ドイツ旅行記(12年7月):The 旅行道:So-netブログ
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ドイツ旅行記(12年7月) [海外旅行記]

今月は家族3人(夫婦と8歳の長男)でドイツ周遊旅行に出かけました。
名古屋からフランクフルトまでは数多くの航空会社が就航していますが、その中で圧倒的に安かった中国国際航空(以下CA)にしました。北京経由、燃油サーチャージと空港税込みで28万5040円です。CAはSKYTRAX社による航空会社の格付けでJALやANAと並ぶ4つ星(http://www.airlinequality.com/Forum/air_china.htm)の航空会社であり、機内食と乗っている中国人のマナーは今ひとつですが、他の航空会社と比べて3人で15~30万円ほど安いことを考えれば、まあ許容範囲だと思っています。
ホテルは、オクトパストラベルでフランクフルトのサボイホテル(2泊で14200円)、ミュンヘンのアトリウムホテル(3泊で31060円)を予約し、booking.com でベストウェスタンホテル(1泊108ユーロ、以下E)を予約しました。すべて4つ星、朝食付きです。
またミュンヘンからの日帰りツアーとして、オクトパストラベルで、ザルツブルグとザルツカンマーグート(11180円)、ノイシュバンシュタイン城とリンダーホフ城(11650円)を申しこみ、ジャーマンレイルパス(一等車、4日間、60400円+送料700円)を購入しておきました。子連れ、スーツケースありのため、予約なしでもまず座れる(はずの)一等車にしたのです。
上記を足すと約42万4千円になりますが、これは3人の総額であり、これに現地での食費、入場料などを足したものが、今回の総費用です。

今回の旅行にあわせて、MUFJアメックスプラチナカード(年会費21000円)を申し込みました。家族カードも1枚目は無料、それ以降は3150円で発行でき、本会員だけでなく家族会員も無料でプライオリティパスを申し込めます。家族で2人以上がプライオリティパスを持つなら、楽天プレミアムカードよりこちらの方が良いでしょう。海外旅行保険の家族特約や専用コンシェルジュサービスがつき、プライオリティパスカードホルダーの同行者も1回2100円でラウンジに入れます。(楽天プレミアムカードでは1回3150円)
我が家の場合は、私と妻がプライオリティパスを取得し、長男と3人でラウンジに入って、1回当たり2100円です。

出発当日となる22日の朝、セントレアに到着してから、機材繰りの問題で名古屋から北京への便が欠航になったことを知りました。1時間くらい振り回されましたが、結果的にルフトハンザの直行便に振り替えてもらえました。チェックイン後、プライオリティパスでスターアライアンスラウンジに入り、10:10にセントレア発、現地時間の15:20頃にフランクフルト着。現在、名古屋とフランクフルトの間には7時間の時差があります。北京での乗換えがなくなったため、当初の予定より3時間早く到着できました。
16:14発のSバーン(近郊列車)に乗り、フランクフルト中央駅へ(大人4.1E、子供2.45E)。今回は出発直前に12年ぶりの円高ユーロ安(95円前後)を記録したため、個人的には助かりました。なお、23日にフランクフルトで三菱東京UFJのキャッシュカードから300ユーロを引き出したところ、30391円+手数料105円でした。大体1E=100円と思ってください。
駅前のサボイホテルにチェックインしてから、長男と共に、フランクフルト中央駅を見下ろせる9階の屋内プールに行きました。今回このホテルを選んだ理由は、立地の良さ、プールがあること、そして朝食にスパークリングワインがあることの3点です。その後再び中央駅に行き、構内にある店でアジアンヌードル(4.5E×3)を食べ、駅地下のスーパーでミネラルウォーター(1.5Lで1.1E)を調達して帰ってきました。

