マニラ旅行記(10年10月):The 旅行道:So-netブログ
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マニラ旅行記(10年10月) [海外旅行記]

前回のモンゴル旅行記で、ANAアメックスゴールドで30万円買い物すれば合計37000マイルもらえるキャンペーンを紹介しましたが、実はそのキャンペーンにはさらに先があります。各種引き落としをANAアメックスゴールドにすると、更に上乗せが期待できます(https://www.americanexpress.com/japan/personal/benefits/campaign/list/Welcome_A_p_.shtml)。私はこちらもちゃっかりと拾っていく予定です。なお私事ですが先日新居が完成し、それにあわせてリビングの調度品などを購入したため、30万円の買い物はほぼ達成できそうです。アジアンモダンをキーワードに内装も家具も統一したのですが、その結果リビングのテーブルは11月末にタイから運ばれてくることになりました。当面はテーブルなしです。

さて今回は3回目のマニラ旅行ですが、3回ともマイルを使った特典航空券を利用しています。今回はデルタ(DL)航空の2万マイルを使ってエコノミークラスマニラ行きの航空券をゲットしました。ノースウエスト航空(NW)が数年前から続けていたニッポン500マイルキャンペーンは現在合併したDLに引き継がれていますので(http://www.delta.com/pdfs/JAPAN500_09form.pdf)、JALやANAの国内線に40回乗ればマニラまで無料で行ける計算になります。11月末までなら3000マイル当たり56ドルで購入できるキャンペーン(http://dn.delta.com/skymiles/purchasemiles/buy/landing?region=JP&lang=ja)をやっているため、これを使えば通常の格安航空券より安く搭乗できます。
今回、ホテルはオクトパストラベル系の間際予約.jpでパールマニラホテル(4つ星朝食付き、3泊で11100円)を申し込みました。
外務省の海外安全情報のページ(http://www.pubanzen.mofa.go.jp/)には、
最近、日本人旅行者が夜間にマニラ国際空港に到着した後、車両でマニラ市内に移動中、突然、銃を所持する犯行グループ(複数の男性の乗った車両)に行く手を塞がれ、旅券、金品を含む貴重品を奪われる事例が相次 いで発生しています。中には、空港に到着したばかりの外国人旅行者の乗った車両が強盗団の襲撃に遭い、運転手が射殺され、旅行者が一時連れ去られる(但し、後に解放された)といった事件も発生しています。
などと物騒なことが書かれているため、送迎は前もって手配することにしました(http://www.world-airport-transfer.com/)。片道18ドルと割高ですが、大手レンタカー会社であるエイビスが空港、ホテル間を運転手付きレンタカーで送迎してくれるため、安心できると思います。

出発当日となる9日。この日は夜8時にセントレアを出て現地時刻の夜11時にマニラに着く予定でしたが、機体トラブルのため1時間以上遅れ、到着したときには深夜0時を回っていました。両替レートは、空港では1万円=4700ペソ(以下P)、ホテルでは4900P、街中の両替商では5100Pほどでした。およそ1P=2円と思ってください。空港内にあるエイビスの窓口に行くとすぐにスタッフが私の名前を呼んでくれたため、安心して乗車することができました。後から不審な車がついてくることもなく、深夜なのに賑わいを見せるマニラの大通りを抜けてホテルに無事到着。チェックインを済ませ、部屋に入ったときには午前1時を回っていました。

