大阪旅行記(20年6月):The 旅行道:So-netブログ
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大阪旅行記(20年6月) [国内旅行記]

県境をまたぐ移動の制限が解除されて2回目の週末、大阪に行ってきました。
先週、名駅そばのチケットショップで名鉄株主乗車券(6月末まで、700円)を買った際、近鉄株主乗車券(7月末まで、1200円)も見つけたので2枚買っておきました。これと近鉄特急アーバンライナー(前日までにネット予約で1630円)を組み合わせ、片道2830円です。ちなみに新型特急ひのとりにはネット割引がなく、2130円のままですが、こちらも来週乗る予定です。
ホテルは、じゃらんでファーストキャビン御堂筋難波を予約しました。ここは飛行機のファーストクラスをイメージした簡易宿泊施設です。通常価格帯5000円前後のところ、期間限定で2600円になっていました。そこから「毎月1000予約限定!編集部注目の宿にお得にステイ!じゃらんクーポン」で1000円割り引いてもらい、実際の支払額は1600円です。
今回の観光先は、死海の塩分濃度を再現した死海風呂のあるスーパー銭湯「湯楽」、2019年に世界遺産に認定された百舌鳥・古市古墳群の中でも最大の「仁徳天皇陵」、そして世界各国の温浴施設をイメージしたテーマパーク「スパワールド世界の大温泉」の3つです。
ちなみに私が調べた限りでは、東海~関西地方でこの死海風呂があるのは、大阪メトロ北加賀屋駅から徒歩圏内の「湯楽」、東静岡駅から徒歩圏内の「natural hot spring & hotel 松之湯」、三島や御殿場からシャトルバスが出ている「気楽坊」の3か所だけです。ただし湯楽の死海風呂は男女入れ替え制で、男性は奇数日、女性は偶数日に行く必要があります。このあたりは今後変わることもありますので、ホームページで最新の情報をチェックしてください。
ともあれ、ファーストキャビンで国際線気分を味わい、死海風呂に浮かび、世界遺産を訪れ、世界中(今月は男性がヨーロッパゾーン、女性がアジアゾーン)の温浴施設巡りをするのが今回の旅行の趣旨です。


旅行初日、昼過ぎまで仕事があり、1500発の近鉄特急アーバンライナーで名古屋から大阪難波に向かいました。前もって座席指定の画面で確認しておいた通り、車内はガラガラです。難波駅到着後、近くにあるお好み焼き店、ぼてぢゅう本店で一番人気というスペシャル豚たま(1210円)を食べました。ぼてぢゅうの関西空港店はプライオリティーパスで利用できる店なので、以前から名前は知っていましたが、利用するのは初めてです。豚肉の多い普通のお好み焼きといった感じで、私はこの値段でもう一度来たいとは思えませんでした。
食後、難波駅そばのホテルにチェックインしてから、大阪メトロで北加賀屋駅に向かい(230円)、そこからは徒歩で湯楽(休日790円)へ。死海風呂というからには、塩分濃度は30%だとばかり思っていたのですが、ここの死海風呂は15%とのこと。ちなみに海水が3%で、人間の体液が0.9%です。15%でも体は浮きますし、体がヒリヒリと痛くなってきます。この濃度で十分なのでしょうが、個人的には30%を体験したいところです。なお四肢を伸ばして浮かび、ボートを漕ぐ要領で両手を動かせば、制動も可能です。すぐに体が痛くなるので、数分×3セットで満足しました。温泉の方は癖のないお湯を源泉かけ流しで使っていました。
その後、地下鉄(230円)でホテルに戻り、ホテルでも大浴場とサウナに入りました。こちらはほぼ貸し切り状態でした。

