パラオ旅行記(11年6月):The 旅行道:So-netブログ
SSブログ

パラオ旅行記(11年6月) [海外旅行記]

昨年の春先、ワンパスJCBグアムゴールドカードが、一定の条件をクリアすると1万マイルプレゼントという入会キャンペーンをしていました。これにあと15000マイル上乗せすればコンチネンタル航空でパラオに行けるため、私にとって43カ国目の渡航先となる今回のパラオ旅行を視野に入れ、入会しました。必要マイルは昨年の秋に貯まり、ユナイテッド航空とコンチネンタル航空合併後のマイレージルール変更が未知数であったため、すぐに航空券を発券しました。マイルを貯める第一歩は、出口戦略を定め、特典航空券への最短距離を見つけ出す情報戦、知能戦から始まると思っています。
今回、パラオダイバーズネット(http://www.palaudivers.net/mt/)で、VIPゲストホテル(市街地の格安ホテル、素泊まり55ドル)を3泊、往復の送迎(合計30ドル)、ジェリーフィッシュレイクツアー(84.6ドル)を申し込みました。
なお今回の旅行のためにエグゼモードのアウトレット防水デジカメ(4000円)を購入し、持って行きました。最近の安い工業製品は中国で作られ、品質チェックも不十分なものが多々あります。その中で初期不良品を修理したものや展示品がアウトレットとして売られているため、初期不良チェックが済んでいる分、新品よりもアウトレットの方が信頼性が高いと密かに思っています。

17日朝、セントレアでグアム経由パラオ行きのチェックインを行い、プライオリティパス(楽天プレミアムカードのおまけ)でスターアライアンスビジネスクラスラウンジに入りました。今回はコンチネンタル航空のエコノミークラスを利用しますが、機内でのアルコール類が有料になっています。そのためラウンジでのアルコールサービスが、普段よりも有難く思えました。
11時40分にセントレアを発ち、16時10分にグアム着。グアムでは乗り換えの場合でも一度入国審査をしないといけないため、その行列で40分ほど時間を取られました。再びプライオリティパスでコンチネンタル航空のビジネスクラスラウンジに入り、ワインとフルーツ、おにぎりで小腹を満たしました。
18時50分にグアムを発ち、19時50分にパラオ着。グラムとパラオの間には時差があるため、約2時間のフライトです。ホテルへの送迎は同じフライトの人と混乗で、いつも真っ先に入国審査を通り抜ける私は20分ほど待たされました。
6月はパラオの雨季にあたります。スコールのような激しい雨が降る暗い夜道を走りましたが、南国の発展途上国風の景色は、何となく東南アジアの国々を思い出させます。21時前にホテルに着き、部屋に荷物を置いてから、近くのスーパーまでミネラルウォーターの調達に出かけました。熱中症予防のため、南国では水の調達は最優先事項です。ほんの短い距離でしたが、風雨にさらされてリュックとズボンが水浸しになってしまいました。これに懲りて、翌日からは短パンで過ごしました。

18日朝、地球の歩き方リゾートに載っていた、ホテル近くの「ふるさとレストラン」に向かいましたが、地図の場所にはありません。廃業したのでしょうか? やむを得ず、近くのスーパーで惣菜パンとりんごジュースを買って帰り、朝食にしました。
この日はジェリーフィッシュレイクツアーに申し込んでいます。8時45分に迎えのバスが来て、桟橋へと送ってくれました。総勢20人ほどのツアー船に乗り、まずはミルキーウェイへ。ここの海底にある白泥は美白効果に優れているそうで、ガイドが素潜りで取ってきてくれた白泥をみんなで体中に塗って真っ白になります。その後、船から海に飛び込んで泥を洗い流し、しばらく泳いでから次のスポットへ。
そこではカヤックという小型船で1時間半のクルージングを楽しみます。私が申し込んだツアーには含まれていなかったのですが、10ドルの追加料金で参加できると言われ、せっかくなので申し込みました。オールは一本しかありませんが、ボートを漕いだ経験があれば違和感なく乗ることができます。海底にはさんご礁、周りには木々に覆われた島があり、美しい景色の中でいい運動になりました。ただし日焼け止めは必須です。
その後、別の島に立ち寄り、日本風の弁当の昼食を摂りました。ちなみにパラオはかつて日本が統治していたため、今でも多くの日本語がそのままパラオ語になっています。弁当はパラオ語でもベントー、大統領はダイトウリョー、電柱はデンシンバシラ、ブラジャーはチチバンド、男性の下着はサルマタといった具合です。ただしいよいよ敗戦の濃い最終決戦の時に、地元民を安全な島に逃がし、日本兵だけで米軍と戦ったというエピソードもあり、パラオは親日国です。というか、中国や朝鮮半島のように歴史捏造さえしなければ、大日本帝国に統治された国が日本を毛嫌いするケースを私は寡聞にして知りません。大日本帝国の統治は、基本的に武士の統治です。威張っていても、情けがあり、民度も高く、約束はきちんと守りました。(ただし現在でも、東南アジアに出向した日本人社員が現地社員に尊大な態度をとり、顰蹙を買うことは多いそうです)
昼食後、同じ場所でシュノーケルを楽しんでから、ツアー名にもなっているジェリーフィッシュレイクへと向かいました。日本語に訳すと「クラゲの湖」ですが、ここにいるタコクラゲは外敵がいないためか弱毒性に進化し、触っても大丈夫です。ここに行くには、ツアー代金のほかに政府発行の入場許可証(35ドル)を購入しなければなりませんが、クラゲと戯れるという他ではできない経験ができます。船を下り、5分ほどの険しい山道を通った先にある湖に、シュノーケルセットをつけて入り、沖合いに進んでいくと、無数のタコクラゲと遭遇します。水の透明度が高くないのが難点ですが、柔らかく弾力のあるクラゲに触り放題でした。
その後、場所を移動して小魚の沢山いるポイントでシュノーケルをして、元の桟橋に戻ってきたのは16時過ぎでした。そこでカヤックの追加料金を払い、帰りはパラオで最高級リゾートとされるパラオパシフィックリゾート(PPR)まで送ってもらいました。PPRのプールとビーチは、宿泊客以外でも25ドル払えば利用できるそうで、こちらを利用し、パラワンダンスのディナーショーにも立ち寄ろうと思ったのです。しかし何の変哲もないプールが一つだけで、空は曇り、風が強くてビーチには高い波が押し寄せていたため、こちらで泳ぐのは止めました。19時からのパラワンダンスショーにあわせて18時前にビーチ沿いのココナッツテラスレストランに入りました。ここには38ドルのビュッフェもありますが、そこまで空腹ではなかったので、アラカルトでパラオ風チキン(19ドル)、本日の刺身、タロイモのスープ、コーヒー(合計15ドル)を頼みました。本日の刺身は、ずばりマグロ。ワサビ醤油で食べる純和風料理です。タロイモのスープとパラオ風チキンは、東南アジアでも出てきそうな料理でした。タロイモのスープは美味でしたが、パラオ風チキンはパサパサしていて今ひとつでした。
19時からパラワンダンスのショーが始まりましたが、南国風の音楽に合わせて、白い腰みのを着けた6人の女性ダンサーがあまり統一感もなく雑に踊っており、世界各地で民族舞踊を見てきた私には少し残念に思えました。ショーの時間も30分との触れ込みでしたが、15分弱で終わりました。ショーの後は19:43のBBIバス(1週間乗り放題で7ドル)に乗り、20:43にホテル前に着きました。ちなみに、BBIバスの時刻表は先月から変更(減便)になっています。

