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タイムパラドックスが生じない理由 [雑談]

最近、理論物理学に関するブログ記事で質問のメールをもらい、分かりやすく解説するためにもう一度まとめなおしてみました。せっかくなので公開しておきます。
なお、本文では丁寧語は使っていません。どこまでがコンセンサスの得られた内容で、どこからが私のオリジナルアイデアか分かるように心がけました。


IMG_4372.JPG
図1
観測者(太郎)自身の時空図。
空間軸は水平で、時間軸は垂直である。
光速はすべての時空図で必ず45度の傾き(赤線)になる。


IMG_4373.JPG
図2
太郎から見て、光速の半分の速さで移動している相手(花子)の時空図。
1秒×30万Kmの面積は常に一定のまま、空間軸と時間軸が45度の傾き(赤線)に近づいていく。
ただし花子自身にとっての時空図は図1と同じになる。
図1の座標系を図2の座標系に変換するのが高校数学に出てくる行列であり、図2の座標系を図1の座標系に戻すのが逆行列である。

光速になると時間軸と空間軸が45度の傾きに収束してしまい、時空図が1次元になってしまう。
こうなると元の二次元座標には戻せなくなってしまう。
いわゆる逆行列がない状態。
(特殊相対性理論の基礎)

それでは光速を超えたら時空図はどうなるのか?
光速で時間軸と空間軸が重なった後、空間軸はそのまま垂直方向に向かい、時間軸は水平方向に向かうのではないか?
つまり図2の時間軸と空間軸が入れ替わった状態になるのではないか?
これはすなわち、光速を超えたら時間と空間が入れ替わることを意味している。
(自分が高校1年生の時に考えたこと)

光速を超えたら時間と空間が入れ替わる(30万Kmが1秒になり、1秒が30万Kmになる)なら、光速のA倍と1/A倍は等価になるはずである。
相対性理論の速度合成の公式で、光速のA倍とB倍を合成したものは、光速の1/A倍と1/B倍を合成したものと同じになるはずである。
ちなみに速度は距離/時間(つまり空間/時間)なので、こちらの世界での光速の2倍(60万Kmを1秒で進む)は、時間と空間が入れ替わった超光速の世界での光速の1/2倍(2秒で30万Kmを進む)に該当する。
(上から導き出した仮説)

両者は同じになった。
(相対性理論の公式で計算した結果)

光速を超えると、時間、長さ、重さはすべて虚数になる。
(同じく相対性理論の公式で計算した結果)

光速を超えたら時間と空間は入れ替わる。
光速の壁の向こうにいる住人は、我々の空間を時間として認識し、我々の時間を空間として認識している。
光速の壁の向こうにいる住人にとって、我々は空間を時間として認識し、時間を空間として認識している。
(導き出された結論その1)

しかしお互いに相手の世界は虚数の存在になるため、相互干渉はできないと思われる。
こちらの世界の物質と光速の壁の向こう側にある物質の間に働く万有引力も虚数になる。
双方の世界で情報交換をする方法は存在しないであろう。
こちらの世界には物質が多く、反物質が少ない。もしかしたら光速の壁の向こう側には反物質が多く、物質は少ないのかもしれない。
(導き出された結論その1 補足)

すべての静止系観測者は、自分は止まっていると主張する権利を有している。
光速の壁の向こう側にいる住人もまた、自分は止まっていると主張する権利を有しているはずである。
(相対性理論の基本的考え方)

我々の世界と光速の壁の向こう側の世界に優劣の差はなく、等価であろう。一見しても見分けがつかず、同じ物理法則が働く、同じような世界なのではないか?
我々の世界で空間が3次元以上あるなら、光速の壁の向こう側の世界でも空間(我々にとっての時間)が3次元以上あるはずである。
(両方の世界が等価であれば、当然の帰結)

空間の次元数=時間の次元数=3次元以上である。
超ひも理論で時間+空間=10次元であるというなら、時間=空間=5次元である。
(導き出された結論その2)