2日目、0700からホテルで別料金500円の朝食をとる予定でしたが、コロナの影響で営業をみあわせていました。仕方がないので、少しだけ朝風呂に立ち寄ってから、0800にチェックアウト。この近くで朝から営業している店は、すき家しか知らなかったので、そこで朝食をとりました。
南海難波駅で堺・百舌鳥古墳群世界遺産きっぷ(6月末までの期間限定発売、700円)を購入し、まずは堺東駅へ。ここで反正天皇陵に立ち寄ってから、再び南海電鉄で三国ヶ丘駅に移動し、そこから仁徳天皇陵を反時計回りに一周(2850メートル)しました。私はクフ王のピラミッド、秦の始皇帝陵にも行ったことがあるので、これで世界三大墳墓をコンプリートしたことになります。とはいえ、左手に堀があり、その向こうに草木に覆われた陸が見える道を、延々と歩き続けるだけなので、視覚的な凄さは感じられません。他の天皇の陵墓と同様、ここも宮内庁の管轄でした。
途中、駅から見て仁徳天皇陵の向こう側にある大仙公園にも立ち寄り、ここの日本庭園と堺市博物館にも立ち寄りました。どちらも本来は200円ですが、堺・百舌鳥古墳群世界遺産きっぷを提示すると無料でした。日本庭園は、まあ日本庭園です。中国ともヨーロッパとも異なる、ごく普通の日本庭園です。外国人なら喜ぶでしょう。堺市博物館では古墳と堺市の歴史に関する展示がメインでした。
これらを見終えてから、南海電鉄で難波駅に戻り、前日見つけてあった牛かつ専門店、京都勝牛という店で期間限定価格1100円の牛ロースカツ膳を食べ、再び南海電鉄に乗って新今宮駅へ。駅から徒歩圏内に、スパワールド世界の大温泉(1300円)があります。ここには視覚的に様々な趣向を凝らした湯舟があり、最初に来た時には割と感動したものです。しかし4回目となる今回はもう慣れてしまい、行きつけの店に来たような感覚でした。
その後、近くにあるドン・キホーテに立ち寄ったのですが、マスク着用率が6割くらいしかなく、その客層に嫌気がさして、すぐに店を出ました。南海電鉄で難波駅に向かい、今度は高島屋のメンバーズサロン(スイスホテル南海大阪5階。髙島屋ゴールドカード提示で入場無料)へ。こちらの客は9割以上マスクを着用しており、雰囲気的にも空港のビジネスクラスラウンジと同じ客層です。ここで無料のお茶を飲み、少し休憩しました。ドン・キホーテと髙島屋メンバーズサロンの両方が行動範囲に入る人は滅多にいないと思いますが、私はどんなクレジットカードでもまず審査落ちしない属性でありながら、実はB級グルメや下町が好きで、貧乏性のラウンジ乞食という振れ幅の大きいキャラです。
ラウンジで休憩後、この日の夕食は大阪らしく串カツにするつもりだったのですが、なぜか道中で見つけたリンガーハットに入ってしまいました。もともとB級グルメで素早く胃袋を満たせば満足できる貧乏性で、スパワールドでサウナに入って発汗し、体が塩分を求めていたこともあって、長崎ちゃんぽんがドはまりしたのです。
その後、1820といういかにも中途半端な時間で乗客の少なそうな近鉄特急アーバンライナーに乗り、名古屋に帰ってきました。


コロナでの自粛期間後、旅に出て、社会のさまざまな部分がコロナ前とは変わったと実感しました。
総じて旅行中に目に入る業種は、ソーシャルディスタンスを取る必要性から、以前のような収益を期待することは難しくなったようです。多くの飲食店で、客席を従来の半分程度に抑制していました。客としては安心して利用できます。しかし調味料の入れ物だけは盲点で、前の客が触ったものをそのまま触ることになり、少し抵抗を感じました。
新型コロナの再生産数(一人の患者が周りの人何人に感染させるかという数値)は2~3と言われています。そこで3密を避け、再生産数を人為的に1以下に抑えることで、感染をある程度収束させたのが日本社会です。
とはいえ、新型コロナを完全に撲滅させることは困難であり、誰しもが知らないうちに感染しているリスクがあります。自分も、周りの人も、数万分の一くらいの確率で今現在感染しているかもしれません。しかし8割がたは軽症で済む疾患なので、だれにも感染させず、再生産数ゼロのまま人知れず治る人もいるでしょう。多くの日本人はこういう行動をとれるのですが、たまに歌ったり騒いだりを我慢できないパリピがいると、そこからクラスターが発生します。
パリピや人の集団を避け、陰キャに徹しながら、社会生活を営んでいく。これが新しい時代のスタンダードになっていくかもしれません。
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