトマトパスタ(いずれも118円外税)を買って、ホテルの部屋で食べました。
セイコーマートは北海道ローカルのコンビニチェーンであり、私はここの麺シリーズを食べるだけで北海道に来た気分になれます。昨年までは108円だったので、少し値上げしたのでしょう。それでも種類も豊富でコストパフォーマンスも抜群なので、お手軽・時短の北海道メシとして今後も愛用するつもりです。

3日目、0700からホテルで朝食をとり、0800にチェックアウト。
まずは釧路市湿原展望台へと向かいました。ここは読んで字の通りの場所ですが、入場料のかかる本館に入ってもそこからの眺望はいまいちです。無料の遊歩道を歩いた先にあるサテライト展望台からの眺めこそがここのメインだと思いますが、途中でクマと出くわす可能性がゼロではありません。その場合、食べやすい腸だけ食われて残りは土饅頭として埋められるかもしれません。こちらが音を立てていると、クマのほうが避けてくれることもあるそうなので、私は「森のくまさん」を歌いながら遊歩道を歩きました。
「ある日、森の中、熊さんに出会った。腹裂く森の道、熊さんに出会った」
「熊さんの、言うことにゃ、人間よ、お逃げなさい。スタコラサッサッサのサ、スタコラサッサッサーのサ」
「ところが、あとから、熊さんがついて来る。トコトコトッコトッコト、トコトコトッコトッコト」
ちなみに人間が逃げ出すとクマは追いかけてくるそうで、その最高速度は時速50〜60キロです。
そんな危険を冒してたどり着いたサテライト展望台からは釧路湿原を一望できますが、一言で言えば平らな大地に森が広がっているだけです。
次に釧路市動物園(580円)へと向かいました。しかしここでは動物たちとの距離が遠く、旭山動物園の行動展示とは比べるべくもありません。それでも湿原内の遊歩道や丹頂鶴など、釧路らしい展示もいくつかありました。ゆっくりと見て回って所要110分でした。
その後、ガソリンを給油してからレンタカーを返し、空港へと送迎してもらいました。日産ノートで511キロ走り、28.41リットルで4517円でした。
昼食は空港内のレストランで醤油ラーメン(858円)を食べ、新千歳空港でカードラウンジとフードコートに立ち寄り、定刻より少し早くセントレアに到着しました。
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