翌10日は朝7時半に起床し、ホテルでビュッフェの朝食を摂り、8時半に出発しました。この日は16世紀にスペインが築いた城塞都市イントラムロスを散策する予定です。まずはU.N.アベニュー駅すぐ西にあるホテルから、リサール公園を抜けてイントラムムロスに入り、サンチャゴ要塞(75P)へ。いまでは緑の美しい公園になっていますが、ここには地下牢があります。第2次世界大戦中、日本軍は多くのフィリピン人をこの地下牢に閉じ込め満潮時に水死させたそうです。フィリピンの独立運動を主導した医師で国民的英雄ホセ・リサールがスペインによって処刑されたのもここであり、公園内には処刑場まで歩いたホセの足跡が再現されていました。
その後、マニラ大聖堂と世界遺産サン・オウガスチン教会を見学し、サン・オウガスチン博物館(100P)へ。16世紀ごろの宗教画が展示されていましたが、フィリピンの高温多湿な環境で長年晒されてかなり痛んでいました。中庭では子供たちにお粥をふるまっている一団がいました。私も勧められて食べましたが、ショウガと鶏肉の入った結構美味しいものでした。ここにいた政府のガードナーが私に話しかけていたので少し会話したのですが、サンチャゴ要塞がどんな施設か聞かれ、私が “ I don’t know.” と答えると、第二次大戦中ここに日本人が住んでいたのだと言っていました。多分私に気を使ったのでしょう。彼とはメールアドレスを交換して別れたのですが、その後しばらく睡魔に教われました。個人的な経験で言えば、睡眠薬を飲んだ後のような感じです。フィリピンでは、日本人と親しくなり睡眠薬入りの食事を食べさせて金品を奪う犯罪が多発していますが、世界遺産の教会で子供たちにお粥を振舞う政府職員(身分証も見せてくれました)がそんなことをするとも思えず、未だに謎です。
その後、道中で時間を尋ねてきた男性がそれをきっかけに色々話しかけてきて、近くに自宅があって母親がいるので来ないかと言ってきました。しかしこれ以上(?)睡眠薬を盛られると確実に眠ってしまうので、それは辞退して国立博物館に向かいました。
ここを見学した後、近くにあるマニラホテルへ。ここは100年近い歴史を誇るコロニアル調のホテルですが、そのメインダイニングであるシャンパンルームが私のお勧めです。天井が高く非常にきらびやかな室内でピアノの生演奏を聞きながら、オニオンスープとスパゲッティ、ビール、レバーペーストをつけたパン、食後のチョコレートを食べて892ペソでした。これでも地元の人にとっては高価なため、私の他にもう一組しか客はいませんでした。
食後、北東のキアポ地区に行き、教会とモスクを見てきました。ここのキアポ教会にはブラックナザレと呼ばれる十字架を担いだ黒いキリスト像があります。人々がその手足に触り、祈りをささげていました。その後マニラ・ゴールデンモスクに行きましたが、入り口にいた男性が “Korean?” と聞いてきました。”Japanese.” と答えるとゼスチャーで中に招き入れてくれましたが、“Korean.” と答えていたらどうなっていたのでしょう。バンコク旅行(http://ryokodo.blog.so-net.ne.jp/2010-01-16)中に会ったフィリピン人は韓国人をひどく毛嫌いしているようでしたが…。モスクの中では大勢の人が横たわり昼寝をしていましたが、そこを歩き回っていると一人の男性が近寄ってきて「祈りは?」「イスラム教徒か?」と聞いてきました。”No.”と答えると出て行けという仕草をするので、仕方なくモスクを後にしました。偶像崇拝を否定するイスラム教徒が写真を嫌うのは知っていたのでそれは避けていたのですが、神聖なモスクを異教徒が歩き回ったのが気に障ったのかもしれません。ただ、一般的にはモスク内を異教徒が見学することに対してそれほど排他的ではないのですけどね。入り口にいた男性は帰り際、「ありがとう」と日本語で挨拶してくれました。
そこから最寄りの高架鉄道駅までは庶民的なマーケットが軒を連ねています。スリには十分注意して歩きました。高架鉄道に乗ってホテルに近いU.N.アベニュー駅まで行き、そこから徒歩でロビンソン・コマーシャル・コンプレックスという巨大ショッピングセンターに向かいました。まずはジョリビーと呼ばれるフィリピンで最も有名なファストフード店でアイスティーを飲んで一服。このジョリビーは日本で例えると吉野家、松屋、すき屋、なか卯、マクドナルド、ケンタッキーを足して、ドナルドとカーネルサンダース主演の番組を作ったくらいメジャーな店です。いたるところに店舗があり、マスコットキャラのジョリビー主演の番組まで放送されているのです。このジョリビー、私のブログの顔にもなっているので皆さんも一度は見たことがあると思います。
その後立ち寄った電化製品店ではソニー、ナショナル、シャープ、サムスン、LGと、聞き覚えのないメーカーの液晶テレビ(主に20~40インチ)が数多く展示されていました。日本では「世界の亀山モデル」という宣伝文句が有名ですが、海外では未だかつて ”Kameyama” という表記を見たことがありません。「世界の亀山モデル」のフレーズは日本ローカルかもしれません。
それからスーパーマーケットに行きましたが、ここでドリアンを発見。「地獄の臭いと天国の味」と称される果物の王様は私の大好物ですが、その臭いゆえ自宅に持ち帰ることは妻から禁じられています。タイではホテルへの持ち込みも禁止されているようです。2房で130P程でしたが、思わず衝動買いをしてしまいました。ホテルへの帰路、道端で食べてから部屋に戻りました。睡魔に襲われたので少し休んでから、夕食に出かけました。
パンパシフィックホテルのすぐ北にあるザンボアンガと呼ばれるフィリピン料理店に入り、ココナッツソースでゼラチン質のクニュクニュした何かを煮込んだカレカレと呼ばれるスープと、海鮮たっぷりのピラフ、ビールを頼んで693Pでした。ここでは夜8時半から民族舞踊のショーが行われています。演目は前回来たときと大体同じでしたが、イスラム、スペイン、アメリカ、大日本帝国の影響を受けてきたその複雑な歴史を反映し、かなりバラエティー豊かな内容でした。食後はできるだけ人通りの多い道を選んでホテルまで帰って来ました。

