香川・徳島旅行記(10年8月):The 旅行道:So-netブログ
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香川・徳島旅行記(10年8月) [国内旅行記]

家族で2泊3日の香川・徳島旅行に行ってきました。
今回はドライブ旅行なので、大まかなルートとホテルを決めれば、後は行き当たりばったりで大丈夫ですし、荷物も削ぎ落とすことなく多めに持っていけます。ホテルは20日がオークラホテル丸亀(朝食付き11200円。JAFカード提示で更に5%引き。ホテルオークラとは関係ありません)、21日が東横イン徳島駅媚山口(朝食付き8190円)で、両方とも楽天トラベルで予約しました。

20日、朝食を済ませてから自宅を出発し、朝7時半に東名阪自動車道の名古屋西インターに到着しました。この日は金曜で土日1000円割引が使えないため、まずは1枚目のETCカードで第二名神の草津田上インターまで走り、そこでいったん高速を降りてから2枚目のETCカードに挿しなおし、午前9時前に再び高速に入りました。こうすることで通勤割引を2回使え、少しだけ高速料金を節約できるのです。途中でSAに立ち寄って昼食を摂ったりキビ団子を食べたりしながら、瀬戸大橋を渡り、善通寺ICへ。ここから下道で金比羅山に向かいました。
山麓で車を停め、家族3人(私、妻、6歳長男)で猛暑の中、700段以上の階段を登って金刀比羅宮御本宮まで行きました。麓で1リットル程度の水を用意したのですが、途中で不足気味になり、境内では追加購入もできなかったため、長居をせず熱中症になる前に下山しました。道中のスーパーでペットボトルのお茶とよく冷えたスパークリングワインを買い込み、16時前にオークラホテル丸亀に到着しました。
ホテル1階にあるレストランでディナーバイキングを予約してから客室に入ると、窓の外には真っ青な瀬戸内海が広がり、少し離れたところに瀬戸大橋がそびえ立っていました。その景色を肴に、スパークリングワインを開けて妻と乾杯。850円の決して高くないワインでしたが、景観の良さも相まってかなり幸せな時を過ごせました。17時半になってレストランに行くと、そこには香川の郷土料理など数々の料理が食べ放題で並んでいました。値段は大人2000円、6歳児800円でした。その後、ホテル裏にある海沿いの遊歩道を散策し、サウナ付きの展望風呂に入ってから就寝しました。

翌21日、昨晩と同じレストランで朝食ビュッフェを摂ってからホテルをチェックアウトし、徳島県にある祖谷のかずら橋へと向かいました。ここは平家一族が追っ手から逃れるために、いつでも切り離せるようにと、シラクチカズラと呼ばれる植物で作った橋だそうです。今では安全のため3年に一度架け直しているそうですが、眼下に広がる渓谷を眺めながら、ゆらゆらと揺れる植物で編んだ原始的な橋を渡るというスリリングなアトラクションになっています(片道大人500円。横にコンクリート製の立派な橋もあります)。周辺には美しい自然の景観が広がっているのですが、多くの人はそれを眺める余裕もなく、恐る恐る橋の上を進んでいました。暑さと緊張で嫌な汗をかくのですが、渡りきると不思議な達成感を味わえました。
その後、両岸にせりたつ岩盤を眺めながらクルーズを楽しむ大歩危峡遊覧船(大人1050円)に乗り、高速道路のSAで昼食を摂ってから、徳島市へと向かいました。昼食は粗谷そばにしましたが、そば粉でうどんを作ったような、かなり太目の蕎麦でした。ホテルの立体駐車場で車を預け、そこから徒歩数分のところにある阿波踊り会館へと向かいました。ここでは観光客のために一年中阿波踊りを披露しており、その建物の屋上からロープウェイに乗って眉山の山頂に行くことができます(往復1050円)。山頂の展望台からは瀬戸内海、吉野川、徳島城址、徳島の街並みを一望できました。夜景はかなり美しいと思うのですが、眉山の森が視界手前を遮る点がやや残念かもしれません。世界三大夜景(函館、香港、ナポリ)には今一歩及ばない印象です。
ロープウェイで下山した私たちは、そこから徳島駅へと歩き、駅ビルで徳島ラーメンと徳島バーガーの夕食を食べて帰ってきました。徳島ラーメンは豚骨醤油味のスープで豚のバラ肉を入れるのが定番のようで、私の好きな博多の一欄ラーメンを醤油味にした感じでした。
夕食後、阿波踊り会館で夜8時から行われている阿波踊りを見に行きました(700円。ホテルで前売り券500円)。基本は4拍子のシンプルな踊りなのですが、非常に美しく抑揚のある舞台になっていました。指先にまで神経を使う緻密な動きはタイやカンボジアの民族舞踊に近いものがありますが、それよりも動きが速く、韓国の民族舞踊みたいに統制の取れた集団の動きで美しいシルエットを創り出し、時にはフラメンコのように激しくステップを踏み、中国の人民たちによる観光客目当てのショーほどではないのですが、光を駆使して幻想的な演出をしていました。新ばし連の皆さん、ありがとうございました。

翌22日、ホテルで朝食を済ませた後、鳴門に向かい、朝9時半の開館と同時に大塚国際美術館に入場しました。ここは大塚製薬が75周年記念事業として作った美術館であり、陶板に着色して焼き上げることで世界中の美術品の実物大レプリカを作り、展示しているところです。入場料は3150円と高く、陶板に複製された油絵は明らかに光沢が本物とは異なるのですが、オルセー、ルーブル、プラド、ボストンなど世界中に散らばった古今東西の膨大な名作が一堂に集結しており、かなり見ごたえがあります。入場者数もあまり多くなく、バチカンのシスティーナ礼拝堂、サンタ・マリア・デッレ・グラティエ教会の「最後の晩餐」、ルーブル美術館の「モナリザ」、ムンクの「叫び」、ピカソの「ゲルニカ」、ゴッホの「ひまわり」など、本物であれば大勢の人でひしめくであろう名作をゆっくりと鑑賞できました。昼食は美術館内のレストランで「最後の晩餐」を再現したというメニュー(1800円)を食べました。赤ワイン、古い製法のパン、魚、パサパサになった子羊のあぶり焼き、茶色い皮がついたままのタマネギなどが出て来ました。「最後の晩餐」を再現したという触れこみがなければ、高い値段でまずい料理を出されただけですが、一度だけなら経験しても悪くないと思います。
大塚国際美術館では昼食も含めて5時間過ごし、14時半に鳴門を出発しました。日曜の午後だったので途中から大渋滞に巻き込まれ、そこからは下道で帰って来ました。昼に贅沢をしたので夕食は道中の松屋で済ませ、名古屋の自宅にたどり着いたのは19時半でした。
今回のような長距離ドライブ旅行は久しぶりでしたが、私の愛車(現行のクラウンアスリート)だと飛行機のエコノミークラスに乗っているよりは楽でした。来月からはまた9ヶ月連続で海外旅行に出かけます(すべてマイルを使った特典航空券です)。来月は私にとって42カ国目の訪問国となるモンゴルです。
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うつマモル

今晩は。あれれ!一番乗りですか。役不足ですが宜しくお願い致します。
by うつマモル (2010-08-24 21:29) 

毎留

うつマモルさん。
コメントありがとうございました。
こちらこそよろしくお願いいたします。
by 毎留 (2010-08-26 15:27) 

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