18きっぷで日本縦断その3(22年3月):The 旅行道:So-netブログ
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18きっぷで日本縦断その3(22年3月) [国内旅行記]

今回は稚内から枕崎まで青春18きっぷで3回に分けて移動する旅行の第3回ですが、結論から言うと一部区間が未達になってしまいました。

第1回(21年8月)
1日目 特典航空券で名古屋から稚内へ。18きっぷで稚内から旭川へ。
2日目 18きっぷで旭川から函館へ。
3日目 特典航空券で函館から名古屋へ
https://ryokodo.blog.ss-blog.jp/2021-08-22

第2回(21年12月)
1日目 特典航空券で名古屋から函館へ。18きっぷで函館から秋田へ。
2日目 18きっぷで秋田から水戸へ。
3日目 18きっぷで水戸から名古屋へ。
https://ryokodo.blog.ss-blog.jp/2021-12-26

第3回(22年3月)
1日目 18きっぷで名古屋から岡山へ。
2日目 18きっぷで岡山から博多へ。
3日目 18きっぷで博多から枕崎へ。そのまま折り返して鹿児島中央へ。
4日目 特典航空券で鹿児島から名古屋へ。

以上、延べ10日間、3回の旅行で全行程を踏破し、特典航空券4区間と青春18きっぷ8日分を使用。
なお18きっぷガチ勢は5日間連続乗車でこの区間を移動することを「18きっぷ日本縦断」と呼ぶようですが、私は「もう少しゆったり3回に分けて8日間でいいや」というノリでやっています。
・・・と、そこまでは良いのですが、実は残念なことがありました。
現在、九州を南下する在来線には、大分や宮崎を経由する東回りと、熊本や肥薩おれんじ鉄道(旧鹿児島本線)を経由する西回りの2種類があります。そのうち東回りは絶望的なまでに接続が悪いため、私は西回りで計画していました。西回りの肥薩おれんじ鉄道には、18きっぷ所有者のみが購入できるおれんじ18フリーきっぷ(2100円)があるので、これを使うことで曲がりなりにも「18きっぷ日本縦断」を達成するつもりだったのです。
しかし事もあろうに3月末までの期間限定で、誰でも購入できる期間限定 1day のれる切符(1500円)が発売されてしまいました。普通に考えれば600円安くなってハッピーなのですが、これを使うとその区間は18きっぷとまったく無縁の切符で乗車することになり、せっかくの「18きっぷ日本縦断」にケチをつけられた気分になってしまいます。
なおホテルは1泊目にホテルアベストグランデ岡山(1泊朝食付き5400円→じゃらんクーポン利用で4400円)、2泊目にR&Bホテル博多駅前第1(1泊朝食付き4500円→同3500円)、3泊目にB&B パークホテル鹿児島(1泊朝食付き4500円→同3000円)を予約しました。
帰りの便は NH2516 KOJ 1805 NGO 1920(それぞれ全日空、鹿児島、セントレア)です。ユナイテッド航空の5500マイルを利用して発券しました。


3月19日(土)
名古屋1300―1332大垣1342―1417米原1450―1719姫路1806―1931岡山
この日は午前中に仕事を終えて、青春18きっぷで上記の通り乗車しました。先日金沢に立ち寄った際に、金沢カレーな気分になっていたので、この日の夕食は姫路駅のゴーゴーカレーです。なぜか金沢駅周辺には金沢カレーの店がなく、姫路駅にはあります。

3月20日(日)
岡山0820―0913備中高梁
備中松山城 観光乗合タクシー 往路0950発 復路1140発(所要10分、片道800円、要予約)
https://www.city.takahashi.lg.jp/site/bichu-matsuyama/matsuyamajou-noriaitaxi.html
備中高梁1230―1304倉敷1313―1422糸崎1454―1712岩国1742―2055下関2058―2111小倉2124―2244博多
この日の旅程は上記の通りです。
0630からホテルで朝食をとりました。ここのメニューには、ままかりやきび団子など岡山名物がたくさんあります。
ホテルチェックアウト後、岡山駅から備中高梁駅まで移動し、そこから乗り合いタクシーでふいご峠に向かいました。ここから20分ほど歩くと備中松山城(500円)に到着します。
私はこれで現存天守12城(弘前城、松本城、丸岡城、犬山城、彦根城、姫路城、松江城、備中松山城、丸亀城、伊予・松山城、宇和島城、高知城)をすべて制覇したことになります。
帰りも乗り合いタクシーで備中高梁駅まで送ってもらい、駅前のローソンに店内キッチンがあったのでそちらのメニューで昼食を済まし、倉敷行きの電車に乗りました。
が、しかし……駅のベンチにスマホを忘れてきてしまったことに気づき、再び備中高梁駅まで往復する羽目になりました。結局、現地でスマホは見つからず、スマホでジョルダンに接続して時刻表を見ていた身としては何も分からないまま岩国まで向かいました。
倉敷1340ー1416備中高梁1425ー1500倉敷1505ー1547福山1552ー1622糸山1643ー1805広島1812ー1854岩国1916ー2225下関2228ー2242小倉
岩国駅での接続時間に切符売り場にあった時刻表で調べたところ、この日のうちに在来線で行くことができる限界は小倉までです。つまりここから先は博多のホテルを放棄して小倉のホテルを新たに探すか、新幹線を利用するかの2択です。しかしスマホが手元になく、夜11時に飛び込みでホテルを探すのも一苦労なので、新幹線(2160円)でその日のうちに博多まで行くことにしました。
小倉2259ー2314博多
この区間は次回以降の宿題として取っておきます。
なおホテルに着いてから手持ちのクロムブックをWIFIに繋いでスマホの位置情報を調べたところ、高梁駅前交番付近にあることが分かりました。私自身は電話をかけられないのですが、翌日妻に依頼して電話してもらい、無事交番に届けられていることが確認できました。今後、書類のやり取りの後に料金着払いで送ってもらえることになり、まずは一安心です。
ちなみに妻はこれまでに32カ国、長男は9歳までに27カ国に連れていきました。しかし世界遺産の町並みを前に当時小学校低学年だった長男から「パパと旅行しても白い家ばかりでつまらない」と言われ、妻からも「しんどいから今後は勝手に一人で行ってきて」と言われ、こうして一人気ままに旅する権利を手に入れた次第です。幸い経済力は私のほうがずっと上なので、こんな状況でも離婚されずになんとか夫婦を続けています。
ちなみに独身男性は既婚男性より5歳平均寿命が短い反面、女性は独身でも既婚でも平均寿命は変わらないというデータがあります。そのため私は妻のことを、自分の寿命を5歳伸ばしてくれる女神様だと思うことにしています。