23日、6:00からホテルのレストランで朝食を摂り、6:40チェックアウト。1泊分の着替えをセカンドバックに入れて持ち、大きなスーツケースはホテルに預かってもらいました。この日はルクセンブルグで宿泊し、翌日に再びこのホテルに戻ってくる予定です。
フランクフルト中央駅の有人カウンターでバリデート(鉄道パスの使用開始手続き)を済ませ、駅構内の本屋で時間をつぶしてから、7:43発の電車に乗りました。世界遺産ライン川の流れを右手に臨みながら電車に揺られ、9:13コブレンス着。街並みの雰囲気は昨年訪れたスイスと似ていますが、あちらが可愛らしい色使いの家が並ぶメルヘンチックな雰囲気なのに比べ、ドイツは茶色い屋根で統一された質実剛健というイメージです。
コブレンス駅でトリーア、ルクセンブルグ間の二等車チケット(大人10.4E、子供5.2E)を購入してから、9:40発の電車でトリーアに向けて出発。最初は左手に川の流れが見えていましたが、いつの間にか平原を走っていました。電車は予定より12分遅れて11:45にトリーア着。ここから先、ルクセンブルグまではジャーマンレイルパスが使えないため、あらかじめチケットを買っておいた次第です。電車は定刻の11:52より5分遅れて出発し、13時前にルクセンブルグに到着しました。
電車の長旅で疲れていたので、3人でアイスを食べてから、駅前にあるベストウェスタンホテルにチェックインしました。部屋に荷物を置いてから出発し、徒歩で大公宮に向かいました。2004年版の古い地球の歩き方には14時から衛兵交代式があると書かれていましたが、そもそも正面には衛兵がいません。そちらは諦めて、ボックの砲台(大人3E、子供2.5E)へと向かいました。ここは世界遺産にも登録されていますが、断崖絶壁をくりぬいて迷路のような要塞が作られています。最上階からの眺めは絶景であり、内部はひんやりとしていました。その後、ステントグラスの美しいノートルダム寺院を見学し、駅前のスーパーでビール(330ccで0.75E)、ミネラルウォーター(1.5Lで0.39E)、スパークリングワイン(フルボトルで3.19E)を調達してから、ホテルに戻ってきました。部屋で一服してから夕食の調達に出かけ、駅構内のカフェでサラミ、トマト、チーズ、レタス、エッグがはさまれた巨大なサンドウィッチ(4.5E)を3個買って帰りました。17時に部屋で夕食を摂ってから、腹ごなしの散歩に出かけ、今度はボックの砲台を下から見上げて帰ってきました。

24日、6:45からホテルのレストランで朝食を摂り、8:20発の電車でドイツのトリーアに向かいました(二等車、大人8.4E、子供4.2E)。
9:07に到着し、そこから徒歩で、世界遺産に登録されているローマ時代の遺跡であるボルタ・ニグラへ。ここは黒くすすけた巨大な門であり、家族チケット(6E)を買って最上階に上りました。トリーアの街並みを一望できる見晴らしの良い場所です。そこからやはり世界遺産である大聖堂まで歩き、内部を見学しました。
その後、宮殿と宮殿公園の写真を撮りながら徒歩で南下し、カイザーテルメン(家族チケット6E)へ。ここはローマ時代の皇帝の浴場跡ですが、テルマエ・ロマエが話題になっている今、ホットな場所かもしれません。敷地中央に皇帝の浴場があったと思われる半円形のへこんだ場所があり、その正面には高さ10メートルくらいの立派な壁が建っていました。また地下には薄暗くて狭い通路が張り巡らされていますが、長男は「迷路のアトラクション」と呼んで、その散策を楽しんでいました。
本当はその後、古代円形劇場にも足を伸ばしたかったのですが、時間的にタイトだったので諦め、途中のショッピングセンターで昼食用のパンやサンドウィッチ(6個で約14E)、ドリンク類を買ってから、トリーア駅に戻りました。
12:13発の電車に乗り、車内で昼食を済ませ、13:38 コブレンツ着。ここで14:13 発のIC(特急)に乗りかえるつもりでしたが、なぜか運休になったため、急遽 14:16 発のRE(快速)に乗りました。15:28 ケルンに着き、駅舎の隣にある世界遺産のケルン大聖堂に入りました。トリーアの大聖堂はぎりぎり世界遺産という印象でしたが、こちらは文句なしです。13世紀から600年以上かけて作られ、派手な装飾が施されたた高さ157メートルのゴシック教会で、どこもかしこも見所満載でした。長男に南塔の上まで階段で上りたいか尋ねたところ、すごい勢いで食いついてきたので、ファミリーチケット(6E)を購入して3人で上りました。頂上につくころには汗が滴り、脱水気味になりますが、美しいケルンの街並みがその疲れを癒してくれました。
その後、駅車内でサンドウィッチ3個と菓子パン2個(13E)を購入し、17:20 ケルン発フランクフルト行きのICE(超特急)に乗りました。乗客には知的な顔立ちのビジネスマンが多く、乗車率は35%前後でした。昨年のスイス旅行で、ガラガラの一等車に慣れた身には、割と混んでいるように感じれました。
フランクフルトには定刻より20分ほど送れて18:50に到着し、一昨日と同じサボイホテルにチェックインしました。長男がプールに行きたがるため、30分ほど泳いでから就寝しました。