超ひも理論の最有力候補であるM理論では、この宇宙は時空10次元+小さな次元の11次元だとされる。
上記の宇宙モデルでも、時空10次元+どちらの宇宙にいるかを示す小さな次元の11次元が必要になる。
(単なる偶然かも)


ブラックホールの表面(事象の地平線)では時間が止まり、光すらもそこから逃げられず、その場に静止している状態になる。それより内側では光すら内部へと引き込まれてしまう。
ブラックホールの内部では、光ですら一定方向にしか動けない。つまり空間が時間的にふるまう(我々が時間軸を過去から未来に向かってしか動けないのと同じ状況)。
(一般的に言われていること)

重力と加速度は等価である。
(一般相対性理論の基礎)

ブラックホールの表面は光速と等価であり、その内側は光速の壁の向こう側の世界と等価なのでは?
(個人的な仮説)

ブラックホールの内側(光速の壁の向こう側の世界)では、重力のせいで光は空間的に(向こう側の世界では時間的に)一定方向にしか動けない。
光速の壁の向こう側の世界では、重力のせいで光は時間的に一定方向にしか動けない。
つまり我々の世界でも、重力のせいで光は時間的に一定方向(過去から未来)にしか動けないことになる。
重力は、光を過去から未来へと動かす力である。
(両方の世界が区別のつかないものであれば、当然の帰結)

時間の流れをつかさどるのは重力である。
(導き出された結論その3)

多くの理論物理学者が時間を複数次元だと考えることを嫌うのは、その場合に時間の流れがどう決まるか分からないからだと聞いている。しかしその懸念もなくなった。
重力はミクロの世界で時間的、空間的に複数の次元に拡散するため、我々が日常で体感する重力は他の3つの力(電磁力、強い力、弱い力)より極端に弱くなっている。
(自分の考えが正しければ、いろいろな懸念や疑問がまとめて解消される)

シュレーディンガーの猫と呼ばれる「2つの状態が重なり合った状態」が存在し、それは実験系でも確かめられている。量子コンピューターはその原理の応用である。
(世間で知られている事実)

時間と空間の座標をすべて指定したら、そこで起きている事象は一つである。
(個人的に正しいと考えている前提)

「2つの状態が重なり合った状態」は時間座標の指定が不十分だから起きるのではないか?
時間が3次元以上なら、時刻を指定する(1次元の座標系で指定する)だけでは、近接する別の歴史(猫が生きている歴史と死んだ歴史)のどちらにいるのか指定できていない。
観測が不十分で「2つの状態が重なり合った状態」に感じられるのは、目の前の観測対象がそうなっているのではなく、観測者自身が近接する別の歴史(パラレルワールド)にまたがった状態なのではないか?
(仮説)

これまで自分以外で、シュレーディンガーの猫を「観測者自身が近接する別の歴史(パラレルワールド)にまたがった状態」と解釈した人物を知らない。しかしこれが正しければ、特にパラドックスらしいパラドックスは生じない。3次元以上の時間の中に複数の歴史(1次元)が共存していても何も不都合はない。これらの歴史はすべて重力によって、過去から未来へと一定方向に(パラレルに)進んでいく。
相対性理論について考えていたら、なぜか相対性理論と相性の悪い量子論のパラドックスであるシュレーディンガーの猫が説明できてしまった。
(ここまでくると仮説が積み上がり過ぎて、いまいち自信がない)

時間が複数次元であれば、タイムパラドックスも生じない。そもそもタイムパラドックスとは、時間を1次元だと考えるくせに、その中に複数の相異なる歴史が存在すると考えるから生じる矛盾である。
しかし時間が複数次元であれば、例えば織田信長が本能寺で討たれた歴史と討たれない歴史も並行して存在し、共存できる。そしてお互いがお互いの歴史を脅かす存在にもならないので、タイムパトロールも必要ない。
(ハヤカワSFコンクールでは1次選考落ち)

