釜山旅行記(11年2月):The 旅行道:So-netブログ
SSブログ

釜山旅行記(11年2月) [海外旅行記]

今回は6回目の釜山旅行です。JALの10800マイルを使ってセントレア発成田経由釜山行きのチケットを発券しました。通常、マイルを使った特典航空券ではフライトマイルは貯まりませんが、セントレア-成田間は国内線なので、ニッポン500マイルキャンペーン(http://ja.delta.com/delta/enja/?24;http://www.delta.com/skymiles/ways_to_get_miles/earning_miles_partners/airline_partners/airline_lto/japan500_bonus/index.jsp)を利用すれば、デルタ航空のマイレージ口座に1000マイル貯まります。ホテルは楽天トラベルで、地下鉄1号線中央駅の近くにある東新ホテル(2つ星、軽朝食付きで1泊2625円)を予約しました。連れがいるときは高級ホテルに泊まることも多々ありますが、一人の時は基本的に安宿です。
さて、最初に釜山の基本情報について触れておきましょう。釜山は韓国第2の都市です。福岡からはビートルなどの高速船を使えば3時間で、フェリーを使っても一晩で到着しますが、私はどちらも船酔いで苦しみました。主な観光地はチャガルチ市場と呼ばれる巨大な魚市場(新鮮な刺身を食べらますが、割高です)、国際市場(屋台の寄せ集め)、山の頂上に立つ釜山タワー(アジア最大級の釜山港を一望できます)、釜山アクアリウム(ガラスチューブの歩道から巨大な水槽で泳ぐ魚たちを一望できます)、海雲台海水浴場(少しだけハワイのダイヤモンドヘッドと似ています)などです。西面にある釜山ロッテホテルのロビーにはジャングルのようなカフェがあり、夜にはそこで音楽の演奏もあるので、コーヒーを飲みながら寛ぐのも悪くありません。
慶州高速バスターミナルへは、地下鉄1号線最北端の駅に隣接する釜山総合バスターミナルから直行バスが出ています。ここを午前10時頃に出発する韓国人向けの観光バス(数年前は1500円程度でした)に乗れば、世界遺産の仏国寺、石窟庵、慶州歴史地区などの見所を1日かけて回ってくれます。ガイドとツアー客のうち誰か一人くらいは日本語か英語を話せると思うので、バスの集合時間だけ教えてもらえば細かい説明は分からなくても何とかなります。
もう一つの釜山に近い世界遺産である海印寺へは、KTXで大邱に行き、そこから地下鉄とバスを乗り継ぐことで行けます。日本語や英語の案内が少なく、少し迷った覚えがあります。麓の広場に描かれた迷路のような道を最初から最後まで歩くと御利益があるそうで、私も小走りで踏破しました。
それでは今回の旅行記です。

18日朝、セントレアから成田へと国内線で飛び、そこで出国審査を済ませて釜山行きの国際線に乗りました。釜山の空港内両替所では1万円=127000ウォンでした。空港から307番バス(1800W)に乗り、江西区庁で地下鉄(1300W)3号線に乗り換え、1号線の中央駅に着いたのは午後3時頃でした。しかし本当は、201番バスに乗って西面で地下鉄1号線に乗り継ぐのが一番の早道です。ホテルに荷物を置いてから再び散策に出かけましたが、このあたりのメジャーな観光地はもう行き尽くしています。JALの機内食が軽めだったので、まずは近くの店に入って味噌汁のお粥(3000W)で腹ごしらえをしてから、2009年にできた南浦洞のロッテ百貨店光復店に行きました。
ここは新しい百貨店なので、吹き抜けの空間も上手に取ってあり、歩くだけで楽しい場所ですが、特にお勧めなのが屋上の展望台と地下1階の噴水(どちらも無料)です。影島や釜山港を望む展望台は一見の価値あり。夜にはカップルの定番スポットになっているようでした。毎時0分からおよそ15分間、地下1階から3階までの吹き抜け空間にある噴水でショーが行われています。無数の噴水が高い水しぶきを上げ、天井からはスコールのように大量の水が降り注ぎます。クラシック音楽をバックに、天井から落ちる水の壁に映写機から映像が映し出され、最後には「LOTTE」と言う文字の形をした水の塊が落ちてきました。
電気店ではサムスンとLG製の40~60インチの大型液晶テレビが並んでいましたが、日本と比べて割高です。これらのメーカーは韓国内でぼったくり料金で販売し、海外で安売りを仕掛ける事業スタイルだと聞いたことがあります。
私は一通り散策した後、地下1階の食料品売り場でお土産のお茶を買い、南浦洞の裏通りへと向かいました。ここの本屋でワンピースの韓国語版コミック(4500W)を買い、ソウル参鶏湯という店で参鶏湯(12000W)を食べました。この店も伝統ある有名店なので、味は確かです。朝が早かったため、その日は夕食後、ホテルに帰って休むことにしました。

