敦煌旅行記(15年10月):The 旅行道:So-netブログ
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敦煌旅行記(15年10月) [海外旅行記]

今回はシルクロードの街、敦煌に行ってきました。私はこれで中国に全部で31ある省、直轄市、自治区のうち、25か所に訪れたことになります。
今年3月、ユナイテッド航空の3万マイルを使って下記特典航空券を発券しました。空港税は別途 68.1ドルです。
DAY1 NH939 NGO 1030 PVG 1215
DAY1 CA1884 PVG 1615 PEK 1840
DAY2 CA1287 PEK 0615 DNH 0940
DAY4 CA1288 DNH 1040 PEK 1335
DAY4 CA159 PEK 1700 NGO 2100
11月の台北行き往路
NH、CA、NGO、PVG、PEK、DNHはそれぞれ全日空、中国国際航空、名古屋、上海、北京、敦煌の略です。
中国国内で最大のホテル予約サイトCtrip で Beijing Aulympic Airportel(素泊まり、198元)と Dunhuang Legend Hotel(朝食付き、2泊で298元)を予約しました。
これまで Beijing Aulympic Airportel を予約すると、こちらの搭乗便を確認して、何時に空港のどこで待ち合わせと指定してくれましたが、今回は電話番号を教えられただけです。

そして旅行初日――この日は上海経由で北京に行くだけで終わります。セントレアでチェックイン後、プライオリティパスでラウンジに入り、朝食をとりました。
上海到着後、敦煌までのチェックインを済ませ、プライオリティパスで再びラウンジへ。北京に着き、インフォメーションデスクからホテルに電話してもらい、送迎バスでホテルまで送ってもらいました。

2日目、夜中に起き、3時45分の送迎バスで空港へ。4時半に保安検査が開始され、プライオリティパスでラウンジに入り、朝食をとりました。機内では食事のサービス以外は寝て過ごしました。
敦煌に到着し、タラップをおりると、見渡す限りの砂漠が広がっています。その中にポツンと平屋建ての空港ビルが建っていました。ここから空港バス(10元)で市内に向かうことにします。
砂漠を突っ切るアスファルトの道路をバスで疾走していくと、賑やかな市街地が見えてきます。バスは敦煌飯店の前で停まりました。一辺が1キロほどの小さな街なので、ここからは徒歩で充分です。まだ朝の10時過ぎでしたが、ホテルにチェックインさせてもらえました。部屋に荷物を置いてから再出発。
街の中心部にロータリーがあり、その南東部には敦煌夜市が広がっています。ここで牛肉麺(26元)を食べました。中国の地方都市にしては、物価は高めです。その後、大きな超市(スーパーマーケット)でキャップに同じ製造年月日が記載されていることを確認して、ミネラルウォーターを買いました。中国では食の安全に気を遣います。
この日は午後から鳴沙山に行くことにしました。私は通りすがりの3路バス(2元)に乗りましたが、ロータリーから数十メートル南下したところが3路バスの出発地点のようです。終点まで行くと、正面に砂漠の山が見えてきます。このあたり一帯が鳴沙山で、入場料は120元でした。高地なので紫外線が強く、砂漠からの照り返しも強烈です。砂漠の砂はパウダーのように細かく、ゆるやかに足を取られて体力を消耗し、容赦なく靴の中に入ってきます。アトラクションとして小型飛行機、北斗の拳のモヒカンが乗ってそうなバギー、ラクダがありました。しかしシルクロードで砂漠と言えば、定番はラクダでしょう。100元払ってラクダの背にまたがり、40分かけて砂漠の中を揺られてきました。日差しが強く、喉が渇き、山の斜面を下る際に揺れが激しくなります。シルクロードを旅するキャラバンの気分を少しだけ味わえました。
ラクダから降りてアスファルトの道を歩いていくと、最奥部に三日月のような形の泉(月牙泉)が見えてきます。いわゆる砂漠の中のオアシスです。そばには中国風の建物があり、碧い湖面と白い砂肌のコントラストが見事でした。
その後、帰り道で山の上からソリに乗って降りてくるアトラクション(15元)を見つけ、そちらにも挑戦しました。スキーと違って制動が利かないので、それなりにスリルがあります。
時刻は午後4時半です。夕方の眺めがまた最高と聞いていたのですが、朝が早かったこともあり、もう体力の限界でした。3路バスで市街部に戻り、敦煌夜市で羊肉のうどん(20元)と羊の串焼き(10元)を食べてから、ホテルに帰ってきました。