翌11日はホテルで朝食を摂り、朝9時ごろ観光に出かけました。高架鉄道(12P)とタクシー(50P)を乗り継いでココナッツパレスへ。ここはマルコス大統領時代、ローマ法王のマニラ訪問にあわせて建てられた迎賓館で、ココナッツを多用した落ち着きのある内装をしています。新居をコーディネートする参考にしようと思っていたのですが、残念ながら政府の行事のため10月20日まで閉館とのことでした。
その後メトロポリタン美術館(100P)に立ち寄ってから、すぐ横にあるマラテ病院に行きました。ここでは通常の診察は待合室の一角にあるオープンスペースで行われており、触診などが必要な人はカーテンのある部屋に案内されているようでした。病棟も覗きましたが、エアコンもなく、日本ではありえない粗末なベッドの上で経管栄養中の人が寝ていました。
病院見学後、近くにあるハリソンプラザに行き、ファストフードの店で昼食を摂りました。我が家では各国のドラゴンボールのコミックを集めているので本屋に探しに行きましたが、残念ながらドラえもん(60P)しかなく、そちらを購入しました。
この日は前日からの疲労も貯まっていたので早めにホテルに戻り、少し休憩してからホテル内のプールに泳ぎに行きました。夕方6時、地球の歩き方10~11年に載っているカマヤンという伝統的フィリピン料理の店に行きました。ここには日本料理店も入っており、日本料理とフィリピン料理のビュッフェ645Pを頼みました。正統派からカリフォルニアロールまで様々な種類の寿司、天ぷら、ローストターキー、ローストビーフ、子豚の丸焼き、カレカレなど3回くらい通わないと全種類食べきれないほどの料理が並んでいました。この店なら次回、自信を持って知人を案内できそうです。翌朝が早いため、その日は早めにホテルに戻って就寝しました。

最終日となる12日、朝3時45分にホテルを出ると、予約してあったエイビスの送迎車が来ていました。空港まで無事に送り届けてもらい、6時45分発のフライトで日本に帰って来ました。
フィリピンは物価も安く、バンコクに似たカオスな雰囲気がとても印象に残ります。先月のモンゴルはハプニング続きだったこともあり、1回でお腹いっぱいだったのですが、フィリピンにはまた行きたいと思います。
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