翌19日、朝7時に起きてホテルの食堂に行きましたが、食パンとお茶だけの軽朝食であったため、外に食べに出ることにしました。ホテル近くにある天安コムタンという店でコムタン(牛肉の薄切りが入った白湯スープ、7000W)を食べた後、地下鉄の1日乗車券(3500W)を買って、1号線最北端の駅に隣接した釜山総合バスターミナルへと向かいました。今回はまだ行っていない郊外の寺院巡りをする予定です。通度寺行きのバスチケット(2100W)を購入し、バスに揺られること25分、通度寺近くのバスターミナルに到着しました。しかし地球の迷い方を読んでも、ここから通度寺までの道がよく分からなかったため、タクシーに乗って向かうことにしました。補足をすると、バスターミナルの南に面した幹線道路を徒歩で西に5分ほど進めば、正面に入り口が見えてきます。途中その入り口でタクシーが止まり、そこで拝観料の3000Wを支払ってから奥に進みました。境内の駐車場までのタクシー料金は3090Wでした。
ここには仏舎利(釈迦の遺骨)が祀られているそうですが、世界には無数の仏舎利を祀った寺院があり、正直なところ人間一人の遺骨をそこまで分散できるとは思いません。以前、ミャンマーの寺院に祀られた仏舎利を科学的に解析したところ、オオカミの骨だったそうです。これを最初に仏舎利だと言った人は、とんだオオカミ少年です。
通度寺は庶民の信仰の場となっており、境内にある複数の建物内で読経が行われていました。聞いていると韓国語ではなく、日本のお経と似た響きをしています。つまりサンスクリット語に中国人が漢字で当て字をしたものなのでしょう。日本や韓国の仏教徒の多くは、意味も分からず呪文のようにその言葉を唱えているのですが、一般の人に原始仏教の良さを伝えるべく、翻訳した言葉でお経を上げる宗派が一つくらいあっても良さそうな気がします。
ともあれ、通度寺は人々の信仰と周りの自然に癒される場所でした。すぐ隣には博物館もあり、絵画などの収蔵品も見応えがありました。拝観後は徒歩で15分ほどかけて先程のバスターミナルに戻り、再びバスで釜山総合バスターミナルへと戻ってきました。そこでビビンバ(5000W)の昼食を摂ってから地下鉄に乗り、隣の梵魚寺駅へ。5番出口と7番出口の間にある細い道を2分ほど山の方に進むと、正面にバスターミナルが見えてきます。そこで90番のバス(1200W)に乗って梵魚寺へと向かいました。ここは釜山で一番有名な、観光客がたくさん訪れる寺院ですが、通度寺を見た直後では新鮮味に欠け、あまり印象に残りませんでした。
その後、再び地下鉄に乗り、午後2時過ぎに海雲台に着きました。海雲台グランドホテルで「ジャンプ」というアクション&お笑い劇が行われており、その土曜日午後4時の公演を見ようと思ったのです。
まだ開演まで時間があったため、近くのショッピングモール(新世紀エヴァンゲリオンの主題歌、残酷な天使のテーゼが流れていました)や古い商店街を散策しながら時間をつぶし、海雲台海水浴場へとやってきました。ここはハワイのダイヤモンドヘッドに韓国風の古いビルを林立させて生活臭を加えたような場所であり、海岸にある特設ステージでは、若いアーティストによる歌と踊りのショーが行われていました。女性ダンサー3人がハイヒールを履いて踊っていましたが、それで足や腰を痛める人も多いそうです。
ショーを見た後は、海岸のインフォメーションセンター隣にある無料の足湯へと行きました。私は以前、九州温泉巡りの旅をした時に、ゆふいん駅で足湯に入ったことがありますが、その時ほど熱くなく、ちょうど良い温度でした。
午後3時半に足湯を出て、海雲台グランドホテルへと向かい、その地下にあるジャンプ専用劇場の窓口でチケット(S席40000W)を買いました。今回は予約なしで行ったのですが、できれば予約した方が確実で安上がりです(http://www.pusannavi.com/tour/214/)。武道家一族の家に婚約者や泥棒がやってくるというコメディーですが、オーバーゼスチャーと簡単な英語だけでストーリーを理解でき、バック転やムーンサルトから演武まで幅広くこなす身体能力に優れた役者たちが道化になりきっているため、アクションあり、笑いありの大変楽しい舞台でした。個人的にはナンタ(http://www.seoulnavi.com/play/321/)以上にお勧めです。ノンストップ80分間の舞台を飽きることなく見ることができました。
その後、地下鉄に乗って南浦洞に行き、前日にも訪れたロッテ百貨店光復店の上層にあるレストラン街でキムチ豆腐定食(9000W)を、地下1階の食品街でトッポッキ(3000W)を食べました。
食後、龍頭山公園と釜山タワー(4000W)に行きました。龍頭山公園のライトアップはきれいでしたが、釜山の夜景を見るなら、古びた有料の釜山タワーよりも、新しい無料のロッテ百貨店光復店屋上の方が雰囲気も良くてお勧めです。