時間の流れをつかさどるのが重力であるなら、複数のパラレルワールドはミクロではパラレルであったとしても、マクロでは1点に向かって収束するはずである。
(地球上のすべての物質には、ミクロな視点では下方向へのパラレルな重力が働いている。しかしマクロな視点では地球の中心部である1点に向かって重力が働き、日本とアメリカではその方向が異なる。それと同じ理屈)

すると、すべての異なる歴史は未来の世界で同じような歴史へと収束していくはずである。
(仮説を幾重にも積み上げた先の仮説だが、この宇宙の行きつく先が最大エントロピーという均一な世界だとすれば、あながち間違っていないはず。ちなみにサイクリック宇宙論によれば、これまでの宇宙はすべてビッグクランチでその生涯を閉じており、今回の宇宙が最大エントロピーで終焉を迎える初めての宇宙になるはずである)


今後もし超ひも理論の専門家と会えるなら聞いてみたいこと。
・超ひも理論のt双対性はブラックホールに適応されるのか?(個人的には宇宙最小のブラックホールの大きさがプランク長だと理解しており、ここでt双対性が成立するなら、より大きなブラックホールでも適応されるのではないかと考えている)
・超ひもの振動数の上限に関する話(これが無限大だとすれば空間は9次元になる。しかしこの宇宙に無限大は存在しないはずだし、超ひも理論自体がそもそも無限大を回避するために作られた理論である。温度も下限は絶対零度、上限はプランク温度であり、無限大の温度は存在しない。超ひもの振動数の上限は無限大だから、空間は9次元であるという証明は、どうしても腑に落ちなかった)
・ブレーン宇宙とそれを内包する次元との関係
・他の3つの力に1次元を加えると重力が出現する話
・時間=空間=5次元だと考えた場合に、超ひも理論が指し示す宇宙モデルの数はどう変化するのか?(もしこれが劇的に絞り込まれるなら、人類は究極の物理学理論である重力量子理論に一歩近づくかもしれない)


2021年3月27日
総合上飯田第一病院
脳神経内科部長・内科統括部長
医学博士 濵田健介
hmdknsk@hotmail.com


2021年6月4日 追記
超ひもは、振動数の違いによってさまざまな素粒子になるとされている。
超ひもの振動数の上限が無限大だとすれば、エネルギー状態が無限大の素粒子も存在することになり、明らかにおかしな話になってしまう。
現在、この世界には17種類の素粒子があると言われているが、その超対称性粒子も考えるなら34種類になる。それなら超ひもの振動数の上限は34なのではないかという疑問があった。
しかし超ひもは伸びやすさの他に、くっつきやすさ・切れやすさというパラメータを持っているとされる。振動数 2n-1 の超ひもをそれ以上振動させようとすると、振動数 n のひも2本に切れてしまうという特性があるとすれば、一つの素粒子が持つエネルギー状態には上限があり、超ひもの振動数の上限は奇数となるのでは?と妄想した

2021年6月27日追記
光子の質量をゼロにするために、オイラーの公式を持ちだす手法にはまだ疑念が残るが、それしか手がないことも理解した。しかし自分が考えた宇宙モデルでは、光子は空間と時間の次元からそれぞれの進行方向(空間1次元、時間1次元)を差し引いた様々な方向に振動できることになる。これが8になれば、光子の質量はゼロになるとのこと。時間と空間を足した次元数から2を引けば8になるという話であれば、空間が9次元であるという証明にはならないのではないか?
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熊野旅行記(21年3月) [国内旅行記]

(この旅行記は、旅行終了後2週間以上経過してからアップしています)
青春18きっぷ(5日分で12050円)を使って、2日間で熊野三山に行ってきました。
あらかじめ、じゃらんで新宮のサンシャインホテル(朝食付き5000円→じゃらんクーポン利用で3800円)を予約し、快速みえの指定席券(530円)を往復分買っておきました。なお、この電車は一部JR以外の区間を走るため、車内で別途520円請求されます。

