北陸旅行記(22年3月):The 旅行道:So-netブログ
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北陸旅行記(22年3月) [国内旅行記]

今回は北陸に行ってきました。旅のテーマは下記の3つです。
・現存天守12城の制覇への足掛かり(残りは丸岡城と備中松山城の2つ)
・青春18きっぷで沖縄以外の全都道府県に足を踏み入れることへの足掛かり(富山県が難関)
・学会出張
ホテルはホテルクラウンヒルズ富山(2泊朝食付きで8100円→じゃらんクーポン利用で6100円)を予約しました。

3/4(金)
名古屋0732―0807大垣0811―0846米原0900―0933近江塩津0937―0950敦賀0953―1049福井1211―1223丸岡
丸岡1233(ぐるっと坂井200円)1241本町/丸岡バスターミナル1358(京福バス82、210円)1411丸岡
丸岡1423―1512美川(美川温泉元湯ほんだ)美川1717―1736金沢1844(1240円)―1943富山
この日は青春18きっぷをメインに上記の通り移動しました。
途中、福井駅では北陸(国道8号線沿い)のチェーン店である8番らーめんで昼食をとり、丸岡駅からバスに乗って丸岡城と歴史資料館(共通入場券450円)に行きました。
実は最近まで現存天守12城(江戸時代以前に建てられた現存する天守閣12か所)という呼び名を知らなかったのですが、昨年宇和島城に行った際に知り、その時点で残り2か所だったので、これはもう制覇するしかないと思った次第です。丸岡城の天守は3階建ての小さなものであり、通常なら内部にある博物館的な展示を収容しきれなかったので、歴史資料館として別の建物が建てられたのだと想像します。
私は福井医大(現・福井大学医学部)卒なので、実は学生時代の花見で城の麓までは来たことがあります。しかし天守閣に登ったのはこの日が初めてでした。残りは備中松山城だけです。
余談ですが、私は昔から熱心に勉強するタイプではない代わりに、算数や数学はその場で解き方を思いつくことで得点源にできました。私の時代、東海中学受験生の最大勢力は河合塾でしたが、その特別選抜クラスで算数の1位争いをしていたうちの一人です。他の二人は東海中学1年時主席のS君と、今でも名前だけは覚えていますが東京の人です。
高校時代もその特性は変わりませんでした。勉強しないので数学の公式は知らず、試験中にゼロから公式を導き出して正答して減点される。もしくは教科書よりスマートに解いて、採点者に理解されず減点される。すると勉強する意欲がそがれる。それに多分、勉強した時の体力消耗も普通の人より大きい。だから英単語模試は偏差値40台、一浪してセンター試験本番の地理は全国平均マイナス16点と散々でした。でも福井医大の二次試験の数学は、教科書で勉強した良い子よりも、ひらめきだけで一点突破する私に有利な傾向だったので、なんとか合格できました。そんな訳で私の英単語ボキャブラリーはいまだに高校1~2年レベルですが、それでも海外旅行先で不自由することはありません。旅行だけなら意外と何とかなるものです。
ちなみに自称・数学得意の身として言うと、私の時代のセンター試験のベクトル問題はちょっとした発想の転換(特殊相対性理論の時空図を理解すれば気づきます)で驚くほど簡単に解けることがありました。具体的にはベクトルAやベクトルBが出てきた時、それがどんな向きでどんな長さなのか分からない。逆に言えばどんな向きでどんな長さでも答えは変わらない。それなら(略)というものです。
私は高校1年の時に特殊相対性理論を独学で学んだ1週間後から今日に至るまで、時間は複数次元であると考えており、それによって様々なパラドックスが説明可能になり、現在の超ひも理論が大きく書き換わる可能性があると思っています。よければこちらも読んでみてください。
タイムパラドックスが生じない理由
https://ryokodo.blog.ss-blog.jp/2021-03-27

話が脇にそれましたが、その後、JR美川駅の近くにある美川温泉元湯ほんだ(460円)に行きました。私は植物由来で琥珀色のモール泉が大好きで、帯広のオベリベリ温泉や秋田のポルダー潟の湯のファンなのですが、北陸にもモール泉を見つけたので立ち寄った次第です。オベリベリと比べると香りはいまいちですが、しっかりとモール泉でした。熱いモール泉とサウナ、冷水風呂を巡回して整う。サイコー!
夕食は金沢駅でとり、第3セクターの金沢―富山間は青春18きっぷでは乗れないので別途乗車券(1240円)を買いました。この区間はバス(1100円)のほうが安いのですが、1時間に1本しかなく、今回は待ち時間の都合で断念しました。なお富山から新潟に向かう路線も第3セクターになっており、富山で青春18きっぷを使おうとすれば高山線に乗るしかありません。そのため帰路はそちらを利用する予定です。
ホテルではアルコールの1杯無料サービスがあり、期間限定で別途いいちこのハイボールももらえました。

3/5(土)
この日は日本神経学会の東海北陸地方会があり、ホテルの部屋から聴講しました。最近の学会はWEB開催が多いので、地球上のどこからでも参加できるのですが、せっかくなので「学会出張してきます」という大義名分でどこかに行きたかったのです。富山は東海北陸地方会の管轄なので中途半端ですが、いつか「名古屋で学会があるので北海道に行ってきます」みたいなことをやってみたいものです。
朝食はホテルでとり、昼食と夕食は駅周辺の店で富山ブラックラーメンを注文しました。また日中ホテルの部屋にこもっていて運動不足だったので、夕方にわかば富山店というたい焼きの店まで散歩したのですが、すでにその日の分は売り切れで閉店していました。

3/6(日)
この日はホテルの朝食会場がオープンする0600には間に合わず、少し遅れて朝食をとりました。コロナ対策の観点から言えば、一番乗りが望ましいのですが、仕方ありません。ネギトロやホタルイカなど、富山で「きときと」と形容される海の幸もあります。
ホテルをチェックアウト後、青春18きっぷで下記の通り移動しました。
富山0803―0854猪谷0911―1014高山1449―1733美濃太田1736―1807岐阜1838―1858名古屋
途中、雪の影響で電車が遅延し、高山には1時間ほど遅れて到着しました。
コインロッカーに荷物を預けてから散策に出かけ、近くの食堂で適当に昼食をとってから、高山陣屋(440円)と飛騨高山まちの博物館(無料)を見て回りました。陣屋は今でいう市役所と警察署を合わせたような場所で、江戸時代の建物が現存するのは日本中でここ1か所だけだそうです。隣にある蔵の内部が博物館のようになっており、ここと飛騨高山まちの博物館を見て回れば、高山の歴史や文化に広く浅く触れることができます。
この2か所を廻った後、伝統的建造物群保存地区を散策してから、高山駅に戻りました。
岐阜では駅に隣接したアスティ内のリンガーハットで夕食をとり、名古屋に帰ってきました。


やはり青春18きっぷは1日5~6時間程度の乗車に留め、途中あちこち立ち寄りながら移動するのが一番楽しめるように思います。車内では電子書籍で読書したり車窓からの景色を眺めたりして過ごし、特急では止まらないような駅にも立ち寄りながら目的地を目指す。私はこれでかなり幸せになれるので、今後とも青春18きっぷの発売は続けて欲しいものです。
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