熊本旅行記(16年8月):The 旅行道:So-netブログ
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熊本旅行記(16年8月) [国内旅行記]

今回、ふっこう割を用いて長男と熊本に行ってきました。これは地震後の九州に観光客を呼び戻すため、国の補助金を用いて九州地方への旅行を割引する制度です。
7月に、るるぶトラベルのホームページから下記の旅行を申し込みました。
DAY1 FDA321 NKM 0805 KMJ 0925
DAY2 FDA326 KMJ 1500 NKM 1620
FDA、NKM、KMJ はそれぞれフジドリームエアライン、県営名古屋空港、熊本空港の略です。
私と長男がそれぞれ割引クーポンを用いるため、異なるメールアドレスで別々に予約しました。宿泊はホテル法華クラブ熊本で、私はシングルルーム、長男はツインルームを予約。私は1000円のクオカードがついて往復の飛行機と宿泊で20400円、長男は往復の飛行機と宿泊で20600円ですが、それぞれ14000円ずつ割引クーポンを使ったので、6400円と6600円になりました。
それとは別に楽天トラベルで、ホテル法華クラブ熊本から徒歩圏内にあるスーパーホテルLOHAS熊本天然温泉の馬づくしコース付きプランを申し込みました。1泊2食付きダブル1室で12000円ですが、こちらも割引クーポンを用いて5000円になりました。ホテル併設レストラン旅彩の馬づくしコース(通常3685円。馬刺の4点盛合せ、名物馬すじの煮込み、馬コロッケ、馬ステーキ焼き野菜添え、馬にぎり鮨、デザート)2人前と翌朝のバイキング式朝食、そして天然温泉がついて5000円ならリーズナブルです。さらに、じゃらんホームページで熊本空港貸し出し、熊本駅前乗り捨てのレンタカーを初日10時から19時まで1000円で予約しました。
というわけで、初日のレンタカー、1泊2食、天然温泉、クオカード1000円、往復の飛行機がついて2人で総額19000円に収まりました。一方でクーポン利用額は35000円です。普段がっつり取られている税金を取り戻し、旅費を抑えることができました。ちなみに熊本への旅行はこれで4回目です。

旅行初日、愛車で県営名古屋空港に向かいました。FDA利用者は1泊2日の駐車料金が1500円ですが、ツアー本体が安いせいか、これすら割高に感じてしまいます。
熊本空港到着後、レンタカーで大観峰へ。空港からはおよそ1時間のドライブです。本当は草千里など阿蘇山の麓に行きたかったのですが、現在は地震の影響で立ち入ることができなくなっています。そこで阿蘇の山々を一望にできるこの展望台に来たのです。以前から阿蘇山には霧が発生して山頂まで登ることができないことが多く、この日も山頂は雲の中に隠れていました。標高が高いせいか、8月だというのに吹きつける風が体温を奪っていきます。
ここを見てから山を下り、国道57号沿いにある山賊旅路という店で、だご汁と高菜めしの定食(1250円)を食べました。だご汁は、団子の入った具沢山の味噌汁と言えばイメージが伝わるでしょうか? 高菜めしと共に熊本の郷土料理です。
食後、国道57号を西に進み、火の山温泉どんどこ湯という天然かけ流しの濁り湯に入りました(大人620円、小人310円)。ここからさらに西に進むと国道57号が通行止めになっており、その影響で付近にあった開業3年に満たないコンビニがその日、閉店することになっていました。入浴後、通行止めのマークが至るところに表示されたナビを見ながら阿蘇の山麓を廻りこむように南下し、高森湧水トンネル公園(大人300円、小人100円)へ。ここはトンネルを掘ろうとしたら阿蘇の湧水が大量に出てきて工事を断念した場所です。現在では中央に運河の流れる遊歩道トンネルになっており、奥には超音波とフラッシュを利用して噴水の水が逆流しているように見える場所や、プロジェクトマッピングのショーがありました。一番奥の壁からは現在も湧水が湧きだしており、柄杓ですくって口に含んでみると鉄分を感じました。
ここからナビに従って熊本市内に向かおうとしたのですが、ひび割れて朽ち果てた細道に案内され、その先は通行止めになっていました。ナビで更新できていない通行止めがあったようです。ナビの利用をあきらめ、太い道まで戻ってから地元の車の流れに沿って走っていくと、先ほどの火の山温泉どんどこ湯を経由して、北から迂回する形で何とか熊本市内に入ることができました。
レンタカーを返却し、徒歩でスーパーホテルに向かい、チェックインを済ませて部屋に荷物を置いてから、ホテル併設レストランで馬づくしのコースを堪能しました。癖もなくさっぱりとしているので、私は馬肉が大好きです。食後、ここの天然温泉にも入浴してからホテル法華クラブに向かい、夜はそちらで泊まりました。

翌朝、ホテル法華クラブをチェックアウトし、スーパーホテルで朝食をとりました。ここの朝食には熊本名物の太平燕もあります。スーパーホテルをチェックアウトし、市電(大人170円、小人90円)で水前寺公園(大人400円、小人200円)へ。ここは江戸時代に細川氏が作った桃山式回遊公園であり、日本最大級の湧水公園ですが、地震直後には一時的に水位が下がってしまったそうです。現在では元の水位まで戻り、以前と同じ景観を見ることができました。
そこから市電で熊本城に戻り、まずはショップの立ち並ぶ、桜の馬場城塞彩苑へ。ここでサツマイモとアンコの入った、いきなり団子を食べ、熊本城を紹介するエンターテイメント施設である湧々座に入りました。ここの入場料は本来300円ですが、地震の影響で一部の展示室が閉鎖されており、この日は入場無料でした。それでも2階の劇場ではコンピューターグラフィックスを用いて江戸時代の熊本城を紹介する上映を行っており、これで無料とは申し訳ない話です。こういう場所で入場料を払うのは全然やぶさかではないのですが……。
その後、熊本ラーメンの有名店である「こむらさき」の本店に向かい、定番の王様ラーメン(700円)を食べてから、熊本城の近くにある加藤神社へ。現在、熊本城の敷地内に入ることはできませんが、ここまでの道中で数多くの石垣が崩れているところを目撃しました。神社の境内からは天守閣を望むことができますが、こちらも屋根瓦が崩れ、以前訪れた時の華々しさが失われていました。なんというか満身創痍です。いずれ復興していくのでしょうが、そのためにも多くの観光客が訪れ、今しか見られない熊本城の姿を目に焼き付け、地元にお金を落としていくことが大事です。不謹慎という理由で熊本旅行を取りやめる人がいるそうですが、熊本で温泉につかり、観光地巡りをして、うまいものをたくさん食べ、旅行を満喫することが復興の活力になるのです。
ふっこう割、万歳! 9月9日からは第2期(10月以降)の予約が始まります。
なお、私はその後エアポートバス(大人700円、小人350円)で熊本空港に向かい、空港の売店で土産物を買い込んでから名古屋に戻ってきました。
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