6日
名古屋0743(快速みえ)―0908多気0943―1320新宮
新宮駅1330(51番)―1429本宮大社前1615(51番)―1714新宮駅
この日は上記の通り乗車しました。快速みえは座れない乗客も散見する程度の込み具合でしたが、指定席はガラガラだったので、2人分の席を優雅に使えました。昼食は新宮行きの車内で総菜パンをかじって済ませました。
新宮では乗り換えの10分間で、熊野御坊南海バスの悠遊フリー2日乗車券(3500円)を買い、51番バスに乗り換える必要があります。新宮までの路線は、遅延が発生しやすい単線であり、間に合うか少し心配でしたが、この日は定刻通り到着しました。
ここから熊野川と並走する道を走り、本宮大社前へと向かっていきます。まずはバス停そばの世界遺産熊野本宮館(入場無料)で熊野三山の予習をしてから、山道を登って熊野本宮大社へ。写真撮影できないのが残念ですが、森を背景にした美しい社が並んでいました。
次に、熊野川の中州にある大斎原へと向かっていくと、日本一大きいという巨大な鳥居が迎え入れてくれます。かつての熊野本宮大社はこの中州に建てられており、川を渡って身を清めた者のみが参拝を許される場所でした。しかし明治時代に水害に会い、現在の小高い場所へと移築されました。現在は祠と碑があるだけの空き地になっています。
再びバスに乗って熊野川を下り、新宮駅へ。駅から徒歩圏内にある世界遺産の阿須賀神社(自由参拝)に向かいました。ここは熊野礼拝のもっとも古い場所だそうです。
その後、ホテルにチェックインし、近くにある店で豚焼肉定食(1100円)を食べました。店の数が少なく、割高なのは仕方ありません。コンビニが近いのがせめてもの救いでした。

7日
この日は0630からホテルで朝食をとり、0720からレンタサイクルで観光に出発。新宮の観光地は徒歩10~30分の距離に散在しているので、今回はレンタサイクルを無料で借りれるホテルを選びました。
山からせり出した巨大な岩の下に建てられた神倉神社(自由参拝)、前日も訪れた阿須賀神社(自由参拝)、赤と白のコントラストが美しく全国の熊野神社の総本山である熊野速玉大社(参拝自由)の順に参拝しました。いずれも世界遺産です。神倉神社は急な石段を上った先にあり、ここで転げ落ちるとかなりの確率で命にかかわるので、健脚でない人にはお勧めできません。
新宮駅1000(17番)―1028那智1033(31番)―1044大門坂
そこからバスを乗り継いで、那智山のふもとにある大門坂へ。17番バスが少し遅れたので、31番への乗り継ぎはギリギリでした。ここでは乗り継ぎ時間を10分以上見込んでおいた方が無難です。
現地でもらった案内では、大阪門から那智山のバス停まで徒歩30分となっており、マスクでは息苦しくなるような上り階段が続きます。私の足で15分でした。昨年春の緊急時代宣言の時、数か月家にこもっていたら脚力の衰えを感じましたが、最近少し戻って来たようです。
まずは那智の滝の麓にある世界遺産・飛瀧神社(300円)に行き、100メートル以上の落差を誇る瀑布を写真に収めました。そこから那智山のバス停に戻る途中の食堂に入り、熊野そば、生マグロ、めばり寿司のセット(1250円)を注文。この日の夕食は普通電車の車内で総菜パンをかじる予定なので、昼だけでもちゃんとしたものを食べておこうと思いました。
食後、世界遺産・熊野那智大社(自由参拝、宝物館は300円)、世界遺産・青岸渡寺(自由参拝)を巡り、那智の滝をバックに三重の塔の写真を撮りました。三重の塔にも300円払って入ってみたのですが、特にこれといったものはなく、外から(無料で)写真を撮ってなんぼの建物です。
那智山1422(31番)―1439那智1537―1556新宮1613―1920多気1950(快速みえ)―2112名古屋
31番のバスで那智駅に戻り、世界遺産・補陀落山寺(参拝無料)へ。ここは海の向こうにあるとされる補陀落山信仰に関連して世界遺産に登録された場所で、そのような前情報がなければ特別見ごたえはありません。
無人駅の那智から新宮へJRで向かい、新宮駅で青春18きっぷにこの日のスタンプを押してもらいました。駅前のコンビニで総菜パン、メロンパン、生ハム、野菜ジュースを買ってから多気行きの列車に乗り、車内で夕食を済ませました。普段、私は総菜パンだけで食事を済ませると何か満たされない気分になりますが、この日のメロンパンと生ハムの組み合わせは絶妙で、その満たされない部分を埋めてくれました。きっとこれまでは旨味、塩分、しっとり感が足りなかったのだと思います。
帰りの快速みえは、自由席でも支障ないくらいにすいていました。