3月21日(月)
博多0812―0923銀水0933―1106八代1157―1316出水1318―1419川内1422―1512鹿児島中央1602―1835
枕崎1840―1953山川1956―2110鹿児島中央
この日は0630からホテルで朝食を取り、チェックアウト後、上記の通り乗車しました。ちょうど読みたい本があったので、読書したり、車窓からの景色を楽しんだり、時々昼寝したりで、1日中電車に乗っていても退屈しません。鹿児島中央駅では一旦ホテルにチェックインし、荷物を軽くしてから枕崎駅に向かいました。
昼食は八代駅のコンビニで買ったカツ丼と野菜ジュース、夕食は鹿児島中央駅のコンビニで買った惣菜パンとトマトジュースです。あまり食にこだわりがなく、そこに時間を割きたくないので、独身だと5歳寿命が縮む典型的なタイプだと自覚しています。

3月22日(火)
この日は夕方のフライトまで鹿児島市内観光です。
0700からホテルで朝食を取り、0800にチェックアウトして、そのまま大きな荷物を預かってもらいました。
まずは市電(車内で1日乗車券600円を購入)で鹿児島駅へ。鹿児島で一番大きな駅は鹿児島中央で、鹿児島駅はその隣にある小さな駅です。深い意味はありませんが、仮にも県名を冠した駅なので一度来てみたかったのです。
そこから再び市電で桜島桟橋通まで行き(実は歩いてもすぐです)、フェリー(200円→1日乗車券提示で160円)に乗って桜島へ。桜島へはこれまでレンタカーで二度来たことがありますが、フェリーでは初めてです。
まずは桜島自然恐竜公園(無料)に行ってみました。ここは恐竜の像が所々に設置された公園ですが、アロザウルスという肉食獣がゴジラの姿勢で起立していたので、20世紀に作られたものだと思われます。最近では頭から尻尾までを水平にした姿勢で二足歩行していたというのが定説になっていますからね。なお途中の道からは、海の向こうにある鹿児島の街を一望できました。
次に桜島ビジターセンター(無料)へ。ここでは桜島の噴火の歴史などを学ぶことができます。
その後、桜島マグマ温泉(390円→1日券で300円、タオル150円)に入り、海を一望しながらサビ鉄の臭いがする湯の花たっぷりの温泉に浸かってきました。
再びフェリーで鹿児島の街に戻り、市電を乗り継いで南九州随一の繁華街、天文館へ。ここで昼食を摂るつもりで何となく散策していると、こむらさきの初代店舗を見つけたので、そちらでラーメン(980円)を食べました。ここの初代店主は台湾出身だったそうで、たしかにやや中華寄りの味付けかと思いました。
再び市電に乗り、鹿児島市維新ふるさと館(300円→1日券で240円)へ。ここは富国強兵の先達となった薩摩志士たちに関する展示がメインです。
そこから鹿児島中央そばのホテルまで歩いて戻り、荷物を引き払った後、1500の空港バス(1300円)で鹿児島空港へ。すでにマンボウが解除されたので、カードラウンジの焼酎試飲が復活しており、その後は私にとって定番となった青空食堂の鶏飯(600円)を食べてから、飛行機に搭乗しました。
ちなみに鶏飯は奄美大島の郷土料理であり、現地で食べても1杯800円くらいしますが、ここではなぜか食べ放題で600円です。ご飯の上に錦糸卵、タクアン、しいたけ、ネギ、海苔を載せ、鶏ガラの出汁がよく効いたスープをかけて食べるお茶漬けに似た料理です。
セントレアには定刻より少し早く到着しました。


これで、私が青春18きっぷで踏み入れたことのない県は新潟、奈良、島根、徳島、高知、長崎、佐賀、大分、宮崎の9県になりました(沖縄を除く)。
なお今回、復路で枕崎から鹿児島中央まで青春18きっぷで移動しています。今年の夏には鹿児島中央から宮崎、大分、小倉、博多、佐賀、佐世保、博多、東萩、出雲、米子、鳥取、京都を経由して、名古屋まで青春18きっぷで帰ってくる予定であり、それとは別件で奈良と新潟にも行く予定です。
すると今回の宿題であった小倉→博多間にも乗車できますし、何より枕崎から名古屋まで完全に青春18きっぷだけで移動したことになり、稚内から名古屋まで18きっぷで移動した旅程と合わせて、ようやく稚内から枕崎の全区間を18きっぷで移動したことになる予定です。
残りは徳島と高知の2県になり、こちらも今年の12月に行く予定です。
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