25日、6:00から朝食を摂り、7:54フランクフルト発のICEに乗りこみました。ほぼすべての席が予約で埋まっていたものの、予約のない1席を見つけ、動き出してから予約が入っているのに乗車のなかった2席を確保し、何とか3人とも座ることができました。乗車率は9割前後です。一等車なら予約なしでも座れると高をくくっていましたが、平日朝夕のICEはビジネスマンで混み合うため、予約を入れておいたほうが良さそうです。
本来はニュルンベルクに立ち寄り、2時間ほど散策してからミュンヘンに向かう予定でしたが、それではニュルンベルクからミュンヘンまでの70分が立ち席になる危険を感じたため、ニュルンベルクでの観光を諦め、そのままミュンヘンまで行くことにしました。26,27日はミュンヘン発の日帰りツアーに参加し、28日にICEでヴュルツブツクに立ち寄ってからフランクフルトに戻ってくる予定ですが、28日のミュンヘン、ヴュルツブルク間の座席は念のため前もって予約することにしました。
11:12 ミュンヘンに到着し、駅のコインロッカー(6E)にスーツケースを預けてから市内観光に出かけました。まずは駅構内でパートナー1日乗車券(全員で10.2E)を購入し、北行きの17番トラムに14分揺られ、ニンフェンブルク城に到着しました。ここでバイエルンの城巡りチケット(全員で40E)を購入し、妖精の城と呼ばれるニンフェンブルク城の本城に入りました。大理石と黄金で彩られた高い天井の大広間はお勧めです。その後、南隣にある馬車博物館(城巡りチケットで無料)でルートヴィヒ2世の華美なそりや馬車を見学し、再び17番トラムでミュンヘン中央駅に戻ってきました。
駅構内にあるアジアンフード店で遅めの昼食(4品で18.6E)を摂ってから、地下鉄に乗ってレジデンスに向かいました。ここで美しい装飾のオペラ座、宝物館、金色の丸天井が彼方まで続くアンティクヴァリウム、貝だけで作られた装飾画などなど(すべて城巡りチケットで無料)、見て廻るだけで疲れ果てるほどたっぷりと見学してから、ペーター教会に行きました。教会の中には本物の骸骨とおぼしき展示がありました。
外に出ると時刻は5時ちょうどで、目の前にある新市庁舎の塔で、等身大の仕掛け人形が音楽に合わせて動いていました。そこからSバーン(近郊列車)に乗ってミュンヘン中央駅に戻り、コインロッカーのスーツケースを引き払ってから、10分弱歩いてアトリウムホテルにチェックインしました。3人とも疲れは溜まっていたものの、空腹ではなかったため、夕食(?)は手持ちのチョコレートやホテル前のスーパーで買ったブルーベリー(125gで1.29E)で済ませました。

26日、6:30からホテルで朝食を摂りました。今回のアトリウムホテルは中央駅から徒歩圏内で、朝食が充実しており、ミュンヘン名物のホワイトソーセージがついているという理由で選びました。ただしクチュクチュとした微妙に柔らかい歯ごたえと脂っこさがあり、長男は苦手のようでした。
7:50にホテルを出発し、ミュンヘン中央駅の道向かいにあるグレイライン(ツアー催行会社)の看板前まで歩き、そこでツアーバスに乗りこみました。この日は英語ガイドのツアーであり、乗客はロシアやUSA、メキシコなど様々な国から来ています。車内で遊覧船の代金(大人9E、子供6E)の徴収があり10:40 にザルツブルクのミラベル宮殿前でバスを降りました。
そこからモーツァルトの生家まで全員で歩き、10:50に解散。集合は13:20とのことでした。我が家の3人は、大司教の宮殿であるレジデンツ(ファミリーチケット20.5E)に入場し、ミュンヘンのレジデンツ同様に豪華絢爛な部屋の数々を見てまわりました。その後、その隣にある大聖堂も見終わると、時刻は正午を回っていました。レストランを探して周囲を散策したものの、あまり惹かれるものがなく、結局パンやサンドウィッチ(合計で11Eほど)を買い、レジデンツ広場のベンチに座って昼食を済ませました。
その後、緑豊かなサンクト・ペーター墓地を通ってサンクト・ペーター教会を見学し、コレーギエン教会前の屋台を冷やかしてから13:10頃に集合場所に行きました。そこから全員でミラベル庭園に向かい、各々で写真を撮ってからバスに乗りこみました。
バスはさらに東に向かい、ヴォルフガング湖へ。道中には可愛らしい色使いの家が見え、スイスに近い景色です。湖畔の町ザンクト・ヴォルフガングでバスを降り、25分のフリータイムの間に教区教会を見てから、15:30遊覧船に乗り込みました。湖畔には別荘がまばらに建ち、水着姿でボートに乗った人の姿も見えます。典型的なヨーロッパリゾートの景色でした。
16時ごろ遊覧船を降りて再びバスに乗り、18:30にミュンヘン中央駅に戻ってきました。前日と同じアジアンヌードルの店で夕食(2皿を3人でシェアして9.8E)を摂った後、地下のスーパーでアイス2個、スパークリングワインのミニボトル2本(合計4.9E)を買い、店の外で飲み食いしました。別にやせ我慢をしたつもりはなく、これで十分満足です。というか、チップを気にしないといけないヨーロッパのレストランは元々苦手で、ファストフードで写真メニューを指さすほうが性に合っています。それにヨーロッパでは時差ぼけを少なくするために早寝早起きが基本であり、夜7時からレストランに行っていたら寝るのが遅くなってしまいます。個人的には、朝食ビュッフェの充実したホテルでしっかりと朝食を摂り、昼と夜はパンやファストフードで軽めに済ますのが体調管理の上で好ましいように感じています。
食後、DB(国鉄)の窓口で、28日のミュンヘンからヴュルツブルクまでのICEの席を予約し(3人で8E)、ホテルには19時半前に帰ってきました。