かつて京都や大阪から熊野古道へ参拝するには、片道2週間、往復で1か月の期間を要したそうです。それが今では、京都や大阪よりも距離的に遠い名古屋から、青春18きっぷで2日あれば熊野三山をすべて参拝できるようになりました。いい時代になったものです。
現代人の標準的な生活水準は昔の貴族レベルだと言われていますが、旅行に関してはそれ以上でしょう。私など、100年前のどんな王侯貴族でも不可能だったくらいに全国、全世界を旅行しまくっていると思います。
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福島旅行記(21年2月) [国内旅行記]

(この旅行記は、旅行終了後2週間以上経過してからアップしています)
一昨年に泉佐野市へのふるさと納税でピーチポイントをもらい、昨年春にそれを使って九州方面に行く予定でした。しかし非常事態宣言の影響で運休になり、半年間有効のピーチポイントで返却されました。それが有効期限を迎える前に、今回のフライトを予約しました。片道4770ポイント×往復です。
DAY1 MM491 NGO 1335 SDJ 1440
DAY3 MM492 SDJ 1410 NGO 1525
(MM、NGO、SDJはそれぞれピーチ、名古屋、仙台)
しかし直前になって、今回も復路のみ運休になりました。今さら予定を大きく変えるのも面倒だったので、ANA 6000マイルで同社の特典航空券を発券しました。
DAY3 NH3124 SDJ 1240 NGO 1355
また、じゃらんで1泊目にホテル福島ヒルズ(1泊2食、4280円→じゃらんクーポン利用で3080円)を、2泊目にアパホテル福島駅前(1泊素泊まり、アパカレーのプレゼント付き、4000円→じゃらんクーポン利用で2800円)を予約しました。
ところが今度はANAの特典航空券を申し込んだ翌日、福島県沖で大きな地震が起きました。
コロナ禍、フライトの運休、大きな地震。
これはもう海外旅行のつもりで、十分に用心していくしかありません。
私はこれまで、医療体制や治安の悪い国、政情不安な国に行き、想定外のことが起きても、何げない顔で無事に帰ってきました。それゆえ周りからは「運のいい人」と思われがちですが、運の悪いことが起きてもその影響を回避して、つじつまを合わせているにすぎません。今回の旅行は久々に危機管理センサーをオンにする良い機会でした。ぬるい国内旅行は楽ですが、たまには「こんなやべぇ時だってのに、おらオクワクすっぞ」という旅行も悪くありません。

旅行初日、セントレアでカードラウンジに立ち寄ってから搭乗しました。仙台空港到着後、福島方面への乗り継ぎはあまり良くないので、カードラウンジで時間をつぶしてから、下記の通り移動。
仙台空港1546―1558名取1615―1720福島(420円+1170円)
福島到着後、ホテルにチェックインし、この日はホテルで用意してあったメニューで夕食を済ませました。