翌20日は朝7時過ぎに起きてチェックアウトし、釜山タワーの西にあるトルゴレという店で豆腐チゲの朝食(3500W)を摂った後、地下鉄1号線で温泉場駅に行き(1300W)、農心ホテルの北隣にある虚心庁という温泉(10000W)に入りました。ここは温泉の湯を使ったスーパー銭湯で、露天風呂、檜風呂、サウナ、水風呂、打たせ湯など様々な施設があります。しかしわざわざ韓国に来てまでスーパー銭湯に入らなくても良いかな?、というのが率直な私の意見です。余談ですが、私はハンガリーで水着を着て入るプールのような混浴温泉に入ったことがあります。ここではそれ以外にも、日本や韓国同様に男女別になっている温泉もありますが、その男性風呂の真ん中に一人でいると、「ウフォ、いい男。やらないか?(AA略)」という趣味だと思われるそうです。
午前10時半に温泉を出て、地下鉄1号線で西面へ(1100W)。9番出口を出て、ロッテホテル向かいのバス乗り場から201番バスに乗り(1800W)、空港に着いたのは正午頃でした。チェックインと出国審査を済ませ、プライオリティパスで大韓航空とアシアナ航空のビジネスクラスラウンジをハシゴしましたが、雰囲気は大差なく、大韓航空の方が飲食物の種類が多めでした。その後、14:20発のフライトに搭乗し、成田経由で名古屋に帰ってきました。
そうそう、今回の旅行中、あちこちのコンビニでスターバックスの缶コーヒー(1500W)を見かけたのですが、カフェオレのようで大変美味でした。歩き疲れたときに飲むと、血糖もあがって少し体力が回復します。

最後になりましたが、今後の旅行記の予告を兼ねて、今年の旅行計画を書き出しておきます。
1月はJALの30000マイルを使ってデリーへ(済)。
2月はJALの10800マイルを使って釜山へ(済)。
3月はANAの22000マイルを使って中国国際航空(CA)でハルビン&長春へ。
4月はキャセイパシフィック(CX)15000マイルを使ってJALでソウルへ。
5月もCX15000マイルを使ってJALでソウルへ。
6月はコンチネンタル航空の25000マイルを使ってパラオへ。(43カ国目)
7月は74300円でタイ航空のチケットを購入してスイスへ。(リヒテンシュタインにも行くので45カ国目)
8月は34000円でJALのチケットを購入して台北へ。
9月はANAの22000マイルを使ってCAで成都へ。
10月はデルタ航空の20000マイルを使ってマニラへ。
11月はANAの43000マイルを使ってタイ航空とアシアナ航空でカトマンズへ。(46カ国目)
12月はJALの10800マイルを使って釜山~ソウルへ。
韓国旅行が4回もありますが、韓国に行くしか使い道のない少額マイルがあちこちの口座に散らばっていたためです。なお、ダイナースカードが一定条件を満たせば初年度年会費無料で5万マイル獲得できるキャンペーン(2月末で終了)を開始したため、さっそく申し込んだところ、入会審査に通ったとの通知が旅行中に届きました。今回もしっかりとマイルを貯めていく予定です。
昨今の中東情勢の不安定化のため、今後燃油サーチャージの上昇が見込まれます。特典航空券に燃油サーチャージを別途請求しないアメリカ系航空会社のマイルを除いて、今のうちに発券しておいたほうがよいかもしれません。
nice!(1)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:旅行

nice! 1

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0