27日、やはり6:30からホテルで朝食を摂り、7:50にホテルを出発。前日と同じ場所でツアーバスに乗り込みました。録音テープで日本語の案内もあるツアーのため、半数弱は日本人です。ガイドは英語を話していましたが、聞き取りやすくて不自由はしませんでした。
バスは8:30にミュンヘン中央駅を出発し、10時過ぎにオーバーアマガウにあるリンダーホフ城に到着。途中、車内でリンダーホフ城とノイシュバンシュタイン城の入場料として、大人21E、18歳未満2Eの徴収がありましたが、25日に購入したバイエルンの城巡りチケットをガイドに預けることで、3人合計で2Eで済みました。もしこのツアーに参加するのであれば、あらかじめ城巡りチケットを購入しておくことをお勧めします。10:30から日本語音声案内(録音テープ再生)のツアーでリンダーホフ城に入場しました。ここは中世騎士道の妄想に溺れ、孤独な生涯を送ったルードヴィヒ2世が作らせた城の一つです。従者を近づけずに生活できる豪華絢爛な部屋の数々が、誇らしくも寂しい彼の人生を語り伝えていました。
その後バスで移動し、町中の土産物屋に立ち寄りましたが、ツアーにありがちな暴利を吹っかける店ではなく、良心的な値段でした。
再びバスで移動し、13:30にフュッセン着。バスの車内でガイドからノイシュバンシュタイン城のチケットを受け取り、預けてあったバイエルンの城巡りチケットを返してもらいました。しかしノイシュバンシュタイン城の入場時間が3人一緒でなかったため、ガイドに頼んで同じ時間にしてもらいました。そうこうしている内に、我が家の3人を含めた日本人7人が取り残されたため、7人で隣にあったホテルのレストランで昼食を摂り、ノイシュバンシュタイン城に向かうことにしました。我が家以外の4人は、70代のリッチな老夫婦と節約旅行の20代女性2人です。私と妻は老夫婦お勧めのソーセージとポテトの郷土料理(10E)とグラスワイン(6.5E)、長男はサンドウィッチ(8E)とオレンジジュース(3E)を頼みました。
14:30に食事を終え、山の上のノイシュバンシュタイン城までバス(1.8E)、馬車(6E)、徒歩(無料)のいずれかで向かうことになりますが、バスと馬車は凄い行列です。老夫婦が20代女性2人の馬車代を出すという話になり、4人は馬車で、我が家3人は待ち時間のない徒歩で向かうことにしました。チケットに記されたノイシュバンシュタイン城の入場時間は15:20であり、我が家の3人は14:50に城周辺にたどり着いて写真を撮りながらゆっくり過ごしたものの、他の4人は時間ギリギリでした。待ち時間込みで考えるなら、徒歩が一番早いと思います。
ノイシュバンシュタイン城はドイツで最も有名な観光資源ですが、世界遺産には登録されていません。リンダーホフ城同様に、破産してまで中世騎士道の妄想と城作りに明け暮れたルードヴィヒ2世の孤独な生涯を語り伝えていました。国王が財政を傾けてまで作った建造物としては他にインドのタージマハールが有名ですが、これらより遥かに壮大な故宮を造りながら国家運営に支障のなかった中国皇帝の権勢はとてつもないものだと改めて思い知らされました。
その後、徒歩で山を下り、16:40にバスで集合。そこからノンストップで18:25にミュンヘン中央駅に帰ってきました。夕食は前日と同じ店で同じメニューを頼み、地下のスーパーでシャンパンや土産物のお菓子などを買いこんでから、ホテルに帰ってきました。