2日目、0630からホテルで朝食をとり、0800にチェックアウト。福島交通の飯坂温泉湯ったり切符(1000円)を買い、飯坂温泉へと向かいました。福島県の観光と言えば会津若松がメインであり、福島駅周辺で目ぼしい観光地はあまりありません。県立美術館は臨時休業中ですし、他にすることがないので、ここで1日過ごす予定です。
公衆浴場の波来湯(300円)と鯖湖湯(200円)をハシゴしましたが、どちらも熱い湯舟があるだけの場所なので、そんなに長居できません。江戸時代の豪農で地元の名士である旧堀切邸(無料)と本因坊秀伯の碑がある常泉寺(無料)にも立ち寄って時間をつぶしました。江戸時代の碁打ちである本因坊秀伯は26歳で亡くなっており、漫画「ヒカルの碁」に出てきた本因坊秀策のモデルになった人物だと思われます。
1130を過ぎてから、保原屋食堂という店で飯坂ラーメン(600円)と餃子(400円)を食べ、飯坂花ももの湯に入りました。通常、飯坂温泉湯ったり切符では日中ここに入れませんが、前週の地震で一部施設が使えなくなったため、期間限定でこの切符に解放されていました。ホテルの併設施設なので、通常のスーパー銭湯より高級感があり、3つの源泉とサウナ、無料のお茶などがありました。
午後はここで時間をつぶし、夕方福島駅に戻ってきました。この日のホテルにチェックインし、部屋に荷物を置いてから夕食に出かけ、東側にある駅舎内の建物でラーメン(650円)と円盤餃子(400円)を注文しました。福島も餃子が有名な街の一つです。
翌朝の朝食はホテルの部屋で済ませることにして、近くのスーパーで弁当を買いこんでから、ホテルに戻ってきました。

3日目、ホテルの部屋で朝食を済ませ、下記の通り乗り継いで仙台空港へ。仙台空港とセントレアでそれぞれカードラウンジに立ち寄ってから、家に帰りました。
福島0855―0958名取1002―1012仙台空港(1170円+420円)


昨年6月以降、私は1年間ですべての都道府県を再訪する目標を立て、これまでに下記の41都道府県に旅行しました。
北海道(帯広、小樽、ウポポイ)、秋田(秋田、男鹿半島、田沢湖)、岩手(小岩井牧場)、
宮城(仙台大観音)、山形(山寺、山形県立博物館)、福島(福島、飯坂温泉)
群馬(草津温泉)、栃木(日光二社一院)、埼玉(大宮で宿泊)、
千葉(証城寺、日本寺)、東京(東京駅、皇居)、神奈川(小田原城、江ノ島)、
山梨(甲府、石和温泉)、長野(松本城、奈良井宿)、静岡(浜松、熱海)、
愛知(のんほいパーク)、岐阜(多治見、麒麟がくる岐阜大河ドラマ館)、三重(伊勢神宮、湯の山温泉)
滋賀(大津、琵琶湖1周)、京都(伏見稲荷)、大阪(あべのハルカス展望台)、
奈良(法隆寺、薬師寺、唐招提寺)、和歌山(和歌山城)、兵庫(有馬温泉)、
岡山(岡山コンベンションセンター、岡山城)、広島(広島城、呉、宮島)、鳥取(境港)、
島根(松江城、出雲大社、石見銀山)、山口(秋芳洞、下関)、香川(四国水族館)、
徳島(阿波踊り会館、眉山)、高知(高知城、桂浜)、愛媛(松山城、道後温泉)、
福岡(門司、八幡製鉄所)、大分(別府温泉)、佐賀(佐賀駅)、
長崎(グラバー園、大浦天主堂)、熊本(熊本城、水前寺成趣園)、宮崎(宮崎、都城、日南)
鹿児島(霧島神宮)、沖縄(首里城、沖縄県立博物館)
残りは下記の6県です。
青森、新潟、茨城、富山、石川、福井
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長崎旅行記(21年2月) [国内旅行記]