3日目、ホテルで朝食をとっていると、なにやら外が賑やかです。8時半に出発すると、ちょうどホテル前の道が市民マラソンのコースになっていました。事前情報では、敦煌飯店の近くから莫高窟行きバスが出ているとの話でしたが、そのような気配はありません。タクシーを求めて歩き回っていると、たまたま莫高窟行き12路バス(3元)と遭遇しました。丝路宾馆の北向かいから出発しているようです。
莫高窟に向かう道路もマラソン大会で片側が閉鎖されており、莫高窟旅客服務中心の道向かいで降ろされました。ここで200元のチケットを買い、2本の映画を見てから、専用バスで10分ほどかけて莫高窟まで送迎してもらいます。1本目の映画は、砂漠を旅するキャラバンの安全を願って莫高窟を作ったことを紹介する時代劇です。かなり本格的に撮影されており、大画面なので迫力満点です。2本目は、莫高窟の内部をプラネタリウムのようなドームスクリーンに映し出すものでした。移動時間も含めて2本で45分ほどかかります。
莫高窟に着いた時には11時過ぎでした。ゆっくりと見て回るつもりだったので、先に食堂に入り、駱肉黄面(28元)を食べました。これは敦煌の名物料理で、駱肉とは駱駝(ラクダ)の肉とのこと。パサパサの肉が載った、あんかけそばでした。
莫高窟の入り口ではイヤホン付きの無線機を渡され、十数人のグループにガイドが一人つきました。無線機は自分のガイドの説明を受信する仕組みのようです。ここには100以上の石窟がありますが、普段は入り口の扉が閉ざされ、鍵をかけられています。必然的にガイドと一緒に見て回らなければなりません。なお、入場する石窟はグループごとに違います。私はグループ間を移動しながら、出来るだけ多くの石窟を見てまわりました。どうせ無線機から流れてくる中国語の説明を聞いても分からないので、自分のガイドに終始同行するメリットがなかったのです。それでも見学できたのは十数個でした。これなら自由に見て回れる雲崗や大足の石窟のほうが、満足感を得られます。
その後、専用バスで莫高窟旅客服務中心に戻り、そこから12路バス(服務中心を出て左手のところにタクシーと並んでいます)で市内に戻ってきました。
ここで前日と同じ3路バスに乗り換え、敦煌博物館(入場無料)に向かいました。市街地を出て少しすると右手に見えてきます。私は3路バスの道中にあるという情報しかなかったため、見過ごしてしまい、終点まで行ってから帰りにようやく見つけました。ここでは敦煌の歴史とともに様々な発掘品が展示されており、莫高窟の一つを再現した場所もありました。主要な展示やテーマには日本語の説明もあります。
そこから徒歩でホテルに戻り、少し休憩してから夕食を求めて敦煌夜市に出かけました。オープンスペースの店で敦煌名物の黄面(あんかけそば、16元)と蘭州名物の五目鍋(14元)を注文し、夜市を散策してからホテルに帰ってきました。

ここで、もう一度繰り返します。ロータリーから数十メートル南が3路バスの出発地で、これは敦煌博物館経由、鳴沙山行きです。丝路宾馆の北向かい(三危路と文昌南路がぶつかる市内東部)が12路バスの出発地で、これは莫高窟旅客服務中心に行きます。しかし私には空港行きバスの出発地が最後まで分かりませんでした。

4日目、ホテルで朝食をとり、8時過ぎにチェックアウト。そのままタクシー(言い値で50元。相場は40元くらいでしょうか?)で空港に向かいました。
空港ではプライオリティパスでラウンジに入り、時間をつぶしました。北京に着くと、敦煌の青空とはうって変わった、白くくすんだPM2.5色の空が広がっています。ここでもプライオリティパスでラウンジに入り、無事名古屋に帰ってきました。
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