28日、6:30からホテルで朝食を摂り、7:40にホテルを出発。駅構内の本屋で時間をつぶしてから、8:16発のICEに乗り、10:27ヴュルツブルクに到着の予定が20分以上遅れました。車内の乗車率は3~4割ですが、最終駅までの間に予約が入っているシートは7割ほどでした。駅構内のコインロッカー(4E)にスーツケースを預けてから、徒歩で世界遺産のレジデンツ(城巡りパスで無料)に向かいました。外観は壮麗な宮殿という印象です。一部のコーナーはガイド案内の団体でしか入れませんが、ドイツ語の説明を聞き流しつつ団体に揉まれる元気もなかったため、そちらは諦めました。壮麗な大広間や階段を見てまわり、それから徒歩で大聖堂に向かったものの、入り口が分からず、結局そこからメイン通りを歩いて駅に戻ってきました。
途中のパン屋でサンドウィッチやアップルパイを買いこみ(3人で計9.1E)、駅構内で食べてから、再びICEに乗りました。12:57 ヴュルツブルク発、14:04 フランクフルト着の予定でしたが、出発が10分、到着が20分遅れました。今回は延べ4回ICEに乗り、そのうち3回で到着が20分以上遅れました。駅の電光掲示板にも遅延の案内が目立つため、ドイツのICEは頻繁に遅れると考えた方がよさそうです。
フランクフルト中央駅でコインロッカー(6E)にスーツケースを預けてから、Sバーン(近郊列車、ジャーマンレイルパスで無料)でハウプトヴァッヘに向かいました。駅を出たところで屋台を見つけ、フランクフルトソーセージ(2E)を食べてから、旧市庁舎レーマーと、ブリュッセルのグランプラスを髣髴とさせるレーマー広場を見て、大聖堂に向かいました。ここは規模は大きいものの、内装はややさっぱりとした印象です。
その後、賑やかな通りや地下商店街で、ビール(2E)、アイス(1E)、カットフルーツ盛り合わせ(1E)などを買って食べ、中央駅に戻ってスーツケースを引き払ってから、Sバーンで空港に向かいました。
空港でチェックインを済ませ、妻と長男が本屋に入り浸っている間に、私一人でプライオリティパスを使い、Luxxloungeへ。フランクフルトソーセージが山のように用意してあるのが印象的でした。
20:15にフランクフルトを発ち、翌29日の正午に北京着。プライオリティパスを使って3人でCAファーストクラスラウンジに入り、昼食を摂りながら時間をつぶしました。17:00に北京を発ち、21:10にセントレアに帰ってきました。

今回の旅行中にドイツで使ったお金は6万5千円ほどであり、最初の42万4千円とあわせて50万円弱です。夏休みシーズン中に3人で8日間のドイツ周遊旅行をしてこの値段に抑えられた理由は、燃油サーチャージ込みのCA航空券が安かったことと、ユーロ安に尽きます。1ユーロが170円だった頃は割高な印象でしたが、現在は「ふはは、見ろ。ユーロがゴミのようだ」と言いたくなるくらい安くなりました。
なおドイツには世界遺産をはじめとする観光資源が目白押しであり、8日間の旅行ではかなり観光地を絞り込む必要がありました。また機会があれば、ベルリンなど旧東ドイツ圏にも足を伸ばしてみたいと思います。
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ibukuro3

7月はいつ更新されるかお待ちしていました。楽しく読ませてもらいました。
夏休みシーズンとは思えない旅費ですね。感服しました。
ところで地球の歩き方ですが、私は購入せずにいつも公共図書館のものを借りて持って行きます。最新版が無料で使えて、返せばいいから家の本も増えないので重宝しています。
by ibukuro3 (2012-07-30 07:09) 

毎留

ibukuro3さん
ご訪問ありがとうございます。
私の場合はチケット予約時、旅程プランニング時、旅行中にガイドブックが必要になり、一度持っていくと結構痛むこともあるので、買うしかない状況です。
でも今回のルクセンブルクやザルツブルクのように、ちょっと足を伸ばした先の情報なら、図書館で借りてもよさそうですね。
貴重な情報、ありがとうございました。
by 毎留 (2012-07-30 11:06) 

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