高雄旅行記(15年12月):The 旅行道:So-netブログ
SSブログ

高雄旅行記(15年12月) [海外旅行記]

前回の台北旅行に続き、今回は台湾南部の高雄に行ってきました。
9月にピーチアビエーションのホームページで下記航空券を購入しました。座席指定料、支払手数料、空港税など込みで総額 18940円です。
DAY1 MM035 KIX 1055 KHH 1330
DAY3 MM036 KHH 1415 KIX 1755
またホテルはExpediaで Shun Yu Bisdiness Hotel(朝食つき、2泊で7555円)を予約しました。
大阪までは、往路が新幹線で復路が近鉄特急デラックスシートです。チケットショップでそれぞれ5700円と3700円でした。

旅行初日、6時20分の始発新幹線、JR在来線、大阪市営地下鉄(240円)、南海電鉄ラピートα(1130円)を乗りついで関空へ。ターミナル1のすき家で朝食をとり、ターミナル2のセブンイレブンでパンを買い、機内に持ち込みました。ミネラルウォーターはセキュリティーチェック後に購入。朝が早かったこともあり、寝て過ごしているうちに高雄に着きました。
地下鉄の2日券(250T$)を買い、高雄駅からほど近いホテルに向かいました。部屋に荷物をおいてから再出発。
地下鉄を乗り継いで、高雄市立歴史博物館(日本統治時代の古い市庁舎を流用しており、建物自体が歴史的資料ですが、展示内容はスカスカです)、愛河(街中を流れる運河)、打狗鉄道故事館(使われなくなった古い駅舎と線路が残され、蒸気機関車が展示されています)といずれも入場無料の観光地をハシゴした後、旗津フェリー(25T$)に乗って旗津半島に渡りました。ここは市民にとって身近な観光地で、店の建ち並ぶ大通りを歩いていくと砂浜の海岸に出ます。辺りには屋台が多く、主にイカや貝などの海産物を扱っていました。
暗くなって来たところで再びフェリーに乗って対岸に戻り、道端の店で鴨の血液ゼリーが入った一人鍋(130T$)を食べ、六合夜市を散策してからホテルに帰ってきました。

2日目、ホテルで朝食をとり、地下鉄の橋頭糖?駅へ。ここにはかつての精糖工場を改装して作られた台湾糖業博物館があり、その奥にある十鼓橋糖文創園?で太鼓のショー(300T$)を見ることができます。個人的には、これが今回の旅行のハイライトです。10時前に入場し、まずは他のお客さんと共に太鼓の練習をしてからショー会場へ。その際、英語も話せるガイドの人が、日本統治時代に和太鼓が台湾に伝わったこと、ここは精糖工場跡地であり、アルコール燃料の原料にもなるので、アメリカ軍の空襲の標的になったことなどを説明してくれました。ショー会場の舞台前には薄い布があり、霧のように霞んだ向こうから、勇壮な太鼓のリズムと、鋭くも切ない縦笛の音が響いてきます。日本人にとってどこか懐かしく感じる旋律です。
演目が進んで薄い布が上がると、舞台の足下には水がたまっていました。水を蹴飛ばしながらの演舞は迫力満点で、さらには舞台上から人工雨が降ってきたりします。アンコールを含め40分ほどのショーでした。現在は土日の10時半と15時からショーをしていますが、もし行かれる場合は最新情報をチェックしてください。
その後、糖業博物館を一通り見てから、地下鉄で左営駅に向かい、高鉄(台湾新幹線)左営駅のセブンイレブンで新国民弁当(55T$)を買って駅舎内で食べました。これは台湾の鉄道駅にあるセブンイレブンの限定商品で、個人的にはこれを食べると台湾に来たという実感が湧くのです。
左営駅舎から紅35バス(12T$)に乗り、蓮池潭へ。ここは池の上で大きな龍と虎が口をあけ、その向こうに2本の塔が建っているところで、高雄といえばここの写真が出てくるくらい有名です。入場時には任意の寄付を募っており、寄付をした人には絵はがきを配っていました。塔の上から蓮池を見下ろすと、心地よい風とあいまって気分は爽快です。
ここから301番バスと地下鉄を乗り継いで、いったんホテルに帰ってきました。次の観光場所は高雄一の高さを誇る高雄85ビルですが、夜景も見たかったので、休憩がてら時間を潰すことにしたのです。16時前に再出発し、地下鉄で三多商圏駅へ。近くの百貨店を覗いてから、高雄85ビルの展望台(180T$)に上りました。ここは海に近いこともあり、どこまでもくすんだ街並みが続く台北101ビルの眺望よりも見応えがあると思います。1時間ほど粘り、だんだん海と街が闇にとけ込み、代わりに道路がライトアップされていくのを見届けてから下りて来ました。ビルの西隣に一人鍋の店を見つけ、そこで130T$のスパイシー鍋をつついてから、今度は南に隣接する高雄市立図書館へ。ここは昨年できたらしく、夜に訪れると、ゆったりとした空間と近未来的な照明とのコントラストを楽しめます。置いてあるのは中国語の本ばかりですが・・・・・・。
そこから地下鉄で移動し、愛河のライトアップを見てからホテルに帰ってきました。

3日目、ホテルで朝食を済ませ、8時過ぎにチェックアウト。まずは徒歩で、高雄駅から西に10分ほど歩いたところにある三鳳宮に向かいました。ここは台湾南部の道教の聖地です。これまで台湾の寺院は、私の心の琴線に触れるものがないと思っていましたが、その理由がやっと分かりました。祀ってある主神が髭面のおじさんの人形ばかりで、神聖さがないというか、どこか俗っぽいのです。しかしここの2階の主神はそんな私の常識を越えていました。玉皇上帝という看板で、その両脇には北斗星君と南斗星君が控えています。これを見た私の脳内では、リンの姉を巡ってケンシロウとファルコが戦っていました。
そこから地下鉄で後潭駅に向かいました(20T$)。ここで紅28バスに乗り換えて国立科学工芸博物館に行く予定でしたが、バスは30分に一本しかなく、しかも前のバスが出発したばかりでした。これでは帰りもリスキーと考え、行き先を徒歩で行ける客家文物館(入場無料)に急遽変更。ここでいう客家とは、かつて中国から台湾に移住した人たちですが、移住者の生活様式が大陸人のそれと大きく変わるはずもありません。昔の中国人の暮らしぶりに関する展示と言われても違和感のないものでした。
まだ時間があったので、そこから地下鉄で三多商圏駅に移動し、前日訪れた高雄市立図書館へ。夜の近未来的なライトアップと異なり、自然光に満ちあふれた居心地の良い空間でした。
その後、地下鉄で空港に向かい、チェックインと保安検査、出国審査後にプライオリティパスでラウンジに入り、昼食をとりました。今回はLCCAで機内食がないので、一食分がっつりと食べました。関空到着後、南海電鉄ラピートβ(ピーチの機内販売で1030円)と近鉄特急を乗り継いで名古屋に帰ってきました。
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:旅行

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0