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海外旅行と航空券 [旅行総論]

@@@  海外旅行の種類  @@@
ここでは海外旅行を既成団体ツアー、既成個人ツアー、自作ツアーの3つに分けることにします。
既成団体ツアーとは旅行会社が主催して一定人数以上で催行されるツアーであり、現地では専用バスに乗って団体行動で動き回るものです。初心者にはお勧めですし、行き先が上海、北京であればこのタイプの旅行がもっともお値打ちです。クラブツーリズムや阪急交通社、エイビーロードネットなどのホームページでツアーを検索できます。またトルコ、エジプト、チュニジア、モロッコの周遊であれば、現地での交通手配の難しさから上級者にもこのタイプの旅行を勧めます。(イスラム圏での値段交渉は日本人にとっては億劫で悔しい思いをすることが多々あります)
よく安い既成団体ツアーで「お土産屋に行きたくない」と言う人を見かけますが、自らの見識の乏しさを周りに露呈するだけの恥ずかしい行為なのでやめましょう。格安の既成団体ツアーは提携したお土産屋に客を連れて行くことでキックバックを受け、それを旅費に充当することであの料金を実現しているのです。その証拠に、ツアーの中には現地での市内観光(昼食つき、おみやげ屋に立ち寄り)を辞退すると追加料金を取られるものもあります。
既成団体ツアーで連れて行かれるお土産屋は、ショッピングを楽しむために連れて行ってもらうところではありません。旅費を少しでも安くするために行かなければならない労働の場なのです。お土産屋に連れて行かれて20分フリータイムと言われたら、今から20分間の労働が始まるのだと思ってください。それほど悪い時給ではないはずですから、笑顔で近づいてくる店員に ”No, thank you” と笑顔で答え、決して何も買わずに出てきてください。そのお店の値段には、お店がツアー客に支払うキックバック分が含まれています。それはつまり、そのお店で買い物をする人が買わない人の旅費まで負担するということです。実際、ツアーで連れて行かれるお土産物屋はフリータイムに街中で見かける同様の商品より2~3倍高い印象があります。
既成個人ツアーも旅行会社が主催しますが、2名で催行が確約され、往復の飛行機とホテル、現地でのホテルへの送迎だけがついて現地ではフリーと言うパターンが多く見られます。この場合もお土産屋に連れて行かれたら、快くそこで労働しましょうw
自作ツアーは、自分で航空券を手配してすべて自作プランで出かける旅行です。どの航空会社を使うか、航空券は新しく購入するのとマイルを使って引き換えるのとどちらが得か、どのホテルに泊まるか、どうやって観光地に行くか、すべて個人の裁量が問われ、慣れてくると一番クセになります。
ここでは自作ツアーを中心に説明をしていましょう。


@@@  航空券の入手  @@@
旅費の中で最も大きなウェイトを占め、また最も旅費を左右するのがこの航空券です。
もしあなたが旅行の幅を広げたければ、まずは最寄の国際空港のホームページに行き、そこに就航している航空会社を調べましょう。次にそれぞれの航空会社がどこに就航しているか調べ、最寄空港から単一の航空会社で世界のどの都市に行けるのかを把握しましょう。HISなどの旅行代理店や空港に行けば、各航空会社のフライトスケジュール表をもらうことができます。次にその都市にある有名な観光地を調べ、その中であなたが行ってみたい場所をいくつかピックアップしましょう。ここから航空券選びが始まります。
海外旅行を安くする秘訣は、その時一番おトクに行くことができる行き先を選ぶことです。つまり目的地を決めてから航空券を選ぶのではなく、おトクな航空券にあわせて目的地を選ぶのです。海外旅行で訪れたい場所が1つしかないという人は少ないでしょう。自分が行きたい数多くの行き先の中で、その時もっともおトクな行き先を探してくることが大事です。

それではここで、航空券の値段の基本ルールをいくつかご紹介します。
・お盆、正月、ゴールデンウィークはべらぼうに高い(日本発着の場合)
・欧州、北米行きチケットは7~9月に値段が跳ね上がる一方、冬のオフシーズンは安い。
・3連休や3月の卒業旅行シーズンもそれなりに値上がりする。
・韓国、台湾など近隣の国は週末料金が少し高くなる。
・東南アジア、南アジア、中東系の航空会社は安めである
・直行便より経由便のほうが安い(日系や現地航空会社で目的都市に直行すると割高)
・経由便を使うと経由地と目的地2箇所の旅行を楽しむことが出来るし、遠回りする分だけマイルも多く貯まる
・バンコクやロンドン、ニューヨークのようなメジャーな都市に行く航空券は価格競争の影響で安い。逆にマイナー都市に行く航空券は割高である。
・遠方の目的地でも、近場と比べてそれほど値段はアップしない

次にマイレージを使った航空券の基本ルールを紹介します。
・日系は出発が4~5月、12~2月であれば通常より少ないマイレージで航空券に引き換えられる(ことが多い)。通常より少ないマイルで航空券に引き換えられる期間限定のキャンペーンも秋から冬にかけてが多い。
・海外の航空会社ではこのような季節による必要マイレージの変動は基本的にない。しかし期間限定でかなりおトクな必要マイレージ減額キャンペーンをしているので、各社のマイレージサイトをたまにチェックする必要がある。
・目的地までの距離に応じて必要マイル数が大きく変わる。
・ビジネスクラスやファーストクラスの必要マイル数はエコノミーの1.5~3倍である。遠距離ではこの差が小さくなる傾向にある。
・このため近距離のエコノミークラスか遠距離のビジネスクラス航空券に引き換えるのが最もコストパフォーマンスが良い
・マイルを貯めて引き換えた航空券では搭乗マイルは貯まらない

これらを頭に入れた上で、自分のスケジュールに合わせて最もおトクな航空券を選ぶ必要があります。お金を払って購入するのと貯めたマイルを使うのとどちらがお得か、どの航空会社を使ってどこに立ち寄るか、あなたのプランにあった最適のチケットを選び出してください。
一般論としては下記のようになります。
・ハイシーズンを避けて格安の欧州や北米行きチケットを購入し、マイルを沢山稼ぐ
・その貯めたマイルで近距離旅行に行く
・沢山マイルが貯まってきたら遠距離のビジネスクラスチケットを狙っても良い
・4~5月、12~2月は日系航空会社のマイレージを使って通常より少ないマイルで旅行に行く
・それ以外のシーズンは外国の航空会社のマイレージを優先的に使う
・日本のハイシーズンに遠方に出かけたい場合は、ソウル行き航空券でソウルに行き、現地の旅行会社(世一旅行社など)であらかじめ手配しておいたソウル発のチケットで乗り継ぐ方がトータルで安いこともある

一番下は海外発券と言う上級技です。これらを理解し、おトクな時期や航空券の種類を吟味して旅行プランを立てられるようになれば、立派な旅の上級者です。
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