(この旅行記は、旅行終了後2週間以上経過してからアップしています)
今回は長崎に行ってきました。当初は一昨年にふるさと納税でもらったピーチポイントを使い、関空からピーチで行く予定だったのですが、運休になってしまったため、急遽セントレア発のANA(NH)にしました。
DAY1 NH371 NGO 0735 NGS 0920
DAY2 NH382 NGS 0950 NGO 1110
NGO、NGSはそれぞれ名古屋と長崎です。海外旅行で消費できなくなったANAマイルが大量にあったので、12000マイルで発券しました。
ホテルは、じゃらんでファーストキャビン長崎(素泊まり2021円→じゃらんクーポン利用で821円)を予約しました。

旅行初日、あらかじめWEBチェックインを済ませてあったので、セントレア到着後、そのまま出発ゲートに向かいました。
長崎には定刻通り着き、0930発の空港バス(1000円)で新地へ。まずはそこからすぐのところにある出島(520円)に向かいました。江戸時代には扇型の人工島でしたが、今では周辺が埋め建てられて、すっかり内陸部になっています。海外との窓口になっていた長崎の歴史を学ぶ博物館的な展示がおもな見どころです。
ここで100分ほど滞在してから、長崎ちゃんぽん発祥の店である四海ろう(木婁)へと向かいましたが、この日はあいにく臨時休業です。でもすでに長崎ちゃんぽんの気分だったので、近くにあるみらく苑という店でちゃんぽんセット(1100円)を食べました。
食後、世界遺産の浦和天主堂(1000円)へ。しかしはっきり言って、この値段は高すぎます。ユダヤ教のシナゴーク(教会)だと、観光客がしぶしぶ出せる上限額を入場料として設定してくる印象ですが、キリスト教の教会でこれほど割高な場所は、私の記憶では他にありません。キリスト教が禁止されていた250年間、ひそかに信仰を守り抜き、それをフランスから来た司教に打ち明けたという歴史的イベントのおかげで世界遺産になった場所ですが、教会単体の美術的価値はそれほどでもありません。また実際には、禁教令下で本来のキリスト教の教義が忘れ去られ、「マリア様という西洋の女神さまを拝む土着宗教」に変容していたようです。その信者たちの主張がメインという博物館も隣に併設されていました。
次に、隣の世界遺産グラバー園(620円)へと向かいました。ここは丘の上にあり、「グラバーとゆかいな仲間たち」の邸宅が散在する場所です。とりあえずグラバーの家族構成(7人兄弟で、妻と一男一女あり)を把握するくらいにはグラバーについて詳しくなりました。これまで知らなかったのですが、グラバーはキリンビールの前身となった企業の創業者であり、キリンビールのキリンが金髪なのは、グラバーをオマージュしたからとのこと。信じるか信じないかはあなた次第です。
その後、1600頃に孔子廟に着きましたが、コロナ禍の影響で営業時間が短縮されており、1530で終了となっていました。
仕方がないので新地中華街に向かいましたが、こちらも時間が早いせいか、コロナの影響か、閉まっている店が目立ちます。
一旦ホテルでチェックインをして荷物を預け、眼鏡橋と長崎駅を散策してから、ホテルの近くにあるビストロボルドーへ。ここは長崎のB級グルメ、トルコ風ライスの発祥の店です。昔ながらのトルコ風ライス(1320円)を食べ、GoToイートで貯めた1200ポイントを使い、120円だけ払って店を出てきました。
食後、グラバーに敬意を表して、キリン淡麗グリーンラベルを買って飲みました。単にキリンのビールっぽい飲料を飲みたくなっただけで、カロリーは控えめです。
夜は日本三大夜景の一つ、長崎の夜景を見に行くこともできたのですが、この時期、山の上は非常に寒いことを知っていたので、そちらは見合わせました。

2日目、コンビニの総菜パンで朝食を済ませてからチェックアウト。新地バスターミナルを0759に出発する空港バス(1000円)で、長崎空港に向かいました。カードラウンジに立ち寄ってから搭乗し、セントレアでは矢場とんでロースかつ定食(1300円)を食べました。食べログのポイントを1300円分投入してあったので、現地での支払いはなく、こちらでもカードラウンジに立ち寄ってから家に帰ってきました。
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