石家庄旅行記(17年5月):The 旅行道:So-netブログ
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石家庄旅行記(17年5月) [海外旅行記]

中国河北省の省都、石家庄に行ってきました。中国に31ある省、直轄市、自治区のうち、これで27か所目です。
今年1月、中国国際航空(CA)のホームページで下記航空券を購入しました。チケット代8000円に空港税などが加算され、総額13020円です。
DAY1 CA160 NGO 0900 PEK 1135
DAY3 CA159 PEK 1700 NGO 2100 (NGO、PEKは名古屋、北京)
またCtrip のホームページで下記ホテルと高速鉄道を予約しました。
Hoton Hotel(河北博物院そば、準4つ星、2泊朝食付きで438元)
DAY1 G573 北京西 1618 石家庄 1739 (128.5元+手数料35元)
DAY3 G606 石家庄 0935 北京西 1054 (同上)

旅行初日、セントレアで出国審査を済ませ、プライオリティパスでラウンジに入り、朝食をとりました。
北京には定刻よりも早く着き、手持ちの元が少なくなっていたので空港で両替をしました。ちなみに北京首都空港の両替所はレートが悪い代わりに手数料なし、上海浦東空港の両替所はレートが良い代わりに1回数十元の手数料を取られます。
出発まで微妙に時間があったので、機場快速(25元)と地下鉄(3元)を乗り継いで、北京随一の繁華街、王府井へ。久しぶりの街並みを散策してから天安門広場に向かうと、そこには保安検査の長い行列ができています。天安門広場には過去に何度か来たことがあり、どうしても再訪したかったわけではないので、断念して天安門東駅から地下鉄(4元)で北京西駅に向かいました。
駅の切符売り場に行くと、そこでも長い行列ができています。予約した切符を受け取るために仕方なく並ぶと、その列が途中で窓口を閉められたり、別の列に並びなおすとそこの係員が中座してどこかに行ったりと、日本ではありえない散々な目にあって、何とか切符を受け取りました。手数料5元を払って帰りの切符も一緒に受け取ったのですが、もう一度この苦労をしないで済むなら値千金です。結局ここで50分ほどロスしました。
切符を手に出発フロアに行くと、そこでも多くの人がひしめきあっています。私は少し早い夕食として、構内にある中華風ファストフードの店で牛肉と野菜の炒め物をご飯に乗せたものとホット豆乳のセット(25元)を平らげ、牛肉とマトンのミートパイ(各8元)を買ってから電車に乗りました。列車番号がGから始まる時速300キロの和諧号です。
石家庄到着後、駅のバス乗り場を見ていると博物院を経由する42番バス(1元)を見つけました。以前、長春の駅前からタクシーに乗ったところ、メーターが界王拳をマスターしていて数倍速で跳ね上がったことがあったので、どうも駅前のタクシーは苦手です。博物院近くの停留所から1キロほど歩きましたが、何とかホテルに到着し、チェックインしました。
ちなみに石家庄は人口1000万人の大都市です。夜になって外に出てみると、ネオンと高層ビルに彩られた中国の大都会の夜景が広がっていました。これでなぜ地下鉄がないのか不思議ですが、バスだけで移動するのはかなり大変だと分かりました。

2日目、ホテルで朝食をとり、8時半に出発しました。この日は石家庄の北15キロのところにある古都正定(旧名常州)に行き、隆興寺(50元)、天寧寺(15元)、臨済寺(入場無料)、広恵寺(15元)、開元寺(20元)、県文廟(15元)をハシゴする予定です。バスでのアクセスは大変なので、流しのタクシーに乗りました。「正定寺廟群 隆興寺」と書いた紙を見せ、所要30分で37元です。反日デモが盛んな頃は、日本人だとばれないように漢字を初めて書いたような筆跡で韓国人に成りすましたりしましたが、THAADでもめている現在は、韓国人に間違われるほうが危険なので普通に書きました。行先として隆興寺を選んだ理由は、一番大きくて知名度が高いのと、今回訪れる寺院の中で一番奥にあるため、そこから歩いて戻りながら観光すれば時間のロスが少ないからです。
隆興寺では門を守る四天王、モンゴル人のような顔立ちの大仏、巨大な千手観音像などが広い敷地内に点在しており、奥には中華風の庭園もありました。観光客の数も多く、メジャーな観光地のようです。
天寧寺には高さ41m、臨済寺には30.7m、広恵寺31.5mの塔だけがあり、開元寺には39.5mの仏塔と高さ14mの鐘楼がありました。県文廟は中国各地に点在する孔子を祀る場所であり、奥には孔子像の置かれた建物がありました。これらの場所には観光客の姿もほとんどなく、内容と位置関係から言っても、天寧寺と開元寺だけ押さえておけば十分な気がします。
それらを見て回る道中、それなりにきれいで客も入っている清真(イスラム)料理の店を見つけ、牛肉面(牛肉麵、10元)を食べました。清真料理の麺のスープは独特な風味がありつつもあっさりしており、個人的には気に入っています。
県文廟を見終わったところでタクシーを拾い、前日ホテルにチェックインした時にもらっておいた名刺大のカードを見せてホテルに帰ってきました(35元)。時刻は13時半です。
少しホテルで休憩してから再び出かけて歩いていると、大学病院(河北医科大学附属人民医院)を見つけました。立ち寄ってみると、天井の高いエントランスホールに中国系航空会社のCAのような制服を着た案内嬢がいて、壁には本日診察している医師の写真が掲示されていました。少し斜めになって腕を組んでいる人もいて、白衣を着ていなければまるでラーメン屋の店主です。頑固一徹、腕に自信ありとでも言いたいのでしょうか?
なお余談ですが、私自身はこういう場所に写真を掲示されるのが苦手です。顔が割れるのを避け、数日の休みで世界各国に出かけ、場合によっては国籍を偽り、ヒット&アウェイで観光という情報収集ミッションをこなしてくるのですから、割と忍者や特殊部隊のような仕事に向いているのかもしれません。
大学病院を見学後、河北省博物院(要パスポート、入場無料)に入りました。中国各地の博物館を見てきた私にとって目を見張るほどの展示はありませんが、展示品の数は膨大で、見て回るのに90分ほどかかりました。
その後、ホテル隣のショッピングセンターで羊肉の麻辣火鍋(31元)を食べてからホテルに帰ってきました。

3日目、ホテルで朝食をとり、8時にチェックアウト。タクシー(18元)で石家庄駅に向かったのですが、行きに1元のバスでホテルまで来た時とは労力も所要時間も雲泥の差。普段は公共交通機関を乗りこなすと幸せになれるのですが、今回は少し懲りました。
0935発の和諧号に乗り、北京西駅からは機場バス(30元、所要70分)で北京首都空港へ。12時半前に空港につき、まだ名古屋行きのチェックインは始まっていなかったのですが、他のカウンターで預け入れ荷物がないことをアピールしてチェックインさせてもらい、出国審査と保安検査を済ませ、13時過ぎにプライオリティパスでCAファーストクラスラウンジに入りました。そちらで少し遅めの昼食をとり、ほぼ定刻通り名古屋に帰ってきました。最近のCA名古屋―北京路線は、体感的に乗客の8割以上が中国人です。
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