19日、朝8時に起きて、近くのコンビニでフライドチキンとパンを買って朝食にしました。前日はパラオの海と自然、リゾートを満喫しましたが、この日は町歩きをしてゆっくりと過ごすつもりです。
朝9時に出発して、まずはパラオ国際さんご礁センター(7ドル)へ。さんご礁で彩られた水槽を南国の小魚が泳いでいましたが、日本の水族館でもよく見かける展示なので、私にとっては見慣れた風景でした。
その後、ペラウナショナルミュージアムという博物館へと向かいましたが、地球の歩き方リゾートの情報と異なり、土日は休館でした。仕方なく、かつてパラオで酋長の集会所や学校として用いられたバイと呼ばれる三角屋根の家屋の写真だけ撮って、次の目的地パラオプランテーションリゾートへ。
ここは山間にある、ジャングルを切り開いて作ったようなテイストのホテルです。ジャングルに囲まれたプールは、ビーチサイドのプールとはまた違った趣がありました。レストランも覗きましたが、要予約のコースメニューばかりであったため、昼食を摂りに市街地へと戻りました。
しかし市街地にもレストランは少なく、地球の歩き方リゾートに載っていた居酒屋さくらはなくなっていました。私は伝統的なパラオ料理を食べたかったのですが、インド料理、韓国料理、ハンバーガーの店しかありません。結局、WCTCショッピングセンター内のスーパーでベントー(3ドル)とパラオの地ビール(1.5ドル)を買って帰りました。このベントーは、ご飯の上に豚肉、芋、オクラ、ナス、ゴーヤの炒め物をぶっかけたものですが、このようにご飯の上におかずをぶっ掛ける食習慣は、沖縄や東南アジアで見られるものです。日本本土やアメリカから持ち込まれたものではない、パラオのローカル料理なのでしょう。
午前中で市街散策が終わってしまったこともあり、午後はホテルの部屋で休んでいました。夕方、再びWCTCショッピングセンターに行き、2階のデパートを覗きました。パラオの伝統工芸品から衣類、家電まで幅広い品揃えであり、ここで売られていた液晶テレビは26~32インチのものが主流でした。お店で売られている液晶テレビのサイズを見れば、その国の経済水準がおよそ分かります。
1階のスーパーで昼とは違う種類の地ビールを買い、午前中に見つけていたアサヒフィールド西隣のモグモグというレストランに向かいました。ここでパラオ料理の盛り合わせを食べる予定でしたが、残念ながら閉店でした。ディナーは17時半からオープンとのことで、休業日の記載はなかったのですが・・・
やむを得ず、ホテル近くのコンビニでチキンバーガー(4.5ドル)と惣菜パン(1.2ドル)を買って帰り、部屋食で済ませました。

その後もホテルでゆっくりと休み、20日午前0時半に来た空港への送迎バスに乗り込みました。チェックインを済ませ、定刻より早い2時20分にパラオ発。グアム到着後は真っ先に入国審査と保安検査を済ませ、プライオリティパスでコンチネンタル航空ビジネスクラスラウンジに入りました。7:50発のフライトだったので、居眠りしても大丈夫なように腕時計と携帯のアラームをグアム時間の7:10にあわせてから、ワインや軽食を摂って休みました。グアムを定刻に発ち、10:20にセントレアに着きました。

来月は家族3人でスイス周遊旅行に出かける予定です。
nice!(7)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:旅行

nice! 7

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0